「はい、チーズ。」「1Good」
夫の構えるカメラに笑顔を向ける妻。
旅行に行くからと言って共通の友人から借りた一眼レフはとても高性能だ。
夫は楽しそうにはしゃぐ妻の姿を沢山フィルムにおさめた。
その時につい力が入ってしまい、シャッターボタンが壊れてしまった。
後日友人にカメラを返しにいき、シャッターボタンを壊してしまった旨を伝えたが友人は怒らなかった。
一体なぜ?
旅行に行くからと言って共通の友人から借りた一眼レフはとても高性能だ。
夫は楽しそうにはしゃぐ妻の姿を沢山フィルムにおさめた。
その時につい力が入ってしまい、シャッターボタンが壊れてしまった。
後日友人にカメラを返しにいき、シャッターボタンを壊してしまった旨を伝えたが友人は怒らなかった。
一体なぜ?
13年11月07日 22:53
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
今度の土日、泊りがけで登山に行くんだ。またカメラ借りてもいいかな?
今度の土日、夫が泊りがけで登山に行くの。…また会いたいな。
この夫婦の共通の友人である田中はほぼ同時に二通のメールを受け取った。
田中はどちらのメールにもOKの返事を出した。
この夫婦の夫の趣味は登山。妻を残してよく泊りがけで山に登りに行く。
その時に田中から一眼レフのカメラを借りていくのが常だった。
そして夫が出かけていくと妻の方から田中に連絡が入る。
妻は田中と浮気していた。
泊りがけで夫がいなくなると、妻は田中との逢瀬を楽しむのであった。
しかし今回のメールは夫が張った罠。
夫は妻と田中の関係を怪しいと思い嘘をついたのだ。
そして土曜日。
夫はその日登山には出かけた振りをして、妻にばれないように自宅の庭に侵入した。
庭からこっそりと妻の動向を探り、おめかしして出かける妻を尾行した。
オープンカフェで妻を待っていたのは友人の田中。
夫はかなり離れた場所でカメラの望遠機能を使い、二人を観察している。
妻が田中と嬉しそうにはしゃいでいる。その様子を夫はフィルムにおさめた。
途中、夫の方向に笑顔の妻が視線を向けるも、かなりの距離が離れているので妻は全く気づくことはない。
その笑顔に嫉妬と憎悪が溢れ出てしまい、シャッターボタンを押す指に力が入りすぎてしまった。
シャッターボタンが壊れてしまい、それ以上写真が撮れなくなってしまったが、
夫はそれ以降もカメラの望遠機能を使って二人を観察し続けた。
後日、夫は壊れたカメラを返しに田中の家を訪れた。
「君たち二人があまりに仲睦まじくて、嫉妬のあまりついカメラを壊してしまったよ。
カメラには何の罪もないのにね。ゴメンな」
今度の土日、夫が泊りがけで登山に行くの。…また会いたいな。
この夫婦の共通の友人である田中はほぼ同時に二通のメールを受け取った。
田中はどちらのメールにもOKの返事を出した。
この夫婦の夫の趣味は登山。妻を残してよく泊りがけで山に登りに行く。
その時に田中から一眼レフのカメラを借りていくのが常だった。
そして夫が出かけていくと妻の方から田中に連絡が入る。
妻は田中と浮気していた。
泊りがけで夫がいなくなると、妻は田中との逢瀬を楽しむのであった。
しかし今回のメールは夫が張った罠。
夫は妻と田中の関係を怪しいと思い嘘をついたのだ。
そして土曜日。
夫はその日登山には出かけた振りをして、妻にばれないように自宅の庭に侵入した。
庭からこっそりと妻の動向を探り、おめかしして出かける妻を尾行した。
オープンカフェで妻を待っていたのは友人の田中。
夫はかなり離れた場所でカメラの望遠機能を使い、二人を観察している。
妻が田中と嬉しそうにはしゃいでいる。その様子を夫はフィルムにおさめた。
途中、夫の方向に笑顔の妻が視線を向けるも、かなりの距離が離れているので妻は全く気づくことはない。
その笑顔に嫉妬と憎悪が溢れ出てしまい、シャッターボタンを押す指に力が入りすぎてしまった。
シャッターボタンが壊れてしまい、それ以上写真が撮れなくなってしまったが、
夫はそれ以降もカメラの望遠機能を使って二人を観察し続けた。
後日、夫は壊れたカメラを返しに田中の家を訪れた。
「君たち二人があまりに仲睦まじくて、嫉妬のあまりついカメラを壊してしまったよ。
カメラには何の罪もないのにね。ゴメンな」
「エッシャー作」「1Good」
ある不思議な建物は、
一、6階建てである。
二、全ての階に、そこへ行く理由がある人がいる。(立ち入り禁止のフロアや無人のフロアは存在しない)
三、全ての階にエレベーターが設置されており、利用可能。
#b#四、3階からエレベーターに乗った人が上がる可能性はあるが、4階からエレベーターに乗った人は99%以上下がる。#/b#
なぜこんなことが起こるのだろうか?
