動画内など、他所でラテシンの問題を扱う(転載など)際について
ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
いらっしゃいませ。ゲスト様 ログイン 新規登録

みんなのブックマーク

【物語の終わりは何もない風景】「1ブックマーク」
『早く冬が終わらないかなぁ…』



状況を推理してください。



13年02月11日 23:20
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]

ありがとうございました^^




解説を見る



『できたー!』

頭をポンと叩かれた瞬間、
目が覚める様に僕は生まれた。

白い息をはきながら、
少女がほほえんでた。

『だーくん。』

…ダークン?

『ゆきだるまの、だーくん。』

…よくわからないけど、
目の前の笑顔がまぶしかった。

ここはどこなのか、
自分は何なのか、
君はだれなのか、
よくわからなかった。

『私は、さゆきだよ。』

サユキ…

『よろしくね、だーくん!』

それからサユキは僕の目を赤い木の実に取りかえて『ウサギみたいー』とはしゃいだり、
ピンクの手袋でなでてくれたり、
紙袋の洋服を着せてくれたり、

いっぱい遊んでくれた。

僕はなんだかとてもくすぐったくて、
そして、嬉しかった。

『パパとママが待ってるから、またね、だーくん。』

サユキはどこかへ行ってしまった。
周りは木とかあるだけで真っ白で、サユキみたいに動くものはほとんどいなかった。

夜になって、朝がきて、
昼になる頃、またサユキが来た。

『だーくん、こんにちは^^』

サユキはまた僕と遊んでくれた。
今日は『まゆげー』と言って、目の上に何か木の枝みたいなのをくっつけてきた。

僕はなぜだか動けないんだけど、
それでもサユキは僕に色んな言葉をかけてくれて、
なでなでしてくれて、

いっぱいいっぱい遊んでくれた。

僕はサユキといる時間が好きだった。

次の日も、サユキは来てくれた。

『…あのね、今日ね、パパとママと、東京に帰るんだ。』

…???

言葉の意味はよくわからなかったけど、
また頭をなでてくれて、
いっぱい話した。
僕は動く事もしゃべる事も出来ないけど、
サユキは僕と話してくれた。

僕はサユキとこうして遊んでる時間が、
サユキが好きだ。

『…だーくん…
もう行かなきゃ。
だーくん、ずっとここにいるかなぁ?
冬が終わったら溶けていなくなっちゃうよね…

来年もここに来れたら、また作ってあげるね^^

だーくん、バイバイ。』



サユキはいなくなった。
また明日、遊ぼうね^^



夜の闇はこわかったけど、
また大好きなサユキと遊べると思うと嬉しくて、
明日が楽しみだった。

次の日、サユキは来なかった。

何でだろう。

その次の日も、そのまた次の日も、
僕の所にサユキは来なかった。

サユキと遊びたいな…
何してるんだろな…

それからもずっと、ずっと、

待ったけど、サユキは来なかった…

僕はさみしくなった。

ひとりだった。

僕はサユキとずっと遊んでいたかった。

僕はサユキが大好き…



…こんなにさみしい思いは、
もうしたくないと思った…



【…冬が終わったら溶けていなくなっちゃうよね…】



僕はいなくなったら、
もうさみしい思いはしなくて済むかなぁ。



僕は消えてしまいたいと思った。

サユキはもう来ない。
さみしくてさみしくて、
なんだか苦しくて…



『早く冬が終わらないかなぁ…』



サユキ、僕をつくってくれて、
いっぱい話してくれて、
遊んでくれて、ありがとう^^

この冬が終わったら、
僕はさみしい思いとさよならできる。



サユキ………





大好きだよ。





高級レストランなのに「1ブックマーク」
高級なレストランで、付き合っている彼女と食事をしていた男は、突然ジョウロでカーペットに水を撒きはじめた。

何故こんなことをするのだろう?
15年03月26日 23:51
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]



解説を見る
男と彼女の食事も終盤に差し掛かり、プレゼントのケーキを切っている時だった。
突然、店員がジョウロを持って男に近づいた。それを合図に、客はテーブルといすを片付け始める。

「上からの方が見やすいから、ウェイターについていって」

男がそう言うと、ウェイターは彼女を二階へと案内した。
彼女が二階にたどり着くと、男はおもむろにカーペットに水を撒きはじめる。すると、仕組みは不明だが#red#徐々に何かの形と文字が浮かび上がってきた#/red#。

「これが僕の気持ちです。受け取ってください!」

カーペットにはハートマークと、「僕と結婚してください」の文字が。彼女は喜んで男のプロポーズを受けた。


ちなみに費用がいくらかかったのかは定かではない。

フィーカス著「ミッド・ナイターズのサービス」より
何故告白した「1ブックマーク」
カメオは大好きなカメコに告白し、OKされたのでがっかりした。
一体何故?

