「ある少年の行い」「4ブックマーク」
男の子の母親が病気になっていた。
男の子は毎晩神様に祈りお捧げた。
しかし行動が母の命取りになってしまった。
一体何故?
男の子は毎晩神様に祈りお捧げた。
しかし行動が母の命取りになってしまった。
一体何故?
13年05月04日 19:14
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
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少年は毎晩村の井戸に硬貨を投げ込んでいた。
その硬貨の亜鉛や銅が水に溶け出し
その井戸の水を日常的に利用している村人は皆
#red#亜鉛中毒 #/red#になった。
結果的に母の死を進めたのは息子自身とは皮肉なものである
その硬貨の亜鉛や銅が水に溶け出し
その井戸の水を日常的に利用している村人は皆
#red#亜鉛中毒 #/red#になった。
結果的に母の死を進めたのは息子自身とは皮肉なものである
「結婚記念日の悲劇」「4ブックマーク」
男は家路を急いでいた。
今日は、愛する妻との結婚記念日だ。
付き合ってから結婚するまで二人で数々の苦難を乗り越えてきた。
そして、一年の結婚生活はまさにバラ色の日々だった。
「結婚記念日おめでとう!愛して…る…よ……?」
満面の笑みで帰宅した男を待っていたのは、変わり果てた妻の姿だった。
何故、このような悲劇が起きたのだろう?
今日は、愛する妻との結婚記念日だ。
付き合ってから結婚するまで二人で数々の苦難を乗り越えてきた。
そして、一年の結婚生活はまさにバラ色の日々だった。
「結婚記念日おめでとう!愛して…る…よ……?」
満面の笑みで帰宅した男を待っていたのは、変わり果てた妻の姿だった。
何故、このような悲劇が起きたのだろう?
13年07月21日 17:11
【ウミガメのスープ】 [ぜらちんべると]
【ウミガメのスープ】 [ぜらちんべると]
グロ…というより、胸糞悪い話です
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女は両親を事故で失っていた。
轢いた男は刑に服しはしてものの、もちろん彼女の気持ちが晴れたわけではない。
ーーどうにかして、男にも私が味わった苦しみを。
女は、出所した男の居場所を突き止めると、正体を隠して接触した。
二人の距離は次第に縮まっていく。前科者の男と、まだ若い女、紆余曲折を経て二人は結婚する。
「君が僕にとって一番大切な人なんだ」
あれから一年、まさに絵に描いたような幸せな結婚生活を演じ続けた。
もうそろそろあの男が帰ってくる時間だ。
女は荒縄で作った輪の中に頭をくぐらせる。
「あなたにも、大切な人間を失う苦しみを味合わせてあげる」
乾いた笑い声をあげると、足元の椅子を蹴り飛ばした。
轢いた男は刑に服しはしてものの、もちろん彼女の気持ちが晴れたわけではない。
ーーどうにかして、男にも私が味わった苦しみを。
女は、出所した男の居場所を突き止めると、正体を隠して接触した。
二人の距離は次第に縮まっていく。前科者の男と、まだ若い女、紆余曲折を経て二人は結婚する。
「君が僕にとって一番大切な人なんだ」
あれから一年、まさに絵に描いたような幸せな結婚生活を演じ続けた。
もうそろそろあの男が帰ってくる時間だ。
女は荒縄で作った輪の中に頭をくぐらせる。
「あなたにも、大切な人間を失う苦しみを味合わせてあげる」
乾いた笑い声をあげると、足元の椅子を蹴り飛ばした。
「電流と解放」「4ブックマーク」
と
あるそれほど大きくない街で殺人事件が起こり、旅の男が捕まった。
「お前か!私の娘を殺したのは!」
「この街で殺人を犯した奴は電気椅子の刑だ!今すぐ殺せ!」
男は必死に自分の無実を訴えたが
街の誰もが耳を貸そうとはせず、ついに男は処刑台へ送られた。
そこで男は解放され、仲間に感謝し涙を流した。
――――――――――――――――――――――――――――――
一体男の身に何が起こったのか?
あるそれほど大きくない街で殺人事件が起こり、旅の男が捕まった。
「お前か!私の娘を殺したのは!」
「この街で殺人を犯した奴は電気椅子の刑だ!今すぐ殺せ!」
男は必死に自分の無実を訴えたが
街の誰もが耳を貸そうとはせず、ついに男は処刑台へ送られた。
そこで男は解放され、仲間に感謝し涙を流した。
――――――――――――――――――――――――――――――
一体男の身に何が起こったのか?