一、6階建てである。
二、全ての階に、そこへ行く理由がある人がいる。(立ち入り禁止のフロアや無人のフロアは存在しない)
三、全ての階にエレベーターが設置されており、利用可能。
#b#四、3階からエレベーターに乗った人が上がる可能性はあるが、4階からエレベーターに乗った人は99%以上下がる。#/b#
なぜこんなことが起こるのだろうか?
15年12月21日 21:21
【ウミガメのスープ】 [letitia]
【ウミガメのスープ】 [letitia]
ちょっと実験作です。
解説を見る
4階から上が#b#駐車場になっている大型ショッピングモール#/b#。
駐車場から駐車場へとエレベーターに乗って移動する人はほとんどいない。
駐車場から駐車場へとエレベーターに乗って移動する人はほとんどいない。
「●●」「1Good」
ワライダケタベ太が地面に触れている面積を7〜8割程度に減らしてみてください。
声を掛けられるのは私かワライダケタベ太のみ。
私は基本的にYESかNOで回答します。
声を掛けられるのは私かワライダケタベ太のみ。
私は基本的にYESかNOで回答します。
14年10月15日 01:00
【新・形式】 [のりっこ。]
【新・形式】 [のりっこ。]
解説を見る
私が飼っている犬のワライダケタベ太は4本の脚で地面に立っていたが、
プエさんによる『お手!』の指示で前脚の片方をプエさんの掌に乗せた。
ワライダケタベ太が地面に触れている面積を約75%に減らしたプエさん、
お見事でした!^^
プエさんによる『お手!』の指示で前脚の片方をプエさんの掌に乗せた。
ワライダケタベ太が地面に触れている面積を約75%に減らしたプエさん、
お見事でした!^^
「お宅は誰?」「1Good」
お、ちょうどよかった、みんないるみたいだね。
水平思考研究サークルのみんなに、ちょっと相談したいことがあるんだ。
聞いてくれる?
あ、はじめましての人もいるみたいだね……。
簡単に自己紹介しておくね。
僕は亀井ユウヤ、B級グルメ研究会の代表をやってるんだ。
特技は目玉焼きを作ること。趣味はそれを食べること。
飼っているロバの名前は……って、そんなこと関係ないか。
相談っていうのはね、忘れ物の持ち主を当ててほしいんだ。
忘れ物は、コレ。#b#USBメモリ#/b#。
こないだサークルの部室のパソコンに刺さったままになっていたのを、僕が間違えて持って帰っちゃったんだ。
それに気づかず中身を見たら、変な画像ファイルが盛りだくさん。
#b#萌えアニメの画像コレクション#/b#らしくて、丁寧にフォルダ分けされて1万枚以上入ってたんだ。
僕の知る限り、B研……あ、B級グルメ研究会の略ね、には、アニメオタクを公言してるやつはいない。
もしこのUSBの持ち主が、僕に中身を見られたと知ってしまったら……。
直接返すことなんてできないから、持ち主を特定して、こっそり持ち物の中に滑り込ませるしかない。
でも、どこにも名前なんか書いてない。
でね、僕はまず、とても頭が切れるけど性格が悪いことで有名な、牛削り先輩に相談したんだ。
すると牛削り先輩は、画像の入ったフォルダの中で#b#1個だけ浮いていたワードファイル#/b#に注目した。
それは#b#レポートの参考文献#/b#みたいだった(画像参照)。
#b#「持ち主を特定する手がかりがあるとしたら、この参考文献のファイルだね」#/b#
と彼は言った。
で、しばらくメールチェックしながら考え込んでいたかと思うと、突然、
「わかった」
と呟いたんだ。
でも、いくら尋ねても誰なのか教えてくれなかった。
「こんなこともわからないようじゃ、今年も留年は確定だな」
と鼻で笑って、彼はその場を立ち去ったんだ。
悔しいから一生懸命考えたんだけど、どうしてもわからない。
だからみんな、知恵を貸してよ!
