動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

【親友の配慮】「5ブックマーク」
とある個人競技で大怪我をし、絶望を味わった男。



『復帰に向けて元気に治療頑張ってるか?』

『歩行の調子はどうだ? あんまり無理するなよ。』

『訓練も大変だろうけど、たまには飯でも行こうぜ!』



男の親友から送られてきたこれらのメールには、
男も気付いていない、親友としての “とある配慮” がなされている。



『謝謝! アジフライ定食が、食べたい。』



親友は一体、“どういう事に対して気を遣っているのか”
その真意を推理してください。

15年05月27日 00:04
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



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李は、とある大きな大会の個人競技中に不慮の大怪我をし、



【途中棄権での最下位】という最悪の絶望を味わった。



身体機能のとても優れた中国人アスリートとして全世界的に注目を浴び、
今後も大きな期待を寄せられていた李。

大会会場内に響き渡る、ファンをはじめとする観客達の悲鳴や絶望感に満ちた声々。

実況担当者の叫ぶ様な悲痛な声が、李の脳内に、心に重く深く突き刺さる。



【李は………李は、なんと最下位です!!!!!

 なんという悲劇でしょう………優勝が期待されていた中国の李の順位は………なんとビリ!!!!!

 こんな結末を、一体誰が想像出来たでしょうか………中国の李は、ビリという結果に終わってしまいました!!!!!

 これは大変です!!!!! たった今、足を押さえたまま担架で運ばれて行く李選手!!!!!

 その表情はとても険しく、今後の…………………………】



…………………………痛みと絶望感に浸りながら、李の耳は実況を聴いていた。



(……………俺が……………この俺が……………ビリ……………だ……………と……………?)





それから2年後、

李は日本の医療施設で再起の為に身体の治療や訓練等を続けている。

そんな李を励ましたり元気づけたり、日々支え続ける親友の心の中には、とある配慮が根差していた。





“ 【リハビリ】という言葉は、使いたくない。 ”



【はじめてのおちゅかい(´・_・`)】「5ブックマーク」
2014年 夏



初めてひとりでお買い物に行けたカメコ。
買い物の目的はその日の夕飯であるカレーの材料だ。
カメコはキッチリと完璧に目的の材料を買って帰宅出来たのだが、
家族は不満だった。

一体なぜ?

14年07月23日 00:00
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]



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2014年 夏

夏休みという事もあり、
子供はずっと家でゴロゴロしていたり、
母のカメコがショッピングに行くと言えば、
『私も行くー!』と言ってむやみやたらに着いてきてお菓子やおもちゃをねだりまくる日々。

母カメコは『買い物ぐらいひとりでゆっくりしたいわぁ…』と疲れきっていた。

そんな夏のある日、
子供が珍しく遊び疲れて爆睡していたので、
今のうちに…と、
この夏では初めてひとりでゆっくりお買い物に行けたカメコ。
買い物の目的はその日の夕飯であるカレーの材料だ。
カメコはキッチリと完璧に目的の材料を買って帰宅出来たのだが、
目を覚ました子供は

『もぉー! 何で起こしてくれなかったのよぉ!
私も買い物着いて行きたかったのにぃ…!
(´;Д;`)』

と、不満をもらしたのだった。

たまにはママをゆっくり買い物に行かせてあげようね^^

【ラテクエ40】Ω\ζ゜)チーン「5ブックマーク」
カメオは初めてお葬式に参列することになった。
なにしろ初めてだ。作法も何もわからない。
しかし、周囲の人の真似をしていれば、なんとかなるだろうと思っていた。

葬儀当日、カメオは棺桶の中にいた。

何があった?
14年03月22日 20:05
【ウミガメのスープ】 [Ratter]



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ここは吉原。亀緒はそこで江戸中のあこがれである花魁であった。
が、いかにその身を極めようと所詮は遊郭。遊女は商売道具でしかない。
吉原の中では雅を極めていようと、吉原大門から外にでることはかなわぬ身である。

亀緒には願いがあった。
幼き頃吉原に買い取られた身ではあるが、いつかこの苦界を抜けだして
子供の頃将来を誓い合った幼なじみの元へと帰ること。そんな夢であった。

この時代、遊女が吉原から出る方法は3つ。
1つは年季奉公を勤め上げ遊女から足を洗う方法。だがこれは30才前まで待たねばならない。
今すぐにでも彼のもとに帰りたい。そう思う亀緒はそんなに待つつもりは毛頭なかった。
2つめは客に見初められて「身請け」される場合。だが、彼以外の客に買われていくのであれば何も事態は変わらない。
そもそも花魁ともなればもともとの身代金に加え、これから働いて稼ぐであろう金額、これまでの借金、見世や周囲の人間に出す祝い金など、合計すると何百両にもなり
そんな大金を出す人間などおいそれといるわけもない。
そして3つめが【死んだ場合】であった。


そんな中、亀緒はお葬式に参列することになった。花魁ともなればその妹分となる侍女のような取り巻きが周囲に何人かつく。
その中の一人、顔も似ていることから本物の妹のようにかわいがっていた娘が流行病にかかったのだ。

悲しくないわけではなかったが、亀緒はこれを好機とかんがえた。
顔の似ている妹分。もしかしたら彼女の真似をして入れ替わってしまえばここから逃げ出すことができるのではないか?
そう考えたのだ。