12年10月25日 20:52
【ウミガメのスープ】 [とさきんぐ]
【ウミガメのスープ】 [とさきんぐ]
欠けた解説を雑談欄に書きました!
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ここはまだ奴隷制の残る、とある世界。
全ての奴隷の腕には機械が埋め込まれ、
奴隷の見たもの聞いたものは全て主の元へ届けられる。
そのため、奴隷達は脱走することはおろか助けを求めることも叶わず
主に酷使され続ける日々を過ごしている。
――――――――――――――――――――――――――――――
ある日のこと
とある一家が一人の奴隷を連れ旅行中、とある街に立ち寄った。
「おい!さっさと歩け!相変わらずトロい奴だな」
「あら、あなたは相変わらず優しいですこと。ソレに気を遣うだなんて…きゃあ!」
奴隷を引き連れた一家がふと、人気のない道に差し掛かったところ、
路地裏に血まみれで倒れる女を発見した。一見してすでに死んでいるようである。
一家の妻があげた悲鳴を聞きつけ駆けつける街の人々。
その中の一人、ガタイの大きい年配の男が、突然声を荒らげた。
「これは私の娘じゃないか!!
……お前か!私の娘を殺したのは!」
年配の男が憎々しい表情で睨みつけたのは、奴隷の男であった。
「! わ、私は何もしておりません。ずっと主人と共におりました」
「馬鹿を言え、罪を犯すのは総じて奴隷と決まっている!
旅の方、コイツが言っているのは本当のことですか?」
「そんなこと確認するまでもない!
この街で殺人を犯した奴は電気椅子の刑だ!今すぐ殺せ!」
「まて落ち着け、奴隷の主である旅の方々に判断を仰ぐべきだ。
…恐れ入りますが旅の方、ちょっとそこの警察署まで来てはいただけませんでしょうか」
当然、一家は奴隷が殺人を犯していないことは知っているが、所詮奴隷など使い捨て。
ここで面倒ごとに巻き込まれるよりは、奴隷を犯人として引渡した方がよいと判断した。
「いえ、そんなお手数を取らせる必要はありません。
その者が言うようにその娘を殺害したのはソイツです。私のモノと言えど失礼をいたしました。
どうぞ電気椅子なりなんなり気の済むまで好きにして下さい」
その言葉を聞くや否や奴隷は年配の男を含む街の人間に力ずくで引っ張られた。
待ってください!本当に私じゃないんです!お願いです、私の話を聞いて下さい!
奴隷は必死に抵抗し訴え続けたが、周りの人間は誰も聞きいれようとはしなかった。
そのまま奴隷は警察署奥のとある部屋へ連れて行かれた。
その部屋にあるのは椅子が一脚のみで、椅子の周りにはベルトが複数巻きつき垂れ下がっていた。
それを見た奴隷は声を出すことすらできず、顔を真っ青に染めた。
街の人間は奴隷を無理矢理座らせると、手足をベルトでしっかりと動けないよう固定した。
奴隷は声をあげようとすることをやめ全てを諦めるように、ゆっくりと目を閉じた。
閉じる時に微かに見えた、微笑む年配の男の顔を最後に……
#big5#バチッ!#/big5#
一瞬の電流。
しかし、それは男の命を奪うほどのものではなかった。
しばらく待っていても訪れない変化に男は閉じていた目を開けた。
そこには、先ほどとはうってかわって男に微笑みかける街の人々がいた。
訳がわからず呆然とする男に、年配の男がベルトを外しながら答えた。
「今まで騙していてすまなかった」
それを皮切りにして、次々と周りの人々から同じような謝罪の声があがる。
その中にはなんと、血まみれの女の姿もあった。
「本当にごめんなさい。でも、もう心配しなくても大丈夫よ。
その腕の機械はさっきの電気で壊れたから、もう監視されることなんてないわ。
それに、アイツらは責任を問われるのを恐れてさっき街を慌てて飛び出していったしね」
その言葉で男はようやく自分は街の人々に助けられたのだと知った。
本当はこの街に殺人事件など起きてなど居なかったのだ。
でも………でもなぜ自分なんかのために?
