「メカニカル・ラブ」「4ブックマーク」
男がいた
男は全自動掃除機シンバが欲しかった。いつも指をくわえて物欲しそうに眺めてた。
男は全自動掃除機シンバを買った。指をくわえていた男はシンバに口づけた。
男は死んだ。
なぜ?
男は全自動掃除機シンバが欲しかった。いつも指をくわえて物欲しそうに眺めてた。
男は全自動掃除機シンバを買った。指をくわえていた男はシンバに口づけた。
男は死んだ。
なぜ?
16年01月19日 03:02
【ウミガメのスープ】 [tosh]
【ウミガメのスープ】 [tosh]
丑三つ時のサイコパスープ
解説を見る
男は老人だった。
ある年の正月に老人は餅をのどに詰まらせた。
始めは指で餅をかきだそうとした。でも取れなかった。
その時シンバが目に入った。
掃除機で吸い出す方法が有効だと老人は知っていたのでシンバの吸気口を口に押し当てた。でも、喉の奥に詰まった餅を吸い出すには足りなかった。
老人は死んだ。
ある年の正月に老人は餅をのどに詰まらせた。
始めは指で餅をかきだそうとした。でも取れなかった。
その時シンバが目に入った。
掃除機で吸い出す方法が有効だと老人は知っていたのでシンバの吸気口を口に押し当てた。でも、喉の奥に詰まった餅を吸い出すには足りなかった。
老人は死んだ。
「ある探検家の手記」「4ブックマーク」
転がる大岩を避け、そこかしこから湧き続ける蛇や蜘蛛や百足を退け、人ひとりやっと通れるような狭い通路を抜けて、ぼろぼろになりながらもたどり着いたそこは、どうやら小さな部屋になっているようだった。
薄暗い中でかろうじて見えたランタンに、つま先立ちでマッチの火を灯すと、部屋中が美しい輝きを放ちだした。
部屋中に散らばる貴金属たちが反射した光を、宝石が色とりどりに拡散して、まるで夢のような光景であった。
それを見た私は、財布を持ってくるべきだった、と後悔した。
ここに何かがあるということは知っていたから、ここにあるすべてのお宝を十分詰められる大きさの袋を持ってきていたし、いざとなれば服のポケットにだって入れられるというのに、一体なぜだろうか?
薄暗い中でかろうじて見えたランタンに、つま先立ちでマッチの火を灯すと、部屋中が美しい輝きを放ちだした。
部屋中に散らばる貴金属たちが反射した光を、宝石が色とりどりに拡散して、まるで夢のような光景であった。
それを見た私は、財布を持ってくるべきだった、と後悔した。
ここに何かがあるということは知っていたから、ここにあるすべてのお宝を十分詰められる大きさの袋を持ってきていたし、いざとなれば服のポケットにだって入れられるというのに、一体なぜだろうか?
16年01月16日 11:37
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
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忙しい人のための三行解説:狭い通路だったので、パーティーを代表して宝部屋へ行った小柄な盗賊。宝をネコババしたいと思ったものの、持ってきた袋はネコババには使えないし、ポケットに入れても、ポケットに何か入っていると分かった瞬間ネコババがばれてしまう。財布があれば、宝の中にあった金貨や銀貨を入れて、最初から自分が持っていたお金であるかのように偽装できたのに……。
「おーい、どうだった?」
宝を持って狭い通路を戻ると、勇者のよく通る声が響いた。
「……あんたたちの予想通り、宝部屋だったよ」
私は、そう言って宝の詰まった袋を掲げて見せた。
「シィフ、どうしたの? 機嫌が悪そうに見えるけど。回復魔法かける?」
「疲れただろ、肉食うか?」
魔法使いと格闘家が声を掛けてきたけど、私の不機嫌の理由は、そんなところにはなかった。
「あの細道は、ただ細いだけで特に罠とかは無かったよ。まあ、私でもキツいくらいには狭かったけど」
宝部屋への道は狭すぎて、重装備の勇者や、筋肉の塊の格闘家には通れなかったし、魔法使いも長い杖が引っかかるということで、一番小柄な盗賊の私が一人で先に進むことになっていたのだ。
狭い通路を一人で抜けたし、宝部屋の全貌を見たのは私一人だし、何といっても私は盗賊なのだ。宝部屋を見た瞬間、ネコババしたい欲がむくむくと頭をもたげてきた。
だけどそこで、私は致命的なミスを犯してしまった。できるだけ身軽な方がいいと思って、鍵開けの道具以外のすべての持ち物を、勇者たちに預けてしまったのだ。
持ってきた袋に詰めた宝石は、どうせパーティーの全員で山分けだし、ポケットに入れても、
「そうだ、シィフ。ポケットになんか入れてない?」
「い、入れてる訳ないでしょ? ほら」
「じゃあ、ちょっとそこで跳んでみてよ」
「勇者の癖になんて欲深いんだコイツは……(ぴょんぴょん)ほら、何もないってば!」
こんな風に、業突く張りで疑い深い勇者に見抜かれてしまう。
でも、財布さえあれば、宝部屋の金貨や銀貨を詰められるだけ詰めて、「これは元々私が持ってたお金なんだけど?」としらばっくれられたって言うのに! 私のドジ! バカバカ!
