動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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ShiMaさんのプロフィール

取得した称号:[イイネ!(味が)][伍長➖]登録日:17年01月19日14時54分49秒
問題数:24
質問数:440
良い質問数:132
正解数:21
Good数:0
チャット発言数:41


ShiMaと申します。
よろしくお願いいたします。

twitter: @ShiMa1296
ブログ: https://shima1296.tumblr.com/

・問題について
自作だと偽らなければ何してもいいです。リサイクル・オマージュ歓迎。報告があるとなお嬉しいです






問題の反省会
※過去問のネタバレ含みます!

要約
・言葉遊びは違和感なく、シンプルに。難しいと申し訳なくなる
・納得感は「参加者が滞りなく理解できること」。実話を掲げたり証拠を提示したりして、無理やり納得させることではない。
・別解消しは引き算ではなく足し算。引き算はキリがないが、足し算はより納得感を上げるスパイスになる。それこそが四大要素の「クルー」の意味。
・「日常に潜むナンセンス」




1.「私の村は嘘つき村です」

最初の問題の割には結構お気に入りです。「嘘つき」がいる問題は大好きです。こういう「当然のように物語に導入されている設定を再考する」問題はチャームが高いと思いますし、後々僕の目標となります。


2.【世界田中奇行】生命、宇宙、そして万物についての究極の田中

あまり気に入ってはいないです。なぜなら、この答えの慣習があるかどうかは教員によって変わり、その慣習を知らない人にとっては想像し難いと思われるからです。


3.「私の村は嘘つき村です」2

自分の問題で一番好きです。ウミガメのルールをうまく利用できたトリックだと思います。唯一気になっているのは、語り手の存在をはっきりと問題文に記すべきでしたね。あと新形式でやるのが一番望ましかったですが……


4.六人の証言

題材は気に入っているけど問題構成がうまくいってないなあと思ってさるぼぼさんにSPをお願いしました。結果プロトタイプからは大きく文章を変えて出題することとなりました。プロトタイプと比べて大きく納得感が上がったと思うので、さるぼぼさんには本当に感謝しています。
ちなみにプロトタイプは"I / had / hurt / her / to / fish / there"でした。今見ると超不自然。


5.消えない相合傘

前後半で全く問題が違うので、分けるべきでした。そして変換トリックを使いこなせていない問題になってしまったと思います。その理由の一つは、前半で「この問題は真面目です」と読み方を規定してしまったからだと思います。難しければいいというわけでもないんですね。


6.つまらない恋愛ドラマ

このあたりから、「日常に潜むナンセンス」に焦点を当てた問題の作り方をよくしていました。例えばこの問題において、「恋愛ドラマ」は核となるものと結びついているだけのもので、主人公にとっては「ナンセンス」です。この方法は楽に謎な状況を作り出すことができます。


7.手を上げろ、10円をよこせ

もっと良いのがあるだろって感じのタイトルですが、それ以外は割と気に入っています。んなわけあるかって感じのシナリオですが。


8.一夜漬け絶対殺すマン

これもまた変換トリックです。5もそうですが、普通漢字のところがひらがなだとやはり不自然感はありますね。まああっさり解かれたので結果オーライですかね。


9.二度目の驚愕のスープ

本家を見て「こうじゃない?」って思った答えが上がらなかったので、許可を取って出題しました。結果、「聞く」などの細かい言葉遣いにも気を遣うのを忘れていたことで少しわだかまりを残す問題となってしまいました。解説を少し変えれば問題はないんですがね。


10.【世界田中奇行】失恋したら鼻毛を切る

買ったばかりなのに捨てちゃうのもったいないなーって思って捨てる前にちょっと使うのってあまり一般的な感覚ではないのかもしれない、と気付かされました。あとANAの規約を調べたところで、参加者の規約に対するイメージが違えばそれは意味をなさない、というのも大事でしたね。納得感とは証拠により納得させられることではない。


11.あなたのことが、、、、

評価は芳しくないですが、僕としてこの問題はとてもお気に入りです。先ほどの「日常に潜むナンセンス」をうまく問題にできたからだと思います。ただ、問題文はもっと改善できます。

