「ありがたいお言葉」「5ブックマーク」
とても敬虔な聖職者の男がいた。
ある日、行き倒れの乞食を救ったという善行が幸運にも神の目にとまり、
天の神は男に褒美を与えることにした。
しかし、神からの
「わしは神じゃ。
お主の日頃の善行の褒美として、願いをなんでも一つだけ叶えてやる。
さあ、願いを言うがよい。」
というありがたい言葉を受け、
男は泣きながら、自分の運命を呪った。
一体何故?
ある日、行き倒れの乞食を救ったという善行が幸運にも神の目にとまり、
天の神は男に褒美を与えることにした。
しかし、神からの
「わしは神じゃ。
お主の日頃の善行の褒美として、願いをなんでも一つだけ叶えてやる。
さあ、願いを言うがよい。」
というありがたい言葉を受け、
男は泣きながら、自分の運命を呪った。
一体何故?
14年05月14日 01:17
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
解説を見る
男は、生まれつき耳が聞こえない。
会話は筆談、若しくは手話。
一応喋ることも出来なくは無いが、自分で自分の声が聞こえないので、
傍から聞けばイントネーションはグチャグチャで、それがとても嫌だった。
皆が楽しげに笑う会話にも入れず、目を閉じて音楽に聴き入る事もできず。
ただ、それらを眺めているだけの日々。
しばらくして、男は神仏の力に頼るようになる。
「神様、どうか奇跡の力で、私に聴力を・・・。」
そうして、今の敬虔な聖職者としての男が出来上がったのだった。
そんなある日。一人の行き倒れの乞食を救った日の次の日。
男の家に、神々しい、不思議なオーラを放つ一人の老人が訪ねてきた。
老人は、男に何やら話しかけてきた。
だが、耳の聴こえない男には、何がなんやら分からなかった。
だから、男は老人が話し終わった後に、こう言ってしまったのだ。
「恐れ多いのですが、この万年筆と紙を使って、もう一度お願いします。
私は耳が聞こえませんので、筆談をお願いしたいのです。」
・・・
願いは聞き届けられ、老人はさっき喋ったのと同じ台詞を紙に書き写すと、
さっさと帰ってしまった。
男の「万年筆と紙を使って、もう一度」という願いは聞き届けられ、手元には
「わしは神じゃ。
お主の日頃の善行の褒美として、願いをなんでも一つだけ叶えてやる。
さあ、願いを言うがよい。」
と万年筆で書かれた紙が残されるだけであった。
去ってしまった老人と、紙に書かれたメッセージを受けて初めて、男は理解するのだった。
耳が聴こえない故に、耳を治すチャンスを棒に振ってしまったという事実に・・・。
会話は筆談、若しくは手話。
一応喋ることも出来なくは無いが、自分で自分の声が聞こえないので、
傍から聞けばイントネーションはグチャグチャで、それがとても嫌だった。
皆が楽しげに笑う会話にも入れず、目を閉じて音楽に聴き入る事もできず。
ただ、それらを眺めているだけの日々。
しばらくして、男は神仏の力に頼るようになる。
「神様、どうか奇跡の力で、私に聴力を・・・。」
そうして、今の敬虔な聖職者としての男が出来上がったのだった。
そんなある日。一人の行き倒れの乞食を救った日の次の日。
男の家に、神々しい、不思議なオーラを放つ一人の老人が訪ねてきた。
老人は、男に何やら話しかけてきた。
だが、耳の聴こえない男には、何がなんやら分からなかった。
だから、男は老人が話し終わった後に、こう言ってしまったのだ。
「恐れ多いのですが、この万年筆と紙を使って、もう一度お願いします。
私は耳が聞こえませんので、筆談をお願いしたいのです。」
・・・
願いは聞き届けられ、老人はさっき喋ったのと同じ台詞を紙に書き写すと、
さっさと帰ってしまった。
男の「万年筆と紙を使って、もう一度」という願いは聞き届けられ、手元には
「わしは神じゃ。
お主の日頃の善行の褒美として、願いをなんでも一つだけ叶えてやる。
さあ、願いを言うがよい。」
と万年筆で書かれた紙が残されるだけであった。
去ってしまった老人と、紙に書かれたメッセージを受けて初めて、男は理解するのだった。
耳が聴こえない故に、耳を治すチャンスを棒に振ってしまったという事実に・・・。
「はい、お土産。」「5ブックマーク」
今日は3000才、水上、BB弾の三人のオフ会。
3000才とBB弾がゲスな話で盛り上がっている時、
水上は尿意を覚えて席をたった。
お手洗いにて、かなりフラつきながら用を足す水上。
その頃BB弾は店員にフローズンヨーグルトアイスを注文していた。
席に戻った水上は、BB弾にフローズンヨーグルトアイスは品切れだと説明している店員の方を向いて、
