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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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(15)光孝天皇 「なんでやねん!」「1ブックマーク」
「あ、しもた! 若菜用意すんの忘れてたわ!
アタシはお隣さんに用事があるから、アンタ若菜摘んできてくれるー?」

女にこう頼まれた男は、若菜(春の七草)を摘みに出掛けた。
しかし、摘んでいる最中に雪がちらついてきてしまったので、急いで残りを摘み終えて帰宅した。

ところが、帰った男の姿を見た女は、大変怒った。

なぜだろう?

************************************
この問題は、以下の和歌に着想を得ています。
「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」(『古今集』春・21)
16年05月31日 13:21
【ウミガメのスープ】 [愛莉@京都LOVE]

十五首目。松神さんにネタを頂いたことを書き漏らしておりました。申し訳ありません…




解説を見る
「なんでこんな早う帰ってきてもーたんよ!?」

「は!? なんや帰ってきたらアカンのかいな!?」

「ちゃうやん、雪降ってたのになんで雨宿り(?)してけーへんかったんよ!!
 迎えに行こ思てたのに…」

「やったらなんで傘一本しか持ってへんねん」

女はうつむき、ぽつりぽつりと話し出した。
最近は男の仕事が忙しく、ろくに一緒に過ごせなかったこと。
わざと若菜を買い忘れておき、さもたまたま切らしていたかのように振る舞ったこと。
お隣さんに用事があるというのは嘘で、「用事ついでに迎えに行った」という名目で傘を一本しか持たずに迎えに行くつもりだったこと。
敢えて両手が一杯になる量の若菜を頼んだことで、男が傘を持たずに出掛けるように仕向けたこと。

全てが、女の「相合傘がしたい」という目的のために仕組まれていたこと。

全てを聞き終わり、男は雨宿りをしなかったことも、仕事で女に構ってやれていなかったことも、後悔した。
そして、これからは家族を大切にしようと心にきめたのだった。
仕事からの帰り道で渋滞に巻き込まれ、待ち合わせ時間に遅れそうだった男は、

「悪い。ちょっと遅れる」

とメールを送った。
すると、

「分かった。家で待ってる」

と返事が来た。
男は、もっと早く帰れなかったことを悔やんだ。

なぜだろう?

************************************
この問題は、以下の和歌に着想を得ています。
「立ち別れ 因幡の山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰りこ来む」(『古今集』離別・365)
16年06月01日 09:12
【ウミガメのスープ】 [愛莉@京都LOVE]

十六首目。




解説を見る
男は、付き合っている彼女の誕生日にサプライズパーティをする計画を練っていた。
本来は、自分が先に家に帰り、

「少し遅れるから、合鍵で俺の部屋に入っておいてくれ」

と連絡し、入ってきた彼女を驚かせるつもりだった。
しかし、まさか彼女が自分の部屋で待っていると言うとは、男は予想していなかった。
彼女に先に部屋に入られてしまったことで、準備していたのがバレてしまったと思った男は、もっと早く帰るべきだったとひどく落胆した。


一方その頃、彼女はと言うと……

「お先にお邪魔しまー……あれ? これ、もしかして私の……
 !! はっはーん、そういうことね…そうだ!


 『ごめん、合鍵忘れちゃったから、近くの本屋さんで待ってるね〜』


 よし、送信っと…♪」
キノコのスープ「1ブックマーク」
人の死体からしか生えないキノコがあるという。

非常に希少なうえ表には出回らないことから、
世界中の美食家たちの垂涎の的だ。

そのキノコを食べる機会を得た料理人の男は、
一口食べてその味に感動し、#b#グラム数万円と言われるこのキノコを安心して残した#/b#という。

男の身に何が起こったのか考えてください。
16年10月22日 19:14
【ウミガメのスープ】 [すいま]

長い文章を打つのは苦手です…




解説を見る
要#b#約解説:借金を抱えた男は、キノコの宿主としての報酬を得るために食べた。#/b#
#b#この味なら高く売れるはずだと納得し、宿主としてキノコだけを残し死んだ。#/b#


