①発砲された銃弾には、その銃特有の旋条痕が残るはずであること、
②手で絞め殺した場合、普通なら絞殺ではなく扼殺と表現されるはずであること、
③ウラジオストクからシベリア鉄道に7日間乗車し続けたのであれば、到着するのはモスクワのはずであること、
以上の3点から、街中を震撼させた連続殺人事件の犯人はジャックであると推理した。
彼の推理過程をシミュレートせよ。
霧のロンドンは関係ありますか?
YES 関係あるといえばありますよ。ええ。ただしミスリード注意ですよ。ええ。 [良い質問]
ベン及びジャックは現実に存在する人間ですか?
YES ただしミスリード注意ですよ。ええ。 [良い質問]
旋条痕も扼殺もなく死体はシベリア鉄道に運ばれましたか?
さあ、知りませんね。ええ。
ベンの推理は正しいですか?
YES 正しいですよ。ええ。
ジャックの職業は重要ですか?
NO ジャックの職業はどうでもいいですよ。ええ。
ベンジョンソンは関係ありますか?
NO 全然関係ないですよ。ええ。
連続殺人事件の手口は全て同じものですか?
厳密に言えばNOですね。ええ。
連続殺人で銃殺された人はいますか?
NOですね。ええ。
べんは被害者でも加害者でもなく探偵もしくは警察機関ですか?
NO 被害者でも加害者でも探偵でも警察でもないです。ええ。 [良い質問]
殺人事件は一つの街の中だけで行われていましたか?
YES ひとつの街の中といっていいでしょう。ええ。
殺害方法は銃殺ですか?
NO 連続殺人の中に銃殺はありませんね。ええ。
死因は刺殺ですか?
答えにくいですね。連続殺人かつ7なもので。ええ。
犯行に銃は使われましたか?
NO 銃は使われていませんね。ええ。
あるはずのものがないですか?
NO そういう事実はこの問題においてはないですね。ええ。
かぼちゃ頭のパンプキンは関係ありますか?
NO 全然関係ありませんね。ええ。
銃弾は事件現場に残されているものですか?
NO 事件現場に銃弾は残されていませんね。ええ。
街中を震撼させた連続殺人事件は、ロンドンで起こりましたか?
YES ロンドンで起きた連続殺人ですね。ええ。 [良い質問]
死体は何らかの手段で運ばれていましたか?
さあ、知りませんね。ええ。
切り裂きジャックが重要ですか?
YES 切り裂きジャックが重要です。ええ。 [良い質問]
ベンとジャックはお互いに知り合いですか?
NO お互いに、相手のことを知っているはずがありません。ええ。 [良い質問]
連続殺人事件は10回以上行われましたか?
さあ、厳密にはわかりません。ええ。
ベンは、ジャックが何者であるか知っていますか?
NO 知っているわけがないです。ええ。 [良い質問]
②より 絞殺と表現した人物がいますか?
さあ、知りません。ええ。
ベンとジャックは同じ年代に生きていた人物ですか?
NO 二人の生きている時代は全然違います。ええ。 [良い質問]
小説は重要ですか?
NO 小説は関係ありません。ええ。 [良い質問]
劇中劇要素がありますか?
YES ただし通常「劇中劇」から想像される場面とはかなり違うので、ミスリード注意ですね。ええ。 [良い質問]
ベンはミステリードラマなどの犯人の推理をしていますか?
「など」をどう解釈するか次第ですが、かなり広い意味で、YESとしておきましょう。ええ。 [良い質問]
ベンは読者ですか?
YES 読者の範疇に入るでしょう。ええ。 [良い質問]
ジャックは、三次元に実在する人間ですか?
YES 三次元に実在はしたでしょうね。ええ。
殺害に道具は使われましたか?
YES 殺害に道具は使われているようです。ええ。
非現実要素ありますか?
YES ただし26と同じ理由でミスリード注意です。ええ。
ジャックは実際に人を殺しましたか?
YES 実際に人を殺しました。ええ。
この問題は要知識ですか?
日本語を読めなければ解けないという意味では要知識ですね。ええ。
歴史の勉強は関係ありますか?
NO 関係ないといっていいでしょう。ええ。
ミステリー小説は関係ありますか?
