「ラテラニア・ファミリー」「6ブックマーク」
一人娘が、少し古びたお人形さんにモモと名前を付けていることを知った父は
モモの他にモモの姉か妹もいるのだろうと推察した。
カメオの推理の過程を解き明かせ。
モモの他にモモの姉か妹もいるのだろうと推察した。
カメオの推理の過程を解き明かせ。
17年01月15日 01:10
【ウミガメのスープ】 [tosh]
【ウミガメのスープ】 [tosh]
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人形は父が娘にフリーマーケットで買ってきた中古品。
娘がその人形をいつもモモちゃんモモちゃんと名前を付けて可愛がっていたので
その名前の理由を聞いてみたところ、どうやら人形の靴の裏にモモと名前が書いてあったかららしい。
きっと前の持ち主であるモモちゃんが自分の名前を書いたのだろう。
名前を書くということは、自らの所有権を主張する必要があるような環境にあったことを示しており
それはきっと同じように人形を欲しがるモモちゃんの年の近い姉妹へ向けての物だったのだろうと父は推測した。
娘がその人形をいつもモモちゃんモモちゃんと名前を付けて可愛がっていたので
その名前の理由を聞いてみたところ、どうやら人形の靴の裏にモモと名前が書いてあったかららしい。
きっと前の持ち主であるモモちゃんが自分の名前を書いたのだろう。
名前を書くということは、自らの所有権を主張する必要があるような環境にあったことを示しており
それはきっと同じように人形を欲しがるモモちゃんの年の近い姉妹へ向けての物だったのだろうと父は推測した。
「カニばあさん」「6ブックマーク」
カニばあさんこと梅谷カメは生前49人の子供をさらって食った。
生きている間はとうとう悪事が公になることはなかったのだが、当時からカメのおんぼろ屋敷に行くとカニばあさんに捕まって食われてしまうという噂は囁かれていた。
それゆえ、子供達にとっては格好の肝試しスポットになっていたのだが…
ある時、カメオを含む数人の悪ガキがカメの家の勝手口から侵入しようとした所、カメに見つかってしまった。
蜘蛛の子を散らしたように逃げる悪ガキ達。
一瞬遅れたカメオは、素早いみんなの後ろ姿を見渡すと、自らカメに捕まりに行った。
このカメオの判断によってこの日、悪ガキの殆どが捕まる結果となったのだが…
結果はともかく、何故カメオはこの様な判断をしたのだろう?
生きている間はとうとう悪事が公になることはなかったのだが、当時からカメのおんぼろ屋敷に行くとカニばあさんに捕まって食われてしまうという噂は囁かれていた。
それゆえ、子供達にとっては格好の肝試しスポットになっていたのだが…
ある時、カメオを含む数人の悪ガキがカメの家の勝手口から侵入しようとした所、カメに見つかってしまった。
蜘蛛の子を散らしたように逃げる悪ガキ達。
一瞬遅れたカメオは、素早いみんなの後ろ姿を見渡すと、自らカメに捕まりに行った。
このカメオの判断によってこの日、悪ガキの殆どが捕まる結果となったのだが…
結果はともかく、何故カメオはこの様な判断をしたのだろう?
16年09月19日 00:58
【ウミガメのスープ】 [SoMR]
【ウミガメのスープ】 [SoMR]
カニバあさんにするかカニばあさんか迷ってカニばあさんにした僕のセンスは正しいですよね?
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これは幼き日のカメのお話。
近所の悪ガキ達と広いカメの家全体を使って鬼ごっこをしていた。
その日、最初のじゃんけんで負けたカメは誰も一向に捕まえられない。
カメは少し皆より年齢が小さかったのもあるだろう、ずーっと鬼のまま時間が経っていた。
多くは庭に隠れていたのだが、カメは家の中にいるらしいので、カメオと数人はカメの様子を見に勝手口をそっと開け中を覗く。
丁度カメが厨房を探しに来たところで、カメオはカメと目がバッチリ合ってしまった。
そのずっと鬼のままで焦っているカメの目の悲しそうなこと!
皆は一瞬で勝手口から離れていく。
自分も逃げてしまったら、カメが今から勝手口のサンダルに履き替え、追い付くのは困難だろう。
カメオはコッソリ「ちょうだい」と手を差し出し、鬼を貰った。
その後は皆、適切に捕まえ、捕まり、鬼もよく回っていった。
カメがカニバリに目覚めるのはそれから何十年も後の話である。
どんな殺人鬼でも、子供時代があって、鬼ごっこやかくれんぼで遊んだのだ、と考えると不思議な気持ちになる、というお話。
要約
これは幼き日の殺人鬼カメの話であり、カメは近所の悪ガキ達とカメの屋敷で鬼ごっこをしていた。
カメがあまりにも鬼のままでいることを不憫に思ったカメオはわざとカメに捕まりに行って、鬼の権利を譲り受けた。
近所の悪ガキ達と広いカメの家全体を使って鬼ごっこをしていた。
その日、最初のじゃんけんで負けたカメは誰も一向に捕まえられない。
カメは少し皆より年齢が小さかったのもあるだろう、ずーっと鬼のまま時間が経っていた。
多くは庭に隠れていたのだが、カメは家の中にいるらしいので、カメオと数人はカメの様子を見に勝手口をそっと開け中を覗く。
丁度カメが厨房を探しに来たところで、カメオはカメと目がバッチリ合ってしまった。
そのずっと鬼のままで焦っているカメの目の悲しそうなこと!
