「遠慮がちな読書会」「3ブックマーク」
同じ部屋で読書をしている、ユズルとクレハ。
読んでいる本は二人とも同じ『削りたい雄牛』だが、ユズルの方が進みが遅い。
それというのも、ユズルはクレハが半分くらい読み進めたのを確認するまで、読み始めなかったからである。
彼のこの行動は、いかなる理由からであろうか?
読んでいる本は二人とも同じ『削りたい雄牛』だが、ユズルの方が進みが遅い。
それというのも、ユズルはクレハが半分くらい読み進めたのを確認するまで、読み始めなかったからである。
彼のこの行動は、いかなる理由からであろうか?
15年06月08日 23:30
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
解説を見る
昨夜の牛肉のスープがいけなかったのか、お腹が緩い。
#red#実家のトイレ#/red#に駆け込むのは本日四回目だ。
便座に腰を下ろしたユズルは、今回は長期戦になりそうだと判断し、文庫本を読むことにした。目の前の棚(トイレ文庫と呼んでいる)に数冊常備してあるのだ。
「お、姉ちゃん、やっと半分いったか」
彼が手に取ったのは姉の愛読書『削りたい雄牛』だった。
姉のクレハは、栞をあまり使わない。
いつも、#red#ブックカバーの折り返し(=ソデ)を読みかけのページに挟み込んで#/red#代用している。
#red#本の半分まではオモテ表紙側のソデ、それ以降はウラ表紙側のソデを使う#/red#。
従って、#red#彼女が半分読み進む前に読もうとすると、挟んであるソデを一旦戻さなければならず、心理的抵抗が生じる#/red#。
#red#ウラ表紙側のソデを挟み込んである場合には、現状を維持したまま読むことができる#/red#ため、ユズルはそれまで待ったのである。
姉がどっぷりとはまり込んでいる本。
さぞかし面白いのだろうなと開いてみると、全篇牛語で書かれていた。
《もぉぉう、もうもぅ、もぉぉぉう、もぉう……》
本を閉じる。
ふと横を見ると、トイレットペーパーが切れていた。
手元には紙の束。
#big5#【要約解説】#/big5#
#b#場所は実家のトイレ。#/b#
#b#姉のクレハの読みかけの本には、栞の代わりにブックカバーの折り返しが使われている。#/b#
#b#彼女が半分以上読めば、オモテ表紙側に代わってウラ表紙側の折り返しが挟み込まれるため、抵抗なく最初から読み始めることができる。#/b#
#red#実家のトイレ#/red#に駆け込むのは本日四回目だ。
便座に腰を下ろしたユズルは、今回は長期戦になりそうだと判断し、文庫本を読むことにした。目の前の棚(トイレ文庫と呼んでいる)に数冊常備してあるのだ。
「お、姉ちゃん、やっと半分いったか」
彼が手に取ったのは姉の愛読書『削りたい雄牛』だった。
姉のクレハは、栞をあまり使わない。
いつも、#red#ブックカバーの折り返し(=ソデ)を読みかけのページに挟み込んで#/red#代用している。
#red#本の半分まではオモテ表紙側のソデ、それ以降はウラ表紙側のソデを使う#/red#。
従って、#red#彼女が半分読み進む前に読もうとすると、挟んであるソデを一旦戻さなければならず、心理的抵抗が生じる#/red#。
#red#ウラ表紙側のソデを挟み込んである場合には、現状を維持したまま読むことができる#/red#ため、ユズルはそれまで待ったのである。
姉がどっぷりとはまり込んでいる本。
さぞかし面白いのだろうなと開いてみると、全篇牛語で書かれていた。
《もぉぉう、もうもぅ、もぉぉぉう、もぉう……》
本を閉じる。
ふと横を見ると、トイレットペーパーが切れていた。
手元には紙の束。
#big5#【要約解説】#/big5#
#b#場所は実家のトイレ。#/b#
#b#姉のクレハの読みかけの本には、栞の代わりにブックカバーの折り返しが使われている。#/b#
#b#彼女が半分以上読めば、オモテ表紙側に代わってウラ表紙側の折り返しが挟み込まれるため、抵抗なく最初から読み始めることができる。#/b#
「【民間伝承】」「3ブックマーク」
♪〜
くるくるり くるくるり
ひいてたのしい こまあそび
ひいてかなしい こまがとぶ
こまがとぶ
――――――――――――
某県にある山村には、こんな民間伝承がある
【独楽引き山で遊ぶと独楽引きの手毬唄を歌う、人ならざる少女に誘われ、黄泉の國へ連れていかれる】
非、科学的だと思われるこの民間伝承だが、伝承されるに足る決定的な根拠が有り、伝承されているのだという。
いったい、どういうことなのだろうか?