そうそう忘れてた。B研のメンバーは僕を除けば↓の3人。
#b#田中ユズル#/b#
#b#佐藤タクト#/b#
#b#高橋ヒロシ#/b#
情報が足りないようなら、何でも質問してね!
水平思考研究サークルのみんなに、ちょっと相談したいことがあるんだ。
聞いてくれる?
あ、はじめましての人もいるみたいだね……。
簡単に自己紹介しておくね。
僕は亀井ユウヤ、B級グルメ研究会の代表をやってるんだ。
特技は目玉焼きを作ること。趣味はそれを食べること。
飼っているロバの名前は……って、そんなこと関係ないか。
相談っていうのはね、忘れ物の持ち主を当ててほしいんだ。
忘れ物は、コレ。#b#USBメモリ#/b#。
こないだサークルの部室のパソコンに刺さったままになっていたのを、僕が間違えて持って帰っちゃったんだ。
それに気づかず中身を見たら、変な画像ファイルが盛りだくさん。
#b#萌えアニメの画像コレクション#/b#らしくて、丁寧にフォルダ分けされて1万枚以上入ってたんだ。
僕の知る限り、B研……あ、B級グルメ研究会の略ね、には、アニメオタクを公言してるやつはいない。
もしこのUSBの持ち主が、僕に中身を見られたと知ってしまったら……。
直接返すことなんてできないから、持ち主を特定して、こっそり持ち物の中に滑り込ませるしかない。
でも、どこにも名前なんか書いてない。
でね、僕はまず、とても頭が切れるけど性格が悪いことで有名な、牛削り先輩に相談したんだ。
すると牛削り先輩は、画像の入ったフォルダの中で#b#1個だけ浮いていたワードファイル#/b#に注目した。
それは#b#レポートの参考文献#/b#みたいだった(画像参照)。
#b#「持ち主を特定する手がかりがあるとしたら、この参考文献のファイルだね」#/b#
と彼は言った。
で、しばらくメールチェックしながら考え込んでいたかと思うと、突然、
「わかった」
と呟いたんだ。
でも、いくら尋ねても誰なのか教えてくれなかった。
「こんなこともわからないようじゃ、今年も留年は確定だな」
と鼻で笑って、彼はその場を立ち去ったんだ。
悔しいから一生懸命考えたんだけど、どうしてもわからない。
だからみんな、知恵を貸してよ!
そうそう忘れてた。B研のメンバーは僕を除けば↓の3人。
#b#田中ユズル#/b#
#b#佐藤タクト#/b#
#b#高橋ヒロシ#/b#
情報が足りないようなら、何でも質問してね!
14年08月25日 20:47
【亀夫君問題】 [牛削り]
【亀夫君問題】 [牛削り]
良質問とヒントを読んでいけば、臨場感をお楽しみいただけると思います。
解説を見る
みんな、ありがとう! 助かったよ!!