NO 関係ないといっていいでしょう。ええ。
ベンは連続殺人事件の出てくる物語を鑑賞していましたか? [編集済]
NO そういう事実はありません。ええ。
ベンは、誰かが「絞殺」と表現したことに違和感を持ちましたか?
NO そういう事実はありません。ええ。
日記は関係ありますか?
NO 関係ありません。ええ。
明かされた事件の情報を見て、①〜③に該当しない事から、ベンは、自分が見た情報を切り裂きジャック事件であると推理し、その事件は、ジャックという人物が起こした連続殺人事件である。という事ですか? [編集済]
NO 違いますね。ええ。
ラテシンは関係ありますか?
NO 全く関係ないですね。ええ。
ベン、ジャック以外に重要な登場人物はいますか?
NO 他に誰もいなくてもいいですね。ええ。
新聞を読んでいますか?
ベンが新聞を読んでいる可能性はあります。ええ。 [良い質問]
リスニング試験を推理により解きましたか?
NO リスニング試験ではないです。ええ。
ベンは学者ですか?
関係ありませんね。ええ。
テレビは関係ありますか?
NO 関係ないといっていいでしょう。ええ。
問題文3項目よりベンの読んでいる文章が切り裂きジャックの事件をテーマにしたものだとあたりをつけ、切り裂きジャック事件に関する事前知識から犯人はジャックだと推理しましたか?
NO ベンに切り裂きジャック事件に関する事前知識はありませんでした。ええ。 [良い質問]
ベンはジャックが書いたものを読んでいますか?
NO 違います。ええ。
ベンは、過去の事件について調べていますか?
NO 全く調べていません。ええ。
ベンは、文字を読んで推理しましたか?
YES ベンは文字を読んで推理しました。 [良い質問]
鉄道に七日間乗車し続けて、モスクワではない場所にたどり着いた人物はいますか?
さあ、世界中のどこかにはいるでしょうね。ええ。
未来から過去を見ていますか?
質問の意味がよくわかりません。ええ。
ベンは新聞記者ですか?
関係ありません。ええ。
ベンはメタ推理をしましたか?
YES 考えてみればこれは一種の「メタ推理」といえそうです。ただし解釈に個人差がありそうなのでミスリード注意です。ええ。
ベンが知っている連続殺人犯の情報と違うことが書いてあり、意図的に情報をねじ曲げようとした筆者のジャックが犯人だと思いましたか?
NO 違いますね。ええ。
辞書は関係ありますか?
ものすごく間接的にYESといえなくもないでしょうか。ええ。
ベンは、断片的にしか読めない文章から、文章の内容を読み解こうとしていますか?
「文章」というと語弊がありますが、概ねYESです。ええ。 [良い質問]
重複してたので消去 [編集済]
NO 違います。ええ。
ベンの年齢は重要ですか?
NO ある程度考える能力がある年齢であれば何歳でもかまいません。ええ。
スクラップ帖は関係ありますか?
NO 関係ないですね。ええ。
ジャックの記憶は関係ありますか?
NO 関係ないですね。ええ。
問題文中の「ジャック」は、切り裂きジャックですか?
YES ジャックは切り裂きジャックのことを指していました。ええ。 [編集済] [良い質問]
ジャックという名前は文章中に出てきたものですか?
NO ベンの読んでいる文章の中には出てきません。 [良い質問]
①〜③の情報から時代背景を推理し、その時代の連続殺人鬼は切り裂きジャックだと推理し、ベンはクイズに答えましたか?
NO 46をご参照ください。ええ。
予告状の新聞切り抜きの情報から犯人を特定しましたか?
NO 予告状は関係ありません。ええ。
ベンが読んでいるものの著者の情報は重要ですか?
NO 全然重要ではないです。ええ。
クロスワードが埋まりましたか?
YES 正解でいいでしょうか。念のためまとめてください。ええ。 [良い質問]
「施条痕」でも「線条痕」でもなく、広まっているとはいえ誤用である「旋条痕」になっていることは重要ですか?
NO それ誤用だったんですね。単なるケアレスミスです。失礼しました。ええ。
62 ジャックという名前を知った手段は重要ですか?
YES それを当ててほしいのです。ええ。
ベンの読んでいるものには何らかの欠損がありますか?
