「大喜ばれ」「2ブックマーク」
佐藤さんは神輿の中にいました。
女性が近くに寄ってくると
#big5#バカにはバカの乳酸菌、エメマンブラック#/big5# と叫びました。
その結果、佐藤さんは大いに喜ばれました。
なぜ?
※この問題は、シチテンバットーさんより、「神輿」「エメマンブラック」「バカにはバカの乳酸菌」
で出題しないと正座できない体にしてやるぞ! と言われ出題しました。
本当に……ありがとうございます゚+.(◕ฺ ω◕ฺ )゚+.
女性が近くに寄ってくると
#big5#バカにはバカの乳酸菌、エメマンブラック#/big5# と叫びました。
その結果、佐藤さんは大いに喜ばれました。
なぜ?
※この問題は、シチテンバットーさんより、「神輿」「エメマンブラック」「バカにはバカの乳酸菌」
で出題しないと正座できない体にしてやるぞ! と言われ出題しました。
本当に……ありがとうございます゚+.(◕ฺ ω◕ฺ )゚+.
15年07月30日 19:28
【ウミガメのスープ】 [TTR]
【ウミガメのスープ】 [TTR]
シチテンさん これが限界です(つд⊂)エーン
解説を見る
佐藤さんは木下さんと居酒屋「神輿」にやって来ました。
このお店のメニューの表記はかなり変わっていました。
佐藤さんは「バカにはバカの乳酸菌」もとい、「カルピスサワー」を注文、
木下さんは「エメマンブラック」……もとい、「ブラックルシアン」を注文しました。
それを注文された女性店員は、
「#big5#4卓さん、バカにはバカの乳酸菌! エメマンブラック一丁!#/big5#」
と叫びました。
すると奥の店員(総勢20人ほど)が一斉に
「「「#big5#はい、喜んで!!#/big5#」」」
と叫びましたとさ。
ちゃんちゃん
補足:ブラックルシアンとは、
ウォッカとコーヒーリキュール(カルーアなど)で作ったカクテルです。
このお店のメニューの表記はかなり変わっていました。
佐藤さんは「バカにはバカの乳酸菌」もとい、「カルピスサワー」を注文、
木下さんは「エメマンブラック」……もとい、「ブラックルシアン」を注文しました。
それを注文された女性店員は、
「#big5#4卓さん、バカにはバカの乳酸菌! エメマンブラック一丁!#/big5#」
と叫びました。
すると奥の店員(総勢20人ほど)が一斉に
「「「#big5#はい、喜んで!!#/big5#」」」
と叫びましたとさ。
ちゃんちゃん
補足:ブラックルシアンとは、
ウォッカとコーヒーリキュール(カルーアなど)で作ったカクテルです。
「【ラテクエ57リサイクル】こねくてっどでぃすれーん?」「2ブックマーク」
夕
暮れにブランコに乗る少女。
拙い歌詞を懸命に口ずさむのを見て
私は恐怖しました。
一体なぜ?
【天童魔子さん】
暮れにブランコに乗る少女。
拙い歌詞を懸命に口ずさむのを見て
私は恐怖しました。
一体なぜ?
【天童魔子さん】
15年10月21日 21:27
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
解説を見る
*問題文直し忘れていました。
この問題はラテクエ57選考会、天童魔子さんの作品です。
#red#とおりゃんせとおりゃんせ#/red#
#red#ここはどこの細道じゃ#/red#
#red#天童様の細道じゃ…#/red#
私はある日、とおりゃんせを間違えて覚えていた少女を、夕暮れの公園で誘拐した。
幼女趣味はなかったが、なぜか彼女は己が物にしてしまいたいと、衝動的に思ってしまった。
そして、命を奪った。
だが、捜査の手は私の元にはたどり着くことなかった。
十数年の時が過ぎた。
意識的に遠ざけていたはずの、なぜかこの日は彼女をさらった公園に訪れていた。
一緒に散歩していた自分の娘に、近くを通ったときにねだられたのだ。
娘は公園に入ると真っ先にブランコに乗った。
フラッシュバックする映像。
<服装といい、まるであのときの女の子じゃないか。くそっ。忘れていたのに…。>
不意に娘が歌いだした。
#red#とおりゃんせとおりゃんせ#/red#
#red#ここはどこの細道じゃ#/red#
#red#天童様の細道じゃ…#/red#
「天童様?!」
忘れもしない、あの子と同じ間違え方をしている!