「あったかいお茶と、フローズンヨーグルトアイスください」と注文した。
結果、水上だけフローズンヨーグルトアイスを食べることができた。
一体なぜだろう?敬称略。
【SP:3000才さん】
3000才とBB弾がゲスな話で盛り上がっている時、
水上は尿意を覚えて席をたった。
お手洗いにて、かなりフラつきながら用を足す水上。
その頃BB弾は店員にフローズンヨーグルトアイスを注文していた。
席に戻った水上は、BB弾にフローズンヨーグルトアイスは品切れだと説明している店員の方を向いて、
「あったかいお茶と、フローズンヨーグルトアイスください」と注文した。
結果、水上だけフローズンヨーグルトアイスを食べることができた。
一体なぜだろう?敬称略。
【SP:3000才さん】
13年12月18日 22:32
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
特急列車内。
帰宅時刻を迎えた為、オフ会を早めに切り上げて電車に乗り込んだ水上。
水上「今日は楽しかったなぁ。あの二人はまだ盛り上がってるのかなぁ?」
その頃、オフ会会場の飲み屋。
3000才「◯◯はきっと可愛いに違いない!△△は多分、相武紗季だな」
BB弾「そうですなぁー。それはいかんですなぁ」
ゲスな話で盛り上がっていた。
特急列車内。
水上「うぅ、(コーラ)飲み過ぎた。トイレトイレ」
20代後半から頻尿の水上は尿意を覚えて席をたった。
電車内のトイレは非常に揺れる。
手すりをしっかり掴み、それでもかなりフラつきながら用を足す水上。
その頃、オフ会会場の飲み屋。
BB弾「店員さーーん、フローズンヨーグルトアイスください!」
3000才「乙女か。乙女なら◯◯ちゃんがいい」
特急列車内。
席に戻った水上。ちょうど車内販売のおばちゃんが通りがかった。
水上「あったかいお茶と、アイスもあるの? アイスちょうだい」
おばちゃん「アイスはね、バニラ、チョコ、イチゴ、フローズンヨーグルトってあるけどどれがいい?」
水上「そのオシャレ感全開のフローズンヨーグルトアイスで」
おばちゃん「あいよ。420円ね」
水上「ところでお姉さんのパンツは何色ですかぁ?」
おばちゃん「このドHENTAIが!!!」
水上「フゴッ!」
その頃、#b#水上が向いている方向のはるか向こう側#/b#では、BB弾が店員にアイスは品切れだと断られていた。
帰宅時刻を迎えた為、オフ会を早めに切り上げて電車に乗り込んだ水上。
水上「今日は楽しかったなぁ。あの二人はまだ盛り上がってるのかなぁ?」
その頃、オフ会会場の飲み屋。
3000才「◯◯はきっと可愛いに違いない!△△は多分、相武紗季だな」
BB弾「そうですなぁー。それはいかんですなぁ」
ゲスな話で盛り上がっていた。
特急列車内。
水上「うぅ、(コーラ)飲み過ぎた。トイレトイレ」
20代後半から頻尿の水上は尿意を覚えて席をたった。
電車内のトイレは非常に揺れる。
手すりをしっかり掴み、それでもかなりフラつきながら用を足す水上。
その頃、オフ会会場の飲み屋。
BB弾「店員さーーん、フローズンヨーグルトアイスください!」
3000才「乙女か。乙女なら◯◯ちゃんがいい」
特急列車内。
席に戻った水上。ちょうど車内販売のおばちゃんが通りがかった。
水上「あったかいお茶と、アイスもあるの? アイスちょうだい」
おばちゃん「アイスはね、バニラ、チョコ、イチゴ、フローズンヨーグルトってあるけどどれがいい?」
水上「そのオシャレ感全開のフローズンヨーグルトアイスで」
おばちゃん「あいよ。420円ね」
水上「ところでお姉さんのパンツは何色ですかぁ?」
おばちゃん「このドHENTAIが!!!」
水上「フゴッ!」
その頃、#b#水上が向いている方向のはるか向こう側#/b#では、BB弾が店員にアイスは品切れだと断られていた。
「なんか透けとるー!!?」「5ブックマーク」
ある日、道端の露店で、怪しげな老婆がメガネを売っていた。
私が
「婆さん、そのメガネは何だい?」
と聞くと、
「これは、『透視メガネ』でございます。」
と答えた。価格は一つ1万円。フレームも何種類か選べるようだ。
「嘘だと思うなら、試して見ても構いませんよ。」
と老婆が自信ありげに言うので、興味の湧いた私は一つ試してみることにした。
メガネを装着して辺りを見回すと、家の中で男が晩飯を食べている様子が見えた。
分厚い壁も透視できるほどの、中々に強力な効果を持っているようだ。
欠点を言えば、効果の強さの調整が出来ない事だろうか。
ひと通り周りを見渡した後、私はメガネを外してこう言った。
「ありがとう、婆さん。もうこのメガネはいらなくなったよ。」
さて、一体どういうことだろうか?
