「お菓子屋さん殺人事件」

聞いたところ、刺殺だそうです。でも、頭にも怪我してたんだって。

ごめんなさい、ボクたちはアンパンマン世界のような、お菓子の世界に住んでるんだ！だから、お店の外で生活しているんだ！

よくわからないけど、そういうことだと思うよ！

お友だちの栗大福くんに聞いたんだけど、床に書き置きがあったんだって（まとメモ参照）。あと、第一発見者が、今際の言葉を聞いたんだって。「よ、ようかんをさがせ…」って

警察も、事件のあった３月末から、ずっと探しているらしいんだけど、見つからないらしいんだ… [編集済]

ボクも、ようかんさんの行方は知らないんだ…

ちがうよ！ボクはやってないよ～！

証明、証明って…ボクは去年の冬からずっと、軽井沢にいたんだよ！

宇治刑事「そうだな。目撃者の証言によると、被害者が倒れていた時に、足早に立ち去るやつを見たらしい。モンタージュをとってみたところ、それが容疑者のおはぎに人相がぴったりだったということだ。

宇治警部「ぼたもち…？ここらへんじゃ聞かない名前だな。いちおう、調べてみるか」 [良い質問]

宇治警部「このあたりじゃ、そんな洋館なんてみたことないが…」 [良い質問]

宇治警部「かしわ餅氏だ。彼はとなりの家で子供に食べてもらってた時に、何か言い争う声を聴いたらしい。そこで気になって店に入ったら、倒れている主人（ちゃぶおじさん）と、裏口から飛び出していくおはぎ容疑者を見た、ということだ。主人の最期の言葉も、彼が聞いている。

宇治警部「まぁ、かしわ餅氏の証言と、彼に確たるアリバイがないことだな。冬から翌年の夏まで避暑地で休んでいるということだが、それを証明する者もいない現状ではな。 [編集済]

（失礼。冬から翌年の夏まで、が正しい。訂正します）

宇治警部「遺留品、部外者に見せるわけにもなぁ…おはぎ容疑者が仮釈放されるから、本人に聞くといい」 [良い質問]

宇治警部「そうだな。今、おはぎ容疑者の潜伏先を調べさせている」 [良い質問]

宇治警部「どうだろうな。それどころか、化けの皮をかぶっているだけかもしれんぞ？」 [良い質問]

おはぎ「凶器の包丁と、すりこぎ、あと、小さくて赤いボタンが落ちていたそうです」

おはぎ「心当たりないなぁ…そういえば、おじさん最近、物価高で小豆を買うのも大変って言ってたなぁ」

見てみる。いつも同じ服らしいけど（アンパンマン同様）、確かに赤いボタンの服を着ている…ただ、取れたりはしていないね。 [編集済]

ん？質問の意味がよくわからないです…

おはぎ「え？ボクは一人っ子、のはずです…なぜそんなことを？」 [良い質問]

おはぎ「あ、はい」　…あんこの下は、おこめつぶだ。

宇治警部「いや…そういう証拠は残ってないらしい」

おはぎ「ぼたもち…？君たちは何を言ってるんだい…？わからない、わからないよ…」 [良い質問]

おはぎ「…ボクは、冬から夏にかけて、避暑地の別荘の冷蔵庫で休んでいるから…」 [良い質問]

おはぎ・宇治警部　「「いや、それはない」」

おはぎ「冒頭で出てきた栗大福くんとは、昔からのつきあいだよ」

おはぎ「えっと、確か、お手伝いで来てたのは…ようかん屋のよう子さんは…お店がつぶれて一家全員引っ越したんだよなぁ。ケーキ屋のけい子さんでもなくて…そうだ！確か、まんじゅう屋の…！」

おはぎ「あ、ありがとう…！！そう、ボクがちゃぶおじさんを殺すはずないじゃないか！うん、ボク頑張るよ！」

おはぎ「えっと、結局、よう子さんは手伝いにはきてないよ？」

宇治警部「うむ。目撃者の証言からすると、そのようだな」 [良い質問]

おはぎ「えっと、ようかん屋がよう子さん、ケーキ屋がけい子さんだから…」

おはぎ「ええっと…何子さんだったかな？」

おはぎ「あっ、そうですね。じゃあ、今からいきましょうか？」

おはぎ「こんにちは～」　まんじゅう屋の主人：まん太「おお、おはぎくんじゃないか。お久しぶり！」

まん太「ああ、娘のほうだよ。おおーい」　娘「は～い、なんですか～？」 [編集済]

娘「うーん、そうねぇ。最近、小豆不足で、いくつかのお菓子に補充ができない、って断ってたみたいだけど…」

おはぎ「そうだ。えっと…お名前は…○ん子さんでしたっけ？」　娘　「あ、はい、あん子です！」 [編集済]