くるくるり くるくるり
ひいてたのしい こまあそび
ひいてかなしい こまがとぶ
こまがとぶ
――――――――――――
某県にある山村には、こんな民間伝承がある
【独楽引き山で遊ぶと独楽引きの手毬唄を歌う、人ならざる少女に誘われ、黄泉の國へ連れていかれる】
非、科学的だと思われるこの民間伝承だが、伝承されるに足る決定的な根拠が有り、伝承されているのだという。
いったい、どういうことなのだろうか?
15年06月08日 18:37
【ウミガメのスープ】 [かもめの水平さん]
【ウミガメのスープ】 [かもめの水平さん]
解説を見る
♪〜
某県にある山村では、#b#【定期的に間引きが行われていた】#/b#
【それも、間引きの対象は子供であった】
閉鎖的なこの村では、活性化等は望まない。
下の者が増えていけば、それはネズミ算式に飽和の道へと進む事の顕れとなる。
故に、三人以上子供が産まれた家庭では【全員が七歳を越えた時に一番ひ弱な子供が間引かれるのだ】
間引きの対象となった子は山へ連れていかれる
独楽遊び等をさせ
楽しい思いをしている内にひと思いにと
#red#【刀を引き、首を撥ねられた】#/red#
#red#【撥ねられた首は独楽の様にくるくると回ったという】#/red#
手毬唄はこの情景から作られた
さて、勿論この様にして間引きが行われる事を幼子達に【ありのまま教える程に】大人達は人非人でも無かった
また、好奇心で【間引きが行われている凄惨たる山に子供が足を踏み入れる事を恐れた】
故に大人達は#b#【間引いた子供の存在を隠す為、そして子供が山に入らぬ様にこう語るのだ】#/b#
#red#【あの子は、独楽引き山で、遊んでいたから黄泉の國へ連れていかれちまったんだ。だからお前は山に行ってはいけないよ?】#/red#と
そして、伝承は進化する。間引きが行われる日には合図として【手毬唄を山で唄うのだ】
山から手毬唄が聞こえてきたらその日は【間引きが行われる】
大人達は子供が山に行かぬ様に益々監視の目を光らせる
こうして、この村では民間伝承は【必要の為に】伝え続けられるのだ。#red#【間引きの風習と共に】#/red#
これが、独楽引き山=コマヒキヤマ=#red#子間引き山#/red#の麓にある山村で伝承が語り継がれる根拠なのだ
きっとまたその内聴こえるだろう……あの手毬唄が…………
某県にある山村では、#b#【定期的に間引きが行われていた】#/b#
【それも、間引きの対象は子供であった】
閉鎖的なこの村では、活性化等は望まない。
下の者が増えていけば、それはネズミ算式に飽和の道へと進む事の顕れとなる。
故に、三人以上子供が産まれた家庭では【全員が七歳を越えた時に一番ひ弱な子供が間引かれるのだ】
間引きの対象となった子は山へ連れていかれる
独楽遊び等をさせ
楽しい思いをしている内にひと思いにと
#red#【刀を引き、首を撥ねられた】#/red#
#red#【撥ねられた首は独楽の様にくるくると回ったという】#/red#
手毬唄はこの情景から作られた
さて、勿論この様にして間引きが行われる事を幼子達に【ありのまま教える程に】大人達は人非人でも無かった
また、好奇心で【間引きが行われている凄惨たる山に子供が足を踏み入れる事を恐れた】
故に大人達は#b#【間引いた子供の存在を隠す為、そして子供が山に入らぬ様にこう語るのだ】#/b#
#red#【あの子は、独楽引き山で、遊んでいたから黄泉の國へ連れていかれちまったんだ。だからお前は山に行ってはいけないよ?】#/red#と
そして、伝承は進化する。間引きが行われる日には合図として【手毬唄を山で唄うのだ】
山から手毬唄が聞こえてきたらその日は【間引きが行われる】
大人達は子供が山に行かぬ様に益々監視の目を光らせる
こうして、この村では民間伝承は【必要の為に】伝え続けられるのだ。#red#【間引きの風習と共に】#/red#
これが、独楽引き山=コマヒキヤマ=#red#子間引き山#/red#の麓にある山村で伝承が語り継がれる根拠なのだ
きっとまたその内聴こえるだろう……あの手毬唄が…………
「理解力の悪い生徒」「3ブックマーク」
かめみ「これは?」
少しの間を置き男は答えた。
「り・・・りん・・・??」
かめみ「もう、リンゴでしょ!」
そうかめみは怒ったが、男はニコニコと笑った。
その後男は死んだ。
かめみは男の最期の言葉を聞き、涙を流しながらも喜んだ。
なぜ?