そんなふうに、教えた覚えなんてない!
父である私の悲鳴をよそに、娘は歌い続けた。
#red#ちっと通して 下しゃんせ#/red#
#red#御用のないもの 通しゃせぬ#/red#
#red#この子の七つの お祝いに#/red#
#red#お札を納めに まいります#/red#
#red#行きはよいよい 帰りはこわい#/red#
#red#こわいながらも#/red#
#red#通りゃんせ 通りゃんせ#/red#
ブランコのきしむ音に合わせるように、とおりゃんせをひとしきり歌った娘。
ブランコから降り、コチラを見据える娘。
夕焼けの逆光で表情は全く見えない。
「#b#パパ。私もあの女の子みたいにする?#/b#」
誰も知らないはずの、あの女の子の死を、娘は確実に知っていた。
恐怖以外の何があろうか。
なすすべなく、私はくず折れた。
*タイトルはとおりゃんせの歌詞「ここはどこの細道じゃ」を英訳した一部です
この問題はラテクエ57選考会、天童魔子さんの作品です。
#red#とおりゃんせとおりゃんせ#/red#
#red#ここはどこの細道じゃ#/red#
#red#天童様の細道じゃ…#/red#
私はある日、とおりゃんせを間違えて覚えていた少女を、夕暮れの公園で誘拐した。
幼女趣味はなかったが、なぜか彼女は己が物にしてしまいたいと、衝動的に思ってしまった。
そして、命を奪った。
だが、捜査の手は私の元にはたどり着くことなかった。
十数年の時が過ぎた。
意識的に遠ざけていたはずの、なぜかこの日は彼女をさらった公園に訪れていた。
一緒に散歩していた自分の娘に、近くを通ったときにねだられたのだ。
娘は公園に入ると真っ先にブランコに乗った。
フラッシュバックする映像。
<服装といい、まるであのときの女の子じゃないか。くそっ。忘れていたのに…。>
不意に娘が歌いだした。
#red#とおりゃんせとおりゃんせ#/red#
#red#ここはどこの細道じゃ#/red#
#red#天童様の細道じゃ…#/red#
「天童様?!」
忘れもしない、あの子と同じ間違え方をしている!
そんなふうに、教えた覚えなんてない!
父である私の悲鳴をよそに、娘は歌い続けた。
#red#ちっと通して 下しゃんせ#/red#
#red#御用のないもの 通しゃせぬ#/red#
#red#この子の七つの お祝いに#/red#
#red#お札を納めに まいります#/red#
#red#行きはよいよい 帰りはこわい#/red#
#red#こわいながらも#/red#
#red#通りゃんせ 通りゃんせ#/red#
ブランコのきしむ音に合わせるように、とおりゃんせをひとしきり歌った娘。
ブランコから降り、コチラを見据える娘。
夕焼けの逆光で表情は全く見えない。
「#b#パパ。私もあの女の子みたいにする?#/b#」
誰も知らないはずの、あの女の子の死を、娘は確実に知っていた。
恐怖以外の何があろうか。
なすすべなく、私はくず折れた。
*タイトルはとおりゃんせの歌詞「ここはどこの細道じゃ」を英訳した一部です
「ここは天国でつかっ!?」「2ブックマーク」
男が目を覚ますとそこには一人の#red#美女#/red#がいた
美女が言うには『私は貴方の#red#奴隷#/red#です、お気の済むままに御命令下さい・・・』
男『ホントでつかっ!?』
それからは・・・朝といい夜といい・・・いや・・・ラテシンで表記できないような・・・え?それをそんなところに!?・・・失礼・・・まあ、大人の行為を・・・えーと・・・・・・
コホンッ! さて、男の置かれている立場は?
約束1 『行為』そのものの事は聞かないように(特に18才以下)
約束2 削除対象にならない会話を心がけよう
約束3 これは『私』ではなく『悪魔アザゼル』が考えた問題です、お忘れなく
美女が言うには『私は貴方の#red#奴隷#/red#です、お気の済むままに御命令下さい・・・』
男『ホントでつかっ!?』
それからは・・・朝といい夜といい・・・いや・・・ラテシンで表記できないような・・・え?それをそんなところに!?・・・失礼・・・まあ、大人の行為を・・・えーと・・・・・・
コホンッ! さて、男の置かれている立場は?