葬儀当日、体調が悪いと偽り布団をかぶり参列を辞退したふりをして、棺桶屋をたらしこみ妹分の遺体を布団に押しこめ代わりに自分が棺桶に入り込む。
死体になりきるなど何しろ初めてのことだ。作法も何もわかったもんではない。
しかし、いままで周囲にいた妹分のまねをしていれば、顔も似ていること、気づくものがいるわけがない。そう思っていた。
こうして亀緒は棺桶に入り込み、吉原の外へ運ばれていったのであった。


※実際は吉原の中で死んだ遊女は吉原近くの浄閑寺に運ばれることが多く、棺桶で運ばれたとしても江戸の外まで運ばれたわけではないようです。
(まあ、江戸。広いしね)
で、江戸自体も、入り鉄砲に出女というくらいで、女性が外に脱出するのはそれはそれでむずいような気もしますが・・
まあ、亀緒が短絡的に遊郭から逃げ出したかったから。ということで目をつぶってくだされ(o*。_。)oペコッ
どえまー「5ブックマーク」
最近の私は亀吉を見ているとついイライラしてしまう。

食事中、テレビを見ようと体の向きを変えた目の前の亀吉のだらしない袖が、
湯飲みに引っ掛かり倒れお茶がテーブルに零れた。
本人はテレビに気を取られて気付いていない。テーブルの上は大惨事なのに。

ああ、イライラする。

そして、私はそれを気付かせるために声を掛けたのに、亀吉は大声で私を叱る。


私は感謝した。なぜ?
17年09月26日 20:13
【ウミガメのスープ】 [立派なうさぎ]



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子育て、家事、パート、私は疲れてイライラしていた。

まだ幼い亀吉。生まれた時はあんなに嬉しく宝物だと思っていたのに。
最近は声を荒げる事も多くなった。いつか手を上げる日も来るだろう。
このままではいけない、解ってはいるのに。

そんなある日の食事中、亀吉は湯飲みを倒しテーブルにお茶を零した。
それだけならまだしも気付いてすらいない。ああ、イライラする。

私はその時、普段より気分が良かったのか悪かっのか、今はもう解らない。
もしかすると、返答次第で叩く口実を作るためだったのかもしれない。
普段なら反射的に怒鳴りつけるところ、あえて冷静に冷たく言い放つ。

「亀吉、お茶零したわよ。こんな時は何て言うの?」

亀吉は私に向かって、幼いなりに精いっぱい恐ろしい形相を作り、
ヒステリックに体を激しく揺らし気違いじみた大声で私に向かって叫ぶ。

「こらー!」

そうか、、、私は一瞬、鏡を見ているような感覚に捕らわれた。
ずっとこんな風に頭ごなしに叱って来たんだ。こんな醜い姿で。こんな幼い子供に。
亀吉は理由も解らず叱られ続けて来たんだ。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。。。
涙が一筋頬を伝う。亀吉が言う。

「ママ、叱ってごめんね。泣かないで。」

次の涙は一筋とは言い難いものだった。
私は反省した。そして私の愚かさを教えてくれた我が子に感謝した。



--補足--
子供を叱る。謝らせる意図で「こんな時はなんて言うの?」
"私が"こんな時なんて言うかを、子供が再現する。
自分の姿を思い知らされ、今までの短絡的な子育てを反省する。
解くと死ぬ問題「5ブックマーク」
謎の布団

辺境のラテ村では、2階に布団を干す家庭の割合が、15~20歳の家族がいる場合には97%だが、
25~30歳の家族がいる場合は55%まで下がるという。なぜだろう?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この問題を解いた中学生のタケシは一か月後、母を殺害したのち、一階の自室で顔をカッターで切り刻んでから自殺した。
なぜか?

(※まず、上の問題から解いてください)
17年03月17日 18:23
【ウミガメのスープ】 [[規制]おじさん]



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「謎の布団」答え
ラテ村では未婚者を減らすために、第1子が結婚適齢期になっても独身の場合、布団を二階に干して、一目で異性に伝わるようにする風習があるのだ。


「解くと死ぬ問題」答え
タケシは問題の答えを知った後、ふと疑問を感じた。
母は朝に布団を干すのだが、ときどき、一階のタケシの部屋の布団を2階に干す。
何故だろう? 庭の日当たりは良いのだから、そっちに干せば良いのに。
おかしな妄想だが、ラテ村の風習のように、何かを伝えるためだろうか?
そういえば、布団が2階に干されるのは、自分が部活で遅く帰るのを伝えた日ばかりだ。もしかして……。

タケシは以前から、自分の顔が父親と似ていないことを不審に思っていた。
母の携帯電話のロックを外してメールを見たことがあるが、怪しい点はなかった。
だが、一度生まれた不安は収まらない。
お年玉から資金を捻出し、隠しカメラを入手したタケシは一か月後、決定的な証拠を手に入れる。
昼間、母は父ではない男を家に入れていた。
電話の通信記録を残さないために、タケシの布団をベランダに干して逢引の合図に使っていたのだ。
そして、相手の男の目鼻立ちはまるで自分を見ているようだった。

母を殺したタケシは自らの顔を憎み、傷付けた後、首を切った。

【略解】
問題を解いたタケシは、母親が不倫相手との逢引の合図に自分の布団つかっていることに勘付いた。
一か月後、不倫相手が自分の本当の父親と知ったため、母を殺し、男との生物的な繋がりをしめす顔を傷付けて自殺した。