皆は一瞬で勝手口から離れていく。
自分も逃げてしまったら、カメが今から勝手口のサンダルに履き替え、追い付くのは困難だろう。
カメオはコッソリ「ちょうだい」と手を差し出し、鬼を貰った。
その後は皆、適切に捕まえ、捕まり、鬼もよく回っていった。
カメがカニバリに目覚めるのはそれから何十年も後の話である。
どんな殺人鬼でも、子供時代があって、鬼ごっこやかくれんぼで遊んだのだ、と考えると不思議な気持ちになる、というお話。
要約
これは幼き日の殺人鬼カメの話であり、カメは近所の悪ガキ達とカメの屋敷で鬼ごっこをしていた。
カメがあまりにも鬼のままでいることを不憫に思ったカメオはわざとカメに捕まりに行って、鬼の権利を譲り受けた。
「【ラテクエしよーや】マーキングマーキング」「6ブックマーク」
読書中、キリのいいところまで読み終えてトイレにたった田中。
スッキリして戻ってくると、本に挟んであったしおりをハサミで切りはじめた。
一体なぜ?キリッ
スッキリして戻ってくると、本に挟んであったしおりをハサミで切りはじめた。
一体なぜ?キリッ
14年11月23日 01:47
【ウミガメのスープ】 [なさ]
【ウミガメのスープ】 [なさ]
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深夜のコンビニで付録付きの雑誌を立ち読みをしていた田中。
今回の付録はキャラクターイラストのしおり。雑誌の一部分が厚紙になっていて、そこから切り取るタイプだ。
田中は雑誌はいらないがこの付録が欲しいと思った。
店内にいるのは田中と店員のみ。
そして現在の田中の所持金は46円。到底雑誌など買えない。
そこから導き出される答えは、付録だけ切り出してしまうことである。
しかし長時間の立ち読みのせいで店員は完全に田中をマークしてきている。この視線をかいくぐって付録をとるのはいくら田中とはいえキツい。
そこで田中は、一旦トイレに入って店員のマークを逃れることにした。
そしてトイレに異物を流し詰まらせ、店員を呼んでトイレを直してもらう。
その隙に田中ははさみで付録のしおりを切り取り店を出た。
後日防犯カメラの映像で捕まった。
今回の付録はキャラクターイラストのしおり。雑誌の一部分が厚紙になっていて、そこから切り取るタイプだ。
田中は雑誌はいらないがこの付録が欲しいと思った。
店内にいるのは田中と店員のみ。
そして現在の田中の所持金は46円。到底雑誌など買えない。
そこから導き出される答えは、付録だけ切り出してしまうことである。
しかし長時間の立ち読みのせいで店員は完全に田中をマークしてきている。この視線をかいくぐって付録をとるのはいくら田中とはいえキツい。
そこで田中は、一旦トイレに入って店員のマークを逃れることにした。
そしてトイレに異物を流し詰まらせ、店員を呼んでトイレを直してもらう。
その隙に田中ははさみで付録のしおりを切り取り店を出た。
後日防犯カメラの映像で捕まった。
「ボジョレー・ヌーヴォー、飲んだ?」「6ブックマーク」
酒が特別好きなわけでもないし、ましてやワインの知識なんてこれっぽっちもないのだけれど、男は毎年、ボジョレー・ヌーヴォー(毎年11月第3木曜日に解禁される新酒のワイン)を何本か買っていた。
何が目的なのだろう?
何が目的なのだろう?
