非常に希少なうえ表には出回らないことから、
世界中の美食家たちの垂涎の的だ。
そのキノコを食べる機会を得た料理人の男は、
一口食べてその味に感動し、グラム数万円と言われるこのキノコを安心して残したという。
男の身に何が起こったのか考えてください。
【ウミガメ】
長い文章を打つのは苦手です…
料理人が食べたキノコは、本人の身体に生えた物ですか?
NOですが… [良い質問]
カニバリますか?
NO?
男はそろそろ死ぬ間際であり、自分の死体からきのこを生やそうとして食べ残しましたか?
YESNO近いです [良い質問]
料理人以外に重要なキャラはいますか?
一応YES家族と、食べさせた人物がいます
残したら、またキノコを増やせますか? [編集済]
YES! [良い質問]
安心して残したというのは、食べ残して捨てたなどではなく、保存したという意味ですか?
NO
料理の注文が入ったので、きのこが本物かどうか確認した上できのこのスープを作って客に提供しますか?
NO、男の職業はあまり関係ありません
きのこを量産するためですか? [編集済]
YES [良い質問]
キノコに毒性はありますか?
広義でYES! [良い質問]
家族にキノコを残しますか?
ある意味YES! [編集済] [良い質問]
男はキノコを食べている最中に死んでしまったのでキノコを食べきれなかったが、自分の死体から美味しいキノコが生えると思って安心しましたか?
後半はYES
料理人は死にましたか?
YES!
9、中毒性ですか?
NO、マジックマッシュルームの類ではありませんでした
男は自分が死ぬことで死体から毒キノコを生やし、殺したい誰かにそれを食べさせようとしていましたか?
NOですが…
食べる物が他になく、料理人は少しキノコを食べて、家族の為に増やそうと残しておきましたか?
NO、食べるものがなかった訳ではありません
男はキノコを食べて中毒になったので、何度も増やして食べる為に残しましたか? [編集済]
NO
毒きのこを量産して家族を幸せにしようと思いましたか? [編集済]
NO
キノコを量産して家族に渡し、家族がそれを売って収入を得て幸せに暮らしますか?
YES、ほとんど正解です [正解]
料理人を殺した家族を同じ様に殺すためにきのこを残しましたか?
NO
毒キノコで家族を殺す気ですね
NO
料理人はもうすぐ死ぬので、キノコを増やして財産を作り、家族に遺産を残そうとしましたか?
YES、ほとんど正解です [正解]
9 その毒で人は死にますか?
YES、毒というより…
キノコを生やしたら養分をキノコにとられて死にますか?
ほぼYES、18とあわせて完璧回答とします! [良い質問]
この味なら高く売れるはずだと納得し、宿主としてキノコだけを残し死んだ。
人の死体からしか生えないキノコ。
なぜ死体からしか生えないのか?それは、
生で食べた人間の体内で繁殖する性質をもつためだ。
外側にキノコが出てくるほど成長すれば、当然宿主は死ぬ。
男は料理人。結婚後、長年の夢であった自分の店を構えることになった。
幸せの絶頂とはこの事だ、と男は思う。
だが、料理だけに生きてきた男には、経営者としての才能はなかった。
せっかく叶えた夢を諦めきれない男。増えていく借金。妻の稼ぎだけでは生活は苦しくなる一方だった。
とうとう首が回らなくなった男に、長年の付き合いがある食材の卸問屋がささやく。
「旦那、幻のキノコって知ってますか?」
高級食材を提供すれば、借金などすぐに返せるという。
「…知ってるぞ。だが、単なる都市伝説じゃないのか?
第一そんなものがあったとして、うちには仕入れるような資金なんて…」
「ええ、ですから旦那には宿主としての体を提供して頂くんですよ…」
「…!!」
「子どもさん、小学校にあがったばかりだって言うじゃないですか。養育費も大変だ…借金くらい返さないとねぇ、お父さん?
1グラムで何万になるかわからないキノコです…ここだけの話、今を逃したら譲ってあげられるチャンスなんて二度とないと思いますよ…?」
男は半信半疑であったが、愛する妻子の未来のため、藁にもすがる思いで誘いに乗ることにした。
「これが、人間の死体からしか生えないキノコ…」
裏社会の美食家にはスープとして提供されることが多いこのキノコだが、
男は宿主になるために生のキノコを食す必要があった。
「パク…この味は!?
なるほどな…金持ちが大枚はたいて買うわけだ」
料理一筋で生きてきた男は、生のまま一口食べただけでキノコの価値を確信した。
それから一週間。体内でキノコが少しずつ繁殖する苦痛にも関わらず、男は安らかに過ごしていた。
いいぞ、もっともっと成長しろ。そうすれば俺が死んで、借金を返してもかなりの額を残せるだろう…
以前は金策に駆けずりまわっていた男が家にいる。
妻は奇妙に思ったが、久々の家族水入らずのときをここちよく感じていた。
…のだが。
次の日妻が朝起きると、隣で寝ているはずの男はこつぜんと消えていた。
残ったのは、銀行の口座に振り込まれた多額の金だけ。きっと男は保険金か何かで金策したのだろう、きっともう二度と会うことはできないのだろう…
妻は思うともなくそう思った。
小学校に上がったばかりの子供が無邪気にその顔を見つめている。
卸問屋の倉庫で、天へ向かって伸びる真っ白なかたまり…
天使の羽のような。バオバブの大樹のような。
その根本を見下ろすと、昨日まで人間だったものが倒れていた。
死を予感した男は契約どおり、卸問屋のもとで静かに事切れた。外気に触れたキノコは一晩にして大きく成長した。
「こいつはすげぇや…本当に人間がキノコに食われちまうとはな。俺も実物を見たのははじめてだ…
こんな大量のキノコを残してくれてありがとよ、スープ何杯分になるかな、これで10年は遊んで暮らせる…
まぁあんたとは長い付き合いですからね、約束の金はあんたの口座に振り込んどいてあげますよ」
問屋は不敵に、そのくせどこか寂しそうに笑った。
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