「冷凍睡眠装置の完成」「4ブックマーク」
冷凍睡眠することの出来るカプセルが遂に完成された!
けれど、解凍してしばらくすると4、5割の人が死にます。
それでも、色んな人間もこぞって冷凍睡眠カプセルにはいろうとした。さて、なぜでしょう?
けれど、解凍してしばらくすると4、5割の人が死にます。
それでも、色んな人間もこぞって冷凍睡眠カプセルにはいろうとした。さて、なぜでしょう?
15年03月19日 15:08
【ウミガメのスープ】 [智世]
【ウミガメのスープ】 [智世]
解説を見る
すでに死にかけの人間だったから。
未来の医療技術の発展に希望をかけて冷凍睡眠に入ったが、そう簡単に医療技術が発達するわけがなく、解凍してもすぐに持病が悪化して死んでしまう。それでも4、5割の確率で助かる可能性があるので、みんなカプセルに入りたがった
未来の医療技術の発展に希望をかけて冷凍睡眠に入ったが、そう簡単に医療技術が発達するわけがなく、解凍してもすぐに持病が悪化して死んでしまう。それでも4、5割の確率で助かる可能性があるので、みんなカプセルに入りたがった
「【リアル・フードファイト1on1】 さしゃ vs なさ」「4ブックマーク」
ウミガメのスープ大喰い対決!!!
ラテシン界きっての大喰らいと噂される、
さしゃさん・なささん両名。
今ここに、大喰い界の頂点が決する!!!
今回は特設テーブルに座っていただいた両者の前に
1皿1kgのウミガメのスープを提供していきますので、
両者はとにかく食べて食べて食べまくってください。
21時に開始し、
22時の終了時点でより多く食べていた方の勝ちとし、
勝利者に正解を進呈して
【真の大喰い王】が決定します。
事前調査によると、
“両者の実力は全く同じ”
現在のコンディションも両者バッチリとの事なので、
果たしてどちらが勝つのか全く見当もつきません!!!
当対決の“目的”はあくまでも
“実力互角の両者がフードファイト対決を行い、
最終的にどちらがより多くのウミガメのスープを食せるかを決定する”
事にあります。
よって、“当企画のシステムを無理に解明しようとする必要はありませんし、
その行為が墓穴を掘る事にもなりかねない”
事だけは忠告しておきます。
双方共に、“1分間にちょうど1皿を完食するペースを1時間継続出来る”実力がありますので、
この戦いは壮絶な量の皿が重なっていく事は間違いありません。
制限時間は60分。
まずは両者がスプーンを持ち、
質問欄にて『準備OK』等の報告をしてください(簡単に意気込み等を述べても構いません)。
両者の発言が揃いましたら、
【21時ちょうどにスタート】します。
それと途中経過が気になる様でしたら、
1人5回までなら途中経過確認の発言をしてもらって構いません(特に不要であればしなくても良いです)ので、
その際はその時点での計量結果をお伝えします。
それでは両者、“頑張って食べてください”。
お手元のスプーンを持ってスタンバイコールをお願いします。
※当対決の観戦を希望される方は、
観戦部屋 http://chat.kanichat.com/chat?roomid=Kansen
にて雑談等をお楽しみください。
ラテシン界きっての大喰らいと噂される、
さしゃさん・なささん両名。
今ここに、大喰い界の頂点が決する!!!
今回は特設テーブルに座っていただいた両者の前に
1皿1kgのウミガメのスープを提供していきますので、
両者はとにかく食べて食べて食べまくってください。
21時に開始し、
22時の終了時点でより多く食べていた方の勝ちとし、
勝利者に正解を進呈して
【真の大喰い王】が決定します。
事前調査によると、
“両者の実力は全く同じ”
現在のコンディションも両者バッチリとの事なので、
果たしてどちらが勝つのか全く見当もつきません!!!