私が
「婆さん、そのメガネは何だい?」
と聞くと、
「これは、『透視メガネ』でございます。」
と答えた。価格は一つ1万円。フレームも何種類か選べるようだ。
「嘘だと思うなら、試して見ても構いませんよ。」
と老婆が自信ありげに言うので、興味の湧いた私は一つ試してみることにした。
メガネを装着して辺りを見回すと、家の中で男が晩飯を食べている様子が見えた。
分厚い壁も透視できるほどの、中々に強力な効果を持っているようだ。
欠点を言えば、効果の強さの調整が出来ない事だろうか。
ひと通り周りを見渡した後、私はメガネを外してこう言った。
「ありがとう、婆さん。もうこのメガネはいらなくなったよ。」
さて、一体どういうことだろうか?
14年02月15日 20:19
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
解説を見る
私は数ヶ月前、妻を殺して遺体を我が家の壁に埋めた。
そのメガネの説明を受けた時、そりゃあ焦った。
そんなものが出回っちゃあ、我が家の秘密がバレかねないからね。
最悪の場合、在庫全てを買い占める必要まであるだろう。
だから、私は効果を試した。
どうやら壁の中の鉄骨などを見ることは出来ないようだった。
壁は無条件で透けてしまうらしい。きっと中に埋まっている妻の骨が見つかることは無いだろう。
安堵した私は、婆さんにメガネを返した。
生憎、今の手持ちは3千円しか無いんでね。
タイトル
なんかすけとる→スケルトンかな
そのメガネの説明を受けた時、そりゃあ焦った。
そんなものが出回っちゃあ、我が家の秘密がバレかねないからね。
最悪の場合、在庫全てを買い占める必要まであるだろう。
だから、私は効果を試した。
どうやら壁の中の鉄骨などを見ることは出来ないようだった。
壁は無条件で透けてしまうらしい。きっと中に埋まっている妻の骨が見つかることは無いだろう。
安堵した私は、婆さんにメガネを返した。
生憎、今の手持ちは3千円しか無いんでね。
タイトル
なんかすけとる→スケルトンかな
「100円ショップに100円の価値もない物が売ってたりする。」「5ブックマーク」
男は、別の男に#b#暴行を奮って気絶させ、車に無理やり押し込んだ#/b#。
そう、男は#b#誘拐犯#/b#である。
誘拐された男は、途中で目が覚めたが、そのときはすでに車は高速道路を走っていたので、どうしようもなかった。
抵抗しようにも、誘拐犯は銃を持っているので、何も出来ない。
長い間、ずっと運転をし続けてきたので、疲れた誘拐犯は、とあるパーキングエリアに停車し、コーヒーを買った。
このとき、確認だが、#b#車には鍵がかかっており、内側から解除できないように細工してある#/b#。また、#b#誘拐された男が、そのとき間違いなく乗車していた#/b#。
ほんの10分程度だろうか。
誘拐犯が車に戻り、彼は衝撃を受けた。
なんと、車の中から#b#誘拐された男がいなくなっていた#/b#のだ。
車には、#b#傷一つついておらず、暴れまわった跡もなかった#/b#。
一体、どうやって男は逃げ出したのだろうか。
そう、男は#b#誘拐犯#/b#である。
誘拐された男は、途中で目が覚めたが、そのときはすでに車は高速道路を走っていたので、どうしようもなかった。
抵抗しようにも、誘拐犯は銃を持っているので、何も出来ない。
長い間、ずっと運転をし続けてきたので、疲れた誘拐犯は、とあるパーキングエリアに停車し、コーヒーを買った。
このとき、確認だが、#b#車には鍵がかかっており、内側から解除できないように細工してある#/b#。また、#b#誘拐された男が、そのとき間違いなく乗車していた#/b#。
