読んでいる本は二人とも同じ『削りたい雄牛』だが、ユズルの方が進みが遅い。
それというのも、ユズルはクレハが半分くらい読み進めたのを確認するまで、読み始めなかったからである。
彼のこの行動は、いかなる理由からであろうか?

舞台は現代日本ですか?

yes!

本は2冊ありますか?

no! [良い質問]

二人で一冊の本を読んでいますか?

yes! [良い質問]

2人が読んでいる本の所有者は、クレハですか?

yes! [良い質問]

削りたい雄牛は、続き物の本ですか?

no!

『削りたい雄牛』は上下巻ですか?

no!

上下巻セットの本だったので上巻を読み終わるのを待ってましたか?

no!

クレハが全5巻の3巻目を読み始めた頃、ユズルが1巻目を読み出しますか?追いつくと、待たなきゃいけないもんね。

no!

クレハは、ユズルが同じ本を読んでいる事を知っていますか?

yesno おそらく知っていますが、関係ないです。

2人は『削りたい雄牛』の作家と編集者ですか?

no!

本は中ほどで分断されていますか?

no!

本は電子書籍ですか?

no! [良い質問]

本を三百六十度開けて二人で向かい合って読んでいますか?

no!

クレハが半分くらいまで読んでから読まないと、ユズルがその本を無断で読んでいる事がばれてしまいますか?

no!

ユズルはもう本の内容を知っていましたか?

no!

ユズルが読み始めるとクレハは読むのをやめますか?

no! [良い質問]

二人は身を寄せ合って読んでいますか?

no! [良い質問]

本は一般的な紙媒体のあれですか?

yes! 文庫本で想像してください。新潮文庫以外。 [良い質問]

クレハが半分くらいまで一気に読んだ後、部屋にその本を置いていたので、所有者のクレハに遠慮してユズルはクレハがいない時に本を読んだからですか?

no! クレハが部屋に本を置いて、はyes! でもそれ以外はnoかな?

本は綴じてありますか?

yes!

お経本のような形式の本ですか?

no! 文庫本です。

2人は同じ内容を読んでいますか?

yes!

本が1冊だけなので、見開きのページのうち、半分をクレハが読み切らないとユズルは読み始めることができませんか?

no!

本はバラけていますか?

no!

2人は健常者ですか?

yes!

紙の表裏は関係しますか?

yesno [良い質問]

ビデオカメラの映像を後から見ていますか?

no!

栞は重要ですか?

yeeeeeeeees! ※ミスリード注意! [良い質問]

2人は同時に読んでいますか?

no!

二人は一緒に読書していますか?

no! [良い質問]

二人は、向かい合って読書していますか?

no! [良い質問]

クレハが読んだ量が半分もいってなくてもユズルは本を読むことができますか?

yes! 物理的には可能ですが、普通はしないでしょう。 [良い質問]

クレハは本付属のシオリを使い、ユズルはブックカバーをしおり代わりに使っていたからですか?

no! でも惜しい!! [良い質問]

ユズルの行動は愛情に由来するものでしたか?

うーん、愛情とまではいかなくても、思いやりくらいには入るのかな……。

ユズルはクレハの読んでいる本を盗み読みしていますか?

yesかな。盗み読みってほど悪い行為ではないけど。

クレハが朗読した内容を、ユズルが復唱していますか?

no!

18、28より。紐の栞が付属しているタイプの本だと成立しないのですか?

yeeeeees! [良い質問]

28より ユズルは以前にクレハより先に途中まで読んでいましたか?

no!

自分が読む時に、クレハが挟んだページが来ると栞が邪魔なので、クレハが読んでいるページに追いつかないように、クレハが半分くらい読んでから読み始めたのですか?

no! すごく惜しいんだけど……クレハは栞を使いません! [良い質問]

本には二本の紐の栞があり、クレハがユズルの栞と勘違いしないようある程度読み進めるのを待ちましたか?

no!

2より。二人は、一冊の本を読んでいますか?

yes!

ユズル、KUREHA、シオリの他に猫が登場しますか?

no! ついでにシオリ誰だてめえ。

栞にも文章が書いてありますか?

no! 栞は存在しません。

39より。逆にクレハは栞を使わないので、ユズルのほうがクレハよりも先に読み進めて紙の栞を挟んでしまうと、クレハにとって邪魔だろうと、ユズルが遠慮していますか?

no!

半分まで読み進めないと、クレハがどこまで読んだかわからなくなりますか?