約束1 『行為』そのものの事は聞かないように(特に18才以下)
約束2 削除対象にならない会話を心がけよう
約束3 これは『私』ではなく『悪魔アザゼル』が考えた問題です、お忘れなく
11年08月16日 20:38
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
いやー 楽しかった
解説を見る
閻魔『お前はその美貌で数百人の男を誑かし金を奪った上、大半を自殺に追い込んだ!その罪は重い』
美女『だ・・・だってあれはアイツ等が勝手に・・・』
閻魔『よって お前にはこの先 五百年の若さと美貌を与える』
美女『え?ホント?ラkk・・』
閻魔『この先の空間にお前が世界でもっとも嫌うタイプの漢がいる この先五百年間その男の奴隷となる地獄だ!』
美女『い・・・い・・・いやぁーーーーーーーーー!!!』
美女『だ・・・だってあれはアイツ等が勝手に・・・』
閻魔『よって お前にはこの先 五百年の若さと美貌を与える』
美女『え?ホント?ラkk・・』
閻魔『この先の空間にお前が世界でもっとも嫌うタイプの漢がいる この先五百年間その男の奴隷となる地獄だ!』
美女『い・・・い・・・いやぁーーーーーーーーー!!!』
「【シェフの】ムクガメのスープ【気まぐれ風】」「2ブックマーク」
ある男が、とある薄暗い部屋で「ムクガメのスープ」を注文した。
しかし、彼はその「ムクガメのスープ」を一口飲んだところで止め、料理人を呼んだ。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ムクガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺した。
何故でしょう?
知り尽くされている問題のため、基本 Yes, No,Yes/No(どちらとも言い切れない、または関係ない)だけで回答させて頂きます。ただし、あくまできまぐれですので~
※様子をみて、ヒントを追加したいと思います。
しかし、彼はその「ムクガメのスープ」を一口飲んだところで止め、料理人を呼んだ。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ムクガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺した。
何故でしょう?
知り尽くされている問題のため、基本 Yes, No,Yes/No(どちらとも言い切れない、または関係ない)だけで回答させて頂きます。ただし、あくまできまぐれですので~
※様子をみて、ヒントを追加したいと思います。
13年07月15日 19:39
【ウミガメのスープ】 [ムク]
【ウミガメのスープ】 [ムク]
投票ありがとうございます!
解説を見る
調子にのって思いっきり長くなってしまいましたが、出来れば読んでやってくださいm(_ _)m
#red#男は、とある中華料理店の個室に入り、腰を落ち着けると「ムクガメのスープ」を注文した。#/red#
あれから何年になるだろう…
---------------------
昔、男は貧しかった。とても貧しく、寝泊りする家はもちろん食べるにも事欠く有様だった。
ある日、男はたいそう繁盛している料理店の前を通りかかった。
店の扉をひっきりなしに恰幅のいい客が出入りし、客を見送りに現れる料理長らしき男は何の悩みもない様に笑っている。
その笑顔を見て、男はふいに逆上した。
あいつらのせいだ。どれほど身を粉にして働いても、結局恵まれた奴らが全部かっさらっては不味くてバカ高い料理に注ぎこみ、作った奴はそれを見て嘲ってやがる。
だったら俺も同じだ。今晩、この店の有り金を全部、いただいてやる。
男はちびた短刀を握りしめると店の裏路地に座りこんだ。ボロボロの身なりは物乞いにしか見えない。
やがて店の窓から灯りの消えた頃、裏口の扉が軽い音を立てて開いた。
押し入るか?いや、もう何日も食っていない、もみ合いになったら勝てる自信はない。無人になるまで待つか?