少しの間を置き男は答えた。
「り・・・りん・・・??」
かめみ「もう、リンゴでしょ!」
そうかめみは怒ったが、男はニコニコと笑った。
その後男は死んだ。
かめみは男の最期の言葉を聞き、涙を流しながらも喜んだ。
なぜ?
15年04月30日 10:04
【ウミガメのスープ】 [TTR]
【ウミガメのスープ】 [TTR]

一番理解力が悪かったのはTTRでした まる
解説を見る
簡易解説
男は亀美(5歳)のひいおじいちゃんであり、生粋のアメリカ人であった。
必死に日本語を教えようとしていたが、なかなか覚えてくれなかった。
その1年後に男は老衰により死亡した。最期に亀美が必死に教えていた「リンゴ」を使い、
日本語で亀美に感謝を伝えたのだった。
--------------------------------------------
お時間のある方はなっがい解説お読みくださいませ~
(今回ちょっと読みにくいですがご了承くださいませ)
1995ねん○がつ△にち(はれ)
きょうは、あめりかからひいおじいちゃんがやってきました。
ひいおじいちゃんは、ことしで80さいになったそうです。
ひいおじいちゃんに、りんごのことをおしえてあげました。
でも、おじいちゃんはなんどおしえても、おぼえてくれませんでした。
なにかきくたびに、おかあさんになにかきいていて、めんどうでひいおじいちゃんはきらいです。
わたしがおこっても、ニコニコしてあたまをなでてくれましたが、わたしはきらいです。
いっしょにたべた、リンゴはおいしかったです。
1996年×月□日
ひいおじいちゃんのちょうしが、わるくなったみたいです。
かぞくみんなで、アメリカに行ってきます。
1996年×月■日
ひいおじいちゃんはびょういんでねていました。
ひいおじいちゃんと二人きりで話をしていました(お母さんたちはびょういんの先生とお話のようです)
ひいおじいちゃんに話しかけますが、言葉がわかりません。
ひいおじいちゃんが、わたしの目を見て、にこりとわらうと、頭をなでてきました。
きゅうに「リンゴ」と言い、食べるように、動きで教えてくれたので、食べました。
ひいおじいちゃんにも、あげました。よろこんでいました。
1996年☆月☆日
ひいおじいちゃんがしにました。
かぞくみんなで、見まもっていました。
しぬ時に、ひいおじいちゃんがたどたどしい言葉でわたしの目を見ながら言いました。
「リンゴ・・・おいしかった・・・ありがとう」
そのままひいおじいちゃんは、動かなくなりました。
2015年4月30日
今日は久しぶりに、子供のころの日記を見た。
ひいおじいちゃんの事を思い出してしまった。いい思い出。
ひいおじいちゃんは、遊びに来たあと家でも必死に日本語の勉強をしていたのだろう。
ひいおじいちゃんと過ごした数日で、ワタシは人に教えることの喜びを知ったのだろう。
ワタシはこの4月から日本にいる外国人の子供に日本語を教えている。
あの時のような苦労は多いが、楽しく教えている。
ワタシも子供たちから教わることも多いが、楽しく過ごしている。
さて、明日からもがんばろうっと。
ひいおじいちゃん、ありがとう。本当は大好きでした。
男は亀美(5歳)のひいおじいちゃんであり、生粋のアメリカ人であった。
