「お宅は誰?」「2Good」
お、ちょうどよかった、みんないるみたいだね。
水平思考研究サークルのみんなに、ちょっと相談したいことがあるんだ。
聞いてくれる?
あ、はじめましての人もいるみたいだね……。
簡単に自己紹介しておくね。
僕は亀井ユウヤ、B級グルメ研究会の代表をやってるんだ。
特技は目玉焼きを作ること。趣味はそれを食べること。
飼っているロバの名前は……って、そんなこと関係ないか。
相談っていうのはね、忘れ物の持ち主を当ててほしいんだ。
忘れ物は、コレ。#b#USBメモリ#/b#。
こないだサークルの部室のパソコンに刺さったままになっていたのを、僕が間違えて持って帰っちゃったんだ。
それに気づかず中身を見たら、変な画像ファイルが盛りだくさん。
#b#萌えアニメの画像コレクション#/b#らしくて、丁寧にフォルダ分けされて1万枚以上入ってたんだ。
僕の知る限り、B研……あ、B級グルメ研究会の略ね、には、アニメオタクを公言してるやつはいない。
もしこのUSBの持ち主が、僕に中身を見られたと知ってしまったら……。
直接返すことなんてできないから、持ち主を特定して、こっそり持ち物の中に滑り込ませるしかない。
でも、どこにも名前なんか書いてない。
でね、僕はまず、とても頭が切れるけど性格が悪いことで有名な、牛削り先輩に相談したんだ。
すると牛削り先輩は、画像の入ったフォルダの中で#b#1個だけ浮いていたワードファイル#/b#に注目した。
それは#b#レポートの参考文献#/b#みたいだった(画像参照)。
#b#「持ち主を特定する手がかりがあるとしたら、この参考文献のファイルだね」#/b#
と彼は言った。
で、しばらくメールチェックしながら考え込んでいたかと思うと、突然、
「わかった」
と呟いたんだ。
でも、いくら尋ねても誰なのか教えてくれなかった。
「こんなこともわからないようじゃ、今年も留年は確定だな」
と鼻で笑って、彼はその場を立ち去ったんだ。
悔しいから一生懸命考えたんだけど、どうしてもわからない。
だからみんな、知恵を貸してよ!
そうそう忘れてた。B研のメンバーは僕を除けば↓の3人。
#b#田中ユズル#/b#
#b#佐藤タクト#/b#
#b#高橋ヒロシ#/b#
情報が足りないようなら、何でも質問してね!
水平思考研究サークルのみんなに、ちょっと相談したいことがあるんだ。
聞いてくれる?
あ、はじめましての人もいるみたいだね……。
簡単に自己紹介しておくね。
僕は亀井ユウヤ、B級グルメ研究会の代表をやってるんだ。
特技は目玉焼きを作ること。趣味はそれを食べること。
飼っているロバの名前は……って、そんなこと関係ないか。
相談っていうのはね、忘れ物の持ち主を当ててほしいんだ。
忘れ物は、コレ。#b#USBメモリ#/b#。
こないだサークルの部室のパソコンに刺さったままになっていたのを、僕が間違えて持って帰っちゃったんだ。
それに気づかず中身を見たら、変な画像ファイルが盛りだくさん。
#b#萌えアニメの画像コレクション#/b#らしくて、丁寧にフォルダ分けされて1万枚以上入ってたんだ。
僕の知る限り、B研……あ、B級グルメ研究会の略ね、には、アニメオタクを公言してるやつはいない。
もしこのUSBの持ち主が、僕に中身を見られたと知ってしまったら……。
直接返すことなんてできないから、持ち主を特定して、こっそり持ち物の中に滑り込ませるしかない。
でも、どこにも名前なんか書いてない。
でね、僕はまず、とても頭が切れるけど性格が悪いことで有名な、牛削り先輩に相談したんだ。
すると牛削り先輩は、画像の入ったフォルダの中で#b#1個だけ浮いていたワードファイル#/b#に注目した。
それは#b#レポートの参考文献#/b#みたいだった(画像参照)。
#b#「持ち主を特定する手がかりがあるとしたら、この参考文献のファイルだね」#/b#
と彼は言った。
で、しばらくメールチェックしながら考え込んでいたかと思うと、突然、
「わかった」
と呟いたんだ。
でも、いくら尋ねても誰なのか教えてくれなかった。
「こんなこともわからないようじゃ、今年も留年は確定だな」
と鼻で笑って、彼はその場を立ち去ったんだ。
悔しいから一生懸命考えたんだけど、どうしてもわからない。
だからみんな、知恵を貸してよ!