男がためらう内に、思わぬ声が掛かった。
「お前さん、どうしたね。腹がへっているのかい?」
見上げた男に、昼間見かけた料理人が穏やかに微笑んでいた。「よかったら、少しだけ中にお入りよ」
残り物ですまないけど。料理人は男に席を勧めると、目の前に湯気の立つ皿を置いた。
「でもこの店で最高の料理なんだ」
それは、どこまでも透き通ったスープだった。具は何もない。
立ち上る香りにめまいを覚えながら一口含んだとたん、男の意識から他のなにもかもが消え去った。
唇で、舌先で、口腔で、喉の奥で、複雑な味わいが、何重にも重なり合っては変化し、滑り落ちていった。
まるであらゆる喜びに怒り、悲しみそして楽しみを混ぜ合わせて、深い慈しみで包んだような味。
気がつくと皿は空になり、その向こうで料理人が嬉しそうに男を眺めていた。
「満足できたかな?」
男は言葉もなくうなずいた。空腹の引きつりも、全て奪ってやれという獣のような衝動も消え失せていた。
「これは『ムクガメのスープ』だよ」
生まれてこの方料理店で食事をしたことなどない男も、名前だけは知っていた。世界でも最高級の珍味であるムクガメをはじめ、数々の希少食材をふんだんに使ったスープだ。
男がそういうと、料理人はいちだんと笑顔になって、
「そう!その通りだ。選りすぐりの食材を大きな壷に入れてじっくり蒸しあげる。味は食材の組み合わせ次第で無限に広がるんだが…実は私の作り方にはね…」
どうして、初対面の君にこんな秘密を打ち明けたのか分からない。きっと君が、誰よりも美味しそうにこのスープを食べてくれたからかな。
別れ際に料理人はそう言った。
その日から、男は別人になった。
どんな人間だって必死に生きている。喜びも悲しみも他人には理解されないまま、ただ時にはそれを分かち合う事を知っている者もいる。あの料理人のように。
男は誠意と勤勉さで少しずつ人々の信頼を勝ち得、いつの間にか押しも押されもせぬ大富豪になっていた。
だがどれだけ裕福になっても、男の慎ましさは変わることがなかった。彼の望みはただ、もう一度料理人に会って礼を言い、あの「ムクガメのスープ」を口にすることだけだったのだから…
----------------
長い時間がかかった。さあ、ムクガメのスープを味わおう。
男は万感の思いで、レンゲを手に取り、スープを口に入れた。
…………何故だ。
これは違う。ムクガメのスープではない。正確には、最後にわずかに口に残る独特の風味が無いのだ。
男は料理人を呼んだが、見覚えのない若者が現れたことに目をみはった。
#red#「すみません。これは本当にムクガメのスープですか?」
「はい・・・ ムクガメのスープに間違いございません」 #/red#
少なくともこれは、私が以前この店で食べたスープではありません。
男がそういうと、若者は悲しげに顔を歪めた。
「確かに仰る通りです。ムクガメのスープは先代、私の父が極めたレシピですが、父はその秘訣を遺す前に事故で急死しました。私もレシピの解明に全力を尽くしましたが、どうしても一つだけ突き止められなかった材料があるのです。それは魔子ダケと呼ばれる父しか知らない幻の茸ですが、父はどこで採れるのかを誰にも教えませんでした」
男は椅子の上で崩れ落ちかけたが、ふと記憶の片隅で閃くものがあった。
あの時料理人はなんと言っていただろう?……魔子ダケ、そう、確かに魔子ダケだ!!
兎連山の幽谷にしか生えないと言っていた。とっておきの秘密だと。
すぐに腕利きのプラントハンターを遣って、いや大切な秘密だ、私自身が行かなくては。
そして魔子ダケを彼の跡継ぎに渡す事が、今となっては唯一の恩返しだろう。
男は言葉もそこそこに#red#勘定を済ませ、帰宅した後 #/red#、直ちに装備を整えて兎連山に向かった。
獣も通らない道を踏みしめ、切り立った崖を上り、手持ちの食料も尽きかけた頃、男はようやく最奥の谷に辿り着いた。
……いや、辿り着くことは出来なかった。
男の目の前に広がっていたのは、大量の水を湛え、ダムとなった谷だった。
男はしばらく眼下の光景を眺め、そして静かに望みを絶った。
その後男の消息は不明となり、やがては人々も彼の事を思い出さなくなった。
#red#男は、とある中華料理店の個室に入り、腰を落ち着けると「ムクガメのスープ」を注文した。#/red#
あれから何年になるだろう…
---------------------
昔、男は貧しかった。とても貧しく、寝泊りする家はもちろん食べるにも事欠く有様だった。
ある日、男はたいそう繁盛している料理店の前を通りかかった。
店の扉をひっきりなしに恰幅のいい客が出入りし、客を見送りに現れる料理長らしき男は何の悩みもない様に笑っている。
その笑顔を見て、男はふいに逆上した。
あいつらのせいだ。どれほど身を粉にして働いても、結局恵まれた奴らが全部かっさらっては不味くてバカ高い料理に注ぎこみ、作った奴はそれを見て嘲ってやがる。
だったら俺も同じだ。今晩、この店の有り金を全部、いただいてやる。
男はちびた短刀を握りしめると店の裏路地に座りこんだ。ボロボロの身なりは物乞いにしか見えない。
やがて店の窓から灯りの消えた頃、裏口の扉が軽い音を立てて開いた。
押し入るか?いや、もう何日も食っていない、もみ合いになったら勝てる自信はない。無人になるまで待つか?