14年11月22日 22:15
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
ワインスープ
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父からの電話は、予想通りのタイミングでかかってきた。
「今年のボジョレー・ヌーヴォー、飲んだか?」
毎年同じ質問だ。解禁日は、近所のスーパーの宣伝で知っていたが、買ってはいなかった。
「いや、飲んでない。今年も買ったんだ?」
「デパートで色々売っていてなあ……つい買い過ぎたよ」
「じゃあ行こうかな。週末、飲みに行くよ」
日時だけ約束して、短い電話を切る。こうしてボジョレー・ヌーヴォーを一緒に飲む約束をするのは、毎年のことだ。
父が、アルコールに強くないことは知っている。流行りものにも興味がないし、ボジョレー・ヌーヴォーを特別に飲みたいわけではないことも、わかっている。
私は就職を機に家を出た。一人娘だけれど、両親は快く了承してくれたどころか、早く出て行ってくれた方が楽になる、なんて言っていた。
けれど……結局のところ、娘に会いたくなるのだろう。ボジョレー・ヌーヴォーもその一つ。ただ、私が実家に帰る口実をつくりたいだけなのだ。
私が何の用事もないのに実家に帰るような人間ではないことを、父はよくわかっている。家族の誕生日や年末年始以外に、父はこうやって何かと口実をつくっては、私を実家に呼びたがるのだ。
さすがに独りでワインを瓶単位で飲むのは大変だし、結構値も張るので、独り暮らしの私が色々買って試してみられるものではない。そして毎年同じ時期に必ず売られる。実家に帰ってくるエサとしては、なかなかうまいところをついたものだ。
しかし、父も知らないことがある。
私も、別にワインが好きなわけではない。
END
#b#男は家を出て独り暮らししている娘を実家に呼ぶ口実として、ボジョレー・ヌーヴォーを利用していた。#/b#
「今年のボジョレー・ヌーヴォー、飲んだか?」
毎年同じ質問だ。解禁日は、近所のスーパーの宣伝で知っていたが、買ってはいなかった。
「いや、飲んでない。今年も買ったんだ?」
「デパートで色々売っていてなあ……つい買い過ぎたよ」
「じゃあ行こうかな。週末、飲みに行くよ」
日時だけ約束して、短い電話を切る。こうしてボジョレー・ヌーヴォーを一緒に飲む約束をするのは、毎年のことだ。
父が、アルコールに強くないことは知っている。流行りものにも興味がないし、ボジョレー・ヌーヴォーを特別に飲みたいわけではないことも、わかっている。
私は就職を機に家を出た。一人娘だけれど、両親は快く了承してくれたどころか、早く出て行ってくれた方が楽になる、なんて言っていた。
けれど……結局のところ、娘に会いたくなるのだろう。ボジョレー・ヌーヴォーもその一つ。ただ、私が実家に帰る口実をつくりたいだけなのだ。
私が何の用事もないのに実家に帰るような人間ではないことを、父はよくわかっている。家族の誕生日や年末年始以外に、父はこうやって何かと口実をつくっては、私を実家に呼びたがるのだ。
さすがに独りでワインを瓶単位で飲むのは大変だし、結構値も張るので、独り暮らしの私が色々買って試してみられるものではない。そして毎年同じ時期に必ず売られる。実家に帰ってくるエサとしては、なかなかうまいところをついたものだ。
しかし、父も知らないことがある。
私も、別にワインが好きなわけではない。
END
#b#男は家を出て独り暮らししている娘を実家に呼ぶ口実として、ボジョレー・ヌーヴォーを利用していた。#/b#
「【ラテクエ44】これもV?あれもV?たぶんV、きっとV。」「6ブックマーク」
*
「お気に入りだから壊さないでね」
カメコは整ったVの形を確認して、カメノにペンダントを貸した。
夕方、手元に戻ってきたペンダントをチェックするカメコ。
Vだった部分が大きく変形していたが、カメコは満足した。
一体なぜ?
※BB弾さんにSPをしていただきました。ありがとうございました。
「お気に入りだから壊さないでね」
カメコは整ったVの形を確認して、カメノにペンダントを貸した。
夕方、手元に戻ってきたペンダントをチェックするカメコ。
Vだった部分が大きく変形していたが、カメコは満足した。
一体なぜ?
※BB弾さんにSPをしていただきました。ありがとうございました。
14年07月20日 20:47
【ウミガメのスープ】 [みん]
【ウミガメのスープ】 [みん]
解説を見る
午前11時5分。
母カメコは、カメノの首に時計のペンダントをかけた。
「ラテコちゃんと何時に待ち合わせしてるの?」
「んーとね…11時30分!」
「今出れば5分前には着けるわね。
宿題もやらなきゃいけないし、5時には帰ってくるのよ。
この時計、お気に入りだから壊さないでね」
「は〜い。行ってきま〜す!」
・
・
・
夕方。
夕飯の支度をしていると、カメノが帰ってきた。
「ただいま〜!」
「おかえり。んー…今何時かな?」
時計の針は5時を指している。カメコはカメノの頭を撫でた。
「……よし、ちゃんとお約束守れたね。エライエライ♪
もうすぐご飯できるから、手を洗ってらっしゃい」
「はーい♪」
母カメコは、カメノの首に時計のペンダントをかけた。
「ラテコちゃんと何時に待ち合わせしてるの?」
「んーとね…11時30分!」
「今出れば5分前には着けるわね。
宿題もやらなきゃいけないし、5時には帰ってくるのよ。
この時計、お気に入りだから壊さないでね」
「は〜い。行ってきま〜す!」
・
・
・
夕方。
夕飯の支度をしていると、カメノが帰ってきた。
「ただいま〜!」
「おかえり。んー…今何時かな?」
時計の針は5時を指している。カメコはカメノの頭を撫でた。
「……よし、ちゃんとお約束守れたね。エライエライ♪
もうすぐご飯できるから、手を洗ってらっしゃい」
「はーい♪」