NO 「読んでいるもの」には欠損はありません。 [良い質問]
せん『じ』ょうこん・「や」くさ「つ」・モス「ク」ワ⇒ジャック?
NO そんなクロスワードはありえません。ベンは「推理」したのです。
56より、その文字が断片的にしか読めないのは、誰かが読ませたい部分のみを見せるように細工したのではなく、汚れや破損などで偶然に一部しか読めなくなっていたのですか?
NO 少し誤解があるようですね。ええ。
ベンの読んでいる文章を書いたのがジャックですか?
NO 違います。ええ。
66 クロスワードでジャ○クまたはジ○ックまで分かったのでジャックが導かれましたか?
YES 正解です。ええ。 [正解]
新聞のクロスワードでせんじょうこん・やくさつ・モスクワの三つの単語から切り裂き『ジャック』が当てはまると推理しましたか?
YES 正解です。ええ。 [正解]
ロンドンを震撼させた連続殺人犯の名は?という問いにベンは答えられなかったが、他の鍵を埋めることで、クロスワードのその問いがジャックだとわかりましたか?
YES 正解です。ええ。 [正解]
被害者の死体から旋条痕のない弾のようなものが発見されましたか?
NO そういう事実はありません。ええ。
66より、クロスワードの質問に答えて空欄を埋めていくと、最終的に指定された文字をつなげたワードの足りない文字を埋めた時に、わからなかった連続殺人事件の犯人の名前がジャックであるとわかりましたか?
YES 正解です。 [正解]
せん「じ」ょうこん、「や」くさつ、モス「ク」ワと答えを埋めたことで、「ロンドンの街を震撼させた連続殺人犯は、切り裂き何?」というカギの答えが「ジャ?ク」だと分かったので、名前っぽい単語になるように推理して「ツ」を埋めましたか?
YES 正解です。ええ。 [正解]
「えーっと、付け合せに使われる緑色の野菜っていうのは、パセリかな? 十は英語で、ワンツースリーフォー……ああテンだ」
順調に解き進めていた勉の手が止まった。ヨコ7である。
「19世紀ロンドンを震撼させた連続殺人事件の犯人? むむむ」
とりあえずそこは空欄にしておき、タテから攻めることにした。
「銃弾には発砲した銃特有の……ああこれは旋条痕だ(タテ2)。手で絞め殺すのは……扼殺っと(タテ8)。それから、シベリア鉄道の終点はモスクワだね(タテ3)。○○は熱いうちに打てっていうのがよくわからないなー(タテ6)」
ともあれ、ヨコ7の4マスのうち、3マスを埋めることに成功した。
セ?■モ
ン■?ス
ジヤ○ク
ヨク■ワ
ウサ?■
■ツ??
これが人名だということを考え合わせれば、「ジヤ○ク」の○にツが入ることは容易に想像がつく。
「そうか、ロンドンを震撼させた犯人は、切り裂きジャック、お前だったのか……!」
勉が探偵の才能に目覚めた瞬間であった。
~みんなも解いてみよう~
[ヨコの鍵]
1.料理の付け合せに使われる緑色の野菜。
3.tsunaさんとSNCさん企画の素晴らしいイベント「○○のスープ」。
5.十を英語で。
6.学生の敵。前日は徹夜です。
7.19世紀ロンドンを震撼させた連続殺人事件の犯人といえば、「切り裂き○○○○」。
9.右翼の反対。
10.アリゲーター、クロコダイルといえば。
12.仕事中の怪我。
14.漢字で書くと悪阻。
[タテの鍵]
1.食材をペースト状にした料理。
2.銃弾には発砲した銃特有の「○○○○○痕」が残る。
3.ウラジオストクからシベリア鉄道に乗り、7日間で到着する終点。
4.故郷。
6.○○は熱いうちに打て。
8.手で首を絞めて殺すこと。
9.社交場。
11.○○レバ、あるいはレバ○○。
13.ロック。
しかし犯罪要素など全くなく、ベンはクロスワードを解いているだけだったという解説を見てすごく驚きました。
気持ち良く予想を裏切られたのでこの問題を二位とさせて頂きました。
#big5#3#/big5#つのキーの選び方、言葉の選択、すべて素晴らしい。初見したときの異様なチャームと真相がわかったときの納得感を導き出しています。コラボの強みを発揮した、1000~2000問に1問の傑作と思います。
#big5#【#/big5#短所】
・殺人事件に見せかけて実はお芝居の出来事だった。などと同様に、不思議な出来事にみせかけておいて実はこうだったというアンフェア感を感じる。ただこういうアンフェア感は問題のスパイスととしてアリだと思う。