【以下、牛削り先輩によるありがたい解説】
参考文献には2つの誤植がある。
「平塚らいてうy」と「徹廃条約」だ。
前者より、ファイルの作成者はコピペなどでなく手打ちで入力したことが推測される。
そして後者より、
「撤廃」と正しく打つことができなかった=「t」「e」「p」「a」「i」のどれかのキーが壊れている
ということが推理できる。
「徹廃」と誤って入力するためには、「てつや」「はいし」などと打って変換してからいらない部分を削除するしかない。
すると、候補のうち残るのは、「p」である。
つまり、ファイルの作成者は#red#「p」キーの壊れたパソコン#/red#で作業していたことになる。
憶測に過ぎないと思われるかも知れないが、後に述べる証拠により、私はこれを確信した。
ところで、明らかに別の用途で用いているUSBメモリの中に参考文献のファイルだけが存在する、というのはどういうときか。
wikipediaなどからの引用でレポートを済ませ、参考文献のみを充実させようとする輩は多い。
適当な書籍を物色しようと図書館に行ったが、本文のデータの入ったUSBメモリを忘れてしまい、とりあえずリストだけ作って手持ちのUSBメモリに一時的に保存した。
まあ、そんなところだろう。リストの本が一冊も貸し出されていなかった点からも明白だ。
さてそこで、友人が図書館で私宛に送ったメールに、こんな文があった。
#red#「未納のレオが終わらない」#/red#
一見意味不明だが、「p」の壊れたパソコンで打ったものだと考えてみよう。
適当な部分に「p」を挿入すれば、
#red#「民法のレポが終わらない」#/red#
となる。
つまり、「p」の壊れたパソコンは確かに存在するのである。それも図書館に。
そして、図書館のパソコンを使うにはログインIDが必要だ。
ログインIDは以下の構成となっている。
#red#「学部の英語表記の最初の3文字」+「生徒番号」#/red#
B研諸君の学部は、
#red#田中ユズル → 政治学部#/red#
#red#佐藤タクト → 文学部#/red#
#red#高橋ヒロシ → 心理学部#/red#
それぞれの学部を英語表記した頭の三文字は、#red#「pol」「lit」「psy」#/red#となり、
「p」キーを使わずにログインできるのはただ一人。
そう、オタクは、#red#「佐藤タクト」#/red#お前だ!!!
【以下、牛削り先輩によるありがたい解説】
参考文献には2つの誤植がある。
「平塚らいてうy」と「徹廃条約」だ。
前者より、ファイルの作成者はコピペなどでなく手打ちで入力したことが推測される。
そして後者より、
「撤廃」と正しく打つことができなかった=「t」「e」「p」「a」「i」のどれかのキーが壊れている
ということが推理できる。
「徹廃」と誤って入力するためには、「てつや」「はいし」などと打って変換してからいらない部分を削除するしかない。
すると、候補のうち残るのは、「p」である。
つまり、ファイルの作成者は#red#「p」キーの壊れたパソコン#/red#で作業していたことになる。
憶測に過ぎないと思われるかも知れないが、後に述べる証拠により、私はこれを確信した。
ところで、明らかに別の用途で用いているUSBメモリの中に参考文献のファイルだけが存在する、というのはどういうときか。
wikipediaなどからの引用でレポートを済ませ、参考文献のみを充実させようとする輩は多い。
適当な書籍を物色しようと図書館に行ったが、本文のデータの入ったUSBメモリを忘れてしまい、とりあえずリストだけ作って手持ちのUSBメモリに一時的に保存した。
まあ、そんなところだろう。リストの本が一冊も貸し出されていなかった点からも明白だ。
さてそこで、友人が図書館で私宛に送ったメールに、こんな文があった。
#red#「未納のレオが終わらない」#/red#
一見意味不明だが、「p」の壊れたパソコンで打ったものだと考えてみよう。
適当な部分に「p」を挿入すれば、
#red#「民法のレポが終わらない」#/red#
となる。
つまり、「p」の壊れたパソコンは確かに存在するのである。それも図書館に。
そして、図書館のパソコンを使うにはログインIDが必要だ。
ログインIDは以下の構成となっている。
#red#「学部の英語表記の最初の3文字」+「生徒番号」#/red#
B研諸君の学部は、
#red#田中ユズル → 政治学部#/red#
#red#佐藤タクト → 文学部#/red#
#red#高橋ヒロシ → 心理学部#/red#
それぞれの学部を英語表記した頭の三文字は、#red#「pol」「lit」「psy」#/red#となり、
「p」キーを使わずにログインできるのはただ一人。
そう、オタクは、#red#「佐藤タクト」#/red#お前だ!!!