男がためらう内に、思わぬ声が掛かった。
「お前さん、どうしたね。腹がへっているのかい?」
見上げた男に、昼間見かけた料理人が穏やかに微笑んでいた。「よかったら、少しだけ中にお入りよ」
残り物ですまないけど。料理人は男に席を勧めると、目の前に湯気の立つ皿を置いた。
「でもこの店で最高の料理なんだ」
それは、どこまでも透き通ったスープだった。具は何もない。
立ち上る香りにめまいを覚えながら一口含んだとたん、男の意識から他のなにもかもが消え去った。
唇で、舌先で、口腔で、喉の奥で、複雑な味わいが、何重にも重なり合っては変化し、滑り落ちていった。
まるであらゆる喜びに怒り、悲しみそして楽しみを混ぜ合わせて、深い慈しみで包んだような味。
気がつくと皿は空になり、その向こうで料理人が嬉しそうに男を眺めていた。
「満足できたかな?」
男は言葉もなくうなずいた。空腹の引きつりも、全て奪ってやれという獣のような衝動も消え失せていた。
「これは『ムクガメのスープ』だよ」
生まれてこの方料理店で食事をしたことなどない男も、名前だけは知っていた。世界でも最高級の珍味であるムクガメをはじめ、数々の希少食材をふんだんに使ったスープだ。
男がそういうと、料理人はいちだんと笑顔になって、
「そう!その通りだ。選りすぐりの食材を大きな壷に入れてじっくり蒸しあげる。味は食材の組み合わせ次第で無限に広がるんだが…実は私の作り方にはね…」
どうして、初対面の君にこんな秘密を打ち明けたのか分からない。きっと君が、誰よりも美味しそうにこのスープを食べてくれたからかな。
別れ際に料理人はそう言った。
その日から、男は別人になった。
どんな人間だって必死に生きている。喜びも悲しみも他人には理解されないまま、ただ時にはそれを分かち合う事を知っている者もいる。あの料理人のように。
男は誠意と勤勉さで少しずつ人々の信頼を勝ち得、いつの間にか押しも押されもせぬ大富豪になっていた。
だがどれだけ裕福になっても、男の慎ましさは変わることがなかった。彼の望みはただ、もう一度料理人に会って礼を言い、あの「ムクガメのスープ」を口にすることだけだったのだから…
----------------
長い時間がかかった。さあ、ムクガメのスープを味わおう。
男は万感の思いで、レンゲを手に取り、スープを口に入れた。
…………何故だ。
これは違う。ムクガメのスープではない。正確には、最後にわずかに口に残る独特の風味が無いのだ。
男は料理人を呼んだが、見覚えのない若者が現れたことに目をみはった。
#red#「すみません。これは本当にムクガメのスープですか?」
「はい・・・ ムクガメのスープに間違いございません」 #/red#
少なくともこれは、私が以前この店で食べたスープではありません。
男がそういうと、若者は悲しげに顔を歪めた。
「確かに仰る通りです。ムクガメのスープは先代、私の父が極めたレシピですが、父はその秘訣を遺す前に事故で急死しました。私もレシピの解明に全力を尽くしましたが、どうしても一つだけ突き止められなかった材料があるのです。それは魔子ダケと呼ばれる父しか知らない幻の茸ですが、父はどこで採れるのかを誰にも教えませんでした」
男は椅子の上で崩れ落ちかけたが、ふと記憶の片隅で閃くものがあった。
あの時料理人はなんと言っていただろう?……魔子ダケ、そう、確かに魔子ダケだ!!
