「並んでますか?」「5ブックマーク」
ケーキ屋の前でスマホをいじっているサラリーマンがいた。
仮にモハメドとしておこう。
ケーキを買いにきた私は、ちょっと様子を伺った後、モハメドに声を掛けた。
「あの、並んでますか?」
モハメドは顔を上げた。
「いえ、どうぞお先に」
お言葉に甘えて先にケーキを買った。気になったので少し離れた場所から観察すると、モハメドはそこに10分くらい立っていて、それからようやくケーキを買った。
彼は何を考えているのだろう?
ちなみに私の小学生時代のニックネームはフカヅメちゃんだ。
仮にモハメドとしておこう。
ケーキを買いにきた私は、ちょっと様子を伺った後、モハメドに声を掛けた。
「あの、並んでますか?」
モハメドは顔を上げた。
「いえ、どうぞお先に」
お言葉に甘えて先にケーキを買った。気になったので少し離れた場所から観察すると、モハメドはそこに10分くらい立っていて、それからようやくケーキを買った。
彼は何を考えているのだろう?
ちなみに私の小学生時代のニックネームはフカヅメちゃんだ。
14年08月18日 17:41
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
【ウミガメのスープ】 [牛削り]
解説を見る
駅構内のケーキ屋さん。サラリーマンのモハメドはケーキを買うと、一目散に改札の方へと向かって行った。間もなくして、電車の発着メロディが聞こえてきた。
それで合点がいった。このケーキ屋では、保冷剤が有料なのだ。持ち歩きの時間を少しでも短くしようと、モハメドは電車の発車時刻ギリギリまで暇つぶしをしていたのだろう。
そこで私ははたと気づき、手元を見る。
そういえば私も、保冷剤をケチった口だった……。
それで合点がいった。このケーキ屋では、保冷剤が有料なのだ。持ち歩きの時間を少しでも短くしようと、モハメドは電車の発車時刻ギリギリまで暇つぶしをしていたのだろう。
そこで私ははたと気づき、手元を見る。
そういえば私も、保冷剤をケチった口だった……。
「【愛と金、どちらが大切か?】」「5ブックマーク」
カメコ先生がホワイトボードに問題を出す。
【愛と金、どちらが大切か?】
カメコ先生は無作為に生徒を当てていくが、
やはり誰もしっかりとは答えられない。
これまで当てられた14人の男子生徒と8人の女子生徒は頭を抱えて首を横に振ったが、
次に当てられたカメオはしっかりと答え、
皆が納得し拍手を浴びた。
一体カメオはどう答えたのだろう?
【愛と金、どちらが大切か?】
カメコ先生は無作為に生徒を当てていくが、
やはり誰もしっかりとは答えられない。
これまで当てられた14人の男子生徒と8人の女子生徒は頭を抱えて首を横に振ったが、
次に当てられたカメオはしっかりと答え、
皆が納得し拍手を浴びた。
一体カメオはどう答えたのだろう?
14年05月01日 00:46
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
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日本語講師のカメコ先生がホワイトボードに問題を出す。
【愛と金、どちらが大切か?】
『はーい皆さーん、これは読めますか?』
カメコ先生は無作為に生徒を当てていくが、
クラスのほとんどの生徒は日本語教室に通い始めた留学生ばかりで、
やはり誰もしっかりとは答えられない。
マイケルもアレックスもセルスもジェニファーもステファニーもアマレットもリンリンも、
これまで当てられた14人の男子生徒と8人の女子生徒は頭を抱えて首を横に振ったが、
次に当てられたカメオ(ラテシン王国出身)は日本語の吸収がとても早く、しっかりと答えた。
カメオ『ハイ、ワカリマース。
“アイトカネ、ドチラガタイセツカ?”
マスネ?』
カメオ先生『さすがね、カメオ君!