そうそう忘れてた。B研のメンバーは僕を除けば↓の3人。
#b#田中ユズル#/b#
#b#佐藤タクト#/b#
#b#高橋ヒロシ#/b#
情報が足りないようなら、何でも質問してね!
14年08月25日 20:47
【亀夫君問題】 [牛削り]
【亀夫君問題】 [牛削り]
良質問とヒントを読んでいけば、臨場感をお楽しみいただけると思います。
解説を見る
みんな、ありがとう! 助かったよ!!
【以下、牛削り先輩によるありがたい解説】
参考文献には2つの誤植がある。
「平塚らいてうy」と「徹廃条約」だ。
前者より、ファイルの作成者はコピペなどでなく手打ちで入力したことが推測される。
そして後者より、
「撤廃」と正しく打つことができなかった=「t」「e」「p」「a」「i」のどれかのキーが壊れている
ということが推理できる。
「徹廃」と誤って入力するためには、「てつや」「はいし」などと打って変換してからいらない部分を削除するしかない。
すると、候補のうち残るのは、「p」である。
つまり、ファイルの作成者は#red#「p」キーの壊れたパソコン#/red#で作業していたことになる。
憶測に過ぎないと思われるかも知れないが、後に述べる証拠により、私はこれを確信した。
ところで、明らかに別の用途で用いているUSBメモリの中に参考文献のファイルだけが存在する、というのはどういうときか。
wikipediaなどからの引用でレポートを済ませ、参考文献のみを充実させようとする輩は多い。
適当な書籍を物色しようと図書館に行ったが、本文のデータの入ったUSBメモリを忘れてしまい、とりあえずリストだけ作って手持ちのUSBメモリに一時的に保存した。
まあ、そんなところだろう。リストの本が一冊も貸し出されていなかった点からも明白だ。
さてそこで、友人が図書館で私宛に送ったメールに、こんな文があった。
#red#「未納のレオが終わらない」#/red#
一見意味不明だが、「p」の壊れたパソコンで打ったものだと考えてみよう。
適当な部分に「p」を挿入すれば、
#red#「民法のレポが終わらない」#/red#
となる。
つまり、「p」の壊れたパソコンは確かに存在するのである。それも図書館に。
そして、図書館のパソコンを使うにはログインIDが必要だ。
ログインIDは以下の構成となっている。
#red#「学部の英語表記の最初の3文字」+「生徒番号」#/red#
B研諸君の学部は、
#red#田中ユズル → 政治学部#/red#
#red#佐藤タクト → 文学部#/red#
#red#高橋ヒロシ → 心理学部#/red#
それぞれの学部を英語表記した頭の三文字は、#red#「pol」「lit」「psy」#/red#となり、
「p」キーを使わずにログインできるのはただ一人。
そう、オタクは、#red#「佐藤タクト」#/red#お前だ!!!
