「捕まえそこなった犯人」「4ブックマーク」
密室の中で人が殺された。
犯人は明らかであり、証拠も充分。現場を見た警部は呟いた。
「これは殺人事件だ」
しかし、警部は犯人を捕まえそこなった。
何故か?
犯人は明らかであり、証拠も充分。現場を見た警部は呟いた。
「これは殺人事件だ」
しかし、警部は犯人を捕まえそこなった。
何故か?
17年02月08日 00:24
【ウミガメのスープ】 [タカスガタイキ]
【ウミガメのスープ】 [タカスガタイキ]
解説を見る
宇宙船の中だった。
共同生活を送る様々な人種の男女の様子は、24時間常にモニターされていた。
最初はわきあいあいと過ごしていた彼らだったが、不意に起こったマシントラブルを機に状況は一変する。
制御を失った宇宙船は、地球を離れ、徐々に太陽へと吸い込まれつつあった。
地上から救援のロケットを今すぐ打ち上げるのは難しかった。
彼らはモニターごしに助けを求めた。
誰も助けられなかった。
助けを求める声はすべてモニターされていた。
足りなくなった食料を巡り、人々は殺し合った。
その殺し合いの様子もすべてモニターされていた。
最後に残ったのは、ウミオだった。
孤独な殺人者の様子もまた、すべてモニターされていた。
ウミオは、宇宙船に生きる最後の住人となったその日、モニター越しに地球の友人に会いたがった。
友人であり、警部でもあるカメオに。
国の呼び出しを受けて、急遽カメオは宇宙船と通信するための施設に召喚される。
カメオはマイクの前に座り、痩せこけたかつての友人と再会した。
事情を理解したカメオは言う。
「ウミオ。これは殺人事件だ」
『……。うん』
「俺の管轄だよ。早く戻ってこい。捕まえてやるから」
『そう。そうだな。カメオ。お前に捕まえられたい。帰りたいよ、地球に』
これほど犯人を捕まえたいと思ったことは、かつてなかった。
けれど、捕まえることは不可能だった。
モニターごしに、警部と犯人は束の間微笑んだ。
それから数日して宇宙船からの通信は途絶えた。
さらに半年ほどして宇宙船が太陽に飲まれたことが観測された。
犯人を捕まえそこなった警部は、夜空を見上げ、彼のために泣いた。
共同生活を送る様々な人種の男女の様子は、24時間常にモニターされていた。
最初はわきあいあいと過ごしていた彼らだったが、不意に起こったマシントラブルを機に状況は一変する。
制御を失った宇宙船は、地球を離れ、徐々に太陽へと吸い込まれつつあった。
地上から救援のロケットを今すぐ打ち上げるのは難しかった。
彼らはモニターごしに助けを求めた。
誰も助けられなかった。
助けを求める声はすべてモニターされていた。
足りなくなった食料を巡り、人々は殺し合った。
その殺し合いの様子もすべてモニターされていた。
最後に残ったのは、ウミオだった。
孤独な殺人者の様子もまた、すべてモニターされていた。
ウミオは、宇宙船に生きる最後の住人となったその日、モニター越しに地球の友人に会いたがった。
友人であり、警部でもあるカメオに。
国の呼び出しを受けて、急遽カメオは宇宙船と通信するための施設に召喚される。
カメオはマイクの前に座り、痩せこけたかつての友人と再会した。
事情を理解したカメオは言う。
「ウミオ。これは殺人事件だ」
『……。うん』
「俺の管轄だよ。早く戻ってこい。捕まえてやるから」
『そう。そうだな。カメオ。お前に捕まえられたい。帰りたいよ、地球に』
これほど犯人を捕まえたいと思ったことは、かつてなかった。
けれど、捕まえることは不可能だった。
モニターごしに、警部と犯人は束の間微笑んだ。
それから数日して宇宙船からの通信は途絶えた。
さらに半年ほどして宇宙船が太陽に飲まれたことが観測された。
犯人を捕まえそこなった警部は、夜空を見上げ、彼のために泣いた。
「雪女のユキコちゃん ~ふとんがふっとんだ悲劇~」「4ブックマーク」
田#b#舎育ちのユキコちゃんは都会に引っ越してきました。#/b#
#b#「うわぁー。クルマがいっぱいだぁー!」#/b#
#b#「オシャレなお店がたくさんあるー!」#/b#
#b#「たてもの、すごいたかいー!」#/b#
#b#「都会ってステキなところなんだね!」#/b#
都会で見るいろんな初めてにユキコちゃんは、目をキラキラさせながら大はしゃぎ。
