みんなのブックマーク

宇宙世紀0079
地球の環境が悪化した為に人類は地球を捨て、新たな安住の地を探す為に宇宙へと旅立ちました。
その際、いつ安住の地が見つかるか判らないので宇宙船に搭乗しているものはコールドスリープ(人体を低温状態に保ち、目的地に着くまでの時間経過による搭乗員の老化を防ぐ状態。)にしました。
そして、数百年後。とうとう人類は安住の地を見つける事に成功しました。(この時点でコールドスリープで老化はしていないが全員数百歳なので高齢者。)
政府は10年後にはこの星生まれの子供が沢山増えるように地球からの移民という名の高齢者の割合を現状の100％から95％以上にするという政策を打ち立てました。

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優柔不断なラテミは、メニュー選びにかなり時間がかかる。

２人の好物がそろうようなメニューが豊富な店に行った時、
#red#なかなか選べないラテミに、カメコがイライラしてもめてしまった#/red#。

２人は今度から、#red#カメコの好物（＝ラテミの嫌いなもの）が多い店#/red#で食事する事に決めた。

例えば、カメコの好みに合わせて、あるうどん屋さんに行くとする。
うどんが嫌いなラテミは、カレーくらいしか頼めるものがないので、
#red#必然的に、メニューを選ぶ時間が短縮#/red#されるのだ。

ラテミは、カメコだけが好きなものを食べる事に不満はなかった。
メニュー選びに時間がかかれば、相手に悪いと思う反面、
どうしても決められないのでプレッシャーになる。

それに、自分の好物は他の機会に食べればいい。
#red#大事な親友とささいな事でケンカするより、楽しく食事できる方がいい#/red#と思ったのだ。






【要約】#red#２人で楽しく食事するには、それがベストだから#/red#。

食べられるものが少ない店（カメコの好物の専門店）に行けば、
優柔不断なラテミでもあまり悩まずにメニューを決められるので、
待っているカメコもイライラせず、ケンカしなくて済む。

ウミガメーズの二人は今回のライブに出ているお笑い芸人の中で最も芸歴が長く……そして最も売れていないお笑い芸人であった。
ウミガメーズの二人は華も無く、ネタはたしかに面白いがインパクトがあったり印象に残ったりするタイプではない。
お笑い界は実力があっても売れないことは珍しくないとはよく言われるが、ウミガメーズはまさにその代表とも言えた。

ウミガメーズは最も芸歴が長いということもあってライブでは最後の大トリとなっていた。
しかし、それがある種の悪い結果を生んだ。

#red#ウミガメーズの前のお笑い芸人のネタが終わった次の瞬間に、お客さんが次々と帰りだしたのだ。#/red#

『今までで名前の売れているお笑い芸人を見ることができたので十分満足だ。』
『名前も知らないお笑い芸人が最後なら見る必要もないだろう。時間の無駄だ。』

今まさに帰るお客さんはそう思っているのであろう。

今や会場は、ついさっきまでいたお客さんの半数がいるかどうかというありさま。
カメオは悲しかった。
そして同時に、今この状況でウミガメーズに出てきてほしくないと願った。

ライブの始めに司会者がはっきりと言っていた。

『皆様ようこそこのライブへ！喜ばしいことに、本日は客席も全て埋まっており……』

そして今、お客さんが帰り始めた時に司会者が言った。

『あっ、お帰りになるお客様はお忘れ物のないように～……』

#b#司会者の台詞から、ウミガメーズは今回のライブでは最初はお客さんが満員であったことを知っている。#/b#
#b#そしてたった今、司会者が「初めて」帰るお客さんを気にかけた発言をしたことから、さっきのお笑い芸人のネタの時までお客さんが帰るという状況がなかったということもわかるだろう。#/b#

今、この状況でウミガメーズが出てきて客席を見渡したらどう思うだろうか？
ついさっきまで満席だったお客さんが、自分たちのネタをやるとなったら半分程度。
順番的に自分たちが最後ということは……当然、これがどういうことか察するだろう。

二人はショックだろう。
いたたまれない。
二人に傷ついてほしくない！
カメオはどうにかしてネタが中止になり、ウミガメーズの二人がこの状況を知らないままライブが終了することを望んだのだ。
この状況を知る悲しみに比べれば、ネタを披露出来ない悲しみなんて少ないはずだ……。
カメオはそう思っていた。



当然ながらカメオの願いは外れた。
しかし、同時にカメオの予想も外れた。

#b#ウミガメーズはその状況に一切ひるむことなく、全力でネタを披露した。ショックを受けている様子など微塵も感じなかった。#/b#

#big5#爆笑につぐ爆笑！#/big5#

さっきまでと比べて観客の絶対数が減っているため一概には言えないが、少なくとも今まで出てきたお笑い芸人に負けずとも劣らない。
もしかしたら、「笑いの大きさ」ではなく、ネタ中に「笑いを取った数」ならそれ以上かもしれない。

カメオを含む最後までいたお客さんたちは、この上なく満足して帰ることができたのだった。

※脚色はありますが、自分が昔に見に行ったお笑いライブでの実体験を少し基にしております。ウミガメーズの元ネタとなった（最高にカッコいい）お笑い芸人は、もちろん存在します。

【簡易解説】ウミガメーズの出番前に多くのお客さんが帰ったため、ウミガメーズに悲しい思いをしてほしくなかったから。

普通の辞典の場合

#b#右：東を向いた時の南側。#/b#
#b#左：東を向いた時の北側。#/b#

書いてある意味はわかるが少しわかりにくい。

ラテラル国語辞典の場合

#b#右：アナログ時計で１から５が書かれている方。#/b#
#b#左：アナログ時計で７から１１が書かれている方。#/b#

うん、わかりやすい。

全体的にわかりやすいラテラル#red#国語辞典#/red#を買うことにした。


元ネタ：「新解さん」こと「新明解国語辞典」

田中は愛しの女性である妻と結婚記念日にディナーに出掛けようと考えた。

しかし結婚記念日が8月なのは覚えているが、何日だったか忘れてしまった。

そこで田中は結婚指輪をはずし、その裏を見た。
指輪の裏には結婚記念日が刻まれているからだ。
もちろん結婚記念日を忘れていることを妻には知られたくないので
見つからないようにこっそりと。

そして結婚記念日の日付で妻が行きたがっていたレストランにディナーの予約を入れた。



結婚記念日当日。

ディナーに出掛ける田中夫妻。

妻は自分の行きたがっていたレストランに予約を入れてくれていた田中に感動し、
レストランの机の上に置かれている田中の手を握りしめ、
「あなた、愛してるわ。これからもずっと」
と頬を赤らめて呟いた。

握りしめられた手の中にはもちろん、輝く田中の結婚指輪。