必死に日本語を教えようとしていたが、なかなか覚えてくれなかった。
その1年後に男は老衰により死亡した。最期に亀美が必死に教えていた「リンゴ」を使い、
日本語で亀美に感謝を伝えたのだった。
--------------------------------------------
お時間のある方はなっがい解説お読みくださいませ~
(今回ちょっと読みにくいですがご了承くださいませ)
1995ねん○がつ△にち(はれ)
きょうは、あめりかからひいおじいちゃんがやってきました。
ひいおじいちゃんは、ことしで80さいになったそうです。
ひいおじいちゃんに、りんごのことをおしえてあげました。
でも、おじいちゃんはなんどおしえても、おぼえてくれませんでした。
なにかきくたびに、おかあさんになにかきいていて、めんどうでひいおじいちゃんはきらいです。
わたしがおこっても、ニコニコしてあたまをなでてくれましたが、わたしはきらいです。
いっしょにたべた、リンゴはおいしかったです。
1996年×月□日
ひいおじいちゃんのちょうしが、わるくなったみたいです。
かぞくみんなで、アメリカに行ってきます。
1996年×月■日
ひいおじいちゃんはびょういんでねていました。
ひいおじいちゃんと二人きりで話をしていました(お母さんたちはびょういんの先生とお話のようです)
ひいおじいちゃんに話しかけますが、言葉がわかりません。
ひいおじいちゃんが、わたしの目を見て、にこりとわらうと、頭をなでてきました。
きゅうに「リンゴ」と言い、食べるように、動きで教えてくれたので、食べました。
ひいおじいちゃんにも、あげました。よろこんでいました。
1996年☆月☆日
ひいおじいちゃんがしにました。
かぞくみんなで、見まもっていました。
しぬ時に、ひいおじいちゃんがたどたどしい言葉でわたしの目を見ながら言いました。
「リンゴ・・・おいしかった・・・ありがとう」
そのままひいおじいちゃんは、動かなくなりました。
2015年4月30日
今日は久しぶりに、子供のころの日記を見た。
ひいおじいちゃんの事を思い出してしまった。いい思い出。
ひいおじいちゃんは、遊びに来たあと家でも必死に日本語の勉強をしていたのだろう。
ひいおじいちゃんと過ごした数日で、ワタシは人に教えることの喜びを知ったのだろう。
ワタシはこの4月から日本にいる外国人の子供に日本語を教えている。
あの時のような苦労は多いが、楽しく教えている。
ワタシも子供たちから教わることも多いが、楽しく過ごしている。
さて、明日からもがんばろうっと。
ひいおじいちゃん、ありがとう。本当は大好きでした。
「【モデルの怒り『風変わりな芸術家』】」「3ブックマーク」
彼の名は暇蒙謎 難彩(かもめ なんさい)
芸術家である
彼は今ある女性に依頼され、その女性をモデルにして作品を作っている
すると女は突然怒り出した!
しかし、気にもとめずに難彩は作品を作り続ける
結果として、女性は大喜びで帰っていった
いったい何が起きたのか?
芸術家である
彼は今ある女性に依頼され、その女性をモデルにして作品を作っている
すると女は突然怒り出した!
しかし、気にもとめずに難彩は作品を作り続ける
結果として、女性は大喜びで帰っていった
いったい何が起きたのか?
