「善行の報い」「8ブックマーク」
電
車内で妊娠中の女性を見かけた男。
礼儀正しく席を譲ったのだが、妻からは激しく罵られてしまった。
一体なぜだろう?
※元ネタは知人から聞いた話です。妥当性の検証をtsunaさんにご協力頂きました。改めてお礼申し上げます。
車内で妊娠中の女性を見かけた男。
礼儀正しく席を譲ったのだが、妻からは激しく罵られてしまった。
一体なぜだろう?
※元ネタは知人から聞いた話です。妥当性の検証をtsunaさんにご協力頂きました。改めてお礼申し上げます。
13年08月30日 22:02
【ウミガメのスープ】 [ムク]
【ウミガメのスープ】 [ムク]
解説を見る
出
産間近のお腹を抱えて電車に乗った亀子。
親切な男性が席を譲ってくれたのだが、下車する直前になって、男性が
夫の会社のロゴが入った袋を提げている事に気がついた。
職場の沿線なので、関係者の可能性は高い。
帰宅した夫の海雄にその事を話すと、どうやら部署の先輩のシン川ではないかと言う。
翌日海雄が確認すると、やはりシン川に間違いなく、
「それは偶然だったなあ。無事に元気な子が生まれるといいな」
と、温かい言葉がかけられた。
一か月後。
シン川家に、亀子の名前で、赤ん坊の写真が印刷された葉書が届いた。
#b#『その節はありがとうございました。この子は、あの時の子供です。』#/b#
シン川は、妻の誤解を解くのに大変な苦労をしたそうな。
産間近のお腹を抱えて電車に乗った亀子。
親切な男性が席を譲ってくれたのだが、下車する直前になって、男性が
夫の会社のロゴが入った袋を提げている事に気がついた。
職場の沿線なので、関係者の可能性は高い。
帰宅した夫の海雄にその事を話すと、どうやら部署の先輩のシン川ではないかと言う。
翌日海雄が確認すると、やはりシン川に間違いなく、
「それは偶然だったなあ。無事に元気な子が生まれるといいな」
と、温かい言葉がかけられた。
一か月後。
シン川家に、亀子の名前で、赤ん坊の写真が印刷された葉書が届いた。
#b#『その節はありがとうございました。この子は、あの時の子供です。』#/b#
シン川は、妻の誤解を解くのに大変な苦労をしたそうな。
「【ラテクエ35自己リサイクr・・おせーよ・・】」「8ブックマーク」
とある海が見えるわけもないところにあるレストラン。
1人の男の前に、まだ特に何も注文してはいないにもかかわらず
料理が運ばれてきた。
男は不審に思いつつウェイターに
「これはウミガメのスープですか?」
そう尋ねるもウェイターは何も答えない。
男はその後、死にそびれた。
なぜ?
*今回は問題文投稿時に想定していた解説ではなく、(何も考えてなかった)
新規に考えたものです。
そういう意味では正しくりさいくr
1人の男の前に、まだ特に何も注文してはいないにもかかわらず
料理が運ばれてきた。
男は不審に思いつつウェイターに
「これはウミガメのスープですか?」
そう尋ねるもウェイターは何も答えない。
男はその後、死にそびれた。
なぜ?
*今回は問題文投稿時に想定していた解説ではなく、(何も考えてなかった)
新規に考えたものです。
そういう意味では正しくりさいくr
13年11月08日 00:41
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
【ウミガメのスープ】 [Ratter]
解説を見る
思えばあの日、海になんか出かけたのが全ての間違いのものだった。【人魚姫】って知っているだろうか?
あの日、俺も一人の人魚姫に出会った。
下半身が魚類なのは残念だったが、顔はそれなりに美人だったし、歌もうまい。何より、海に出向かなければ、会わずに済ますことができる。
俺は「会いたくない時は会わずに済む」そんなところを都合よいと感じ、彼女と付き合うことにした。
それから1月後・・彼女が童話よろしく、
「アナタと毎日会うために、私、声と引き換えに人間になる!」
なんて言い出しやがった。付きまとわれたらたまったもんじゃない。俺は、彼女に別れを切り出した。
それからが大変だった。
海に近寄るたびに俺は様々な海難にあった。
船に乗れば転覆する、海に入れば当然溺れて死にかけ、そしてありとあらゆる海の毒を持つ生物に襲われる。
果ては、海の側を歩いていただけでも津波に襲われる・・
だんだんと、彼女が呪いでもかけているのではないかと思い始め、海が怖くなった。
それで、海からできるだけ遠ざかろうと、この山間の村までやってきた。
ここまで離れれば・・大丈夫だろう・・そう思い、山道の脇にあった山小屋風のレストランの門をくぐった。
席に着くと、何も言っていないのに、料理が運ばれてきた・・
ウェイターはまるで肉親の敵でも見るかのような目で俺を睨んでいる。
・・・こえぇなぁ・・なんだってんだよ・・
そう、思いつつ料理を確かめてみる。・・なんだろう?何故か潮の匂いを感じる・・?
