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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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ムキになる勝負「3ブックマーク」
二人でババ抜き勝負をしていたシンディとライナー。

勝負は大詰め。
シンディの手札が一枚、ライナーの手札が二枚で、シンディが引くターン。
これでシンディがババを引かなければシンディの勝ち、ババを引いてしまったら更に勝負は持ち越しという場面である。

その結果は、シンディがババではない方のカードを引いて勝ちとなった。

この勝負、シンディがライナーに#b#顔を意識させた#/b#ために勝てたのだという。

シンディは一体どうやって勝ったのだろう?
16年02月13日 18:20
【ウミガメのスープ】 [甘木]

シンディ&ライナー出演問題。




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自分の手にある二枚のカードを、まるで焼き切るかのような視線で睨み続けるシンディにライナーは言った。

「確率は二分の一なんだから、悩むだけ時間の無駄だろう?」

カードから視線を外し、そのまま視線をライナーへ移すシンディ。人の心を見透かすかのようないつもの目に戻る。

「いやいや、そんなことはないよ。それこそこういうシンプルなゲームこそ、人間の心理や癖が出てきて奥が深いものさ。たとえば……統計上、キミはババを向かって右側に持つ癖がある……」

当然ながら、シンディがカマをかけて反応をうかがっているということをライナーは察した。

「さぁ、どうだったかな。全く意識していなかったよ」

なんとか大人の余裕を見せるライナー。
二人の間に沈黙が続いた。

「……ババってさ……つまりジョーカーのことだけど。なんでトランプの中で強い立場になっているか知っている?」

先にその沈黙を破ったのはシンディ。

「……いや、ババ抜きではむしろ一番弱い……というか、持っていたら負けのカードだろう?」

「まぁ、そうだけどね。けど、ほかのトランプのルールだとワイルドカードであることは珍しくないだろう?キング(王様)やクイーン(女王)よりも強いケースなんてザラにある。どうしてだか、わかるかい?」

「さぁね。絵柄的に悪魔や死神っぽいから、人間よりも上の存在ってことかな?」

フフン、と明らかにライナーの発言を鼻で笑うシンディ。

「ジョーカーっていうのは道化を表しているというのが定説。『Joker』……ジョークを言うもの。」

大人の余裕を崩さないことを意識し、シンディに鼻で笑われたことに関しては特に気にもかけないフリをしてライナーは聞き返す。

「道化だったら、なおさら王様や女王様より立場が上になることが不思議だが……?」

ライナーが呈した疑問に、シンディはすぐさまいつもの調子に戻って語りだした。

「一説では、道化は王様を楽しませることが出来て、機嫌をよくさせることから人並み以上に発言権があったとも言われている。また、風刺やジョークで政治にもチャチャを入れて大きな影響を与えることが出来ることから、ある意味では王様以上の力を持つことにもなりえた。それがジョーカーをキング以上の最強カードだとする由来とも言われているんだ。ま、諸説あるけどね」

「ほほう……」

ライナーは素直に感心する。その様子を見て手ごたえを感じたシンディは、さらに畳みかけるように話しを続けた。

「あとさ、キングやクイーンで思い出したけど。絵札の顔の向きって意識したことある?」

「……いや。なんとなくいくつか種類があるなということぐらいは漠然と思っていたが……」

シンディの目が一瞬だけ光り、さらに長い語りが始まった。

「まずはトランプのマークに意味があることを知ってほしいんだけどね。【ハート=愛】【ダイヤ=お金】【クラブ=知識】【スペード=死】を表しているんだ。で、ジャック・クイーン・キングはそれぞれのマークに一枚ずつ、全体で計四枚ずつあるということは当然わかるよね。」

「う、うん……」

「ジャック(若者)の場合。ハートは真横を向いて、マークそのものを見ている。これは若いうちに一番関心があるのは『愛』だから!そしてダイヤは少しだけ横向きでマークに視線を向けている。『お金』に興味関心はあれど、愛ほど優先順位は高くないということ。クラブだと、ダイヤと真逆を向いて目をそらしているかのような状態。若いうちは『知識(=勉強)』を意識するのは好まないようだね。……で、スペードにいたっては完全に真逆を向いている。若者にとって『死』は全く意識しないものだからさ!」