【長所】
・問題文が魅力的。謎自体が強烈なのもあるが、使われているワードがミステリー好きにたまらないワードが多く、そそられる。
・①〜③の太字のワードがちゃんと『ジャック』というワードを導くためのヒントとしてのワードが選ばれているところが、クロスワードを導くための良いクルーになっており、フェアで好ましい。
#big5#全#/big5#く繋がらないはずの3点を、まさにカギとして推理したという過程は、見事といわざるを得ないでしょう。
#big5#突#/big5#っ込みどころといえば、解説でのベンは自意識が過剰すぎることでしょうかw
#big5#M#/big5#VS得票数が物語るとおり、名作です。
#big5#重#/big5#厚な推理ものか、と思わせてのまさかのトリックがすさまじいです。水平思考のお手本のような問題。
しかしベンの得意分野めっちゃ片寄ってますね。
#big5#猛#/big5#者のスープには質問者としても参加していないのでコメントを残すつもりはなかったのですが、この問題だけ衝動が抑えきれなかったので少々駄文を失礼します。
「クロスワード」というトリックは、単語であればなんでも構成要素にできるので問題文構成の自由度が非常に高いです。そのほぼ無数にあるといってもよい選択肢の中からこの4つの単語を選び出してセンス溢れる問題に昇華させたというのは素晴らしいとしか言いようがありません。
これからも猛者のスープという企画を続けてほしいと思える傑作でした。
#big5#文#/big5#句なしの大傑作。あらゆる点において素晴らしく、今更語るまでもないが、敢えてひとつ素晴らしい点を挙げておくと、主人公に「ベン」という人物を置いた点。
これで一気に重厚な本格推理感が生まれている。実際はこの人物は日本人であり、トリック的にも日本人でないと成立しない。
その点が一見アンフェアであるように見えるが、実はそうではなくてしっかりクルーが仕込まれているのが凄い。
絞殺ではなく扼殺、というのは日本語の表現だから、ベンは日本語を用いているとしか考えられないのだ。
この点については今までMVSのコメントでは指摘されていなかった気がするので、ここで挙げさせていただいた次第。
その点も含め、伝説級の名作だと思う。
#big5#ベ#/big5#ンと言う名前なのですが、勉と言うのは和田勉くらいしか思いつかないのが苦しいので
ベンを凄腕の探偵や警察の私に変更して張り込み中にクロスワードを解いていた。
としても良かったのではないかと思います。
#big5#ウ#/big5#ミガメのスープには大きく分けて2種類、「奇妙な現象や不可能と思えるような状況を、意外な方法や解釈で解決する問題」と、「実はなんてことはない普通の状況なのだが、不思議や謎を感じるように表現した問題」があると思っている。個人的な好みで言えば、前者の方が問題として魅力を感じる。後者は発想の転換ではなく表現の工夫であり、具体的な「何か」を当てなければならない点が物当てと感じてしまうからだ。
一方で、そんな具体的な「何か」を当てる問題であっても、魅力を感じるものもある。誰もが知っている題材で、それを推理するに足る情報がきちんと問題文に示されている場合だ。『断片推理』はそういった意味で、物当てとして駄作に転びかねない題材をうまく調理した作品であると思う。
旋条痕、扼殺、モスクワ、とミステリ的展開を予想させる3点を挙げつつ、更には連続殺人事件の犯人の名前を推理する過程を求めるという、なんともうまくできた問題文である。似たような作品としては、低空飛行便さんの『料理人と華道家の相談』(http://sui-hei.net/mondai/show/12118・20の扉)が秀逸であると思うが、本作ではそれを純粋な物当てではなくウミガメのスープにしたという点でまた違った成果が認められる。
しいて言えば、ベンという名前は凝りすぎかと思う。解説からは、ベンが日本人名であることを隠す目的だったように読めるのだが、素直に日本人であることがわかる名前でも参加者は十分引っかかっただろう。