15年06月07日 13:37
【ウミガメのスープ】 [かもめの水平さん]
【ウミガメのスープ】 [かもめの水平さん]
解説を見る
女性は難彩が自分を描いてる紙を【切り始めた】ので怒り出した
『どういう訳!散々この姿勢で待たせておいて!自分が気に入らなかったら私に見せる前に処分するの!もう!私は何時までこうしてればいいの!』
『なに、心配いりやせんよ。もう動いて下さって良いですでの。後はこれで終わりなんで』
『どう言う意味?』
難彩は切り始めた紙の上に透明なフィルムを被せると
『どうも何もこういう訳でさ』
その紙を女に見せた
『まあ!これは……#big5#【切り絵?】#/big5#』
そこには、【真っ白の紙に女性のウェディング姿が縁抜きで描かれ、縁抜きから漏れる光で、神々しく存在していたのだ】
『まあ、タイトルは【純光の花嫁】といったところですな』
『素敵……!あなたに頼んで良かったわ!私もこんなウェディングドレスが着れる相手見つけなきゃ!ありがとう難彩さん!』
そう言って女は去っていった。その後ろ姿に難彩がポツリ
『……【結婚前にウェディングドレスを着ると婚期を逃す】といいやすが、絵で着てしまった場合はどうなるんですかねえ……ひぇっひぇっひぇっ』
彼の名は暇蒙謎 難彩
『風変わりな芸術家』である
『どういう訳!散々この姿勢で待たせておいて!自分が気に入らなかったら私に見せる前に処分するの!もう!私は何時までこうしてればいいの!』
『なに、心配いりやせんよ。もう動いて下さって良いですでの。後はこれで終わりなんで』
『どう言う意味?』
難彩は切り始めた紙の上に透明なフィルムを被せると
『どうも何もこういう訳でさ』
その紙を女に見せた
『まあ!これは……#big5#【切り絵?】#/big5#』
そこには、【真っ白の紙に女性のウェディング姿が縁抜きで描かれ、縁抜きから漏れる光で、神々しく存在していたのだ】
『まあ、タイトルは【純光の花嫁】といったところですな』
『素敵……!あなたに頼んで良かったわ!私もこんなウェディングドレスが着れる相手見つけなきゃ!ありがとう難彩さん!』
そう言って女は去っていった。その後ろ姿に難彩がポツリ
『……【結婚前にウェディングドレスを着ると婚期を逃す】といいやすが、絵で着てしまった場合はどうなるんですかねえ……ひぇっひぇっひぇっ』
彼の名は暇蒙謎 難彩
『風変わりな芸術家』である
「基本質問、ネタ質問、良い質問!」「3ブックマーク」
男が、スープを女に振る舞った
女は一口食べると、「本当にあたなが?」と尋ねた
男が「うん、そうだよ」と答えると、男は女に手を振って見せた
すると女は泣きながら男を殴ったので、男は喜んだ
一体なぜ?
女は一口食べると、「本当にあたなが?」と尋ねた
男が「うん、そうだよ」と答えると、男は女に手を振って見せた
すると女は泣きながら男を殴ったので、男は喜んだ
一体なぜ?
16年10月13日 20:01
【ウミガメのスープ】 [しおまる]
【ウミガメのスープ】 [しおまる]
解説を見る
男には、被虐趣味があり、愛する女に痛め付けられたいと思っていた
しかし愛する女は心優しいので、男の願望は叶わなかった
男は、あることを思い付く
「そうだ、彼女に僕を食べてもらおう」
男は、自分の手の一部をスープにして女に振る舞った
女は、恐る恐るスープを口にすると、こう聞いた
「本当に、あなたが入っているの?」
「うん、そうだよ」
そう言って、手を振り、切り取った痕をみせた
すると女は泣きながら、男を殴った
それは、自分を傷つける男への怒りと悲しみと、私が男に暴力を振るわなければ、男の行動がエスカレートしてしまう事が解っていたからだ
女は愛するがゆえに男を殴った
男は、殴られた頬の痛みと、愛する女に食べられた手の痛みを感じながら、悦びを感じていた
しかし愛する女は心優しいので、男の願望は叶わなかった
男は、あることを思い付く
「そうだ、彼女に僕を食べてもらおう」
男は、自分の手の一部をスープにして女に振る舞った
女は、恐る恐るスープを口にすると、こう聞いた
「本当に、あなたが入っているの?」
「うん、そうだよ」
そう言って、手を振り、切り取った痕をみせた
すると女は泣きながら、男を殴った
それは、自分を傷つける男への怒りと悲しみと、私が男に暴力を振るわなければ、男の行動がエスカレートしてしまう事が解っていたからだ
女は愛するがゆえに男を殴った
男は、殴られた頬の痛みと、愛する女に食べられた手の痛みを感じながら、悦びを感じていた