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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

お呪い申し上げます「3ブックマーク」
呪われている、と恐れられる家があった。毎年必ず、その家の人や親戚の誰かが死ぬのだそうだ。老人が老衰で亡くなることもあるけれど、年若い者が事故死したり、小さな子どもが病死したりすることもある。
けれど、その家の人々は、全く困っていないのだとか。
呪い、怖くないの?
15年02月06日 23:36
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

スープの呪い




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長年同じ土地に住み続けるその家は、いわゆる地主のようなもので、本来ならば地域の祭りやお祝い、新年の挨拶などでは、いろんな家に呼ばれたり、逆に家に招いたりすることになっている。
ところが、その家や、その家の一族の者が死んだ年は、喪中だからということで、祝い事に顔を出さないよう遠慮していた。

あるとき、数年喪中が続いた。これはただの偶然であった。
祝い事を遠慮したその数年間、古臭い慣習や立場上必要だった経費や手間から解放されたことで、家の者たちは気づいてしまった。
時代は変わったのに、昔ながらの決まりごとを守り続ける意味はあるのか。
もはや価値もない田舎の土地を持っているだけで、大して収入が多いわけでもないというのに、出費だけは増え続けるなんて。
そこで、遠縁の一族も含めて、とにかく一族の誰かが死ねば喪中であると公言することにした。
そこは昔から続く家系、とにかく人数は多いので、遠縁まで広ければかなりの頻度で死人が出る。
毎年のように喪中が続くことで、いつしか「呪われている」と言われるようになってしまったが、むしろその方が都合が良かった。
呪われている家は、祝い事に関わる手間も費用も最低限に抑えられた。

こうしてその家は、毎年誰かが死ぬことを待ち望むようになり、実際これまで数十年に渡り、喪中が続いている。

すべての死が、偶然だったかどうかは、定かではない。

END

#b#毎年喪中であれば、地域の祭りや祝いなどに関わらずに済み、手間や費用がかからなくて済むため、その家の者は遠縁の親戚まで含めて一族の中から毎年誰か死なないか、待っているのである。#/b#
正直な魔女「3ブックマーク」

女っ子(ノ⌒∇)ノは質問に全て正直に答えた

すると質問した人は困った

何故?

【参加テーマ・魔女キャラと言えば?】
16年03月27日 13:25
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]



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は中世。無実の女性が魔女裁判により無理矢理魔女に仕立てあげられ死刑にされた時代

審問官『正直に言え!お前は魔女だろう!?』
(ノ⌒∇)ノ『そだよ』
審問官『嘘を言っても……へ?』
(ノ⌒∇)ノ『私、魔女だよ』

今まで全ての女性は否定してきた(まあ、当たり前だが)。そもそも審問官は魔女の存在など信じてないし魔法の使い手に対抗する術など持ってはいない

(ノ⌒∇)ノ『んじゃ そろそろ帰るね』
審問官『何!?そんなことが許されるか!我らに逆らう気か!』
(ノ⌒∇)ノ『んー。だって(ノ⌒∇)ノ魔女だし神にも教会にも従わないよ?』

(ノ⌒∇)ノが力を放出するとボロ服と手枷が吹き飛び見るからに魔女ルックの女性が現れた。そもそも本物の魔女がただの人間に捕まる訳が無いのだ

(ノ⌒∇)ノ『じゃーねー。これからも無実の女性を処刑し続けてね。私の主も喜んでるし』

(ノ⌒∇)ノは呼び寄せた箒に股がると夜空へと消えて行った

審問官達は自分たちが神にではなく悪魔に仕えていたことに気付いてしまった…
狂気の沙汰「3ブックマーク」
カメオは一切の妥協をせず、綿密な描写から異常とも言えるレベルのリアリティのあるスリルとサスペンスを読者へ提供するプロの小説家であった。
そのため、カメオのファンであるカメコは九死に一生を得た。
一体どういう事だろう?
15年08月14日 12:08
【ウミガメのスープ】 [甘木]



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カメコはある日、通り魔にナイフで襲われた。
しかし、カメコのバックに入っていたカメオの小説が通り魔のナイフの刃を食いとめたために九死に一生を得たのだ。