全ての奴隷の腕には機械が埋め込まれ、
奴隷の見たもの聞いたものは全て主の元へ届けられる。
そのため、奴隷達は脱走することはおろか助けを求めることも叶わず
主に酷使され続ける日々を過ごしている。
――――――――――――――――――――――――――――――
ある日のこと
とある一家が一人の奴隷を連れ旅行中、とある街に立ち寄った。
「おい!さっさと歩け!相変わらずトロい奴だな」
「あら、あなたは相変わらず優しいですこと。ソレに気を遣うだなんて…きゃあ!」
奴隷を引き連れた一家がふと、人気のない道に差し掛かったところ、
路地裏に血まみれで倒れる女を発見した。一見してすでに死んでいるようである。
一家の妻があげた悲鳴を聞きつけ駆けつける街の人々。
その中の一人、ガタイの大きい年配の男が、突然声を荒らげた。
「これは私の娘じゃないか!!
……お前か!私の娘を殺したのは!」
年配の男が憎々しい表情で睨みつけたのは、奴隷の男であった。
「! わ、私は何もしておりません。ずっと主人と共におりました」
「馬鹿を言え、罪を犯すのは総じて奴隷と決まっている!
旅の方、コイツが言っているのは本当のことですか?」
「そんなこと確認するまでもない!
この街で殺人を犯した奴は電気椅子の刑だ!今すぐ殺せ!」
「まて落ち着け、奴隷の主である旅の方々に判断を仰ぐべきだ。
…恐れ入りますが旅の方、ちょっとそこの警察署まで来てはいただけませんでしょうか」
当然、一家は奴隷が殺人を犯していないことは知っているが、所詮奴隷など使い捨て。
ここで面倒ごとに巻き込まれるよりは、奴隷を犯人として引渡した方がよいと判断した。
「いえ、そんなお手数を取らせる必要はありません。
その者が言うようにその娘を殺害したのはソイツです。私のモノと言えど失礼をいたしました。
どうぞ電気椅子なりなんなり気の済むまで好きにして下さい」
その言葉を聞くや否や奴隷は年配の男を含む街の人間に力ずくで引っ張られた。
待ってください!本当に私じゃないんです!お願いです、私の話を聞いて下さい!
奴隷は必死に抵抗し訴え続けたが、周りの人間は誰も聞きいれようとはしなかった。
そのまま奴隷は警察署奥のとある部屋へ連れて行かれた。
その部屋にあるのは椅子が一脚のみで、椅子の周りにはベルトが複数巻きつき垂れ下がっていた。
それを見た奴隷は声を出すことすらできず、顔を真っ青に染めた。
街の人間は奴隷を無理矢理座らせると、手足をベルトでしっかりと動けないよう固定した。
奴隷は声をあげようとすることをやめ全てを諦めるように、ゆっくりと目を閉じた。
閉じる時に微かに見えた、微笑む年配の男の顔を最後に……
#big5#バチッ!#/big5#
一瞬の電流。
しかし、それは男の命を奪うほどのものではなかった。
しばらく待っていても訪れない変化に男は閉じていた目を開けた。
そこには、先ほどとはうってかわって男に微笑みかける街の人々がいた。
訳がわからず呆然とする男に、年配の男がベルトを外しながら答えた。
「今まで騙していてすまなかった」
それを皮切りにして、次々と周りの人々から同じような謝罪の声があがる。
その中にはなんと、血まみれの女の姿もあった。
「本当にごめんなさい。でも、もう心配しなくても大丈夫よ。
その腕の機械はさっきの電気で壊れたから、もう監視されることなんてないわ。
それに、アイツらは責任を問われるのを恐れてさっき街を慌てて飛び出していったしね」
その言葉で男はようやく自分は街の人々に助けられたのだと知った。
本当はこの街に殺人事件など起きてなど居なかったのだ。
でも………でもなぜ自分なんかのために?
「星間飛行。キラッ☆」「4ブックマーク」
アルファ・ケンタウリ星系へ向かう恒星間飛行の途中、
宇宙船に障害が発生してコースをそれ未開の惑星に不時着した。
探索を行なってみると、どうやらこの星には原始的ながらも
一応知的生命体と呼べるような存在がいるようだ。
表面がぶよぶよと柔らかく気持ちが悪いが
自動翻訳装置をつかって意思疎通を計ってみた。
やはり、かなり文明の程度は低いようだ。
救助の船がやって来るまで暇なこともあり
彼らに炎の使い方を教えたりして暇つぶしをすることにした。
数カ月後、地球では救援計画が破棄された。
なぜ?