「まあまあシィフ、いいじゃない、これだけあれば今日は沢山飲めるわよ?」
「私、別に飲みたい訳じゃないし……ていうかウィッチ、心読まないでよ!」
「あらあらうふふ、顔に書いてあったわよ? まあそれはともかく、帰りましょうか。デスルーラ!」
「ちょっと待った、その呪文違……」
私たちの視界は暗転した。その後のことは……語ってもしょうがないので伏せさせてもらうことにする。
「おーい、どうだった?」
宝を持って狭い通路を戻ると、勇者のよく通る声が響いた。
「……あんたたちの予想通り、宝部屋だったよ」
私は、そう言って宝の詰まった袋を掲げて見せた。
「シィフ、どうしたの? 機嫌が悪そうに見えるけど。回復魔法かける?」
「疲れただろ、肉食うか?」
魔法使いと格闘家が声を掛けてきたけど、私の不機嫌の理由は、そんなところにはなかった。
「あの細道は、ただ細いだけで特に罠とかは無かったよ。まあ、私でもキツいくらいには狭かったけど」
宝部屋への道は狭すぎて、重装備の勇者や、筋肉の塊の格闘家には通れなかったし、魔法使いも長い杖が引っかかるということで、一番小柄な盗賊の私が一人で先に進むことになっていたのだ。
狭い通路を一人で抜けたし、宝部屋の全貌を見たのは私一人だし、何といっても私は盗賊なのだ。宝部屋を見た瞬間、ネコババしたい欲がむくむくと頭をもたげてきた。
だけどそこで、私は致命的なミスを犯してしまった。できるだけ身軽な方がいいと思って、鍵開けの道具以外のすべての持ち物を、勇者たちに預けてしまったのだ。
持ってきた袋に詰めた宝石は、どうせパーティーの全員で山分けだし、ポケットに入れても、
「そうだ、シィフ。ポケットになんか入れてない?」
「い、入れてる訳ないでしょ? ほら」
「じゃあ、ちょっとそこで跳んでみてよ」
「勇者の癖になんて欲深いんだコイツは……(ぴょんぴょん)ほら、何もないってば!」
こんな風に、業突く張りで疑い深い勇者に見抜かれてしまう。
でも、財布さえあれば、宝部屋の金貨や銀貨を詰められるだけ詰めて、「これは元々私が持ってたお金なんだけど?」としらばっくれられたって言うのに! 私のドジ! バカバカ!
「まあまあシィフ、いいじゃない、これだけあれば今日は沢山飲めるわよ?」
「私、別に飲みたい訳じゃないし……ていうかウィッチ、心読まないでよ!」
「あらあらうふふ、顔に書いてあったわよ? まあそれはともかく、帰りましょうか。デスルーラ!」
「ちょっと待った、その呪文違……」
私たちの視界は暗転した。その後のことは……語ってもしょうがないので伏せさせてもらうことにする。
「私の病気は?」「4ブックマーク」
私は、とある病気にかかってしまったようだ……。
一体どんな病気か、わかるかい?
#red#※時々嘘をつきますが、何回嘘をつくかはおしえません。#/red#
一体どんな病気か、わかるかい?