とってもお上手、素晴らしいわ♪^^』
『オー!ワンダホー!』
『スンバラシーデース!』
『ワタシモハヤク、ジョズニナリテイダース!』
皆が納得し拍手をした。
【愛と金、どちらが大切か?】
『はーい皆さーん、これは読めますか?』
カメコ先生は無作為に生徒を当てていくが、
クラスのほとんどの生徒は日本語教室に通い始めた留学生ばかりで、
やはり誰もしっかりとは答えられない。
マイケルもアレックスもセルスもジェニファーもステファニーもアマレットもリンリンも、
これまで当てられた14人の男子生徒と8人の女子生徒は頭を抱えて首を横に振ったが、
次に当てられたカメオ(ラテシン王国出身)は日本語の吸収がとても早く、しっかりと答えた。
カメオ『ハイ、ワカリマース。
“アイトカネ、ドチラガタイセツカ?”
マスネ?』
カメオ先生『さすがね、カメオ君!
とってもお上手、素晴らしいわ♪^^』
『オー!ワンダホー!』
『スンバラシーデース!』
『ワタシモハヤク、ジョズニナリテイダース!』
皆が納得し拍手をした。
「海賊王と呼ばれた男」「5ブックマーク」
海
賊王と呼ばれた男 モグラ・D・ダムズ
彼の数あるエピソードの一つに【一人の部下も乗っていない小さな船から他人の巨大船に乗り込み己自身は無傷でその船を乗っ取った】と、言うものがある
どうやったのでしょう?
【参加テーマ・好きな海賊は?】
賊王と呼ばれた男 モグラ・D・ダムズ
彼の数あるエピソードの一つに【一人の部下も乗っていない小さな船から他人の巨大船に乗り込み己自身は無傷でその船を乗っ取った】と、言うものがある
どうやったのでしょう?
【参加テーマ・好きな海賊は?】
14年07月13日 19:43
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
一言コメント欄
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嵐
により沈みつつある豪華客船の中、乗員は揺れる通路を必至で進んでいた
若い者や揺れる船になれている船員ですら這ってしか進めぬ通路を一人の初老の男が毎日の散歩のような軽やかさで出口を目指し歩いている
真っ先に脱出ボートに乗り込むと他の者を葉巻を吸いながら待っていた
どんどんボートの隙間は埋まり限界に達した。乗り込む者ももう居ないようなのでボートを繋いでいるロープを切ろうとしていると小さな子供を連れた母親らしき母子が甲板に出てきた
満員のボートを見て せめて子供だけでもと頼む母親。母と別れさせられる事に直感で気付き泣き叫ぶ子供。しかし船には子供を乗せる隙間すらない・・・
そこで先ほどの初老の男が立ち上がり船より揺れるボートからヒラリと降り母と子を乗せた
男は何度もお礼を言う二人ににこりと微笑むとボートを結ぶロープを一太刀で斬った
そして男は叫ぶ
『ワシの名はモグラ・D・ダムス! かつては【海賊王】と呼ばれた男よ! この船はワシの棺桶に貰い受ける!善男善女の諸君さらばだ!ワシはこれより海底に眠る懐かしの仲間と宿敵にあいに行こうぞ!』
沈み逝く豪華客船から聞こえる高笑いは生き残った者達の心にしっかりと刻まれたのだった
数日後。名もない無人島にて・・・・・・
『また死にぞこなってしまったか・・・』
により沈みつつある豪華客船の中、乗員は揺れる通路を必至で進んでいた
若い者や揺れる船になれている船員ですら這ってしか進めぬ通路を一人の初老の男が毎日の散歩のような軽やかさで出口を目指し歩いている
真っ先に脱出ボートに乗り込むと他の者を葉巻を吸いながら待っていた