当対決の“目的”はあくまでも
“実力互角の両者がフードファイト対決を行い、
最終的にどちらがより多くのウミガメのスープを食せるかを決定する”
事にあります。
よって、“当企画のシステムを無理に解明しようとする必要はありませんし、
その行為が墓穴を掘る事にもなりかねない”
事だけは忠告しておきます。
双方共に、“1分間にちょうど1皿を完食するペースを1時間継続出来る”実力がありますので、
この戦いは壮絶な量の皿が重なっていく事は間違いありません。
制限時間は60分。
まずは両者がスプーンを持ち、
質問欄にて『準備OK』等の報告をしてください(簡単に意気込み等を述べても構いません)。
両者の発言が揃いましたら、
【21時ちょうどにスタート】します。
それと途中経過が気になる様でしたら、
1人5回までなら途中経過確認の発言をしてもらって構いません(特に不要であればしなくても良いです)ので、
その際はその時点での計量結果をお伝えします。
それでは両者、“頑張って食べてください”。
お手元のスプーンを持ってスタンバイコールをお願いします。
※当対決の観戦を希望される方は、
観戦部屋 http://chat.kanichat.com/chat?roomid=Kansen
にて雑談等をお楽しみください。
15年02月08日 20:50
【新・形式】 [のりっこ。]
【新・形式】 [のりっこ。]
解説を見る
まずは両者、
本当にお疲れ様でした!!!^^
いやはや…もう、ホント
ものすんごい食べっぷりでしたね…(´・ω・`)
お2人とも、一体どんな胃袋してるんですか…
流石はラテシン界きっての大喰らい。
スタートと同時にものすんごい勢いで食べ始めて、
本当に“1分間に1皿(1kg)のペース”で食べ続けるんですもの、
めちゃんこ圧倒されましたよ。
それにしても、真剣勝負なのに
双方“よく喋り”ましたねぇ…
観戦者へ向けたリップサービスも流石でしたね^^
(…というより、何故か質問ばかりだった気がしますが…?)
当然、リアルに“喋っている間はろくに咀嚼出来ないので、
その間だけウミガメのスープを食べる行為がストップしてしまっていた”のがロスになっていましたが…
ペース計測したところ、
【1文字分の発音につき10gのペースロス】
(“しゃ”等の小文字を含む発音も1文字分に換算)
になってしまっていて、
その分が計量に影響しましたねぇ…
しかし発言をされていない時は本当に凄いペースで食べ続けられていた姿は、
いやはや双方とも本当に素晴らしかったです!!!^^
【最終結果】
………はコチラに掲載予定でしたが、
ガラケーの容量がパンク寸前になり集計が時間に追い付かなくなりましたので(´・_・`)、
後ほど改めて雑談欄にてUP致しますm(__)m
本当に申し訳ありません…(´;Д;`)
【リアル・フードファイト1on1】
に出場していただいた
さしゃさん&なささん、
そして観戦していただいた皆さん、
本当にありがとうございました!!!!!m(__)m
本当にお疲れ様でした!!!^^
いやはや…もう、ホント
ものすんごい食べっぷりでしたね…(´・ω・`)
お2人とも、一体どんな胃袋してるんですか…
流石はラテシン界きっての大喰らい。
スタートと同時にものすんごい勢いで食べ始めて、
本当に“1分間に1皿(1kg)のペース”で食べ続けるんですもの、
めちゃんこ圧倒されましたよ。
それにしても、真剣勝負なのに
双方“よく喋り”ましたねぇ…
観戦者へ向けたリップサービスも流石でしたね^^
(…というより、何故か質問ばかりだった気がしますが…?)
当然、リアルに“喋っている間はろくに咀嚼出来ないので、
その間だけウミガメのスープを食べる行為がストップしてしまっていた”のがロスになっていましたが…
ペース計測したところ、
【1文字分の発音につき10gのペースロス】
(“しゃ”等の小文字を含む発音も1文字分に換算)
になってしまっていて、
その分が計量に影響しましたねぇ…
しかし発言をされていない時は本当に凄いペースで食べ続けられていた姿は、
いやはや双方とも本当に素晴らしかったです!!!^^
【最終結果】
………はコチラに掲載予定でしたが、
ガラケーの容量がパンク寸前になり集計が時間に追い付かなくなりましたので(´・_・`)、
後ほど改めて雑談欄にてUP致しますm(__)m
本当に申し訳ありません…(´;Д;`)
【リアル・フードファイト1on1】
に出場していただいた
さしゃさん&なささん、
そして観戦していただいた皆さん、
本当にありがとうございました!!!!!m(__)m
「本屋ラテラルの謎解き『書店危機』」「4ブックマーク」
ここは、本だけでなく日常の不思議から難事件まで多くの謎が揃ってる本屋『ラテラル』
私、えねこーがいつものように読書をしていた時のこと。
落ち着いた店内に似合わない男が店に入ってきました。
「いらっしゃいませ!店主の小春です!」
笑顔で声をかける店主、小春さんに近寄る男。
「ええと…何かお探しですか?」
「レジの中身をよこせ!早くしろ!」
男はナイフを突きつけながら脅してきました。
しかし、店主桜小春のこのあとの行動により、被害は最小限に押さえられました。
さて、どのような行動をしたのでしょう?
