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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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【私は悪魔に魂を売ってしまった。早くこの場所を去らなくては】

・・・

ザーーーーーーー・・・・・
エミリーは安モーテルのシャワーで汗を流している。
「あなたと一緒にこの場所に帰ってくることができた…」
そう呟き、胸の痣をそっと撫でた。

翌朝…
目を覚ましたエミリーの目の前に血塗れの男と女が倒れていた。
「そうか、そういうことだったのね…」
エミリーは同じ場所に痣を持っている女を抱きしめ、涙を流した。

状況を説明してください。
13年01月06日 22:36
【ウミガメのスープ】 [水上]

過去最長の解説




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メリッサside
(この子だけは私が守る、守らなくてはいけないんだ…)

メリッサは妹を抱きかかえ、階段を登ってくる足音に震えていた。
メリッサの恐怖の原因が部屋のドアを開け、押入れに隠れているメリッサの髪を引っ張り、引きずり出した。

「その反抗的な目は、あのビッチとそっくりだぜ」
酒臭い息を吐きながら男は呟き、メリッサの頬を張った。
メリッサは動じず、強い瞳で、その汚らわしい血の繋がった男を睨み返した。
(私が気を失ったらまだ幼い妹にまで被害が及んでしまう!)

「まったく気に入らねェな!あーッ気に入らねェ‼」
父親であるその男は容赦なくメリッサを打ち据えた。
「ん?どうした?死んだフリか?おいっ!起きろ!起きろっつってんだ!」
メリッサは意識と共に遠くなっていく男の罵声を聞きながら、ただ妹の無事だけを願った。

マークスside
大病院での地位や名誉、愛する妻子、天才外科医マークスの幸せはこの火事によって全て燃え尽きようとしていた。

「チクショウ!なんてことだ!」
マークスは命からがら燃え盛る炎から愛する娘を救い出した。
妻はもう助からない…
娘のエミリーも致命的な火傷を負い、何処かにぶつけたのか内臓の損傷もひどい。天才外科医マークスの腕を持ってしても延命は絶望的だった。
それでもマークスは娘を抱え、一縷の望みを持ってひたすらに病院へと走った。
病院にたどり着いたマークスは奇跡的にその望みを叶える方法を持つ男と出会った。エミリーと同年代の冷たくなった娘を持って病院の前で立ち尽くしている男だった。

マークスは悪魔に魂を売った。

その男から娘を買い、男の罪を見逃し、男に多大な謝礼金を約束した。

メリッサからエミリーへの移植手術は無事成功した。しかし何故か胸に移植した皮膚は、男の殴打による痣が消えずに残っていた。

エミリーは幸か不幸か一部の記憶を失っていた。トーマスはエミリーを連れてこの土地を離れることを決めた。

エミリーside
「あなたと一緒にこの場所に帰ってくることができた…」
そう呟き、エミリーは胸の痣をそっと撫でた。

・・・

優しかった父が死んだ。父は時折ひどくかなしそうな目で私を見つめ、特に胸の痣を見た時には酷く落ち込んだ。
新しい土地に引っ越してから父はどんどん衰弱していき、1年後にベッドの上で冷たくなっていた。決して病院に行こうとはしなかった。
父の遺品を整理している時に、偶然机の引き出しの中の二重扉の存在に気付き、父の日記を手に入れた。
最近私の体に異変が起きている理由が、その日記を読むことで明らかとなった。

胸の痣が疼く夜は、その次の日の朝ベッドから遠く離れたところで起きることがあった。
私の筆跡ではない字で床に「バネッサバネッサバネッサ・・・・」と書かれていたり、自分の声ではない悲鳴で目が覚めることもあった。

私の中にもう一人の女の子がいる・・・

エミリーは父の懺悔の日記を読むことで補完された記憶を元に、以前住んでいた土地を訪れたのだった。

・・・

日記からでは自分に体を提供してくれた女の子が何を望んでいるのかがわからなかった。
床に書かれたバネッサという女の子に会いたいのだろうか?
今日は一段と胸の痣が疼いている・・・
期待と不安をない交ぜにして、メアリーは瞼を閉じた。

その晩、メアリーは夢を見た。

自分の体を殴打する男。その横に守るべき愛おしい存在。メアリーは近くにあったキッチンナイフを手に取り、自分と自分の大事な存在を傷付けるその醜い男にナイフを突き立てた・・・

翌朝…
ひどい頭痛で目が覚めた。まるでもう一つ心臓があるように胸の痣が脈打っている。そして…

手が血塗れだ。

そして気付く。ここはモーテルではないことと目の前の血塗られた光景に。
血溜まりの中のナイフが突き刺さった男の横に、その返り血で汚れた女の子が横たわっている。

痣が痛いほど脈打っている。

「そうか、そういうことだったのね…」
メアリーはそう呟き、女の子に駆け寄る。女の子は男に暴行を受けていたようだ。胸に自分と同じような痣がある…。

「バネッサ…」
メアリーは女の子を抱きしめ、その無事に涙を流した。
【ラテクエ25】「4ブックマーク」
雪のちらつくクリスマスの夜、とある男がレストランに入店しました。
席に着いた男は、ウェイトレスに尋ねました。
「すみません。この店に七面鳥の丸焼きはありますか?」
「はい。 ございます」
この返事を聞いた男は、自殺を思いとどまった。 一体、なぜ?
12年12月22日 22:09
【ウミガメのスープ】 [(棒)]

タイトル入れ忘れましたが、続行します!