澄んだスープに浮かんでいる具はどう見ても肉・・魚には見えない。
海のもので肉・・というと・・?くじら・・いや、海亀だろうか・・?せっかく海から逃げてきたというのに・・何故こんな山奥で・・?
取り替えてもらえないだろうか?
そう思い、ウェイターに声をかける。
俺:「あのーすみません・・これはウミガメのスープですか?」
ウ:「・・・(ギラリ)」
俺:「できればとりかえ・・・あ・・いやナンデモナイデス」
まるで、人でも殺しそうな視線を浴びせられて黙りこむ俺。
取り替えてもらうことは諦め、仕方なくそのスープを食べることにした。
食べ終えたところで俺は異変を感じた・・全身が熱をもったように熱い・・激しいめまいに襲われ・・俺は意識を失った。
:
:
:
目を覚ますと俺は海の中にいた・・目の前には一人の男と・・それにつき従うような1匹の人魚(男だからマーマンか)がいる。
いや、そんなことはどうでもいい。俺の胸には深々と三叉の矛が突き刺さっており、俺は後ろの岩礁へ縫い付けられていた。
貫かれた心臓が激しく痛み、血も止めどなく流れ出ている。傷口には無数の蟲どもが群がっているが血を失いすぎているせいか指一本動かすことも出来ない。
「ああ、、バチが当たったか・・俺はここで死ぬんだな・・」
そう観念するも・・いつまでたっても意識はハッキリとしたままだ・・痛みだけがやけにハッキリと俺の意識をいつまでも支配している。
そうこうしているうちに、目の前のマーマンが話しかけてきた。どうやらしゃべることの出来ない男(よく見るとコイツ・・あのウェイターだ)の通訳をしているようだ。
「我が妹はお前に振られたショックで自殺した。本来ならば・・お前もあの世に送ってやるべきであるが・・それでは俺の腹の虫が収まらん」
「・・・?」
「お前は、【人魚の肉】の逸話を知っているか?」
「・・・!?」
「そうだ。食したものを不老不死にするというあの伝説だ。・・・もう理解したか?お前があのレストランで食した肉。あれは妹のものだ。
いきなり倒れたから、死んだかとやきもきしたが、肉体が不老不死にすり替わる時の副作用で気絶しただけのようだったな。」
「!?」
「さて・・これからは長い付き合いになるが・・・よろしくな。楽しませてくれ。」
こうして、人魚姫の代わりに、声と引き換えで山奥まで追ってきた兄にくわされた肉のせいで
ここで俺は未来永劫死にそびれることとなった。
■■要約版■■
1.「声と引き換えにアナタのそばにいる!」と言った人魚姫をフッた男
2.その後、海難に会い続けた男は、怖くなり海を離れる。
3.(その間、人魚姫はショックで自殺)
4.海から離れたレストランに入る男。やけに潮の匂いを感じるスープを出される。
5.ウェイターに料理の交換をお願いしようとするが睨まれ、仕方なく完食する。
※このウェイターは、人魚姫の代わりに、声を失って人間となって追ってきた、人魚姫の兄
※目的は、人魚姫の遺体を男に食わせることで、不老不死とさせること。
※声がないので、男の問いかけには何一つ答えられない。
6.その後、人魚姫兄に捉えられた男、食したものが【人魚の肉】出会ったことを知る。
7.【人魚の肉】の不老不死の効果により、男は未来永劫死にそびれることとなる。
あの日、俺も一人の人魚姫に出会った。
下半身が魚類なのは残念だったが、顔はそれなりに美人だったし、歌もうまい。何より、海に出向かなければ、会わずに済ますことができる。
俺は「会いたくない時は会わずに済む」そんなところを都合よいと感じ、彼女と付き合うことにした。
それから1月後・・彼女が童話よろしく、
「アナタと毎日会うために、私、声と引き換えに人間になる!」
なんて言い出しやがった。付きまとわれたらたまったもんじゃない。俺は、彼女に別れを切り出した。
それからが大変だった。
海に近寄るたびに俺は様々な海難にあった。
船に乗れば転覆する、海に入れば当然溺れて死にかけ、そしてありとあらゆる海の毒を持つ生物に襲われる。
果ては、海の側を歩いていただけでも津波に襲われる・・
だんだんと、彼女が呪いでもかけているのではないかと思い始め、海が怖くなった。
それで、海からできるだけ遠ざかろうと、この山間の村までやってきた。
ここまで離れれば・・大丈夫だろう・・そう思い、山道の脇にあった山小屋風のレストランの門をくぐった。
席に着くと、何も言っていないのに、料理が運ばれてきた・・
ウェイターはまるで肉親の敵でも見るかのような目で俺を睨んでいる。
・・・こえぇなぁ・・なんだってんだよ・・
そう、思いつつ料理を確かめてみる。・・なんだろう?何故か潮の匂いを感じる・・?