【参加テーマ…小春さんの顔文字を考えよう!】
私、えねこーがいつものように読書をしていた時のこと。
落ち着いた店内に似合わない男が店に入ってきました。
「いらっしゃいませ!店主の小春です!」
笑顔で声をかける店主、小春さんに近寄る男。
「ええと…何かお探しですか?」
「レジの中身をよこせ!早くしろ!」
男はナイフを突きつけながら脅してきました。
しかし、店主桜小春のこのあとの行動により、被害は最小限に押さえられました。
さて、どのような行動をしたのでしょう?
【参加テーマ…小春さんの顔文字を考えよう!】
15年01月27日 21:21
【ウミガメのスープ】 [えねこー☆]
【ウミガメのスープ】 [えねこー☆]
祝小春さん登録一周年!
解説を見る
店主の対応は驚くべきものだった
(ㆁᴗㆁ✿) 「……あなた…何故それがあることを知ってるんですか?」
(・ω・)「…ん?いいから出せ!」
(ㆁᴗㆁ✿) 「…分かりました…」
っ『レジの中身』
(・ω・)「ん?なんだこの本は?金だよ金!」
(ㆁᴗㆁ✿) 「あなたたちは知っていたんですね…この本のことを…かの桜漱石の最後の作品を…」
(;・ω・)「え!おい!これが…!?」
(ㆁᴗㆁ✿) 「この書店の宝です。世に出せば世間を揺るがす大発見、あなたたちは莫大な富と名誉を手に入れられます…」
(;・ω・)「…その通りだ!やはりここにあったか!ずらかるぜ!」
マテー(☆д☆)ノ三三☆ 三(・ω・) (゚Д゚)三
~その後~
(☆д☆)「捕まえたからいいけど…逃げられたらやばかったんじゃない?」
(ㆁᴗㆁ✿) 「え?あれ嘘ですよ?w 」
(☆д☆)「おおう!でもよく『レジの中身』なんて本ありましたねー」
(ㆁᴗㆁ✿) 「それはね…」
っ『ありったけの金』『金を袋に詰めろ!』
(☆д☆)「いろんなパターンに対応できるのねw」
(ㆁᴗㆁ✿)「 用意周到でしょー!w」
本屋ラテラルは今日も平和です。
小春さん登録一周年おめでとうございます!!
(ㆁᴗㆁ✿) 「……あなた…何故それがあることを知ってるんですか?」
(・ω・)「…ん?いいから出せ!」
(ㆁᴗㆁ✿) 「…分かりました…」
っ『レジの中身』
(・ω・)「ん?なんだこの本は?金だよ金!」
(ㆁᴗㆁ✿) 「あなたたちは知っていたんですね…この本のことを…かの桜漱石の最後の作品を…」
(;・ω・)「え!おい!これが…!?」
(ㆁᴗㆁ✿) 「この書店の宝です。世に出せば世間を揺るがす大発見、あなたたちは莫大な富と名誉を手に入れられます…」
(;・ω・)「…その通りだ!やはりここにあったか!ずらかるぜ!」
マテー(☆д☆)ノ三三☆ 三(・ω・) (゚Д゚)三
~その後~
(☆д☆)「捕まえたからいいけど…逃げられたらやばかったんじゃない?」
(ㆁᴗㆁ✿) 「え?あれ嘘ですよ?w 」
(☆д☆)「おおう!でもよく『レジの中身』なんて本ありましたねー」
(ㆁᴗㆁ✿) 「それはね…」
っ『ありったけの金』『金を袋に詰めろ!』
(☆д☆)「いろんなパターンに対応できるのねw」
(ㆁᴗㆁ✿)「 用意周到でしょー!w」
本屋ラテラルは今日も平和です。
小春さん登録一周年おめでとうございます!!
「いつもの光景」「4ブックマーク」
とあるマンションの一室。
カメオは朝起きると、窓から外の景色を眺めた。
「昨日はひどい天気だったが、今日はいい天気だ。」
だが突然カメオはとんでもないことに気づき戦慄した。
いったいどうしたのだろう?
カメオは朝起きると、窓から外の景色を眺めた。
「昨日はひどい天気だったが、今日はいい天気だ。」
だが突然カメオはとんでもないことに気づき戦慄した。
いったいどうしたのだろう?