宇宙船に障害が発生してコースをそれ未開の惑星に不時着した。
探索を行なってみると、どうやらこの星には原始的ながらも
一応知的生命体と呼べるような存在がいるようだ。
表面がぶよぶよと柔らかく気持ちが悪いが
自動翻訳装置をつかって意思疎通を計ってみた。
やはり、かなり文明の程度は低いようだ。
救助の船がやって来るまで暇なこともあり
彼らに炎の使い方を教えたりして暇つぶしをすることにした。
数カ月後、地球では救援計画が破棄された。
なぜ?
13年08月15日 23:36
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
解説を見る
恒星間航海日誌
【Ч月∋日】
恒星間飛行中、宇宙船に障害が発生。近隣の惑星に不時着。
地表の完全人工物化などは行われていない。
コレでは地震などの対策は行われていないといえる。
知的生命体のいない星なのだろうか?
【Ч月Ч日】
生命体を発見。我々のような外骨格の進化を遂げず、表面が非常にぶよぶよと柔らかい生物だ。
一応、言語体系を持っている模様。自動翻訳装置で意思疎通をはかることにした。
【Ч月V日】
どうやら彼らは、この地球という惑星の日本というエリアに生息する生命体のようだ。
核の炎すら満足に扱うことが出来ないらしい。
我が母星では生まれたての赤子でも理解していることなのだが呆れたものだ。
救助の船がやって来るまでの暇つぶしとして、彼らに核の炎の安全な使い方を教えて過ごすことにした。
###地球サイド。日本国総理大臣目線 ###
4/3
日本上空に、異星からの宇宙船と思われるUFOが出現。福島に不時着したと思われる。
まったく・・地震やら何やらで大変なときに、さらに厄介なことが起きたものだ。
とりあえず、追加で世界中に有事の援護を依頼する。
4/4
UFOに乗っていたと思われる異星人からコンタクトあり。見た目は体が金属の殻で覆われていて
ロボットのようにも見える。昆虫のような外骨格生物なのだろうか?
まったく・・宇宙人とコンタクトをとるのは元総理だけで充分だというのに・・
そう思っていたが、高度な翻訳装置を使用している模様。元総理などよりよっぽど会話しやすい。
4/5
どうやら彼らの星の文明は地球などより遥かに進んでいるようだ。
福島の状況を見て、核の安全な使い方や、拡散してしまった核燃料の除去の方法等を伝授してくれるという
いや全くありがたい。
数カ月後。
宇宙人の援助を受けすっかり原発事故の影響が取り払われ、
あっという間の復興を遂げた日本を見て
世界各国は救援計画を取りやめることになった。
おしまい。
※ちょっと、あの地震をパロるのは不謹慎かなぁとも思いましたが
宇宙人でもいいからとっととハッピーエンドで事故処理〆てくんねえかなぁという
願望を込めてみました。
気分を害した人がおられましたら大変申し訳ありません。
【Ч月∋日】
恒星間飛行中、宇宙船に障害が発生。近隣の惑星に不時着。
地表の完全人工物化などは行われていない。
コレでは地震などの対策は行われていないといえる。
知的生命体のいない星なのだろうか?
【Ч月Ч日】
生命体を発見。我々のような外骨格の進化を遂げず、表面が非常にぶよぶよと柔らかい生物だ。
一応、言語体系を持っている模様。自動翻訳装置で意思疎通をはかることにした。
【Ч月V日】
どうやら彼らは、この地球という惑星の日本というエリアに生息する生命体のようだ。
核の炎すら満足に扱うことが出来ないらしい。
我が母星では生まれたての赤子でも理解していることなのだが呆れたものだ。
救助の船がやって来るまでの暇つぶしとして、彼らに核の炎の安全な使い方を教えて過ごすことにした。
###地球サイド。日本国総理大臣目線 ###
4/3
日本上空に、異星からの宇宙船と思われるUFOが出現。福島に不時着したと思われる。
まったく・・地震やら何やらで大変なときに、さらに厄介なことが起きたものだ。
とりあえず、追加で世界中に有事の援護を依頼する。
4/4
UFOに乗っていたと思われる異星人からコンタクトあり。見た目は体が金属の殻で覆われていて
ロボットのようにも見える。昆虫のような外骨格生物なのだろうか?