うーん、yesかな? その心配もありました。 [良い質問]

クレハは、読んだページのところをふせて置いておくので、クレハが読んだところを過ぎて読んでしまうと、クレハが読んだページをキープするのが面倒になるので、クレハが読んだページに追いつかないように、クレハが半分くらい読んでから読み始めましたか?

noa,

ユズルは紐のしおりを使っていますか?

no! [良い質問]

クレハはユズルが使っているシオリを見たことはありますか?

no! ユズルも栞を使っていないと考えていいです。

ユズルは文庫本に挟まっていたアンケートのハガキを栞代わりにしていたので、クレハよりも先まで読んで栞を挟んでおくとクレハに栞を抜かれてしまいますか?

no! アンケートはがきすらありませんでした。

クレハは本物の栞のかわりに、何か手頃な物を挟んで代用していますか?

yes! ※ミスリード注意! [良い質問]

クレハはページに折り目を付けていますか?

no! もっと一般的な方法だと思います。

クレハは栞を挟む代わりにページを折っているので、そのページに追いつかないように、クレハが半分くらい読んでから読み始めたのですか?

no!

ユズルは文庫のカバーを栞代わりに使うので、クレハより後で読まないとページを表紙に綴じ込んでしまってクレハの邪魔をしてしまうからですか?

no! 惜しい!!! [良い質問]

クレハは左のブックカバーをしおり代わりに使い、ユズルは右側のブックカバーをしおり代わりに使っていましたか?

yeeees! 正解としましょう! [正解]

前の部分のブックカバーを栞代わりに使うのが後ろの部分に変わるのが半分あたり読み進めたときでようやくクレハは読み始めることができますか?

yeeeeeees! 正解です! [正解]

栞の代わりにブックカバーを外して栞の代わりにしているクレハ、半分まで読んでいないと最初のほうがふさがれて読めないので、半分まで読むまで待ちますか?

yeeeeeees! 正解です! [正解]

クレハは文庫本のカバーを栞代わりにしており、半分くらい読み終えるまでは表紙側を栞にしていたのでユズルが読みにくいので、クレハが半分ほど読んで裏表紙側のカバーを栞にするまで待っていましたか?

yeeeeees! 正解です! [正解]

クレハは読んでないページ側をブックカバーに挟んで読み、ユズルは読んだページ側をブックカバーの中に挟むので、クレハが読んだページを過ぎたらクレハの読しょの邪魔になるので、クレハの読んでいるページに追いつかないように、クレハが半分くらい読んでから読み始めますか?

no! でも「読んでいない側を折り込む」という方法は目から鱗です!

栞がない時…指を挟んでおきますか?いっそ切り落として((( “ Д “ ;)))))

no! 10冊読んだら指がなくなるw

クレハの可愛い横顔をいつまでも見ていたかったからですか?

これに正解と言える問題を作りたいな。
実家のトイレに駆け込むのは本日四回目だ。
便座に腰を下ろしたユズルは、今回は長期戦になりそうだと判断し、文庫本を読むことにした。目の前の棚(トイレ文庫と呼んでいる)に数冊常備してあるのだ。
「お、姉ちゃん、やっと半分いったか」
彼が手に取ったのは姉の愛読書『削りたい雄牛』だった。
姉のクレハは、栞をあまり使わない。
いつも、ブックカバーの折り返し(=ソデ)を読みかけのページに挟み込んで代用している。
本の半分まではオモテ表紙側のソデ、それ以降はウラ表紙側のソデを使う。
従って、彼女が半分読み進む前に読もうとすると、挟んであるソデを一旦戻さなければならず、心理的抵抗が生じる。
ウラ表紙側のソデを挟み込んである場合には、現状を維持したまま読むことができるため、ユズルはそれまで待ったのである。
姉がどっぷりとはまり込んでいる本。
さぞかし面白いのだろうなと開いてみると、全篇牛語で書かれていた。
《もぉぉう、もうもぅ、もぉぉぉう、もぉう……》
本を閉じる。
ふと横を見ると、トイレットペーパーが切れていた。
手元には紙の束。
【要約解説】
場所は実家のトイレ。
姉のクレハの読みかけの本には、栞の代わりにブックカバーの折り返しが使われている。
彼女が半分以上読めば、オモテ表紙側に代わってウラ表紙側の折り返しが挟み込まれるため、抵抗なく最初から読み始めることができる。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。