小説家カメオは書きたいと思った描写を一切省くことなく綿密に書きこむため、彼の小説は一冊でもかなりの分厚さになった。
もし、カメオが妥協してページを少なくすることをよしとしていたら、大幅にページが減っていたのだ。
そうなっていた場合は、カメコは通り魔の#red#凶器#/red#の餌食になっていたそうな……。
泣きっ面に蜂「3ブックマーク」
突然目の前に現れた自分の姿を見てカメコは涙した。
さらにその後、実の親にも家に帰ってくるなと言われた。
しかしカメコは落ち込むどころか元気になっていた。
状況を補完してください。
15年03月09日 21:44
【ウミガメのスープ】 [bears]



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カメコはアイドルを夢見る少女だった。しかしカメコの父はカメコがアイドルになるのを反対していた。カメコは父の反対を押し切り、1人で東京に出てきた。幸いにも小さな事務所には入ることができた。

そこでカメコはがむしゃらに頑張った。有名になって父に認めてもらうために。何度も家に帰りたいと思ったがひたすら1人で耐えていた。

そんなカメコにチャンスが巡ってきた。とある有名なライブに出演することになったのだ。出演時間は短いもののまだ無名なカメコにとってはまたとないチャンスだった。

そして迎えたライブ当日。ステージに立ったカメコが見たものは最前列でカメコの大きな写真が入った自作のうちわをもつ父の姿だった。父はカメコが出て行って以来、アイドルのライブ情報などを事細かにチェックしていて、カメコの名前を見つけて応援に駆けつけたのだった。

カメコはそれを見てステージ上で思い切り泣いてしまった。カメコのライブは失敗に終わった。

ライブ終了後、カメコの元に父から電話があった。「お前の目指すアイドルはあんなものではないだろう?もう俺もしばらくはお前の応援には来ない。だからお前もトップアイドルになるまでは絶対に帰ってくるな。」そう言うと父は電話を切った。

カメコはその言葉を聞き、どんな辛いこともこれから超えて行けると思うのであった。
Y先生との思い出「3ブックマーク」
小学5年生の時にY先生が担任だったことは,本当に幸せで素晴らしい事だったと今でも思っている.

Y先生は,ひょろ長く,落ち着いていてどこかダンディーな雰囲気を漂わせているが,ひょうきんなところもある,
50代前半の男の先生である.
その時から自分は随分変わった先生だなあと思っていたし,実際変わったクラスだった.

例えば,“勉強に関係のないものを持ってきてはいけない”はずの小学校なのに,
そのクラスにはY先生の蔵書マンガコーナーが設置されていて,ご丁寧に貸し出し帳まで置いて
「ヒカルの碁」なんかを休み時間に読むことができた.
(小学生に適切とは思えない「逮捕しちゃうぞ」が何故全巻置かれていたのかは未だに謎である.)

また,小学校は“音楽の時間に替え歌はダメ”なはずなのに,
そのクラスでは替え歌が奨励されていた.
皆で協力して面白おかしい新しい歌詞を決めていき,
先生得意のギターで大声で「森のくまさん」の「お嬢さん」を,「わらぐつの中の神様」の「おみつさん」に取り換えた歌を歌うのだ.

今考えるとぎょっとするが,
“体罰はいかなる理由もイカンぞ”という考え方が広まりつつあるあの時代に,
Y先生はごく普通に体罰を行っていた.
しかし本当に“然るべき”時にしか使わなかったし,むしろそれは爽やかな感じがして,
恐らくは誰も嫌な気持ちではなく,
問題視する親もいなかったのではないかと思っている.
(自分たちが卒業してから随分経った後,世間の空気は完全に「体罰は悪」になってしまった頃になっても,
どうやら先生は平気で生徒を小突いていたらしく,少しの間謹慎処分になったらしいというのは別なお話.)

そんなこんなで先生はとても慕われていた.
だけどそれは,マンガが許されているから,替え歌が許されているから,という表面的な面白い要素に人気が集まったというだけの理由でなく,先生の発言一つ一つに教養と含蓄があるような感じがして,
子供ながらに「何かすごい大人だ」と思わされるようなものがあったからだと思っている.

授業が面白いと心から思ったのはこの先生が初めてだったかもしれない.
この“面白い”はエンターテイメント的な意味もあるが,“学問として”という意味でもある.これは貴重な体験だった.