【以下、牛削り先輩によるありがたい解説】
参考文献には2つの誤植がある。
「平塚らいてうy」と「徹廃条約」だ。
前者より、ファイルの作成者はコピペなどでなく手打ちで入力したことが推測される。
そして後者より、
「撤廃」と正しく打つことができなかった=「t」「e」「p」「a」「i」のどれかのキーが壊れている
ということが推理できる。
「徹廃」と誤って入力するためには、「てつや」「はいし」などと打って変換してからいらない部分を削除するしかない。
すると、候補のうち残るのは、「p」である。
つまり、ファイルの作成者は#red#「p」キーの壊れたパソコン#/red#で作業していたことになる。
憶測に過ぎないと思われるかも知れないが、後に述べる証拠により、私はこれを確信した。
ところで、明らかに別の用途で用いているUSBメモリの中に参考文献のファイルだけが存在する、というのはどういうときか。
wikipediaなどからの引用でレポートを済ませ、参考文献のみを充実させようとする輩は多い。
適当な書籍を物色しようと図書館に行ったが、本文のデータの入ったUSBメモリを忘れてしまい、とりあえずリストだけ作って手持ちのUSBメモリに一時的に保存した。
まあ、そんなところだろう。リストの本が一冊も貸し出されていなかった点からも明白だ。
さてそこで、友人が図書館で私宛に送ったメールに、こんな文があった。
#red#「未納のレオが終わらない」#/red#
一見意味不明だが、「p」の壊れたパソコンで打ったものだと考えてみよう。
適当な部分に「p」を挿入すれば、
#red#「民法のレポが終わらない」#/red#
となる。
つまり、「p」の壊れたパソコンは確かに存在するのである。それも図書館に。
そして、図書館のパソコンを使うにはログインIDが必要だ。
ログインIDは以下の構成となっている。
#red#「学部の英語表記の最初の3文字」+「生徒番号」#/red#
B研諸君の学部は、
#red#田中ユズル → 政治学部#/red#
#red#佐藤タクト → 文学部#/red#
#red#高橋ヒロシ → 心理学部#/red#
それぞれの学部を英語表記した頭の三文字は、#red#「pol」「lit」「psy」#/red#となり、
「p」キーを使わずにログインできるのはただ一人。
そう、オタクは、#red#「佐藤タクト」#/red#お前だ!!!
「ウミガメのスープ ~Ratter版ver2~」「2Good」
ある女の前に一人の料理人がスープを差し出した。
女はスープを一口飲んだところで止め、
料理人にこう言った。
女:「これはウミガメのスープ?」
料理人:「はい、おっしゃるとおりウミガメのスープです・・・」
料理人の答えを確認すると女は帰っていった。
その後、料理人が自殺した。
何故でしょう?
女はスープを一口飲んだところで止め、
料理人にこう言った。
女:「これはウミガメのスープ?」
料理人:「はい、おっしゃるとおりウミガメのスープです・・・」
料理人の答えを確認すると女は帰っていった。
その後、料理人が自殺した。
何故でしょう?
12年11月23日 23:52
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
解説を見る
むかしむかし、大陸の中央の山岳地帯にある王国に
一人の女王様がおった。
即位して数年の間はまじめに政治に励んでいたのだが
長年の平和に飽きてきたのか、だんだんと彼女は変わっていった。
贅沢な暮らしをするようになり、民に重税を課し、
逆らうものはためらいなく虐殺していくようになった。
もはや暴君となった彼女には誰も逆らうこともできなくなっていた。
そんな圧政が続いたある日、1人の宮廷料理人が女王に意見を述べた。
「女王様に申し上げます。民は重税に苦しんでおります。どうか昔の優しき女王様にお戻りいただけないでしょうか」
それに対し、女王はこう答えた。
「ほう。わらわに意見するともうすか。
本来ならば、この時点で一族郎党皆殺しにしてやるところであるが・・・
わらわはとてもとても優しき女王じゃ。
そなたにチャンスをくれてやろう。
わらわが、#b#一度も食べたことのない料理#/b#を持ってまいれ。
#b#わらわがその素材を当てることができなければ、ソナタの勝ちじゃ#/b#
願いを聞き届けてやろう。
だが、#b#わらわが素材を言い当てたならばソナタの負け、#/b#