14年11月01日 01:00
【ウミガメのスープ】 [金田一]
【ウミガメのスープ】 [金田一]
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昨日はとてつもない豪雨と強風だった。
しかし窓からベランダをに置いてある物を見ると何一つ倒れていない。
一体誰が立てたのだろうか・・・
しかし窓からベランダをに置いてある物を見ると何一つ倒れていない。
一体誰が立てたのだろうか・・・
「家事が苦手」「4ブックマーク」
天気予報が外れて、窓の外は土砂降りだった。
それを見た私は、急いで庭に出て、洗濯物を干した。
私は何か間違えているだろうか?
それを見た私は、急いで庭に出て、洗濯物を干した。
私は何か間違えているだろうか?
14年08月12日 13:36
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
解説を見る
「久しぶりに会おう」
そう言って、私は聡子の家を訪れた。
聡子は私を迎え入れ、紅茶をいれてくれた。
「実はね……」
私が切り出した時、 #red#ざあーと雨の音が鳴り始めた。 #/red#
#red#今朝の天気予報は晴れだったのに。 #/red#まるで私の気持ちを代弁するかのような土砂降りだった。
「ごめん、洗濯物、取り込んでくるね」
聡子は小走りに庭に出た。
そんな様子を眺めながら、私は恋敵のいれてくれた紅茶をすすった。
美味しい。相変わらず、家事のうまい彼女。
嫌でも、花瓶の隣にある写真立てに目がいく。
浩介と聡子のツーショット。浩介ははち切れんばかりに笑っている。
親友の彼氏に手を出すなんてありえない。
以前の私ならそう切り捨てただろう。でも、恋は理屈ではないのだ。
「私の彼、かっこいいでしょ」
聡子に紹介された瞬間に、恋に落ちてしまった。
恋に落ちて、それから、すべてが転がり落ちていった。
いけないと思いつつも密かにアプローチを重ね、そして、ある雨の日、彼に抱かれた。
「今夜限りにしよう」
彼はそう呟いた。私は一人ホテルに残り、泣いた。
聡子がすべて悪い。私が先に会っていたら、浩介は私のものだった。
屁理屈だとわかっていながら、そう思わずにはいられなかった。
「今日晴れのはずだったのにねー」
聡子が能天気な顔で戻ってきた。
「聡子」私はさりげない調子で言った。「最近、彼とはどう?」
「浩介? 順調だよ」
「喧嘩とかしてない?」
「全然。すごく気が合うんだよ、うちら」
聡子の方が気が合うかもしれない。でも、カラダなら私の方が、絶対。
「もし喧嘩になったら激しいかもね」
「ないない。だって浩介、私にメロメロだから」
聡子はいたずらげにウインクしてみせた。
「そういうこと言ってるカップルが、案外大喧嘩したりするんだよ」
「ないって」
「わかんないじゃん」
「なんでそんなこと言うの? 美沙ちゃん、今日変じゃない?」
「だって私が……!」
浩介とのことを話した。無我夢中だった。
聡子の顔からは、だんだんと表情が消えていった。
「……へえ。で、何が言いたいの?」
「別れてよ! 浩介は私といるのが幸せなの!」
完全に血がのぼっていた。
聡子は鼻で笑って、「はあ?」と言った。
気づくと私は花瓶を握っていて、目の前には頭から血を流した聡子が倒れていた。
──殺してしまった。
まず思ったのは、このままでは浩介に嫌われる、ということだった。
浩介の顔を思い浮かべると、急に理性が戻ってきた。
誤魔化さなきゃ。そうだ、 #red#泥棒の仕業に見せかけよう。 #/red#
花瓶の指紋を拭い、紅茶のカップを洗って戻し、部屋中をひっくり返した。
通帳は足がつく。現金だけを掴んでカバンに入れる。後でどこかに捨ててしまおう。
"犯人"の侵入経路として、庭に通じる窓の鍵を開けた。
何か、見落としはないか。
部屋を見回す。取り込まれたままの洗濯物があった。まだ半乾きのようだ。
これ以上余計なものに触らず、早く出て行った方がいい。
踵を返しかけた時、私はあることに気づき戦慄した。
今日の天気予報は晴れだった。雨が降ることなど誰も予想していなかった。そんな日に、 #red#半乾きの洗濯物を雨が降るより前に取り込む人はいない。 #/red#
もしこの状態で死体が発見されたら、警察は取り込まれた洗濯物から、 犯行は雨が降り始めた後に行われたと推理するだろう。