澄んだスープに浮かんでいる具はどう見ても肉・・魚には見えない。
海のもので肉・・というと・・?くじら・・いや、海亀だろうか・・?せっかく海から逃げてきたというのに・・何故こんな山奥で・・?
取り替えてもらえないだろうか?
そう思い、ウェイターに声をかける。
俺:「あのーすみません・・これはウミガメのスープですか?」
ウ:「・・・(ギラリ)」
俺:「できればとりかえ・・・あ・・いやナンデモナイデス」
まるで、人でも殺しそうな視線を浴びせられて黙りこむ俺。
取り替えてもらうことは諦め、仕方なくそのスープを食べることにした。
食べ終えたところで俺は異変を感じた・・全身が熱をもったように熱い・・激しいめまいに襲われ・・俺は意識を失った。
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目を覚ますと俺は海の中にいた・・目の前には一人の男と・・それにつき従うような1匹の人魚(男だからマーマンか)がいる。
いや、そんなことはどうでもいい。俺の胸には深々と三叉の矛が突き刺さっており、俺は後ろの岩礁へ縫い付けられていた。
貫かれた心臓が激しく痛み、血も止めどなく流れ出ている。傷口には無数の蟲どもが群がっているが血を失いすぎているせいか指一本動かすことも出来ない。
「ああ、、バチが当たったか・・俺はここで死ぬんだな・・」
そう観念するも・・いつまでたっても意識はハッキリとしたままだ・・痛みだけがやけにハッキリと俺の意識をいつまでも支配している。
そうこうしているうちに、目の前のマーマンが話しかけてきた。どうやらしゃべることの出来ない男(よく見るとコイツ・・あのウェイターだ)の通訳をしているようだ。
「我が妹はお前に振られたショックで自殺した。本来ならば・・お前もあの世に送ってやるべきであるが・・それでは俺の腹の虫が収まらん」
「・・・?」
「お前は、【人魚の肉】の逸話を知っているか?」
「・・・!?」
「そうだ。食したものを不老不死にするというあの伝説だ。・・・もう理解したか?お前があのレストランで食した肉。あれは妹のものだ。
いきなり倒れたから、死んだかとやきもきしたが、肉体が不老不死にすり替わる時の副作用で気絶しただけのようだったな。」
「!?」
「さて・・これからは長い付き合いになるが・・・よろしくな。楽しませてくれ。」
こうして、人魚姫の代わりに、声と引き換えで山奥まで追ってきた兄にくわされた肉のせいで
ここで俺は未来永劫死にそびれることとなった。
■■要約版■■
1.「声と引き換えにアナタのそばにいる!」と言った人魚姫をフッた男
2.その後、海難に会い続けた男は、怖くなり海を離れる。
3.(その間、人魚姫はショックで自殺)
4.海から離れたレストランに入る男。やけに潮の匂いを感じるスープを出される。
5.ウェイターに料理の交換をお願いしようとするが睨まれ、仕方なく完食する。
※このウェイターは、人魚姫の代わりに、声を失って人間となって追ってきた、人魚姫の兄
※目的は、人魚姫の遺体を男に食わせることで、不老不死とさせること。
※声がないので、男の問いかけには何一つ答えられない。
6.その後、人魚姫兄に捉えられた男、食したものが【人魚の肉】出会ったことを知る。
7.【人魚の肉】の不老不死の効果により、男は未来永劫死にそびれることとなる。
「泥棒としての矜持」「8ブックマーク」
田中は泥棒。凄腕の金庫破りである。
今日は入念に下調べをしたたかさん家に侵入。もちろん目的は窃盗。
今開けようと挑戦している金庫の中には現金や高級ブランドバッグ、貴金属類などが入っているのだが、
その中で一番高価なものは高級腕時計のレロックス。
世界にひとつしかない特注品でケースやベルトは18金、文字盤にはダイヤが敷き詰められていて、
一億円の価値があるという。
さて田中が苦戦しているこの金庫。まだまだ時間がかかりそう。
しかしもし開けれたとしても田中は現金や高級ブランドバッグ、貴金属類は盗むが、このレロックスは盗まない。
一体どうしてだろう?