あるべき通り、#b#一族郎党皆殺しじゃ。#/b#
チャンスは三度くれてやる。せいぜい励むが良い」
こうして、料理人は女王がまだ食したことのないであろう素材を探し求めることとなった。
1度目は、愛犬家である女王なら食べたことのないであろう犬肉料理を差し出した。
だが女王は答えた。
「ふむ。これは犬肉のステーキじゃな?はるか東方の国に出向いた時に食したことがある」
2度目は、山国であるこの国では食する機会もないであろう海亀を試してみた。
だが、やはり女王は答えた。
「これはウミガメのスープ?珍味ではあるがさして珍しいものでもないのぅ」
次に失敗すれば、自分のみならず一族が皆殺しにされてしまう。
困り果てた料理人は、首をつって自殺することにした。
梁からぶら下がる料理人の前には1通の手紙が置いてあった。
#b#~~手紙の内容~~#/b#
親愛なる息子にして一番の弟子であるラテシンへ
力及ばずこのようなことになったことを許して欲しい。
だが、残されたお前に秘策を授ける。
いまお前の目の前にぶら下がっている肉塊をスープに仕立てるのだ
使う肉以外のレシピはウミガメのスープと同じで良い。
女王といえど、さすがに人肉を食したことはないだろう。
いや、もしあったとしても、家臣たちの前ではさすがに
【人肉を以前食したことがある】とは言うまい
#b#~~~~~~~~~#/b#
#red#料理人は女王に食されるために首をつったのだった。#/red#
一人の女王様がおった。
即位して数年の間はまじめに政治に励んでいたのだが
長年の平和に飽きてきたのか、だんだんと彼女は変わっていった。
贅沢な暮らしをするようになり、民に重税を課し、
逆らうものはためらいなく虐殺していくようになった。
もはや暴君となった彼女には誰も逆らうこともできなくなっていた。
そんな圧政が続いたある日、1人の宮廷料理人が女王に意見を述べた。
「女王様に申し上げます。民は重税に苦しんでおります。どうか昔の優しき女王様にお戻りいただけないでしょうか」
それに対し、女王はこう答えた。
「ほう。わらわに意見するともうすか。
本来ならば、この時点で一族郎党皆殺しにしてやるところであるが・・・
わらわはとてもとても優しき女王じゃ。
そなたにチャンスをくれてやろう。
わらわが、#b#一度も食べたことのない料理#/b#を持ってまいれ。
#b#わらわがその素材を当てることができなければ、ソナタの勝ちじゃ#/b#
願いを聞き届けてやろう。
だが、#b#わらわが素材を言い当てたならばソナタの負け、#/b#
あるべき通り、#b#一族郎党皆殺しじゃ。#/b#
チャンスは三度くれてやる。せいぜい励むが良い」
こうして、料理人は女王がまだ食したことのないであろう素材を探し求めることとなった。
1度目は、愛犬家である女王なら食べたことのないであろう犬肉料理を差し出した。
だが女王は答えた。
「ふむ。これは犬肉のステーキじゃな?はるか東方の国に出向いた時に食したことがある」
2度目は、山国であるこの国では食する機会もないであろう海亀を試してみた。
だが、やはり女王は答えた。
「これはウミガメのスープ?珍味ではあるがさして珍しいものでもないのぅ」
次に失敗すれば、自分のみならず一族が皆殺しにされてしまう。
困り果てた料理人は、首をつって自殺することにした。
梁からぶら下がる料理人の前には1通の手紙が置いてあった。
#b#~~手紙の内容~~#/b#
親愛なる息子にして一番の弟子であるラテシンへ
力及ばずこのようなことになったことを許して欲しい。
だが、残されたお前に秘策を授ける。
いまお前の目の前にぶら下がっている肉塊をスープに仕立てるのだ
使う肉以外のレシピはウミガメのスープと同じで良い。
女王といえど、さすがに人肉を食したことはないだろう。
いや、もしあったとしても、家臣たちの前ではさすがに
【人肉を以前食したことがある】とは言うまい
#b#~~~~~~~~~#/b#
#red#料理人は女王に食されるために首をつったのだった。#/red#
「時を欠けるカメオ?」「2Good」
カメオは友人と13:30にウミガメ公園で待ち合わせをする約束をした。
普段は決めた時間の5分前には待ち合わせ場所に着くように家を出るカメオだが、
その日は準備に手間取って家を出るのが遅くなってしまった。
家を出てすぐにカメオが携帯を開いて時刻を見ると、13:29の表示。
これでは間に合わない。
(こうなったら……仕方ない!)