それはまずい。 #red#雨が降っている中侵入したのなら、犯人の足跡が残っていないのはおかしいからだ。 #/red#
私は急いで散らばっている洗濯物を拾い集め、庭の物干しに干した。
──これで大丈夫なはず。
もう一度部屋の中を見回してから、私は聡子の家を後にした。
雨はまだ激しく降っている。その中を、傘も差さずに走る。
動悸が激しい。浩介に会いたい。
彼は、家事の苦手な私を、また愛してくれるだろうか。
そう言って、私は聡子の家を訪れた。
聡子は私を迎え入れ、紅茶をいれてくれた。
「実はね……」
私が切り出した時、 #red#ざあーと雨の音が鳴り始めた。 #/red#
#red#今朝の天気予報は晴れだったのに。 #/red#まるで私の気持ちを代弁するかのような土砂降りだった。
「ごめん、洗濯物、取り込んでくるね」
聡子は小走りに庭に出た。
そんな様子を眺めながら、私は恋敵のいれてくれた紅茶をすすった。
美味しい。相変わらず、家事のうまい彼女。
嫌でも、花瓶の隣にある写真立てに目がいく。
浩介と聡子のツーショット。浩介ははち切れんばかりに笑っている。
親友の彼氏に手を出すなんてありえない。
以前の私ならそう切り捨てただろう。でも、恋は理屈ではないのだ。
「私の彼、かっこいいでしょ」
聡子に紹介された瞬間に、恋に落ちてしまった。
恋に落ちて、それから、すべてが転がり落ちていった。
いけないと思いつつも密かにアプローチを重ね、そして、ある雨の日、彼に抱かれた。
「今夜限りにしよう」
彼はそう呟いた。私は一人ホテルに残り、泣いた。
聡子がすべて悪い。私が先に会っていたら、浩介は私のものだった。
屁理屈だとわかっていながら、そう思わずにはいられなかった。
「今日晴れのはずだったのにねー」
聡子が能天気な顔で戻ってきた。
「聡子」私はさりげない調子で言った。「最近、彼とはどう?」
「浩介? 順調だよ」
「喧嘩とかしてない?」
「全然。すごく気が合うんだよ、うちら」
聡子の方が気が合うかもしれない。でも、カラダなら私の方が、絶対。
「もし喧嘩になったら激しいかもね」
「ないない。だって浩介、私にメロメロだから」
聡子はいたずらげにウインクしてみせた。
「そういうこと言ってるカップルが、案外大喧嘩したりするんだよ」
「ないって」
「わかんないじゃん」
「なんでそんなこと言うの? 美沙ちゃん、今日変じゃない?」
「だって私が……!」
浩介とのことを話した。無我夢中だった。
聡子の顔からは、だんだんと表情が消えていった。
「……へえ。で、何が言いたいの?」
「別れてよ! 浩介は私といるのが幸せなの!」
完全に血がのぼっていた。
聡子は鼻で笑って、「はあ?」と言った。
気づくと私は花瓶を握っていて、目の前には頭から血を流した聡子が倒れていた。
──殺してしまった。
まず思ったのは、このままでは浩介に嫌われる、ということだった。
浩介の顔を思い浮かべると、急に理性が戻ってきた。
誤魔化さなきゃ。そうだ、 #red#泥棒の仕業に見せかけよう。 #/red#
花瓶の指紋を拭い、紅茶のカップを洗って戻し、部屋中をひっくり返した。
通帳は足がつく。現金だけを掴んでカバンに入れる。後でどこかに捨ててしまおう。
"犯人"の侵入経路として、庭に通じる窓の鍵を開けた。
何か、見落としはないか。
部屋を見回す。取り込まれたままの洗濯物があった。まだ半乾きのようだ。
これ以上余計なものに触らず、早く出て行った方がいい。
踵を返しかけた時、私はあることに気づき戦慄した。
今日の天気予報は晴れだった。雨が降ることなど誰も予想していなかった。そんな日に、 #red#半乾きの洗濯物を雨が降るより前に取り込む人はいない。 #/red#
もしこの状態で死体が発見されたら、警察は取り込まれた洗濯物から、 犯行は雨が降り始めた後に行われたと推理するだろう。
それはまずい。 #red#雨が降っている中侵入したのなら、犯人の足跡が残っていないのはおかしいからだ。 #/red#
私は急いで散らばっている洗濯物を拾い集め、庭の物干しに干した。
──これで大丈夫なはず。
もう一度部屋の中を見回してから、私は聡子の家を後にした。
雨はまだ激しく降っている。その中を、傘も差さずに走る。
動悸が激しい。浩介に会いたい。
彼は、家事の苦手な私を、また愛してくれるだろうか。