「クラスメイトの献身」「1Good」
かもめ第三高校の同じクラスで勉強している勝男と若芽。
勝男は鞄の中身は常に空っぽ。机の中に勉強道具を全て置き勉している不真面目くん。
若芽は逆に机は使わず、授業の度に鞄から勉強道具を取り出し、キチンと家に持ち帰る真面目ちゃん。
ある日の一コマ目の授業は国語。勝男はアクビをしながら教科書とノートを広げる。
二コマ目で飽きた勝男はそのまま居眠りをした。
それを見た若芽は勝男に後で見せてあげるために、続きをノートに書いた。
その後も同じようなことが続き、勝男の居眠りの回数は減っていったが、そのせいで寝不足になってしまった。
そしてその寝不足を解消する為に勝男は夜の学校に忍び込んだ。
一体何故だろう?
【問題文のチェック:ディダムズさん】【挿絵:???】
勝男は鞄の中身は常に空っぽ。机の中に勉強道具を全て置き勉している不真面目くん。
若芽は逆に机は使わず、授業の度に鞄から勉強道具を取り出し、キチンと家に持ち帰る真面目ちゃん。
ある日の一コマ目の授業は国語。勝男はアクビをしながら教科書とノートを広げる。
二コマ目で飽きた勝男はそのまま居眠りをした。
それを見た若芽は勝男に後で見せてあげるために、続きをノートに書いた。
その後も同じようなことが続き、勝男の居眠りの回数は減っていったが、そのせいで寝不足になってしまった。
そしてその寝不足を解消する為に勝男は夜の学校に忍び込んだ。
一体何故だろう?
【問題文のチェック:ディダムズさん】【挿絵:???】
13年05月06日 21:31
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
90問目です。初めて挿絵をいれてみました。
解説を見る
かもめ第三高校に通う勝男は不真面目な男子生徒。
その日も一番最初の国語の授業も適当に聞き流し、ノートにペラペラ漫画を作成しようと隅っこの方に絵を描いていたが、たった2コマ目で飽きて、そのまま居眠りをした。
放課後まで眠り続けた彼は、大きなアクビを一つした後、机の中身はほったらかし。空っぽのカバンで家路についた。
その夜…
若芽はかもめ第三高校の夜間学校に通っている。
彼女と同じ席の高校生は置き勉をしているので机の中はパンパン。
いつもと同じように鞄から直接勉強道具を取り出した。
ふとその机からはみ出しているノートが気になり、中身を盗み見た。
ほとんど白紙だったが、隅っこの方に棒人間が描かれている。
しかも2ページだけ。多分パラパラ漫画を作成しようとしていて途中で飽きてしまったのだろう。
ふとイタズラ心が湧いて、彼女は適当にそのパラパラ漫画の続きを書き込み、ついでにノートの上にできていたヨダレのシミを赤ペンで丸く囲み、
「居眠りはダメだぞ」
と書き込んで、ノートを机の中にしまった。
翌日…
いつも通り机から教科書とノートを取り出し、一応開いてから居眠りをしようと思った勝男は昨日描いたパラパラ漫画に続きができていることに気づいた。
そして「居眠りはダメだぞ」のコメント。
彼はこの高校は夜、定時制の学校として使用されていることを知っていたので、犯人は夜の同席さんの仕業だろうと推測し、可愛らしい筆跡から女の人であることを判断した。
そして付け足されたパラパラ漫画にさらに続きを描いて反応を見てみることにした。
その夜…
若芽は昨日のノートのラクガキにどんな反応が返ってくるか凄く気になっていた。
自分の席に座ると早速件のノートを引っ張り出す。
するとパラパラ漫画に続きが付け足されていた。
最初は恋人に出会って手を繋いで歩き出すというストーリーだったものが、いきなりドラゴンが現れ、二人を引き離し、主人公がドラゴンに立ち向かうアクションに変わっていた。
彼女はそれを見て思わずニヤニヤしてしまい、クラスメイトに変な目で見られてしまった。
彼女は咳払いを一つした後、顔を引き締め、そしてまたノートにパラパラ漫画の続きを描き込んだ。