カメオが覚悟を決めると……。
#b#13:29#/b#
↓
#b#13:28#/b#
↓
#b#13:27……#/b#
#b#なんと、携帯に表示されている時刻が遡っていくではないか!#/b#
#b#そして時刻の表示が13:25になった時、カメオは待ち合わせ場所のウミガメ公園にいた。#/b#
一体どういうことだろう?
普段は決めた時間の5分前には待ち合わせ場所に着くように家を出るカメオだが、
その日は準備に手間取って家を出るのが遅くなってしまった。
家を出てすぐにカメオが携帯を開いて時刻を見ると、13:29の表示。
これでは間に合わない。
(こうなったら……仕方ない!)
カメオが覚悟を決めると……。
#b#13:29#/b#
↓
#b#13:28#/b#
↓
#b#13:27……#/b#
#b#なんと、携帯に表示されている時刻が遡っていくではないか!#/b#
#b#そして時刻の表示が13:25になった時、カメオは待ち合わせ場所のウミガメ公園にいた。#/b#
一体どういうことだろう?
15年04月03日 21:34
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
解説を見る
家を出てすぐにカメオが携帯を開いて#red#ナビ機能を使い、徒歩で待ち合わせ場所まで向かった場合の到着#/red#時刻を見ると、13:29の表示。
これでは#red#歩いて向かったとしたら、いつものように待ち合わせ時間の5分前には#/red#間に合わない。
(こうなったら……仕方ない!)
カメオが #red#走る#/red#覚悟を決めると……#red#すぐにその場から全力疾走をした#/red#。
#b#13:29#/b#
↓
#b#13:28#/b#
↓
#b#13:27……#/b#
リアルタイムで#red#【現在地から目的地まで徒歩で移動した際の到着時刻】#/red#が更新され、13:25の時刻が表示された時にはちょうど待ち合わせ場所に着くことができたのだ。
当然、未来から過去に掛けたタイムスリップをしたわけではなく、単純に #b#家から目的地に掛けて駆けた#/b#だけの話である。
これでは#red#歩いて向かったとしたら、いつものように待ち合わせ時間の5分前には#/red#間に合わない。
(こうなったら……仕方ない!)
カメオが #red#走る#/red#覚悟を決めると……#red#すぐにその場から全力疾走をした#/red#。
#b#13:29#/b#
↓
#b#13:28#/b#
↓
#b#13:27……#/b#
リアルタイムで#red#【現在地から目的地まで徒歩で移動した際の到着時刻】#/red#が更新され、13:25の時刻が表示された時にはちょうど待ち合わせ場所に着くことができたのだ。
当然、未来から過去に掛けたタイムスリップをしたわけではなく、単純に #b#家から目的地に掛けて駆けた#/b#だけの話である。
「完璧採点ミス!」「2Good」
授業の最後に、先生は確認テストを行った。ところが、正しく答えた生徒には×、間違いを答えた生徒や、無回答の生徒には○をつけた。
先生、それ逆じゃない? どういうことなの?
先生、それ逆じゃない? どういうことなの?