ほんの10分程度だろうか。
誘拐犯が車に戻り、彼は衝撃を受けた。
なんと、車の中から#b#誘拐された男がいなくなっていた#/b#のだ。
車には、#b#傷一つついておらず、暴れまわった跡もなかった#/b#。
一体、どうやって男は逃げ出したのだろうか。
13年10月04日 14:18
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]

またしても瞬殺!(感想を受け付けております。ルームキー:五臓六腑七転八倒)
解説を見る
誘拐犯が運転していた車は#b#オープンカー#/b#だったのだ。
だから、わざわざドアを開けなくても脱出できたのだ。
#b#それにしてもこの誘拐犯、マヌケである。#/b#
(オープンカーが分からない人は、ググってみてください)
だから、わざわざドアを開けなくても脱出できたのだ。
#b#それにしてもこの誘拐犯、マヌケである。#/b#
(オープンカーが分からない人は、ググってみてください)
「リサイクル」「5ブックマーク」
「ダメだよ父ちゃん!そっちはちゃんと持って帰らないと!」
「ああ、ゴメンゴメン」 そう答えながら、父親は絶望した。
どういうことだろう?
「ああ、ゴメンゴメン」 そう答えながら、父親は絶望した。
どういうことだろう?
13年03月09日 21:05
【ウミガメのスープ】 [yan]
【ウミガメのスープ】 [yan]

子供は、時として残酷
解説を見る
年老いた母を姥捨て山に連れて行くことになった亀造。
痩せこけた老婆とはいえ、一人で背負って行けるほど亀造も若くない。
そこで、母親をカゴに乗せ、息子の亀夫と二人で担いでいくことにした。
山奥へ分け入り、頃合のいい場所を見つけると、カゴを降ろす。
「すまねぇ、母ちゃん。これもしきたりだからよう…」
そして、そのまま背を向けて帰ろうとする父親を、息子は叱り付ける。
#b#「ダメだよ父ちゃん!そっちはちゃんと持って帰らないと!」#/b#
そういって亀夫は、カゴを指差す。
「父ちゃんを捨てる時にまた必要になるから、カゴは持って帰ろうよ!」
「ああ…ゴメンゴメン」 そう答えながら、亀造は絶望した。
そう、自分もそう遠くないうちに、山に捨てられに来るのだ。
そして、幼い頃からこのしきたりに慣れている息子は、何のためらい無く
自分を捨てることだろう。
しかし現実、働けない老人を養えるような余裕は、うちの集落には無い。
受け入れるしかないのだ。 自らに待ち受ける、過酷な運命を…
痩せこけた老婆とはいえ、一人で背負って行けるほど亀造も若くない。
そこで、母親をカゴに乗せ、息子の亀夫と二人で担いでいくことにした。
山奥へ分け入り、頃合のいい場所を見つけると、カゴを降ろす。
「すまねぇ、母ちゃん。これもしきたりだからよう…」
そして、そのまま背を向けて帰ろうとする父親を、息子は叱り付ける。
#b#「ダメだよ父ちゃん!そっちはちゃんと持って帰らないと!」#/b#
そういって亀夫は、カゴを指差す。
「父ちゃんを捨てる時にまた必要になるから、カゴは持って帰ろうよ!」
「ああ…ゴメンゴメン」 そう答えながら、亀造は絶望した。
そう、自分もそう遠くないうちに、山に捨てられに来るのだ。
そして、幼い頃からこのしきたりに慣れている息子は、何のためらい無く
自分を捨てることだろう。
しかし現実、働けない老人を養えるような余裕は、うちの集落には無い。
受け入れるしかないのだ。 自らに待ち受ける、過酷な運命を…