#big5#ク#/big5#ロスワードと分かればすぐに答えが出る問題であり最も発想勝負が出来ている問題だと思いますし、実際にクロスワードが作ってあるのも説得力があると思いました。
その反面、クロスワードの状況を核心に持ってくる問題は過去にも多くありラテシンにおける新規性が低いところが欠点かと思いました。
#big5#文#/big5#句なしの完成度です。
実際にクロスワードまで作ってしまったところが恐るべし。
「推理」のダブルミーニングがお見事でした。
ストーリー性で勝負した問題が多い中、「問題」らしい問題という個性も魅力。
この問題の衝撃は、一気に猛者スープのハードルを上げてしまった印象です。
#big5#太#/big5#文字の使い方が大きく納得感に貢献していると思いました。
#big5#面#/big5#白かった。ちゃんと参加できなかったのが残念。改善点が見つからないほど完成度が高い。
#big5#推#/big5#理過程シミュレートという王道問題とは言えないジャンルでありながら、華麗に練られたベールと納得感抜群の解説が光ります。
#big5#素#/big5#晴らしい問題だと思います
問題文の本当の意味を解くのが楽しめると思います
#big5#グ#/big5#ループで作問するにあたっての理想的な完成形に思えます。
作問過程に興味がそそられます。
あえて気になる点を挙げるなら、クロスワードの設問の難易度さでしょうか。
#big5#秀#/big5#逸なミスリードのある傑作だが、口頭で問題文を伝えられない点と謎の解きどころは今一つ。
解いてるときはさっぱりだけど、解説を読むと面白かった、というパターンの問題。
#big5#問#/big5#題、解説、進行いずれも非の打ち所の無い出来。敢えて突っ込むとすれば、猛者1日目でハードルを上げすぎたという事くらい。アイデアで満足することなく細部まで美しく仕上げられており、感服するほかない。
#big5#美#/big5#しいですねぇ…
#big5#牛#/big5#削りです。
ご参加いただきありがとうございました。
クロスワードに当てはめる文字列は出題者側がかなり自由に設定できるので、チャームを上げることは容易く、ちょっと反則かもなと思っていました。
しかしみなさんの反応を見ると、ご満足いただけたようで良かったです。
ゴトーレーベルさんご指摘の通り、①〜③および推理の結論部分の表現にはかなり気を使いました。
一緒に問題制作に携わってくれたメンバーのみんな、ありがとうございました。
#big5#パ#/big5#ーフェクト。
元のトリックも素晴らしければ、その調理法も素晴らしい。
推理過程をシュミレートせよという問いかけは一見チャームが弱そうに感じるが、
ベンはチグハグな断片的情報でどうやって犯人を推理したのか。
ミステリ好きが好むKWが散りばめられた問題文は非常に参加意欲をそそる。
ノイズの多い問題文ではあるがアンフェアな印象がないのは挑発的ともいえる
大胆なフォントタグの使い方によるものであろう。
解説を見て問題文を見返すと問題作成者のドヤ顔がチラついてくる。
またベンというネーミングから問題作成におけるこだわりが感じられる。
登場人物の名前にまで気を使い、このトリックを最上級の高みへと昇華させている。
あえて物言いがあるとすれば、猛者のスープ初日を出題日としたこと。
後から出題する私達への愛が一切ない。情け容赦ない。バカ。おたんこなす。
#big5#「#/big5#切り裂きジャックが重要です」などの回答が意地の悪いミスリードになっています。しかしアンフェアではなく、問題の意図がそもそもそうであっただけの話。真相を見抜けた人はさぞ気持ち良かったのでは。
欲を言えば、クロスワードに登場する言葉全てをミステリー関係に出来ればなお良かったかと思います。テーマ別クロスワードというのも実際に存在しますし。ただ、作るのはものすごく難しいだろうなあとも思います。
#big5#ま#/big5#ず、チャームが非常に高いです。始めに読んだ印象では、ベンは一見無関係な事象から殺人事件の真相を解き明かしているように見えます。もうこれだけでもワクワクするというのに、設問ではその推理過程をシミュレートしろと言われているのです。名探偵に憧れている私は、自分が解いてみせる!という意欲を強く掻き立てられました。