15年01月24日 21:06
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
スープ採点中
解説を見る
残り5分で授業が終了というところで、先生はおもむろにプリントを配り始めた。
「では、これまで勉強してきた内容を、皆さんがわかっているかどうか、確認テストをします」
ええっとざわめく生徒達だったが、手元にきたテストを見て、生徒達は安堵した。テストはたった1問で、しかも授業を聞いていなくても答えられる質問だったのだ。確認テストは5分どころか3分もかからずに終わった。
一週間後の授業で、先生は採点をし終わった確認テストを返却した。返されたテストを見て、一人の男子生徒が、先生のもとへテストを持ってきた。
「先生、僕、問題にちゃんと答えたのに×でした。採点ミスではないですか?」
「いいえ、採点ミスではありませんよ」
抗議に来た生徒だけでなく、教室にいる生徒達全員を見渡す。
「皆さんは授業をきちんと聞いてくれる、いい生徒達だと思ってします」
けれど、と先生は意味ありげに笑う。
「皆さんの一番の欠点は、『人を信じ過ぎること』のようですね」
その言葉を聞いて、首をかしげる人と、訳知り顔でにやにや笑う人と。前者は最後の問題で×をくらい、後者は○をもらった生徒達だ。
まだわからない様子の数名を見て、先生は苦笑しながら続けた。
「パスワードを人に教えてはいけない。これは、セキュリティの基本ですよ?」
これは情報の授業。ここ数回、授業ではセキュリティに関して勉強してきていた。そして、確認テストの問題は、「あなたが学校で使っているログインパスワードを教えてください」だった。
END
#b#情報の授業のテストで、「パスワードを教えてください」という質問に対し、本当にパスワードを書いた生徒を×、間違ったパスワードを書いたり、答えを書かなかったりした生徒を○にした。授業で、「パスワードを他人に教えてはいけない」と教えてきたからだ。#/b#
「では、これまで勉強してきた内容を、皆さんがわかっているかどうか、確認テストをします」
ええっとざわめく生徒達だったが、手元にきたテストを見て、生徒達は安堵した。テストはたった1問で、しかも授業を聞いていなくても答えられる質問だったのだ。確認テストは5分どころか3分もかからずに終わった。
一週間後の授業で、先生は採点をし終わった確認テストを返却した。返されたテストを見て、一人の男子生徒が、先生のもとへテストを持ってきた。
「先生、僕、問題にちゃんと答えたのに×でした。採点ミスではないですか?」
「いいえ、採点ミスではありませんよ」
抗議に来た生徒だけでなく、教室にいる生徒達全員を見渡す。
「皆さんは授業をきちんと聞いてくれる、いい生徒達だと思ってします」
けれど、と先生は意味ありげに笑う。
「皆さんの一番の欠点は、『人を信じ過ぎること』のようですね」
その言葉を聞いて、首をかしげる人と、訳知り顔でにやにや笑う人と。前者は最後の問題で×をくらい、後者は○をもらった生徒達だ。
まだわからない様子の数名を見て、先生は苦笑しながら続けた。
「パスワードを人に教えてはいけない。これは、セキュリティの基本ですよ?」
これは情報の授業。ここ数回、授業ではセキュリティに関して勉強してきていた。そして、確認テストの問題は、「あなたが学校で使っているログインパスワードを教えてください」だった。
END
#b#情報の授業のテストで、「パスワードを教えてください」という質問に対し、本当にパスワードを書いた生徒を×、間違ったパスワードを書いたり、答えを書かなかったりした生徒を○にした。授業で、「パスワードを他人に教えてはいけない」と教えてきたからだ。#/b#
「おもひでのあるばむ」「2Good」
好きな女の子の個人写真を見た僕は
とても幸せな気持ちになり、
これからはなるべくアルバムを
見返さないようにしようと思いました。
いったいなぜでしょうか?
とても幸せな気持ちになり、
これからはなるべくアルバムを
見返さないようにしようと思いました。
いったいなぜでしょうか?
15年04月30日 22:17
【ウミガメのスープ】 [緋色]
【ウミガメのスープ】 [緋色]
解説を見る
アルバムが閉じている時に重なる君と僕の写真。
叶わなかった夢をアルバムの中で…
叶わなかった夢をアルバムの中で…