今日は入念に下調べをしたたかさん家に侵入。もちろん目的は窃盗。
今開けようと挑戦している金庫の中には現金や高級ブランドバッグ、貴金属類などが入っているのだが、
その中で一番高価なものは高級腕時計のレロックス。
世界にひとつしかない特注品でケースやベルトは18金、文字盤にはダイヤが敷き詰められていて、
一億円の価値があるという。
さて田中が苦戦しているこの金庫。まだまだ時間がかかりそう。
しかしもし開けれたとしても田中は現金や高級ブランドバッグ、貴金属類は盗むが、このレロックスは盗まない。
一体どうしてだろう?
15年08月11日 21:25
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
たかさん家に侵入し素早く金庫を開けた田中。
さすが金持ちの金庫だけあって超でかい。
高さ2m、四畳半ほどのスペースがある金庫にはさまざまな高級品が置かれている。
現金や高級ブランドバッグ、貴金属 etc etc...
それらを物色するために金庫の中に侵入した田中。
調べてみるとその中で一番高価なものは大ぶりなサファイヤの指輪。ざっと見積もっても3000万円はくだらないであろう。
(俺の今身につけているレロックスのほうが高いな)
田中の腕に光る高級腕時計、レロックス。
世界にひとつしかない特注品でケースやベルトは18金、文字盤にはダイヤが敷き詰められていて、
一億円の価値がある。
まあそんな自慢はさておき、田中は唐草模様の風呂敷に現金や高級ブランドバッグ、貴金属類を詰め込む。
さあ後はズラかるだけ。金庫の内側から扉を開けようとする田中。
しかし開かない。内側から閉めた拍子に鍵がかかってしまったようだ。
金庫の中に閉じ込められてしまった田中。一生懸命開けようとするが内側からでは開ける手段がなかった。
さて現状金庫の中にあるのは田中が盗もうとした現金や高級ブランドバッグ、貴金属類、そして田中自身。
この金庫の中で一番高価なものは田中のレロックス。もちろん田中の所有物なので盗むことはないのだ。
このあと田中はどうなったか?
それはまた別の機会にでも。
さすが金持ちの金庫だけあって超でかい。
高さ2m、四畳半ほどのスペースがある金庫にはさまざまな高級品が置かれている。
現金や高級ブランドバッグ、貴金属 etc etc...
それらを物色するために金庫の中に侵入した田中。
調べてみるとその中で一番高価なものは大ぶりなサファイヤの指輪。ざっと見積もっても3000万円はくだらないであろう。
(俺の今身につけているレロックスのほうが高いな)
田中の腕に光る高級腕時計、レロックス。
世界にひとつしかない特注品でケースやベルトは18金、文字盤にはダイヤが敷き詰められていて、
一億円の価値がある。
まあそんな自慢はさておき、田中は唐草模様の風呂敷に現金や高級ブランドバッグ、貴金属類を詰め込む。
さあ後はズラかるだけ。金庫の内側から扉を開けようとする田中。
しかし開かない。内側から閉めた拍子に鍵がかかってしまったようだ。
金庫の中に閉じ込められてしまった田中。一生懸命開けようとするが内側からでは開ける手段がなかった。
さて現状金庫の中にあるのは田中が盗もうとした現金や高級ブランドバッグ、貴金属類、そして田中自身。
この金庫の中で一番高価なものは田中のレロックス。もちろん田中の所有物なので盗むことはないのだ。
このあと田中はどうなったか?