「男は「あなたのことがすきです」という文字列が読めたので、この文字列は逆効果だと思った。」

「読める」もダブルミーニングになるのでもっと面白くなると思います。
そういえば、今日これを掲示していたメガネ屋を見てみましたが、撤去されていました。写真撮っておけばよかったですね。


12.学業卒中

自分の稀有な体験を問題にしたタイプ。でもラテクエでやることじゃないですね。


13.無対策の大作

予想以上に評価されました。そんな印象はないかもしれませんが、この問題は言葉遊びを核としています。たぶん「実際男の気は逸れていて」っていう一節を入れると、より男はただの客であることの納得感が上がるような気がします。


14.わる気はなかった

これも「日常に潜むナンセンス」を軸としています。「日常に潜むナンセンス」の一つに「縁起」があると思っています。「縁起」がゆえに人は謎な行動を起こす。割とお手軽に問題ができると思うので是非。


15.お兄ちゃん、私のプリン食べたでしょ!

最初は「冷蔵庫」にもいろいろあるよねって問題のつもりでしたが、割とそこはどうでもよくなってしまいました。トリックは簡単めだったので解説に力を入れることにしました。


16.画竜点睛を欠く

これも「日常に潜むナンセンス」です。この問題はトリックが割と良かったと思っています。「目が描かれていない」と書くと「口は描かれていそう」と思い込む現象ですね。


17.海の味

物語寄りの問題が作りたかったのです。でも「泣き出した→誰かが死んだので悲しい」は安直だと思ったので、本歌にはなかった「怒りながら」を挿入し少し捻っています。以前に見かけた「ながら運転により死亡する直前の死者のSMS」をまとめたアートが衝撃的だったので、それの影響を受けています。ながら運転、ダメゼッタイ。


18.秒速5ミリメートル

この問題について話したいがためにこの反省会を書いています。2で別解を大量に出して以来、僕の課題は別解を消すことでした。確かに別解の多く考えられる問題は望ましくない、というのは言われています。その課題の解決法をとことん追求したのがこの問題だと思います。12個の注意事項をつけ、別解の予断を許さない構えでいました。ところが、実際にやってみると本解より納得度の高い別解が生まれていました。
この問題の教訓は、「別解消しは引き算ではなく足し算である」こと。いくら別解を引き算してもキリがありません。そうではなく、本解に少し結び付くようなクルーを付け足すこと。そうすることで別解を消すというよりも本解の納得度を上げるという方法で別解もなく良い問題ができると思います。


19.routine with canteen

ラテクエですが、結構この解答には自信があります。2mペットボトルは溺れている人を助けられる可能性を秘めているのでぜひ。


20.新説・ラクダの分配

1で目標としていた「当然のように物語に導入されている設定を再考する」問題です。そういえばなんでこんな不思議な状況が生まれたのでしょうね。本歌の方は何か考えていたのでしょうか……。


21.最初の20の扉

温めていた問題とだけあってよく出来た問題だと思いますし、自分の代表作と言えるほど評価されました。でも合体漢字とかを普段考えている人にとっては漢字の中にπが見えることは既に認識しているからこそ瞬殺できたのでしょう。


22.パンをふまない娘

僕がSPを頼む時は「これ問題にしたいんだけどうまく作れないなー」ってときに頼むので、往々にしてSPには負担をかけてしまいます。この問題も例外ではなく、最初の問題はなんかよくわからなかったのですが、SoMRさんと相談してなんとか真っ当な問題になれました。解説はがんばりました。解説の力の入れ方は決して物語だけではないのです。
ただこの問題は結構本筋以外のところでミスが多かったので、そこが残念でした。


23.広告学概論II

僕は3年前くらいから「カンヌライオンズ」という賞を受賞した広告を鑑賞するのが趣味で、9月には「#広告クイズ」という企画を立てたりしました。その過程で見つけた問題で、「めっちゃ難しいけどセンス抜群の広告」を持ってきました。でも難しすぎましたね。世界の広告は結構面白いので是非。


24.終末の過ごし方
この問題はバッドエンドですが、問題を出し、解き、盛り上がることで、ラテシンはハッピーエンドに向かえます。この問題がラテシンのハッピーエンドに一役買えれば幸いです。