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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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とある海が見えるレストランで男がウミガメのスープを注文しました。

男がウミガメのスープを一口するとシェフを呼び「このスープは本当にウミガメのスープですか?」と尋ねると
「はい。間違いありません。正真正銘のウミガメのスープでございます。」とシェフが答えました。

男はそれ以上はスープを飲まず勘定を済ませ自殺をしました。

一体なぜ?
17年10月29日 22:01
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



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男は違和感を感じた。


だって無味無臭、つまりただの水だったから。





シェフに詰め寄るとシェフがそれは#red#ウミガメの涙#/red#で出来ております。


僅かな涙を抽出しているため#b#スプーン一杯で約30頭分#/b#の涙の量でございます。





男は唖然とした。
ならいったい、これだけのスープどれほどのウミガメの涙が必要なのか?




男は悲しみの怨念がこもったようなスープに恐怖し
食べるためならそんな非道もを行える人間に驚愕し
シェフを責め立てた。





何を言ってるのでございますお客様? 


お客様がいつも召し上がってるものだって #red#多く手間と犠牲#/red#により成り立っております。


肉も血肉も血と涙の結晶も   何の違いもないのではございませんか?




食べると言うことの罪深さを実感してしまった男は物が喉に通らなくなり死を選んだのでございます。(゚д゚)ゞ
お客の満足「8ブックマーク」
買いたかった商品が買えなかったカメオは、代わりにあまり買いたくない商品を買ったのだが、満足していた。なぜ?
17年08月10日 10:54
【ウミガメのスープ】 [白露もみじ]



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オレンジジュースを飲みたいと思い、買いに行ったカメオ。
カメオはA社のオレンジジュースの開発に携わっていて、なるべくA社のオレンジジュースを買うことにしている。
ところがいざ売り場に行くと、人気により売り切れという文字が。
しかたなく代わりに他社のオレンジジュースを買ったカメオだが、開発に携わった商品が売り切れるほど人気でとても満足した。

1行 買いたかった商品は自分の開発した商品で、人気で売り切れていた。
七十億分の「8ブックマーク」
動物学者の江田は、その豊富な動物知識ゆえに死んだ。
いったいどういうことだろう?
17年10月20日 21:42
【ウミガメのスープ】 [牛削り]



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漂流し無人島に流れ着いた江田は飢えていた。
一命はとりとめたものの、食料がない。
どの実が食べられるかわからないし、狩りの道具もない。

飲まず食わずの三日目、朦朧としながら分け入った林で、地面にうずくまる一羽の鳩を見つけた。
近づいてもバタバタするばかりで、飛び立つ気配がない。どうやら翼を怪我しているようだ。
(しめたぞ)
捕まえようと手を伸ばしかけた江田は、あることに気付いた。

頭から首、背にかけてを彩る滑らかなコバルトブルー。
その直下の首元から突如始まる夕日のようなオレンジは、腹から尻の純白へと見事なグラデーションをなしている。
そして真紅の、細くしなやかな脚。

(間違いない、リョコウバトだ)

リョコウバト。
十九世紀には百億羽を超える生息数だったと言われているが、その肉の美味ゆえに乱獲され、瞬く間に数を減らした。
一九〇七年に野生最後の一羽が殺され、一九一四年には飼い鳥も含めたすべてのリョコウバトが地球上から姿を消した。
百億羽が、わずか百年で絶滅したのである。

……と言われている。

「こんなところで生き残っていたなんて……」

記録によれば、リョコウバトの肉は脂がのって非常に美味しいそうだ。
江田は自分に残された体力から見て、この鳥を食べなければ次はないと感じた。

(食べるか……いやしかし……)

リョコウバトのルビーのような眼が江田を見つめる。
江田も見つめ返す。
交わされたのは、死にゆくもの同士のシンパシー。
食べなければ死ぬ。
食べればリョコウバトが死ぬ。
必要を遥かに超えた欲望ゆえに、リョコウバトを絶滅に追い込んだ人間の愚かさ。
それを彼は感じる。

江田が抱き上げても、リョコウバトは抵抗しなかった。

木の枝や蔦で簡単な手当てを施し、安全なところに放してやると、リョコウバトはとことこ歩いてどこかへ行き、見えなくなった。
それを見届けると、江田は落ち葉の上に仰向けに倒れた。起き上がる気力はもうない。

(これでいいんだ。俺なんか、たった七十億分の……)


数日後。
木々の隙間から覗く青空を、濃褐色の凛々しい翼が覆った。
その光景が、彼の眼球に映っていた。




【要約解説】
流れ着いた無人島で江田が見つけたのは、傷ついた鳥。
その鳥を食べれば飢えを凌げるが、江田は動物知識ゆえ、その鳥が絶滅危惧種だと気付いてしまう。
その一羽がその種の最後の一羽かもしれないと思った江田は、食べることができず、餓死した。
本を読まない男「8ブックマーク」
男はここ最近毎日のように図書館へ行き、一冊の本の背表紙を見つめるだけで帰っていく。

一体なぜ?
17年08月24日 22:54
【ウミガメのスープ】 [コリー]



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男は最近読んでみたい本があった。
普段はあまり本を読まないから、買う習慣もない。ならばと行った先の図書館で見つけたは見つけたのだが、お目当ての本はどうやら上下巻構成らしく、下巻しか見つけられなかった。上巻は借りられているのだろうか。がっかりして帰途につきながら、明日も来てみようと考える。
図書館にも不慣れな男は、予約という制度も知らないのだった。

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解答:上下巻の上巻から借りたいのに下巻しかないから
鏡の外のアリス「8ブックマーク」
水平王国に住む姉妹アリサとアリシアはとても似通った姉妹で、母親のアリスにも親友のアリセルにも見分けがつかないくらいだ。でも、最近隣の家に引っ越してきたアリソンは2人を見分けることができるんだって。何故だろう?
17年03月27日 21:28
【ウミガメのスープ】 [煙突屋]



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A.アリサには顎の下にホクロがあったが、アリシアには無かったから。アリソンは幼い子供で身長が低かったので、容易に見分けられたのでした。