まったく・・宇宙人とコンタクトをとるのは元総理だけで充分だというのに・・
そう思っていたが、高度な翻訳装置を使用している模様。元総理などよりよっぽど会話しやすい。
4/5
どうやら彼らの星の文明は地球などより遥かに進んでいるようだ。
福島の状況を見て、核の安全な使い方や、拡散してしまった核燃料の除去の方法等を伝授してくれるという
いや全くありがたい。
数カ月後。
宇宙人の援助を受けすっかり原発事故の影響が取り払われ、
あっという間の復興を遂げた日本を見て
世界各国は救援計画を取りやめることになった。
おしまい。
※ちょっと、あの地震をパロるのは不謹慎かなぁとも思いましたが
宇宙人でもいいからとっととハッピーエンドで事故処理〆てくんねえかなぁという
願望を込めてみました。
気分を害した人がおられましたら大変申し訳ありません。
「捕まえそこなった犯人」「4ブックマーク」
密室の中で人が殺された。
犯人は明らかであり、証拠も充分。現場を見た警部は呟いた。
「これは殺人事件だ」
しかし、警部は犯人を捕まえそこなった。
何故か?
犯人は明らかであり、証拠も充分。現場を見た警部は呟いた。
「これは殺人事件だ」
しかし、警部は犯人を捕まえそこなった。
何故か?
17年02月08日 00:24
【ウミガメのスープ】 [タカスガタイキ]
【ウミガメのスープ】 [タカスガタイキ]
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宇宙船の中だった。
共同生活を送る様々な人種の男女の様子は、24時間常にモニターされていた。
最初はわきあいあいと過ごしていた彼らだったが、不意に起こったマシントラブルを機に状況は一変する。
制御を失った宇宙船は、地球を離れ、徐々に太陽へと吸い込まれつつあった。
地上から救援のロケットを今すぐ打ち上げるのは難しかった。
彼らはモニターごしに助けを求めた。
誰も助けられなかった。
助けを求める声はすべてモニターされていた。
足りなくなった食料を巡り、人々は殺し合った。
その殺し合いの様子もすべてモニターされていた。
最後に残ったのは、ウミオだった。
孤独な殺人者の様子もまた、すべてモニターされていた。
ウミオは、宇宙船に生きる最後の住人となったその日、モニター越しに地球の友人に会いたがった。
友人であり、警部でもあるカメオに。
国の呼び出しを受けて、急遽カメオは宇宙船と通信するための施設に召喚される。
カメオはマイクの前に座り、痩せこけたかつての友人と再会した。
事情を理解したカメオは言う。
「ウミオ。これは殺人事件だ」
『……。うん』
「俺の管轄だよ。早く戻ってこい。捕まえてやるから」
『そう。そうだな。カメオ。お前に捕まえられたい。帰りたいよ、地球に』
これほど犯人を捕まえたいと思ったことは、かつてなかった。
けれど、捕まえることは不可能だった。
モニターごしに、警部と犯人は束の間微笑んだ。
それから数日して宇宙船からの通信は途絶えた。
さらに半年ほどして宇宙船が太陽に飲まれたことが観測された。
犯人を捕まえそこなった警部は、夜空を見上げ、彼のために泣いた。
共同生活を送る様々な人種の男女の様子は、24時間常にモニターされていた。
最初はわきあいあいと過ごしていた彼らだったが、不意に起こったマシントラブルを機に状況は一変する。
制御を失った宇宙船は、地球を離れ、徐々に太陽へと吸い込まれつつあった。
地上から救援のロケットを今すぐ打ち上げるのは難しかった。
彼らはモニターごしに助けを求めた。
誰も助けられなかった。
助けを求める声はすべてモニターされていた。
足りなくなった食料を巡り、人々は殺し合った。
その殺し合いの様子もすべてモニターされていた。
最後に残ったのは、ウミオだった。
孤独な殺人者の様子もまた、すべてモニターされていた。
ウミオは、宇宙船に生きる最後の住人となったその日、モニター越しに地球の友人に会いたがった。
友人であり、警部でもあるカメオに。
国の呼び出しを受けて、急遽カメオは宇宙船と通信するための施設に召喚される。
カメオはマイクの前に座り、痩せこけたかつての友人と再会した。
事情を理解したカメオは言う。
「ウミオ。これは殺人事件だ」
『……。うん』
「俺の管轄だよ。早く戻ってこい。捕まえてやるから」
『そう。そうだな。カメオ。お前に捕まえられたい。帰りたいよ、地球に』
これほど犯人を捕まえたいと思ったことは、かつてなかった。
けれど、捕まえることは不可能だった。
モニターごしに、警部と犯人は束の間微笑んだ。
それから数日して宇宙船からの通信は途絶えた。
さらに半年ほどして宇宙船が太陽に飲まれたことが観測された。
犯人を捕まえそこなった警部は、夜空を見上げ、彼のために泣いた。