#red#※時々嘘をつきますが、何回嘘をつくかはおしえません。#/red#
15年11月27日 10:47
【20の扉】 [フィーカス]
【20の扉】 [フィーカス]
解説を見る
質問への回答は#red#すべてNOで行っている#/red#。
つまり、#red#回答がNOで拘束されている#/red#。
よって、答えは#red#脳梗塞#/red#である。
いつ何回、回答がYESやYESNOになる質問が来るか分からないので、そりゃ何回嘘ついているかは教えられるわけがない。
(全部「NO」で回答しようと思いましたが、一応ヒントとしてYESに該当するものは「NO!」、NOに該当するものは「NO」で回答しています。YESNOは気まぐれで)
ちなみに出題者は特に大病を患っているわけではない。
( ・_・)「つまらんダジャレだ」
つまり、#red#回答がNOで拘束されている#/red#。
よって、答えは#red#脳梗塞#/red#である。
いつ何回、回答がYESやYESNOになる質問が来るか分からないので、そりゃ何回嘘ついているかは教えられるわけがない。
(全部「NO」で回答しようと思いましたが、一応ヒントとしてYESに該当するものは「NO!」、NOに該当するものは「NO」で回答しています。YESNOは気まぐれで)
ちなみに出題者は特に大病を患っているわけではない。
( ・_・)「つまらんダジャレだ」
「友人は有名人」「4ブックマーク」
カメオとウミスケは唯一無二の親友だ。
ある日、カメオがテレビでバラエティー番組を見ていると、
親友のウミスケがテレビに映った。
それを見たカメオは、舌打ちをし、
ウミスケが画面から消えるまでその番組を見ることはなかった。
一体何があったのだろう?
ある日、カメオがテレビでバラエティー番組を見ていると、
親友のウミスケがテレビに映った。
それを見たカメオは、舌打ちをし、
ウミスケが画面から消えるまでその番組を見ることはなかった。
一体何があったのだろう?
15年08月22日 23:17
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
解説を見る
カメオは、唯一無二の親友であるウミスケとともにバラエティー番組を見ていた。
すると、突然画面が真っ暗になり、
#big5#暗くなったテレビ画面にウミスケの顔が反射して映った。#/big5#
ウミスケ「ごめん、リモコンいじってたら電源切っちゃった~」
カメオ「チッ 早く電源いれろよー」
ウミスケ「ごめんごめんww」
ウミスケがリモコンでテレビの電源を入れると、
反射していたウミスケの顔は画面から消え、
それと同時に二人は番組を再び見ることができたのだった。
すると、突然画面が真っ暗になり、
#big5#暗くなったテレビ画面にウミスケの顔が反射して映った。#/big5#
ウミスケ「ごめん、リモコンいじってたら電源切っちゃった~」
カメオ「チッ 早く電源いれろよー」
ウミスケ「ごめんごめんww」
ウミスケがリモコンでテレビの電源を入れると、
反射していたウミスケの顔は画面から消え、
それと同時に二人は番組を再び見ることができたのだった。
「缶つまって美味しいですよね」「4ブックマーク」
コンビニでビールと缶づめを買ったら店員に心配された。
なぜ?
なぜ?
15年03月23日 22:35
【ウミガメのスープ】 [うさ穴]
【ウミガメのスープ】 [うさ穴]
解説を見る
にゃ~お。
我が家のお猫様から不満の声が上がった。
ここのところ忙しく碌に買い物に行っていなかったため猫餌の
ストックが底をついてしまったのだ。
もう夜遅く。近くでまだ開いている店はコンビニくらいしかない。
俺は寒空の下近所のコンビニへと走った。
「(せっかく来たんだし、ビールも買っちゃおっかな~)」
カゴにネコ缶とビールを入れてレジへ。
カゴの中身を見た店員は一言。
「お客様・・・こちら猫の餌ですがよろしいでしょうか?」
・・・・・・
#big5#いや、俺が食べるわけじゃねえし#/big5#
我が家のお猫様から不満の声が上がった。
ここのところ忙しく碌に買い物に行っていなかったため猫餌の
ストックが底をついてしまったのだ。
もう夜遅く。近くでまだ開いている店はコンビニくらいしかない。
俺は寒空の下近所のコンビニへと走った。
「(せっかく来たんだし、ビールも買っちゃおっかな~)」
カゴにネコ缶とビールを入れてレジへ。
カゴの中身を見た店員は一言。
「お客様・・・こちら猫の餌ですがよろしいでしょうか?」
・・・・・・
#big5#いや、俺が食べるわけじゃねえし#/big5#