後に聞いた話ではY先生は有名大学の数学科出身らしく,
特に算数の授業では小学生に対してなかなか難しくて面白い話をいくつもしていた.

…去年身長が140cmだとして,君は一年で145cmになったとしましょう.ということは半年で2.5cmくらい伸びたのかもしれないですね.
一か月で0.5cmぐらい伸びたのでしょうか.すると,半月で0.25cm...一週間で0.05cm...一日で0.01cm...一時間で...一秒で...
こう考えると君たちは今も身長が伸び続けているのではないでしょうか.おっと君はこの話を聞いている間にも0.0000000...1cm伸びましたね!

この話を聞いた時はとても怖かった記憶がある.
他にも“無限”に関連した話はいくつもしてくれた.“1/3=0.3333の不思議な話”や“アキレスと亀”…等々.

一番印象に残っているのは円周率の授業である.
先生は何も言わずに黒板に大きな円を書いて,生徒を一人前に出させて巻き尺を持たせた.

…さて,まずこの円の直径を測って下さい.
では次に,円のこの一周する線の長さ―これを円周と言いますが―を測ってみましょう.
よくできました.どうでしょう,何か気付きますか.
よく分からないですね,円周の長さは変な数ですね.
では別の円ではどうかな.今度は〇〇君やってみてくれる?
今度も…何やらすっきりした数ではないですね.
さて,皆もノートにコンパスで色々円を描いて,直径と円周の長さを測ってみよう.
…どうでしょう,何か気付きませんか.
円周の長さは直径より長い?二倍よりは…?長いですね.
三倍よりは…?ちょっと長い?
そうですね,大体どの円も円周は直径の三倍とあとちょっと,ありそうです.

このあたりで授業の時間が来てしまった.
そこで先生は黒板にこんな文章を書いた

『円周の長さと直径にはアヤシイカンケイがある…?』

(「アヤシイカンケイ」といかにも怪しそうに書いていたのが印象に残っている.Y先生はこういう面白い言葉遣いをよくしていた.)
先生は「次回,この“アヤシイカンケイ”の正体についての話をします.お楽しみに.」と言って授業を締めた.

このドラマの次回予告のような終わり方に,物凄く興奮したのを覚えている.
一体何なんだ,アヤシイカンケイって…!気になる!

僕は,何千年も前の先祖が“アヤシイカンケイ”について発見し,そして不思議に感じたそれを,
全く同じように実際に体験させてくれた事に感謝している.
この授業はこれまでで一番面白い授業だった.

このように真面目に面白い授業をする中で,先生は生徒に飽きさせない工夫をよくしていた.

このクラスではよく“おまじない”のようなものを唱えさせられた.

例えば,先生が突然「さんかっけ~いの面積は?」とリズミカルに問いかけると,
全員が一斉に
「底辺(右手をスペシウム光線の時の形にする)かける高さ(左手をスペシウム光線の時の形にする)割る2!!(両手でピースを作り,額に当てる)」
と振り付きで唱和する.
これは皆が体で覚えるまで毎日のように行っていた.

一年を通して唱え続けたのがテストの時のおまじない.
テストの前,まず先生が黒板の真ん中にどこだかの民芸品らしき天狗のお面を飾り付ける.
(カンニングすると,目からビームが出るそうな.)
そして,先生の「さんはいっ」の合図と共に,全員天狗のお面を拝みながら,“テストで100点が取りたい”という意味を込めたおまじないを三回唱えた後,
三回拍手をする.
これを合図にテストが開始されるのだ.

さて,ここからが問題.

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[問題]
生徒の“テストで100点が取りたい”というおまじないに対して先生は「ロ●●●●●ゼ」という呪文を繰り返し唱える.この呪文を当ててください.
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17年10月17日 22:03
【20の扉】 [SoMR]

儚きはウミガメとバラの日々




解説を見る
#b#ロレスワブンゼ#/b#



ちなみに,“テストで100点が取りたい”というおまじないは,
#b#ナイタリトンテクヒャデトステ#/b#
でした.
Y先生とは毎年未だに年賀状をやりとりして貰っている.
いつまでもお元気で!!

追記:このラテシンで出題した100問は全て我が子のように愛おしい!
たった一年半ですが,素晴らしく面白い時間でした.ラテシンに関わる全ての方々,本当にありがとうございました!