パパとママも立派な家とステキな街に住めることになって、喜んでいました。
そんな、ユキコちゃんの正体はなんと#b#雪女#/b#。
手のひらを前に#b#「えいっ!」#/b#と力を込めれば、
#b#湯船に張ったお湯程度なら一瞬で氷にすることができるのです。#/b#
このことはユキコちゃんとパパとママだけの秘密なのです。
#b#そしてユキコちゃんが初めて都会で迎える夏休み。#/b#
都会は田舎よりもとっても#b#暑い!#/b#
雪女のユキコちゃんとっては暑さは天敵です。
しかし、学校で地球温暖化を勉強したばかりだからなのか、
ユキコちゃんは#b#「電気のムダづかいはいけないよ!」#/b#の一点張りで、
どんな炎天下でも、エアコンを使ったり、
冷蔵庫で涼もうなんてしませんでした。
#b#そのせいで、隣の家の#/b##red#ふとんがふっとんで、#/red#
#b#その家に住んでいたカメオさんが#/b##red#大ケガ#/red##b#を負って、#/b#
#red#死んでしまいました。#/red#
いったい、何が起きたのでしょう?
#b#「うわぁー。クルマがいっぱいだぁー!」#/b#
#b#「オシャレなお店がたくさんあるー!」#/b#
#b#「たてもの、すごいたかいー!」#/b#
#b#「都会ってステキなところなんだね!」#/b#
都会で見るいろんな初めてにユキコちゃんは、目をキラキラさせながら大はしゃぎ。
パパとママも立派な家とステキな街に住めることになって、喜んでいました。
そんな、ユキコちゃんの正体はなんと#b#雪女#/b#。
手のひらを前に#b#「えいっ!」#/b#と力を込めれば、
#b#湯船に張ったお湯程度なら一瞬で氷にすることができるのです。#/b#
このことはユキコちゃんとパパとママだけの秘密なのです。
#b#そしてユキコちゃんが初めて都会で迎える夏休み。#/b#
都会は田舎よりもとっても#b#暑い!#/b#
雪女のユキコちゃんとっては暑さは天敵です。
しかし、学校で地球温暖化を勉強したばかりだからなのか、
ユキコちゃんは#b#「電気のムダづかいはいけないよ!」#/b#の一点張りで、
どんな炎天下でも、エアコンを使ったり、
冷蔵庫で涼もうなんてしませんでした。
#b#そのせいで、隣の家の#/b##red#ふとんがふっとんで、#/red#
#b#その家に住んでいたカメオさんが#/b##red#大ケガ#/red##b#を負って、#/b#
#red#死んでしまいました。#/red#
いったい、何が起きたのでしょう?
16年01月14日 22:22
【ウミガメのスープ】 [好太郎]
【ウミガメのスープ】 [好太郎]

ふとんがふっとんだ
解説を見る
#b#※文末に【要約解説】があります。#/b#
ユキコちゃんは田舎に住んでいたころから、
いろんな方法で涼をとっていました。
その中でもユキコちゃんは#b#打ち水#/b#をよくしていたので、
都会に引っ越しても、欠かさず打ち水をしました。
しかし日差しが強いときは、アスファルトの熱で
いくら水を撒いても、すぐに蒸発してしまい、
さらに日差しがユキコちゃんを照らし続きます。
#b#「ぜんぜん涼しくならないよお」#/b#とユキコちゃんは悲しそうです。
そこで、ユキコちゃんはもう一度、家の前に水を満遍なく撒くと、
手を突き出し#b#「えいっ!」#/b#と思いっきり力を込めました。
するとどうでしょう。
#b#家の前の道路はスケートリンクのようにカチコチに凍り、#/b#
#b#あたりからは冷たい空気が漂い始めました。#/b#
一仕事したユキコちゃんは、力をいっぱい使って汗だくなので、
シャワーを浴びて、テレビを見てくつろぐことにしました。
そこに朝っぱらから、#b#スポーツカーで走り回る、夏休みに浮かれた若者#/b#が現れました。
#b#「ヒャッハー! ロックンロールでチョベリバだぜー!」#/b#
と、わけのわからないことをいいながら、街中をばんばん飛ばしてます。
ですが突然、車に思いもしなかったことが起こりました。
#b#「うわあああ! なんだ!?」#/b#
#b#なんと、ユキコちゃんの打ち水で道路が凍結したため、#/b#
#b#車がスリップし、勝手に回り始めたのです。#/b#