「へぇ、なかなか考えられているんだね。ん?若者(ジャック)にとって……ということは、キングやクイーンはまた別なのか?」

「そう!よく気付いたね!」

更にエンジンがかかってきたシンディ。

「キング(王様≒老人)はハートに関しては少し横向きで見ていて、若者(ジャック)ほど興味はない。『愛』は若いころに十分知ったからかな?そのかわり、ダイヤに対して真横を向いて真っ直ぐ見つめている。やはり年月が経つと『お金』の大事さが身に染みてわかるようだ。そしてクラブもハートと同じく横向きで少しだけ視線を向けている。『知識』の大切さは年を取ると意識するものなんだね。最後にスペードは目をそらしている。『死』をできるだけ考えないようにしているけど、若者(ジャック)の時ほど完全に無視はできないというのが悲しいね……キミも思うところがあるんじゃない?」

「な……!私はまだ若者だ!断然ジャック派だ!」

「あはは、そう思っていてもすぐに年月は過ぎ去るもので……」

「……ゴホン。クイーンはどうなんだ?」

「そうそうクイーン(女王≒女性)ね。実は、クイーンはハート・ダイヤ・クラブの三つに対して、少し横向きで視線を向けているようになっている。『愛』『お金』『知識』のすべてにある程度の関心はあれど、深くはのめり込まないように意識していることを表している。……ただ、唯一スペードだけは、目を背けるようにしている。ただ、これはキングとは少し持つ意味合いが違っていて、女性が『老い(≒死)』を何よりも恐れていることを表しているんだ」

「ほほう、なるほどね。思いがけず、タメになったよ。」

「で、私の持っているクイーンはハートだから、少し横向きなんだ。……キミのは?」

「ええと、私のはたしかクラブだったから、同じく少し横向きだったはず……」

そう言って手に持ったカードのうちババではないクイーンの方に目を向けてライナーが確認した、その次の瞬間。

#b#「こっちか!」#/b#

シンディが恐るべきスピードでライナーの視線が向いた方のカードを引き抜いた。

「あっ……!」

あっけにとられるライナー。
得意気にペアになったカードをテーブルの上に置くシンディ。

#big5#「やったー!勝ったー!」#/big5#

やられた、と思った時にはすでに遅い。
ライナーにカードの絵札を確認させ、その目線でシンディはライナーからババではない方のカードを見抜いたのである。

……ライナーにとっては勝負に負けた悔しさ以上に、単なるババ抜きで、長々と蘊蓄の前置きの話をして警戒心を解き、それと同時にカードに対する意識を植え付けて視線を誘導させる……という用意周到な罠を仕掛けてでも勝とうとするシンディの姿勢に、なんとも言えない感情を抱かざるを得なかった。

#b#【簡易解説】#/b#
#b#絵札の顔の向きを意識させ、手札(この例ではクラブのクイーン)の顔の向きを確認するその目線からババでない方を見抜いた。#/b#

グモグ...ングッ!?

よ、ようこそ、ダイニングバー ラテシンへ!

いやあ、みっともないところをお見せしてしまいました。

ちょうどお客様も引けたので、#red#まかない/red#を頂いていたところです。

今ご用意いたしますので、ご一緒にまかない問題でもいかがでしょうか。

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とある飲食店でバイトをしていたカメオはまかないをとても楽しみにしていました。

しかしある日からまかないを出される度に涙を流すようになりました。

一体なぜでしょう?