どんどんボートの隙間は埋まり限界に達した。乗り込む者ももう居ないようなのでボートを繋いでいるロープを切ろうとしていると小さな子供を連れた母親らしき母子が甲板に出てきた
満員のボートを見て せめて子供だけでもと頼む母親。母と別れさせられる事に直感で気付き泣き叫ぶ子供。しかし船には子供を乗せる隙間すらない・・・
そこで先ほどの初老の男が立ち上がり船より揺れるボートからヒラリと降り母と子を乗せた
男は何度もお礼を言う二人ににこりと微笑むとボートを結ぶロープを一太刀で斬った
そして男は叫ぶ
『ワシの名はモグラ・D・ダムス! かつては【海賊王】と呼ばれた男よ! この船はワシの棺桶に貰い受ける!善男善女の諸君さらばだ!ワシはこれより海底に眠る懐かしの仲間と宿敵にあいに行こうぞ!』
沈み逝く豪華客船から聞こえる高笑いは生き残った者達の心にしっかりと刻まれたのだった
数日後。名もない無人島にて・・・・・・
『また死にぞこなってしまったか・・・』
「ピリ辛女子大生」「5ブックマーク」
夜遅く。中々眠れなかった私(仮にMと名乗る)の部屋に訪問者がやって来た。
#b#「こんな遅くにごめんなさい!実は、晩御飯を作りすぎちゃって・・・。」#/b#
そう言って土鍋を差し出してきたのは隣の部屋に一人暮らしする女子大生、R。
実にワガママなボディの持ち主である。
#b#「ドゥフッ、フヒヒ、ああ、はいはい。ちなみに、何鍋作ったの?」#/b#
私は鼻をヒクヒクさせながらそのボディをガン見して、平静を装いながら尋ねる。
#b#「えへへー、実はMさんの大好きなキムチ鍋作ったんですよ☆」#/b#
Rはそう言って屈託の無い笑顔を見せる。超かわいい。
#b#「やっぱりね。道理でいい匂いがすると思ったよ。」#/b#
私は鍋を受け取ると、Rに軽蔑の眼差しを向けた。
一体どういうこと?
#b#「こんな遅くにごめんなさい!実は、晩御飯を作りすぎちゃって・・・。」#/b#
そう言って土鍋を差し出してきたのは隣の部屋に一人暮らしする女子大生、R。
実にワガママなボディの持ち主である。
#b#「ドゥフッ、フヒヒ、ああ、はいはい。ちなみに、何鍋作ったの?」#/b#
私は鼻をヒクヒクさせながらそのボディをガン見して、平静を装いながら尋ねる。
#b#「えへへー、実はMさんの大好きなキムチ鍋作ったんですよ☆」#/b#
Rはそう言って屈託の無い笑顔を見せる。超かわいい。
#b#「やっぱりね。道理でいい匂いがすると思ったよ。」#/b#
私は鍋を受け取ると、Rに軽蔑の眼差しを向けた。
一体どういうこと?
14年03月14日 20:05
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]
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遅いな・・・一体いつまで晩飯を食っているんだ?
Rが最初にやってきたのは夕方頃。
#b#晩飯に使う土鍋が壊れてしまったので、ウチにある土鍋を貸して欲しい。#/b#との事だった。
R曰く、
「ご飯食べたらすぐに返しに来るから」
との事だったので、#b#Rが来るまで眠るわけにもいかず、こうして待っているのだ。#/b#
・・・
ピンポーン。
11時半頃、ようやくRが土鍋を返しに来た。
#b#晩飯を作りすぎたのでその処理に時間がかかってしまい、こんな遅い時間になってしまったらしい。#/b#
ちなみに彼女はウチにお裾分けに来たわけでは無い。なんでだよ。
差し出された土鍋は強烈なキムチの匂いを発していた。辛そうな匂いに思わず鼻がヒクヒクする。
#b#なんと、Rは私から借りた土鍋を『洗わずに』返しに来たのだった。#/b#
借りたものは洗って返す。こんなの常識的な事じゃないのか?どんな教育受けてんだ!