若者は車を止めようとブレーキを思いっきり踏み込みました。
しかし、若者は予想外の出来事に慌てていたため、
#b#ブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまいました。#/b#
#b#車は暴走し、カメオさんの家の塀を突き破り、#/b#
#b#庭に干してあった#/b##red#ふとんがふっとんで、#/red#
#b#縁側でくつろいでいたカメオさんを#/b##red#はね飛ばし#/red#
#b#カメオさんの家をめちゃくちゃにしました。#/b#
その後、パトカーや救急車が近くに止まり、
カメオさんの家を見にたくさんの人たちが集まりました。
その様子に、ステキさはありません。
#b#「都会って怖いところなんだなぁ……」#/b#
こうしてユキコちゃんは庭に落ちた#red#ふとん#/red#を見ながら、
大人の階段をまた一つ、のぼったのでした。
#b#【要約解説】#/b#
#b#雪女のユキコが道路に打ち水したあと凍らせ、滑りやすいアイスバーンを作った。#/b#
#b#そこを通った車がスリップして、突然の出来事に運転手がパニックになり車が暴走。#/b#
#b#暴走車はカメオの家に突っ込み、ふとんとカメオをはね飛ばした。#/b#
ユキコちゃんは田舎に住んでいたころから、
いろんな方法で涼をとっていました。
その中でもユキコちゃんは#b#打ち水#/b#をよくしていたので、
都会に引っ越しても、欠かさず打ち水をしました。
しかし日差しが強いときは、アスファルトの熱で
いくら水を撒いても、すぐに蒸発してしまい、
さらに日差しがユキコちゃんを照らし続きます。
#b#「ぜんぜん涼しくならないよお」#/b#とユキコちゃんは悲しそうです。
そこで、ユキコちゃんはもう一度、家の前に水を満遍なく撒くと、
手を突き出し#b#「えいっ!」#/b#と思いっきり力を込めました。
するとどうでしょう。
#b#家の前の道路はスケートリンクのようにカチコチに凍り、#/b#
#b#あたりからは冷たい空気が漂い始めました。#/b#
一仕事したユキコちゃんは、力をいっぱい使って汗だくなので、
シャワーを浴びて、テレビを見てくつろぐことにしました。
そこに朝っぱらから、#b#スポーツカーで走り回る、夏休みに浮かれた若者#/b#が現れました。
#b#「ヒャッハー! ロックンロールでチョベリバだぜー!」#/b#
と、わけのわからないことをいいながら、街中をばんばん飛ばしてます。
ですが突然、車に思いもしなかったことが起こりました。
#b#「うわあああ! なんだ!?」#/b#
#b#なんと、ユキコちゃんの打ち水で道路が凍結したため、#/b#
#b#車がスリップし、勝手に回り始めたのです。#/b#
若者は車を止めようとブレーキを思いっきり踏み込みました。
しかし、若者は予想外の出来事に慌てていたため、
#b#ブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまいました。#/b#
#b#車は暴走し、カメオさんの家の塀を突き破り、#/b#
#b#庭に干してあった#/b##red#ふとんがふっとんで、#/red#
#b#縁側でくつろいでいたカメオさんを#/b##red#はね飛ばし#/red#
#b#カメオさんの家をめちゃくちゃにしました。#/b#
その後、パトカーや救急車が近くに止まり、
カメオさんの家を見にたくさんの人たちが集まりました。
その様子に、ステキさはありません。
#b#「都会って怖いところなんだなぁ……」#/b#
こうしてユキコちゃんは庭に落ちた#red#ふとん#/red#を見ながら、
大人の階段をまた一つ、のぼったのでした。
#b#【要約解説】#/b#
#b#雪女のユキコが道路に打ち水したあと凍らせ、滑りやすいアイスバーンを作った。#/b#
#b#そこを通った車がスリップして、突然の出来事に運転手がパニックになり車が暴走。#/b#
#b#暴走車はカメオの家に突っ込み、ふとんとカメオをはね飛ばした。#/b#
「完全犯罪とは」「4ブックマーク」
僕は人を殺しました。
ずっと前から気に食わなかったのです。
ですから僕は殺しました。
しかし罪に問われる事はありませんでした。
…どうして?