あん子「そですね。事件当日は、私いなかったんですけど。最近、私の作った餡子の在庫が減っていて。誰か、盗んでいるんじゃないかって言ってました」

美しい、あずき色のつやつやした肌の美人だ。あん系お菓子なら誰でもほれちゃいそうな。

おはぎ「うん、美人だとは思うけど…ボク、そういうのには疎くて…恋愛より、町のみんなに喜んでもらうほうが大事なんだ」

おはぎ「えっ…？さっきも言ったけど、ボク、色恋沙汰には疎いから、デートだなんて…春は、軽井沢の別荘で休んでいたよ」 [編集済]

あん子「そうねぇ。私は奥で作業していたから、話してはいないんだけど。スーツ姿で、胸に赤い花を挿してて。わー、キザ！って思っちゃった」　　おはぎ「はい！ボクのお顔をお食べ！」 [良い質問]

つぶあんですね。２３の回答でもある通り、お米もごはんつぶで、いわゆる「半殺し」だ。

あん子「ちらっと見かけただけよ。そういえば、前も店の外からあの格好でチラっと覗いてた気がするけど…目があったら、どっか行っちゃったなぁ。その時は、胸に花は挿してなかったと思うけど」 [編集済]

宇治警部「このあたりではみかけないが、他の地域では、そういう人物の目撃情報はあるな。だが”だからおはぎでしょ？”といわれることもあったぞ。やはり、おはぎの化けの皮　をはぎ　とったほうが早いんじゃないか？

宇治警部「ああ、軽井沢に調べに行かせた部下からの情報だが…ここでの聞き込みが終わったら行ってみるか？」

宇治警部「そうかもな。腹の中に何か隠していそうだ。腹の中は真っ黒だろうぜ！餡子を盗んだ犯人ってのも、そういうことじゃないのか？体内に隠して持ち去れば、バレないからな！」 [編集済]

あん子「うーん、もっと花弁が多かった気がする。お彼岸のあたりだから、春に咲く花だったとは思うけど。とりあえず、赤くて小さな花だったわ」 [編集済]

あん子「ああ、そうでした！赤くて小さなボタンの花でした！」

宇治警部「軽井沢じゃなくて、現場に落ちていた遺留品だが、たしかに落ちてきたのは赤いボタンの花だったぞ。おはぎから聞いてないのか？」 [良い質問]

宇治警部「なるほど…そういえば、軽井沢のおはぎの別荘の周りは、生け垣があったそうだが…ひょっとしてそれが牡丹じゃないのか？依然、おはぎは怪しいぞ」 [編集済] [良い質問]

宇治警部「よし…まぁ、ついでだ。おまえらも乗れ。おはぎ、逃げるんじゃないぞ！」

宇治警部「ああ、あるぞ。何か聞くか？…おはぎにも、聞くことはあると思うがな」

宇治警部「…確認した。間違いなく、牡丹だそうだ」

おはぎ「えっと、普通に車で…」

宇治警部「作業用に使っていた奴だな。包丁も、その場にあったものを使っていた感じだ」

宇治警部「ああ、ついたな。ふむ。洋風づくりの立派な別荘じゃないか」

宇治警部「ふむ…大きさはそこそこか。中は、冷蔵室があったらしいが…

宇治警部「いや、部下からの報告だからな。中にはいってみるか？…しかしこの作り…洋館といえないこともないな」

宇治警部「よし、入ってみよう。…中は意外と狭いな？ていうか、天井が高いだけで、１階建てか…ここが冷蔵庫だな。ここでおはぎは半年以上休んでいると…」

宇治警部「うっ…見たところ、冷蔵庫しかないが…なんだ？誰だ？背中に尖ったものが押し付けられている…」　※ちなみに、謎の声が聞こえたと同時に、皆の背中にも突きつけられている…うかつに振り向けない状況だ。 [編集済]

宇治警部「くっ…なんだ、この殺気…殺し屋か？わかった、出よう」

おはぎ「知らないよ…いったい、だれが…？」　宇治警部「敵に姿を見せない。気配も感じなかった。あれは、殺しのプロだな。姿を見たら、死ぬ…。ん？でも”恥ずかしくて”ってどういうことだ？」

謎の声　「しつこいわね。何人で来ても一緒よ。私は常にあなた達の後ろを取る。けっして姿は見せない。見たら死ぬわよ…恥ずかしくて」

おはぎ「実のところ、冷凍庫以外の部屋は使ってないけど…人が住んでる感じはなかったよ？それに、この声には聞き覚えない…」

水よ、浮かんで…！ようこそ！なんちゃって、おはぎ君の前のセリフからしても、彼女ではないみたい。

宇治警部「いつまでも怖がっていられるか…！正体、見てやるぜ！」

謎の声「あっ…！だって、見られたら恥ずかしい…！いやん、見たら…死んじゃう！恥ずかしくて（私が）」

謎の少女？「私には…あんこは必要ないの。で、見ちゃったのね？見られたら…死にそう！じゃあ、結婚しなきゃ！」

「ああっ！名前まで知られちゃうなんて…！あの人に顔向けできない…！」 [良い質問]