それはまた別の機会にでも。
「要相談」「8ブックマーク」
カメオは、どれがどれかわからなくなってしまった。
カメコに相談すると、カメコは知ってる限りのことを話したが、結局わからなかった。
カメコは「それだけしかわからない」と言ったが、カメオは期待に胸を膨らませた。
状況を説明してください。
カメコに相談すると、カメコは知ってる限りのことを話したが、結局わからなかった。
カメコは「それだけしかわからない」と言ったが、カメオは期待に胸を膨らませた。
状況を説明してください。
15年03月20日 23:17
【ウミガメのスープ】 [めしるか]
【ウミガメのスープ】 [めしるか]
解説を見る
幼いカメオは、ハーモニカのどの穴がド・レの穴かわからなくなった。
音を聞いてもどれがどの音かわからないので、カメオはカメコに相談した。
カメコは音楽が得意だが、ハーモニカの使い方は知らないので、どれがド・レの穴かはわからなかった。
しかしカメコは、「音なら聞けばわかるわ。ソ・レだけしかわからないけど」と言った。
カメオはレの音は吸う時に鳴ると知っていたので、期待して息を吸った(胸を膨らませた)。
レ〜♪
音を聞いてもどれがどの音かわからないので、カメオはカメコに相談した。
カメコは音楽が得意だが、ハーモニカの使い方は知らないので、どれがド・レの穴かはわからなかった。
しかしカメコは、「音なら聞けばわかるわ。ソ・レだけしかわからないけど」と言った。
カメオはレの音は吸う時に鳴ると知っていたので、期待して息を吸った(胸を膨らませた)。
レ〜♪
「酷く憎いけど愛してる」「8ブックマーク」
彼が必死の形相で写真を踏みつけたのは、その写真が、今は亡き恋人が写った唯一の写真だったからだという。
一体どういうことだろう?
一体どういうことだろう?
17年10月30日 11:28
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
【ウミガメのスープ】 [黒井由紀]
解説を見る
愛し合っていた恋人を亡くした彼は、すっかり生きる気力を無くし、酒と煙草に溺れ、自堕落な生活を送るようになった。
そんなある日、発泡酒を飲みながら眠ってしまった彼は、焦げ臭いにおいに目を覚ます。寝ぼけ眼で明るい方に目をやると、灰皿から火柱が上がっていた。
どうやら大量の煙草のどれかを消し損なったらしかったが、そんなことはどうでもいい。彼が驚いて飛び起きたことで、炎がぐらりと揺れ、側にあったもの――酒瓶とつまみと財布、それに、亡き恋人が写った一枚こっきりの写真――を飲み込んだ。
彼は、燃え上がる財布も、大きな火柱も気にとめず、迷わず写真を救い出す。
今の自分や生活が燃えるだけならまだしも、これまで燃やされてはたまらない。
彼は、恋人の写真に付いた火を必死の形相で踏み消した。
やがて写真に付いた火が消え、恋人の笑顔が無事であることを確認すると、彼は消化用の水を汲みにキッチンへと向かった。
その顔には、恋人を無くす前の彼が持っていた、生きることへの強い意志が宿っていた。
そんなある日、発泡酒を飲みながら眠ってしまった彼は、焦げ臭いにおいに目を覚ます。寝ぼけ眼で明るい方に目をやると、灰皿から火柱が上がっていた。
どうやら大量の煙草のどれかを消し損なったらしかったが、そんなことはどうでもいい。彼が驚いて飛び起きたことで、炎がぐらりと揺れ、側にあったもの――酒瓶とつまみと財布、それに、亡き恋人が写った一枚こっきりの写真――を飲み込んだ。
彼は、燃え上がる財布も、大きな火柱も気にとめず、迷わず写真を救い出す。
今の自分や生活が燃えるだけならまだしも、これまで燃やされてはたまらない。
彼は、恋人の写真に付いた火を必死の形相で踏み消した。
やがて写真に付いた火が消え、恋人の笑顔が無事であることを確認すると、彼は消化用の水を汲みにキッチンへと向かった。
その顔には、恋人を無くす前の彼が持っていた、生きることへの強い意志が宿っていた。