ずっと前から気に食わなかったのです。
ですから僕は殺しました。
しかし罪に問われる事はありませんでした。
…どうして?
15年08月09日 19:41
【ウミガメのスープ】 [蒼井門]
【ウミガメのスープ】 [蒼井門]
解説を見る
人類全員を殺した為。
僕はある人が気に食わなかったのです。
しかし、問題がありました。今の現代、殺人をおこしてつかまらないなんてこと、そうあることではないのです。
運に任せるなんてこと、したくはありませんでした。そしてあいつの為に自分自身が不利益を被るなどあってはならなかったのです。
ですから、すべてを殺してしまう事にしました。
……罪に問う人も裁く人も自分以外いなくなれば、そりゃあ犯罪にもならないのです。
僕は一人誰もいなくなった町を歩きました。僕は明日からどうすればいいのでしょう。
もう少し人をのこせばよかったかな。僕はちょっとだけそうやって後悔したのでした。
僕はある人が気に食わなかったのです。
しかし、問題がありました。今の現代、殺人をおこしてつかまらないなんてこと、そうあることではないのです。
運に任せるなんてこと、したくはありませんでした。そしてあいつの為に自分自身が不利益を被るなどあってはならなかったのです。
ですから、すべてを殺してしまう事にしました。
……罪に問う人も裁く人も自分以外いなくなれば、そりゃあ犯罪にもならないのです。
僕は一人誰もいなくなった町を歩きました。僕は明日からどうすればいいのでしょう。
もう少し人をのこせばよかったかな。僕はちょっとだけそうやって後悔したのでした。
「チキン野郎」「4ブックマーク」
カメオは話題のホラー小説「海亀怪談」を読んで泣くほど恐怖した。
そのため、しばらくフライドチキンを食べることはなくなった。
フライドチキンに関わる話でもないにも関わらず、一体なぜだろう?
そのため、しばらくフライドチキンを食べることはなくなった。
フライドチキンに関わる話でもないにも関わらず、一体なぜだろう?
15年06月17日 00:08
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
解説を見る
カメオは話題のホラー小説「海亀怪談」を読んで恐怖した。
それも尋常なレベルの怖がり方ではなく、恐怖のあまり泣き出してしまった。
#red#その小説を立ち読みしていたコンビニで。#/red#
……当然、周りのお客や店員はドン引き。
カメオはいつもそのコンビニでフライドチキンを買って食べるのが日課となっていたが、そのこと(立ち読み大泣き事件)がきっかけでそのコンビニに行くことが恥ずかしくなり、しばらくはそのコンビニに行けなくなってしまった。
当然、今まで買っていたフライドチキンも自然と買う機会もなくなったのだ。
それも尋常なレベルの怖がり方ではなく、恐怖のあまり泣き出してしまった。
#red#その小説を立ち読みしていたコンビニで。#/red#
……当然、周りのお客や店員はドン引き。
カメオはいつもそのコンビニでフライドチキンを買って食べるのが日課となっていたが、そのこと(立ち読み大泣き事件)がきっかけでそのコンビニに行くことが恥ずかしくなり、しばらくはそのコンビニに行けなくなってしまった。
当然、今まで買っていたフライドチキンも自然と買う機会もなくなったのだ。
「勝利のないレース」「4ブックマーク」
ゴールまで最も早く到達する勝負をするカメオとカツオ。
しかしカメオとカツオの走る方向は正反対だった。
一体なぜ?
しかしカメオとカツオの走る方向は正反対だった。
一体なぜ?
15年05月24日 09:09
【ウミガメのスープ】 [はやて]
【ウミガメのスープ】 [はやて]

オリオンさんのメイド姿w
解説を見る
ゴールはとある高いビルの100階にある。
ロビーでエレベーターに突っ込んだカメオを見て、カツオは外に飛び出して配電箱の電源を切ろうとしています。
エレベーターに閉じ込められたズルしたカツオは、結局カツオに負けました。
然し、電線を切ったカツオもすぐ逮捕されました。
ロビーでエレベーターに突っ込んだカメオを見て、カツオは外に飛び出して配電箱の電源を切ろうとしています。
エレベーターに閉じ込められたズルしたカツオは、結局カツオに負けました。
然し、電線を切ったカツオもすぐ逮捕されました。