兎連山の幽谷にしか生えないと言っていた。とっておきの秘密だと。
すぐに腕利きのプラントハンターを遣って、いや大切な秘密だ、私自身が行かなくては。
そして魔子ダケを彼の跡継ぎに渡す事が、今となっては唯一の恩返しだろう。
男は言葉もそこそこに#red#勘定を済ませ、帰宅した後 #/red#、直ちに装備を整えて兎連山に向かった。
獣も通らない道を踏みしめ、切り立った崖を上り、手持ちの食料も尽きかけた頃、男はようやく最奥の谷に辿り着いた。
……いや、辿り着くことは出来なかった。
男の目の前に広がっていたのは、大量の水を湛え、ダムとなった谷だった。
男はしばらく眼下の光景を眺め、そして静かに望みを絶った。
その後男の消息は不明となり、やがては人々も彼の事を思い出さなくなった。
「【 ウミガメ 60 】 『 ほねおりぞんな アリくんの おはなし 』 (再出題)」「2ブックマーク」
アリくんは、ただひたすら、もくもくと作業をつづけています。
食べものを運んでは、掘りかえし。掘りかえしたら、食べものを移しかえる。
そして、また新しい食べものを取りにいっては、ほじくりかえす。
そのあいだ、寝ることも、食べることも、水をのむことすらありません。
そんなアリくんのようすを見て、まわりのものはあきれています。
#b#クワガタくん #/b#「そんなことばかりしたら、時間はあっという間にすぎちゃうよ!」
#b#ゲンゴロウくん #/b#「そうそう、ボクたちの時間なんて、けっして長くはないんだから」
#b#コオロギさん #/b#「ねぇ、いっしょにごはん食べよ!もっといろいろ楽しまなきゃ♪」
#b#チョウさん #/b#「そうそう、いっしょにお話ししましょうよ~、ね?」
それを聞いたアリくん、たしかに疲れてたので、ちょっと休憩することにしました。
しかし、アリくんが手洗いにいき、お水をくんで、元のところに戻ると…。
#b#…すべて、なーんにも、なくなっていました。 #/b#
とられた?! アリくんはボーゼンとして、立ちつくします。
…ですが、とられたほうが、まだマシだったのかもしれません。
#red#アリくんが集めた食料は、すべてゴミのようにあつかわれ、捨てられていました… #/red#
いったい、どういうことでしょう?!
#b# ・ 制限時間: 60分 ・ウソは2回、ウソ確認は制限なし #/b#
#b#・ スピード重視のため、基本的に回答は YESNO のみ! #/b#
食べものを運んでは、掘りかえし。掘りかえしたら、食べものを移しかえる。
そして、また新しい食べものを取りにいっては、ほじくりかえす。
そのあいだ、寝ることも、食べることも、水をのむことすらありません。
そんなアリくんのようすを見て、まわりのものはあきれています。
#b#クワガタくん #/b#「そんなことばかりしたら、時間はあっという間にすぎちゃうよ!」
#b#ゲンゴロウくん #/b#「そうそう、ボクたちの時間なんて、けっして長くはないんだから」
#b#コオロギさん #/b#「ねぇ、いっしょにごはん食べよ!もっといろいろ楽しまなきゃ♪」
#b#チョウさん #/b#「そうそう、いっしょにお話ししましょうよ~、ね?」
それを聞いたアリくん、たしかに疲れてたので、ちょっと休憩することにしました。
しかし、アリくんが手洗いにいき、お水をくんで、元のところに戻ると…。
#b#…すべて、なーんにも、なくなっていました。 #/b#
とられた?! アリくんはボーゼンとして、立ちつくします。
…ですが、とられたほうが、まだマシだったのかもしれません。
#red#アリくんが集めた食料は、すべてゴミのようにあつかわれ、捨てられていました… #/red#
いったい、どういうことでしょう?!
#b# ・ 制限時間: 60分 ・ウソは2回、ウソ確認は制限なし #/b#
#b#・ スピード重視のため、基本的に回答は YESNO のみ! #/b#
11年10月08日 22:34
【ウミガメのスープ】 [yan]
【ウミガメのスープ】 [yan]
実は、実体験です…
解説を見る
アメリカ在住のモハメド・アリくんは、とってもカニが好き。
今日は#red#日本の人たち#/red#とジャパニーズレストランでお食事。なんと、#red#カニ#/red#が#red#食べ放題#/red#です!
