動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのGood

一事不再理「1Good」
#big5#「勝訴」#/big5#と書かれた紙を掲げて得意気に笑う男。
人々の間にざわめきが走る。
一体なぜ…? 困惑と疑念のこもった視線が彼に集中する。
がっくりと肩を落とす者、悔し涙を流す者もいた。
しかし、誰一人として控訴する者はいなかった。

状況を説明してください。
15年10月29日 21:32
【ウミガメのスープ】 [真夏の雪]



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ここは裁判所の前……ではなく、小学生の#red#書き初めコンテスト#/red#の結果発表。
たしかに優勝者の作品は素晴らしい出来栄えだったが、なぜ「勝訴」と書いた……?
同じコンテストの参加者には、彼に負けて落ち込む者や泣き崩れる者もいたが、裁判ではないのだから控訴する人がいるはずもない。

というわけです
タイムカプセル「1Good」
タイムカプセルを開いた男たちは、しばし沈黙し、発狂した。

一体なぜ?

(星新一著「妖精配給会社」のお話の一つからネタを拝借しました。元ネタに心当たりがある方は質問をお控えください)
15年10月30日 10:52
【ウミガメのスープ】 [まえよし]



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近未来、長い宇宙旅行からの帰路に着く男たち。
間もなく地球が見えるはずの地点で、宇宙空間を漂う筒状の物体を発見する。
開いてみると、それはタイムカプセル。
地中深くに埋まったはずのそれが宇宙を漂っている……
地球が粉々に消滅したことを悟った男たちは、発狂せずにいられなかった。
ラテシン町美術館の館長のカメール氏は、その町出身の有名な画家であるタール氏の遺族から
「不味そうにウミガメのスープを飲む男」の絵と、「首を傾げながらウミガメのスープを飲む娘」 二枚の絵を寄贈された。

その絵を寄贈されたカメール氏は「不味そうにウミガメのスープを飲む男」絵のとなりに黒い絵を一緒に飾った。

一体なぜ?
15年10月30日 19:57
【ウミガメのスープ】 [花鳥]



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その絵たちは全部『目』を象徴するように丸い形をしていた。
「不味そうにウミガメのスープを飲む男」の絵はタール氏の娘トールの目を通してみたウミガメのスープを飲む自分の姿を描いたタール氏自身の自画像である。
そして、タール氏の娘トールは左目しか見えておらず、左目には眼帯をしていた。

そのことを知ったカメール氏はタール氏の娘の目で見た父親の姿を再現するためにわざわざ真っ黒な丸い絵に同じ額縁まで作ってその隣に黒い絵を飾ったのだ。


おまけ
カメール氏「「不味そうにウミガメのスープを飲む男」一枚
「首をかしげながらウミガメのスープを飲む娘」二枚
の計三枚の絵を寄贈されたのだよ。
なぜならタール氏は二つの目が見えていたからね」
死にたがり「1Good」
男は大病を患っており、病状が悪化してついに力尽きようとしていた。
死に目を見に来てくれた人達に別れを告げ、静かに目を閉じた。

しかし、決死の手術の末、奇跡的に男は目を覚ました。
それどころか、今までの病状が嘘のように消失し、不自由なく日常生活が営めるまでに回復するでしょうと医者は男に告げた。

医者の言葉を聞いた男は、絶望した。

一体なぜ?
15年11月03日 23:38
【ウミガメのスープ】 [キュアピース]



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20年前、男は殺人を犯した。
ずっと罪の意識はあったが、自首する勇気もなかった。

しかし、大病を患い、いよいよ自分にも死期が迫った時にやっと、死の恐怖というものを身を以て知ることになり、ますます罪の意識は重くなった。

せめて、死ぬ前に警察へ自白して、気持ちを楽にして逝きたい。
そう思った男は、病状が悪化して力尽きようとしたその時、自らの病床へ警察を呼ぶよう家族に頼んだ。

「20年前の殺人事件の犯人は私です。申し訳ありませんでした。さようなら」

あぁ、やっと言えた・・・これで気兼ねなく逝くことが出来る・・・。
男は、驚きの表情を隠せない家族達と、目の前で死にかけている殺人事件の犯人を複雑そうに眺めている警察を尻目に、そっと目を閉じた。






数週間後、そこには元気な姿で手錠をかけられた男がいた。
カメオはカメオに殺された。
そのカメオもまた、カメオに殺されてしまった。
カメオはカメオになった。
カメオは全てのカメオを殺した。

どういう状況?
15年11月16日 21:10
【ウミガメのスープ】 [松神]

こちらカメオのカメオ煮込みカメオ仕立てのカメオスープ~カメオを添えて。 となっております




解説を見る
最初に「カメオ」となった男は元の名をカメタといったそうな。
小さな村から城下町に上ってきて
そこでたまたま鉢合わせた城の重臣に仕事を与えられたのだ
城主カメオの影武者という仕事を
初めは戸惑っていたようだが、カメタが優秀であった故か
すぐに慣れていったようで他の影武者候補を押しのけて
カメタは見事カメオの影武者となった。
全ては順調にいっているように思えた
だが、カメタは愚かだった
望んでしまったのだ。目の前に並べられる家臣を
眼下に広がる城下町を、女達を、食事たちを

元々カメオは賢君と呼べる存在ではなかった
それも彼の野望を大きくするのに一役買ったのだろう
彼は本物のカメオを殺して自分が「カメオ」となろうとした。
初めは順調だった、何もかもが。カメオの死体はしっかり処分し
新たな「カメタ」も予め用意し、教育もしっかり施し、
誰からも疑われることなくカメタは「カメオ」になった。

だが、彼は考えていなかった
「カメタ」という存在のことを。
新しいカメタは優秀であった。そして同時に貪欲であった。
まるで昔の、「カメオ」ではなかった頃のカメタのように。

「カメタ」は気が付いていた。「カメオ」が本物のカメオではないことに
そして考えた。自分が「カメオ」になる方法を
そのうえで自分の代わりが誰もいないようにする方法を。
それは「カメオ」を殺し、カメタに殺されそうになったと言って
自分が「カメオ」となり、
その上で他の影武者候補を信用出来ないとして皆殺しにしてしまうことだった。

そうして、カメオはたった1人、唯一のカメオとなった。