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男には家族がいた。

幸せな家族だった。
彼自身が、自分には出来過ぎた妻と息子だ、と感じるほど
彼にとっては支えであり、幸福そのものだった。

男が家族を失ったのは、ちょうど一年前のクリスマス。
予約していた街外れのレストランへ向かう途中、男は運転を誤り自動車事故を起こした。
男は、自分の手で、自分の幸せを粉々にしてしまったのだ。
唯一助かった男も、大怪我をして一年近く身体を動かせなった。
そして、退院した彼には、もう何も残されてはいなかった。
家族も、職も失い、社宅暮らしだった彼は住む家も失った。
絶望した彼は、自殺を思い立つ。

場所は、自分が家族を殺した場所。
死んでから同じ場所には行けないだろうが、せめて、できるだけ近くで。
そう考えて彼は、レストランへ向かって歩き始めた。

道の途中。一年前の事故現場には、花が供えられていた。
誰が家族を弔ってくれているのか気になった男は、近くを近所の住人に聞いて回った。
聞けば、レストランのオーナーシェフが花を手向けてくれたらしい。

面識のない相手が花を手向けたことを不思議に思い、男はレストランに入った。
冬の日の短さもあり、徒歩で移動し終えたときには辺りは夕暮れ時。

準備中の札が掛った扉を開けて入店した彼は、驚いた表情のウェイトレスを無視して開いている席に着き尋ねた。
「すみません。この店に七面鳥の丸焼きはありますか?」

ウェイトレスは、すぐに笑顔で接客した。
「はい。 ございます」
そして、背筋を伸ばして一礼。
「お待ち申し上げておりました。ご予約のお席はこちらです」



食事を終えた彼が席を立つ前に、シェフが男に挨拶しに現れた。
シェフは男の置かれた状況を知っていた。

自分の店へ向かう客が悲惨な事故で家族を失い、自身も大きな怪我を負ったことを知り、
心配したシェフは、予約時に連絡用に記帳していた男の番号から、
男が職も家も失ったことも知ったと言う。
そして、虫の知らせか、今日、男が現れる気がしてメニューを準備していたのだった。

話を終えるとシェフは、男に住み込みで働かないかと持ちかけた。
事故を知っていてなお、このレストランのシェフやウェイトレスは、一年間待ち続けてくれていた。
男は自分を受け入れて貰えたような、居心地の良さを感じた。
男に断る理由は無かった。


【赤の殺意】「4ブックマーク」
不意に訪れるその赤いものを見ると、私は死を覚悟する。

その赤いものとはなんだろうか?

16年03月21日 10:16
【20の扉】 [かもめの水平さん]



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この表記を【MVSや皆のブックマークからの解説表示で不意に見ると】

大抵の場合は【人や動物が残酷な死を迎える事が多いので】私は#red#なにかが死ぬのを覚悟してその解説を見るのだ#/red#
行きはよいよい帰りは◯◯◯「4ブックマーク」
AさんはBさんにカバンを届けに行きました。
その後、AさんはBさんからカバンを預かり、そのカバンを家に持って帰りました。
行きには20分かかりましたが、帰りには1時間もかかってしまいました。

行きと帰りで、こんなにも時間に差がうまれたのは何故でしょうか?
16年03月12日 00:05
【ウミガメのスープ】 [チピオ]



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ある日、Aさんの飼っていた猫が急に体調を崩した。Aさんは飼い猫をカバンに入れ、急いで獣医のBさんに届けた。だが、既に猫は衰弱しきっており、獣医に渡して間もなく息を引き取った。AさんはBさんから飼い猫の死体が入ったカバンを預かり、家に帰えろうとしたのだが、いつものように歩くことができなかった。精神的なショックから、呼吸が乱れ、うまく足が上がらなくなっていたのである。Aさんはそのまま、ふらふらとした足どりで泣きながらゆっくりと自宅へ帰っていった…。
割に合わない剣「4ブックマーク」
カメオは商人から明らかに割に合わない高い剣を大量に買った。
カメオはその剣を買ったことに後悔はなかったが、商人を殺してしまいたいと思った。

一体なぜ?
16年03月07日 20:43
【ウミガメのスープ】 [花鳥]



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商人はカメオに言った。
この剣を買わないなら、君が敵対している村の人間に売るけどいいかい?

そう言われたら村長であるカメオは買わざるおえない。
商人を殺してもいいが、殺せば二度と商人は村を訪れず、いずれ物流の途絶えた村は困窮することは目に見えていたため買うしかなった。