アリくん、カニを運んでは、身を掘り返し。掘り返したら、別のお皿に移し変える。
そして、また新しいカニを取りに行っては、ほじくり返す。ひたすら、黙々と作業を続けます。
その間、寝ることも(当然)、食べることも、水を飲むことすらありません。
そんなアリくんの様子を見て、周りの者は呆れています。
#b#鍬形くん #/b# 「そんなことばかりしてると、#red#食事の時間#/red#は、あっという間に過ぎちゃうよ!」
#b#源五郎くん #/b#「そうそう、僕らの#red#バイキングの時間制限#/red#は、けっして長くはないんだから。」
#b#興梠さん #/b#「ねぇ、#red#一緒にごはん#/red#食べよ!もっと#red#色々な食べ物選んで#/red#、楽しまなきゃ!」
#b#長さん #/b# 「そうそう、いっしょにお話ししましょうよ。#red#一人で黙々と作業#/red#なんてヤダな~」
アリくん、確#red#かに#/red#疲れていたので、ちょっと休憩することにしました。
しかし、アリくんが ( カニ汁でベトベトになった ) 手を洗い、お水を汲んで元の所に戻ると…。
#b#…すべて、なーんにも、皿ごとなくなっていました。 #/b#
とられた?! アリくんは茫然として、立ち尽くします。
#b#「ねぇ、ボクのカニは!!?」 #/b#
「え?あ、そういえばさっき、ウエイターさんが片付けていたような…」
「ああー、カニの身をほぐした後の皿、残骸にしか見えないもんねー」
「ええええー!NOOO! アメリカ人、カニの素晴らしさを分かってない!!」
#b#アリくんの作業時間、20分… すべて、ムダになってしまいました…。#/b#
されど、メゲないアリくん。
今度は周りの目を気にせず、 遠慮なくどっさり取ってきて、作業に移ります!!
そして… #b#記録更新!!#/b# 同じ作業を、今度は15分で終わらせました!
アリくん、やったね! でも、周りの人には、さらに呆れられてしまいました…
#b#そして、これは私の実体験を元にしていたとさー!! はっはー!! #/b#
今日は#red#日本の人たち#/red#とジャパニーズレストランでお食事。なんと、#red#カニ#/red#が#red#食べ放題#/red#です!
アリくん、カニを運んでは、身を掘り返し。掘り返したら、別のお皿に移し変える。
そして、また新しいカニを取りに行っては、ほじくり返す。ひたすら、黙々と作業を続けます。
その間、寝ることも(当然)、食べることも、水を飲むことすらありません。
そんなアリくんの様子を見て、周りの者は呆れています。
#b#鍬形くん #/b# 「そんなことばかりしてると、#red#食事の時間#/red#は、あっという間に過ぎちゃうよ!」
#b#源五郎くん #/b#「そうそう、僕らの#red#バイキングの時間制限#/red#は、けっして長くはないんだから。」
#b#興梠さん #/b#「ねぇ、#red#一緒にごはん#/red#食べよ!もっと#red#色々な食べ物選んで#/red#、楽しまなきゃ!」
#b#長さん #/b# 「そうそう、いっしょにお話ししましょうよ。#red#一人で黙々と作業#/red#なんてヤダな~」
アリくん、確#red#かに#/red#疲れていたので、ちょっと休憩することにしました。
しかし、アリくんが ( カニ汁でベトベトになった ) 手を洗い、お水を汲んで元の所に戻ると…。
#b#…すべて、なーんにも、皿ごとなくなっていました。 #/b#
とられた?! アリくんは茫然として、立ち尽くします。
#b#「ねぇ、ボクのカニは!!?」 #/b#
「え?あ、そういえばさっき、ウエイターさんが片付けていたような…」
「ああー、カニの身をほぐした後の皿、残骸にしか見えないもんねー」
「ええええー!NOOO! アメリカ人、カニの素晴らしさを分かってない!!」
#b#アリくんの作業時間、20分… すべて、ムダになってしまいました…。#/b#
されど、メゲないアリくん。
今度は周りの目を気にせず、 遠慮なくどっさり取ってきて、作業に移ります!!
そして… #b#記録更新!!#/b# 同じ作業を、今度は15分で終わらせました!
アリくん、やったね! でも、周りの人には、さらに呆れられてしまいました…
#b#そして、これは私の実体験を元にしていたとさー!! はっはー!! #/b#