*スポンサー:天童魔子さん。
15年11月15日 15:54
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



解説を見る

FA条件:飲食店のオーナーシェフと結婚したカメオ。
バイト時代と違い結婚すると自然とまかないも他のバイトよりも後回しになり、妻カメコが以前から本当の余り物で食事を済ませていることを知り、忙しいのもよしあしだと悲しくなった。


アルバイトをしていた飲食店のオーナーシェフであるカメコと結婚したカメオ。

そのお店は、通常メニューはもちろんまかないまでおいしいと評判のお店でした。

しかし、身内になったカメオの優先順位はカメコとカメオの二人はお客さんへのメニューよりも他の従業員のまかないよりも更に自然と後回しになりました。

そして忙しさの余り閉店してから二人きりの食事をようやく取る事が出来ました。

「出来たよ。ゴメンね、いつも大体余り物で食べるから、簡単なのしか出来ないのよ。」

「…そっか、いつも俺たちのために頑張って作ってくれてたんだね」

本当に簡単な食事だった。

肉や魚の切れ端を寄せ集めて作ったメンチカツ、くず野菜を細かく刻んで作ったスープ、その日あまったライスやパン、パスタなどを主食として、二人で食べた。

「…いつもこんな感じなのかなぁ。」

頑張っているんだと分かった反面、悲しくなった。
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しかし、カメオのその考えは#red#希望的観測でしかなかった#/red#。

個人経営で、かつ人気店という事もあり、より忙しい日は殆ど食材が残らない日もある。

翌日の仕込みの分を減らすわけにもいかず、更に簡素な焼き飯やお茶漬けで済ませる日も多々ある。

更にはコンビニで買ってきたおにぎりやパンで済ませる日も多々。

その都度、カメコの苦労をいたんだカメオはほろりと涙を流すのでした。
日常に潜む死の扉「3ブックマーク」
シトウは昨年、とある病気で入院した。
その病気は#red#死の危険#/red#を伴うものだった。

幸い、その後退院して現在は治っているが、
こんなことで人は死ぬかもしれないということを、
もっと多くの人に伝えたいと思った。
シトウの耳に悪魔が囁く。
――せっかくだから扉にしようぜ――

というわけで、わたくしことシトウの入院の理由、または病名を当ててください。
ちなみに事の発端は#red#風邪#/red#でした。


※念のため
決して病気アピールではないです!
現在は健康体なのでご心配もいりません
知識のある方のスナイプも大歓迎です
15年11月14日 16:58
【20の扉】 [シトウ]

解説のための扉であることは否定できない。風邪には気をつけてくださいね




解説を見る
薬疹。
風邪薬を飲んだことによる、アレルギー性の皮膚、粘膜の疾患。
皮膚のやけど状態(びらん)の範囲によって呼び名、危険度が変わるが、
シトウは最高ランクのTEN(中毒性表皮壊死症)
だった(画像検索はおすすめしません。絶対。)。

以下長い説明
病院処方の風邪薬を飲んだのに熱が下がらなかった。
なんだかんだで複数の医院を経由して入院。
この病気の恐ろしいのは、初めは#red#麻疹(はしか)に間違われる症状が出る#/red#ことである。
最初に行った診療所、次に運ばれた病院ではともに麻疹と診断された。別の病院に入院の手続きを取らなければ、そこの医師に正しい診断を受けなければ、確実に私は死んでいた。
何が言いたいかと言うと、
#big5#薬を飲んだのに良くならない、または様子がおかしくなったら、絶対医師にその旨を伝えてください。#/big5#
医師の診断は絶対ではありません。
自分のしたことを全部伝えなければ、
取り返しのつかないことになります。

皆さんと、ずっと元気に楽しんでいきたいので。
健康って素晴らしいですよ。
ヒントキラー・ガタンの挑戦状Part4「3ブックマーク」
ヒントキラー・ガタンが現れた!

ガタン「ふははは、久しぶりだな諸君!」
カメコ「誰もあんたのことなんか覚えていないわよ」
ガタン「う、うるさいな、久しぶりといったら久しぶりなのだ!」
カメコ「それはそうなのだけれど……で、またろくでもない問題でも作ってきたの?」
ガタン「はっはっは、そうなのだ。ろくでも無いわけではないがな」
カメコ「ろくでもないわよ、大抵」
ガタン「フッ、何とでも言うがいい。さあ、参加者よ、俺に苦しみもがく顔を見せるがいい!」
カメコ「はぁ……相変わらず悪趣味ね」