私はRの余りの無神経ぶりに怒りを通り越して呆れてしまった。
私は鍋を受け取ると、Rに軽蔑の眼差しを向けながら、こう皮肉を言ってやったのだった。
#red#「やっぱりね。道理で"いいニオイ"がすると思ったよ。」#/red#
登場人物
私(M)・・・どMである。
R・・・女子大生。化け物クラスの超巨乳である。(Rカップ)
Rが最初にやってきたのは夕方頃。
#b#晩飯に使う土鍋が壊れてしまったので、ウチにある土鍋を貸して欲しい。#/b#との事だった。
R曰く、
「ご飯食べたらすぐに返しに来るから」
との事だったので、#b#Rが来るまで眠るわけにもいかず、こうして待っているのだ。#/b#
・・・
ピンポーン。
11時半頃、ようやくRが土鍋を返しに来た。
#b#晩飯を作りすぎたのでその処理に時間がかかってしまい、こんな遅い時間になってしまったらしい。#/b#
ちなみに彼女はウチにお裾分けに来たわけでは無い。なんでだよ。
差し出された土鍋は強烈なキムチの匂いを発していた。辛そうな匂いに思わず鼻がヒクヒクする。
#b#なんと、Rは私から借りた土鍋を『洗わずに』返しに来たのだった。#/b#
借りたものは洗って返す。こんなの常識的な事じゃないのか?どんな教育受けてんだ!
私はRの余りの無神経ぶりに怒りを通り越して呆れてしまった。
私は鍋を受け取ると、Rに軽蔑の眼差しを向けながら、こう皮肉を言ってやったのだった。
#red#「やっぱりね。道理で"いいニオイ"がすると思ったよ。」#/red#
登場人物
私(M)・・・どMである。
R・・・女子大生。化け物クラスの超巨乳である。(Rカップ)
「【ラテクエウォーターゲート事件で辞めた男】平さんは出ません」「5ブックマーク」
一曲歌い終わると、カメコはマイクを握りしめて叫んだ。
「私、ふつうの女の子に戻りたい!」
むしろカメコは平凡な女の子なのに、周りはその発言に納得した。
どうしてだろう?
「私、ふつうの女の子に戻りたい!」
むしろカメコは平凡な女の子なのに、周りはその発言に納得した。
どうしてだろう?
13年12月22日 01:33
【ウミガメのスープ】 [tsuna]
【ウミガメのスープ】 [tsuna]
♪サラリーマンは気楽な家業ときたもんか?
解説を見る
カメコは平凡だ。いや平凡過ぎだった。過ぎたらばなんとやらカメコは全てにおいて平均だった。
身長・体重は完全に全国平均。ルックスも美人ではない不細工でも無い。スポーツテストも全国平均。
テストは全科目平均点、もちろんオール3。絵を描いても、習字をしても普通。
可もなく不可もない。平凡な女の子。
いつしか周りはカメコを基準として考えるようになった。カメコに勝るモノ、それは長所。劣るモノ、それは短所。
そんなカメコが勢いでカラオケ採点をやった。結果は1001人中501位。完全な真中。瞳よりも満よりも真中。
やっぱり感が辺りを包む。
何かが溢れ出したカメコ。堰を切るように思いの丈を叫んだ。
「私、普通じゃない!平均点もここまで来たらそれは特殊!!普通の人は得意なものや苦手なものがあるのに私にはない!!!
私が本当に普通ならば、皆笑うなり何なりのリアクションがあるでしょ!!!!それがないということは私は特殊なのよ!!!!!皆が私の事をそんな目で見なかった頃の普通の女の子に戻りたい!!!!!!」
周りは心の中で納得しカメコに同情した。
身長・体重は完全に全国平均。ルックスも美人ではない不細工でも無い。スポーツテストも全国平均。
テストは全科目平均点、もちろんオール3。絵を描いても、習字をしても普通。
可もなく不可もない。平凡な女の子。
いつしか周りはカメコを基準として考えるようになった。カメコに勝るモノ、それは長所。劣るモノ、それは短所。
そんなカメコが勢いでカラオケ採点をやった。結果は1001人中501位。完全な真中。瞳よりも満よりも真中。
やっぱり感が辺りを包む。
何かが溢れ出したカメコ。堰を切るように思いの丈を叫んだ。
「私、普通じゃない!平均点もここまで来たらそれは特殊!!普通の人は得意なものや苦手なものがあるのに私にはない!!!
私が本当に普通ならば、皆笑うなり何なりのリアクションがあるでしょ!!!!それがないということは私は特殊なのよ!!!!!皆が私の事をそんな目で見なかった頃の普通の女の子に戻りたい!!!!!!」
周りは心の中で納得しカメコに同情した。