こうして二人の奇妙な文通(?)がスタートしたのだった。
この影響で勝男は授業中、パラパラ漫画制作に励み、居眠りすることが減っていった。
(彼女は一体どんな顔をしているんだろ?カトパン似?まさかの女の子っぽい字を書くオッサンだったりして…)
三冊目のノートが残り数ページになった時、彼女のことが気になって気になって夜も眠れなくなっていた。
その日、勝男は決心した。
「今、会いに行きます!」
決行は夜の7時。勝男ははやる気持ちを抑え、夜の学校に忍び込んだ。
若芽はいつも通り、授業が始まる30分前に登校し、パラパラ漫画を書いている。
物語の中の男女は長い旅を経て、二人で協力して、ドラゴンは遂に倒された。
そして三冊目の最後のページ。
最後の最後にパラパラ漫画の中の女は初めてセリフを喋った。
「今度の日曜日に会いませんか?」
その日も一番最初の国語の授業も適当に聞き流し、ノートにペラペラ漫画を作成しようと隅っこの方に絵を描いていたが、たった2コマ目で飽きて、そのまま居眠りをした。
放課後まで眠り続けた彼は、大きなアクビを一つした後、机の中身はほったらかし。空っぽのカバンで家路についた。
その夜…
若芽はかもめ第三高校の夜間学校に通っている。
彼女と同じ席の高校生は置き勉をしているので机の中はパンパン。
いつもと同じように鞄から直接勉強道具を取り出した。
ふとその机からはみ出しているノートが気になり、中身を盗み見た。
ほとんど白紙だったが、隅っこの方に棒人間が描かれている。
しかも2ページだけ。多分パラパラ漫画を作成しようとしていて途中で飽きてしまったのだろう。
ふとイタズラ心が湧いて、彼女は適当にそのパラパラ漫画の続きを書き込み、ついでにノートの上にできていたヨダレのシミを赤ペンで丸く囲み、
「居眠りはダメだぞ」
と書き込んで、ノートを机の中にしまった。
翌日…
いつも通り机から教科書とノートを取り出し、一応開いてから居眠りをしようと思った勝男は昨日描いたパラパラ漫画に続きができていることに気づいた。
そして「居眠りはダメだぞ」のコメント。
彼はこの高校は夜、定時制の学校として使用されていることを知っていたので、犯人は夜の同席さんの仕業だろうと推測し、可愛らしい筆跡から女の人であることを判断した。
そして付け足されたパラパラ漫画にさらに続きを描いて反応を見てみることにした。
その夜…
若芽は昨日のノートのラクガキにどんな反応が返ってくるか凄く気になっていた。
自分の席に座ると早速件のノートを引っ張り出す。
するとパラパラ漫画に続きが付け足されていた。
最初は恋人に出会って手を繋いで歩き出すというストーリーだったものが、いきなりドラゴンが現れ、二人を引き離し、主人公がドラゴンに立ち向かうアクションに変わっていた。
彼女はそれを見て思わずニヤニヤしてしまい、クラスメイトに変な目で見られてしまった。
彼女は咳払いを一つした後、顔を引き締め、そしてまたノートにパラパラ漫画の続きを描き込んだ。
こうして二人の奇妙な文通(?)がスタートしたのだった。
この影響で勝男は授業中、パラパラ漫画制作に励み、居眠りすることが減っていった。
(彼女は一体どんな顔をしているんだろ?カトパン似?まさかの女の子っぽい字を書くオッサンだったりして…)
三冊目のノートが残り数ページになった時、彼女のことが気になって気になって夜も眠れなくなっていた。
その日、勝男は決心した。
「今、会いに行きます!」
決行は夜の7時。勝男ははやる気持ちを抑え、夜の学校に忍び込んだ。
若芽はいつも通り、授業が始まる30分前に登校し、パラパラ漫画を書いている。
物語の中の男女は長い旅を経て、二人で協力して、ドラゴンは遂に倒された。
そして三冊目の最後のページ。
最後の最後にパラパラ漫画の中の女は初めてセリフを喋った。
「今度の日曜日に会いませんか?」