※以上茶番。問題には関係ありません。

#b#問題:罪を犯したカメオは、急にケタケタと笑い出した。そのせいで、大切なものを失った。#/b#

#b#一体何故?#/b#

#big5#【ルール】以下のルールをよく読んで参加してください。でないと大変なことになります。#/big5#
1.この問題は#red#質問制限が1回#/red#です。よく考えて質問してください。
2.#red#この問題は相談禁止#/red#です。
3.解説を出す前に#red#1文字でも雑談チャットに書きこみがあった場合、解説が消滅します。#/red#間違って書きこんでしまった場合でも関係ありません。
4.#red#質問が書きこまれた場合はすぐに回答します#/red#。私が回答するまでは何度編集しても構いませんが、見かけたらすぐに回答するため注意してください。
5.#red#質問制限1回で正解できれば皆さんの勝ち、正解できなければ私の勝ち#/red#です。いずれにしても、質問されて回答を書きこんだ時点で解説を出します。
6.問題に不備があると思われる場合はフィーカスまでミニメで連絡をください。


カメコ「……相談禁止!? しかも質問制限1問って、バカなの? 死ぬの?」

ガタン「フッ、これくらいせねばわかるまい。さぁ、この謎が解けるかな?」

カメコ「……本当に大丈夫かしら? まあ、水平思考を鍛えた皆さんなら、この難問をあっさり解いてくれると思うわ」
15年10月31日 01:23
【新・形式】 [フィーカス]



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ガタン「はっはっは、どうだ、わかったかな?」

カメコ「ところでガタン、私思ったんだけど……」

ガタン「ん、なんだ?」

カメコ「ほら、雑談欄を良く見てちょうだい」

ガタン「ん、どれどれ……あっ!」

カメコ「ええ、#red#既に出題者であるフィーカスが書きこんでいる#/red#のだけれど……」

ガタン「い、いや、これは相談とかじゃないし、参加者じゃないから……」

カメコ「いや、だってルールにさ……」


#b#3.解説を出す前に#/b##red#1文字でも雑談チャットに書きこみがあった場合、解説が消滅します。#/red##b#間違って書きこんでしまった場合でも関係ありません。#/b#

カメコ「1文字でもあったらダメなんでしょう?」

ガタン「……」

カメコ「『フィーカスが間違って打ち込んだんだ!』っていう言い訳も無しよ。だって『間違って書きこんだ場合も関係ない』んでしょ?」

ガタン「ぐおぉぉぉ、なんてこったい! 出題者なにやってくれちゃってんのよ!」

カメコ「はぁ……いくら出題者が作ったキャラだからって、出題者にまで注意を払わないなんて間抜けね。ガタンも、出題者も」



#b#FA条件:「既に雑談欄にフィーカスが書きこんでしまっているため、ルール3により解説は消滅している」ということを指摘すること#/b#


カメコ「自分で出したルールに足元を掬われたわね。もっとも、水平思考っていうのは、こういうルールの抜け道を考えるものなのだけれど」

ガタン「ち、ちくしょう、次はもっと凝りに凝った問題を考えてやる!」

カメコ「あんたも懲りに懲りてないわね。ところで、この問題の解説は?」

ガタン「え、解説? 消滅したに決まっているだろう!」

カメコ「あぁ、つまりどうせ解けるわけないと思って考えてなかったってことね。浅はかな……」


※出題した問題は、解説が思いつけば後で出題します。
傘人間にご用心「3ブックマーク」
リカが、傘を差している人間は信用できないと感じたのは何故だろう?
15年09月11日 22:07
【ウミガメのスープ】 [牛削り]



解説を見る
リカは窓辺で、#red#外の天気を確認#/red#しようと思った。

雨粒は見えないが、道ゆく人の中には、#red#傘を差している人と、傘を持っていながら差していない人#/red#が半々くらいの割合でいた。

この状況で現在雨が降っているかどうかを推察するならば、傘を差している人を信用すべきでない。
何故なら、#red#彼らは傘に遮られて、実際に雨が降っているかどうかを判断できない#/red#からである。

#red#傘を持っていながら差さずに歩いている人が一定数いるのだから、今は雨が降っていないと推理するのが合理的#/red#といえよう。

「よし、お出掛けするなら今のうち」

リカはいそいそと準備を始めた。