次に、そのトリックも素晴らしいと思います。出題者の作り出したミステリーの幻想に囚われていると一向に気付けませんが、実は質問者にはベンに与えられているのとほぼ同じ情報が与えられており、あるキーワードに気付きさえすればするりと解けてしまいます。見方を変えるだけでアッサリ解けてしまうトリック系問題の気持ちよさを、この問題はしっかり持っているのです。トリックの強い問題は、瞬殺の危険も孕んでいますが、この問題においてはそれも抜かりなく対策されています。トリックを覆い隠す叙述が見事で、名探偵の推理過程を知るべく事件の詳細を尋ねていくものの、いくら訊いてもそこに真相は存在せず、更に深い闇の中に入り込むような感覚を味わわされました。言葉の一つ一つのチョイスが絶妙で、微塵も不自然さを覚えませんでした。
解説に添えられたクロスワードパズルも嬉しいですね。キャラクターの行動を追体験できるので、解説の説得力を増すし、何よりちょっと楽しいです。作るに手間がかかるだろうにここまでしてくれて、最上のお持て成しを受けている気分でした。モノスゴク贅沢を言うなら、いくつかの文字を拾い出すと単語になる、みたいな全て埋めることでのみ見られるお遊び要素があっても良かったかもしれません。
#big5#ト#/big5#リックだけでなく、問題全体の雰囲気や世界観すら視点を変えた水平思考な問題。
「なぜ?」を問わ無いにもかかわらず、解くべき謎がしっかりしている。
納得感は言わずもがな、洗練され美しい問題。
今回は猛者スープ第一回というメタチャームが大きくあるが、問題文のチャームとしては少ないように思える。
#big5#素#/big5#晴らしい視点でした。
①②③は確かにクロスワードの問題文で状況さえ至ることが出来れば確かに思いつく問題でした。
若干新聞のクルーがあっても良かったかもっと思いました。
とはいえ猛者として誇れる最高のスープです。
#big5#素#/big5#晴らしかったです。どのような過程でこの問題が出来上がったのかにも興味があります。
#big5#参#/big5#加できず残念でした。
全体に非常に洗練されていて、クロスワードであることがわかるまで、ミスリードから逃れられないでしょう。問題文の秀逸さが印象的でした。
#big5#素#/big5#晴らしい。 完璧な問題だと思いました。
クロスワードの推理をうまい具合に探偵の推理のように感じさせられる。
#big5#短#/big5#い箇条書きと、そこから飛躍したかのようにみえる推理過程を推測する謎の魅力は問題文として非常に魅力的であり、シンプルに洗練されている
理由そのものも、クロスワードが題材となっているこの問題は、出題チームの視点の柔軟さが伺える素晴らしい解である
惜しむらくは、ベンという名前が一見すると日本名には見えないような書き方をしていて、解説では日本人でしたとしている部分
たしかに、クロスワードがキモとなる本作では日本語の重要性を悟られない為に外国人のように見せるのも手かもしれないが、問題そのものがよく出来ている以上、むしろそのような見せ方は蛇足に思えてしまう
そしてもう1点、問題文の箇条書きに数字を振っていて
なおかつここまで作りこんでいるのであれば
どうにかして箇条書き部分と、タテのカギの数字を揃えた方が綺麗だったのではないか
と、総じて完成度の高さ故に細かい、非常に細かい部分に目がいってしまう作品です
#big5#一#/big5#見すると垂直思考問題のように見える蟻地獄トラップが天才的。いや、むしろ「垂直思考問題と見せかけた水平思考的に解けるパズル」と見せかけて、問題で問うているのはまるきりそうではない、という、一体何段構えなんだか分からないミスリードが見事の一言。それでいて、問題構造としてはシンプル。水平思考問題の鑑のような問題。これは、どう考えてもチャンピオンに相応しいんじゃないかな。あ、でも唯一、欠点を挙げるとすれば、問題文を読んだ瞬間に中の人が分かってしまうという点だろうか笑 匿名性とは一体笑
#big5#問#/big5#題文から解説、そのあとのお楽しみなど、すべての作り込みが半端ではなく、他の猛者のスープと比べてもダントツの出来だと思われる。特に改善点も見当たらず、これぞ猛者のスープ、と言わんばかりの問題。歴代の上位問題と比べてもトップクラスだろう。