「私は、恥ずかしがり屋で隠れるのが得意なのを利用して、脅し屋をやっていたの。”見たら死ぬ”って言ったら、たいていの人は怖がって逃げていくのに、あの人はまったく恐れずに…しかも、姿を見る前に、私の名前を当てたの。」

みたらし団子「とても、危険な香りのするお方…黒いスーツを着て、でも、どことなくさびしそうで、ほっておけないような…」

おはぎ「ぼ、ボクは何も…！地下室なんて、知らないです…信じてください！」

おはぎ　「ありがとうございます！でも、背中さされてるんですけど…」

宇治警部「ふむ…この床が怪しいな…」　みたらし団子「あ、はい、ここですよ」　ガコン。　　宇治警部「…」

宇治警部「これは…！着替えか！？決定的証拠だな。だいたい、おはぎ、お前のセリフにはおかしなところがあったんだ」

宇治警部「おまえは、牡丹の花が咲いているのを見たことがないと言った。じゃあ、なぜ遺留品の花を見てボタンだと気づいた？」

おはぎ「…よくわからない。でも、ちょっと複雑な顔をしてた。ひょっとしたら、この地下室に、答えがあるのかもしれない…」

おはぎ「狭い部屋だけど…ベッドとかはないね？　あるのは、小さな冷蔵庫と、流し、食器棚、金庫、クローゼットくらいかな？」

宇治警部「わかった…むうっ！？この服…まだ暖かいぞ！？」

宇治警部「む…この服には…こしあんが付着している…！」

宇治警部「冷蔵庫には…なんだ？これは…なにかの皮か？　…！　こ、こいつ、生きてるぞ！？」 [編集済]

宇治警部「冷蔵庫に入っていたのが、まさにこれだ…。こいつは…モナカか！？」

宇治警部「そうきたか！44-45の間のコメントで出てきたということは…やつは…氏は、まんじゅう屋にいるか？」 [編集済] [良い質問]

八橋「べ、別にたいしたことはしてないよ！あいつを逃がす手伝いをしただけだよ！」

宇治警部「そうか…これで役者はそろったか？おい、最中（モナカ）！起きろ！…だめか、ほとんど骨と皮だけになってやがる…」 [編集済] [良い質問]

おはぎ「わかった、わけてあげる！」　もなか「うう、助かった…」

八橋「モナカくんだよ。一緒にお店にいったら、おじさんがいなかったんで、彼、餡子を盗み始めて…それをおじさんに問い詰められて…ちゃぶおじさんを殴っちゃったんだ！ボ、ボクは一緒にいただけだよ？で、彼をしばらくかくまって、アイスクリーム屋さんに紹介してあげたんだ」 [編集済]

もなか「いや…中身がないのは、自分の意思だ。…オレは、ただ…餡子がほしくて盗んでいただけだった。だけど、それをおじさんに問い詰められて…殴ってしまった。オレは、八橋を頼って、逃げた。もう、餡子の補充はできない。かわりにアイスクリーム屋を紹介してもらったが…。おじさんが、誰かに刺殺されたっていうじゃないか」

ぼたもち「む…貴様ら！人の家に勝手に入るとは…失敬なやつ！」（※注　ここはおはぎくんの別荘です） [編集済] [良い質問]

ぼたもち「フ…それなら、まずはオレを倒すことだな。　食らうがいい！猪猛突進！　フライング・ヴォタモチ・アタック！」

おはぎ　「くっ…負けるか！みんな、ボクを…喰らえ！」

ぼたもち「フン、貴様より、オレのほうが旨いに決まっておるわ！皆殺しにされたこしあんと、込めた血…もとい、米たちを、とくと味わうがいい！」

ぼたもち「え？お、おい。　や　め　な　い　か　だっておまえ、男子…」

宇治警部「よし、頂こうじゃないか・疑いも晴れたしな！」

ぼたもち「くっ…なぜみんな、オレを積極的に食べようとしない！みんな、オレが落ちてくるのを口を開けて待つだけじゃないか…」

ぼたもち「お…俺を食べてくれるのか…？…ありがとう。わかった、全てを話すぜ…」

うん、そこは悩みどころ…ハッピーエンドとは、行かないかもしれない…。　ぼたもち「だからオレは…あん子を…独占したかったんだ」 [編集済]

いや、食中毒はヤバイｗ　いちおう、武道給金とかはないよ！

宇治警部「仕事とはいえ、うたぐって悪かったな。また夏になったら、宇治金時をごちそうしてやるよ。ただし、オレはかなり冷たいからな！頭が　キーンとき　たって知らないぜ！」