人の死体からしか生えないキノコ。
なぜ死体からしか生えないのか?それは、
#b#生で食べた人間の体内で繁殖する#/b#性質をもつためだ。
外側にキノコが出てくるほど成長すれば、当然宿主は死ぬ。

男は料理人。結婚後、長年の夢であった自分の店を構えることになった。
幸せの絶頂とはこの事だ、と男は思う。

だが、料理だけに生きてきた男には、経営者としての才能はなかった。
せっかく叶えた夢を諦めきれない男。増えていく借金。妻の稼ぎだけでは生活は苦しくなる一方だった。
とうとう首が回らなくなった男に、長年の付き合いがある食材の卸問屋がささやく。

「旦那、幻のキノコって知ってますか?」
高級食材を提供すれば、借金などすぐに返せるという。
「…知ってるぞ。だが、単なる都市伝説じゃないのか?
第一そんなものがあったとして、うちには仕入れるような資金なんて…」
「ええ、ですから旦那には#b#宿主としての体#/b#を提供して頂くんですよ…」
「…!!」
「子どもさん、小学校にあがったばかりだって言うじゃないですか。養育費も大変だ…借金くらい返さないとねぇ、お父さん?
1グラムで何万になるかわからないキノコです…ここだけの話、今を逃したら譲ってあげられるチャンスなんて二度とないと思いますよ…?」

男は半信半疑であったが、愛する妻子の未来のため、藁にもすがる思いで誘いに乗ることにした。

「これが、人間の死体からしか生えないキノコ…」
裏社会の美食家にはスープとして提供されることが多いこのキノコだが、
男は宿主になるために生のキノコを食す必要があった。
「パク…この味は!?
なるほどな…金持ちが大枚はたいて買うわけだ」
料理一筋で生きてきた男は、生のまま一口食べただけでキノコの価値を確信した。

それから一週間。体内でキノコが少しずつ繁殖する苦痛にも関わらず、男は安らかに過ごしていた。
いいぞ、もっともっと成長しろ。そうすれば俺が死んで、借金を返してもかなりの額を残せるだろう…
以前は金策に駆けずりまわっていた男が家にいる。
妻は奇妙に思ったが、久々の家族水入らずのときをここちよく感じていた。

…のだが。
次の日妻が朝起きると、隣で寝ているはずの男はこつぜんと消えていた。

残ったのは、銀行の口座に振り込まれた多額の金だけ。きっと男は保険金か何かで金策したのだろう、きっともう二度と会うことはできないのだろう…
妻は思うともなくそう思った。
小学校に上がったばかりの子供が無邪気にその顔を見つめている。


卸問屋の倉庫で、天へ向かって伸びる真っ白なかたまり…
天使の羽のような。バオバブの大樹のような。
その根本を見下ろすと、昨日まで人間だったものが倒れていた。

死を予感した男は契約どおり、卸問屋のもとで静かに事切れた。外気に触れたキノコは一晩にして大きく成長した。
「こいつはすげぇや…本当に人間がキノコに食われちまうとはな。俺も実物を見たのははじめてだ…
こんな大量の#b#キノコを残して#/b#くれてありがとよ、スープ何杯分になるかな、これで10年は遊んで暮らせる…
まぁあんたとは長い付き合いですからね、約束の金はあんたの口座に振り込んどいてあげますよ」
問屋は不敵に、そのくせどこか寂しそうに笑った。
急がば回せ「1ブックマーク」
買い物に出かけたカメコ。
彼女は急いでいたので、#red#車いすに乗った。#/red#

足に不自由があるわけではないのだが、一体なぜ?
16年10月25日 01:15
【ウミガメのスープ】 [れおん@天龍]



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カメコはできる限り徒歩移動でのロスを無くしたかったので、店の入り口近くにある
#red#障碍者用の駐車スペース#/red#(車いすのマークが描かれている)
に車を駐めたのだ。
たってこそ男!「1ブックマーク」

女問わず皆その洋式トイレでは座って用を足す

何故?

【参加テーマ・好きなお花は?】
16年10月25日 06:47
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]

ベ○ータ『汚ねえハナシだ』




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に男性用小便器(所謂アサガオ)が併設されているのでわざわざ洋式トイレで立つ人はいないのでした