【参加テーマ:フィーカスって誘導下手ですか?】
※テーマ言わなくても参加できます。
15年03月26日 23:10
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]



解説を見る
Twitterでこんな話を聞いたことがないだろうか?

「エイプリルフールに、好きな人に告白すればいい。もし失敗したら、『エイプリルフールだよバーカ』と言えばいいし、成功したら『世の中は嘘で充ちているけれど、ここは本当の愛で充ちているね』と言えばいい」

そんな話を聞き、カメオは好きなカメコを呼び出した。

「カメコちゃん、君のことが好きなんだ。付き合ってくれ!」
「……うん、いいよ」

まさかのOKを貰ったカメオは、心の中でガッツポーズをしながら、例のセリフを言う。
「よ、世の中は嘘で充ちているけれど、こ、ここだけは本当の愛で充ちているね」
するとカメコは一瞬あっけにとられながら、クスクスと笑いだした。

「やっだーカメオ君、今日エイプリルフールでしょ? だから私もウソ言ってみたのよ。カメオくんだって、その告白、ウソでしょ? じゃないと今日わざわざ言わないもんね。じゃ、また明日学校で」

笑いながら立ち去るカメコを見て、カメオは心の中で嘲笑った。

フィーカス著:「エイプリルフールの告白」より
本を探そう!「1ブックマーク」
こんにちは、私はカメコ。ラテシンではよくあちらこちらで年齢を変えられたり、性格を変えられたり、食べられたり、人を殺したりという散々な扱いを受けている悲劇のヒロインよ。
今日は「亀夫君問題初出題だから、お使いしてきてくれ」と、フィーカスっていう奴からお使いを頼まれたの。
どうせろくな問題作ってないんでしょ。さっさと小説の続きでも書けばいいのに。

私は今、図書館に来ているの。
かなり大きな図書館で、私も初めて来たからびっくりしているわ。
こんな初めて行くところにお使いを頼むなんて、どういう神経をしているのかしらね。

だから、今日はあなたたちにお願いがあるの。#red#お使いに頼まれた本を、一緒に探してほしいの#/red#。
ラテシンで鍛えたみなさんなら、多分すぐに見つけてくれると思うわ。
初めて来たところだから、うまく誘導できるかわからないけれど、みなさん、よろしくお願いね。

《ルール》
初めてやることだからちょっと不安もあるけど、こういうルールで進めたいの。協力、よろしくね。

1.初めて来たところだから、館内の詳しいことは知らないわ。ただ、私が見たことを伝えることは出来るわよ。
2.行ってほしい場所があったら私に言ってね。ただ、「行って」と言うだけでは行くだけになるわ。調べたり探したりしてほしい場合は「探して」「調べて」と言ってね。
3.図書館の中にはたくさん人がいるわ。見た感じ気さくな人が多そうだから、その人に聞きたいことがあったら私に聞いてね。ただ、場所によっては人がいないこともあるみたいだけど……
4.他にも、調べてほしいことがあったら遠慮なく言ってね。可能な限り調べるから。
5.行動できるのは図書館の中だけよ。外には出られないから、注意してね。
6.もしかしたら、探している間にも注意事項が出てくるかもしれないわ。その時は、「ヒント」でアナウンスするわ。」

では、みなさんよろしくね。
15年03月25日 14:06
【亀夫君問題】 [フィーカス]



解説を見る
返却ボックスに「ゔぇっゔぇろっゔぇっぱっきゅの正体」と「ツナグオモイ」があったから、司書の人に本のタイトルを言って、借りられないか聞いてみたら、すぐに借りることができたわ。
みなさんのおかげで、お使いに頼まれていた本、「ゔぇっゔぇろっゔぇっぱっきゅの正体」と「ツナグオモイ」が見つかったわ。
さすが、いつもラテシンで鍛えているだけあって、見るところが違うわね。私だったら、延々本棚を探し続けているところよ。

今日はどうもありがとう。またお願いすることがあるかもしれないけれど、その時はよろしくね。

FA条件:司書の人に「返却ボックスにある本を借りたい」ことを伝えること
潮騒のブルース「1ブックマーク」

日さざ波の音が聞こえてくるので、知人の除霊師に泣きついた。

一体なぜ?
15年03月12日 17:33
【ウミガメのスープ】 [ツォン]

494/後一問出したら一日あたりの出題数自己記録タイ(5問が最多)だったりする




解説を見る

こは海ではない。
イッツァコンクリート・ジャングルの片隅のボロだ。

それなのに、さざ波の音…のようなものが毎晩聞こえてくる。

他の部屋の住人とは仲が良いので、相談がてら探りを入れたが、誰も波音の入ったようなCDやDVDはもっていないし、テレビ番組なども見ていなかった。

それでもここ一ヶ月ほど、寝る前には毎日波音のようなものが聞こえてきた。

どうにも出来ないため、睡眠不足をこらえながら日々をすごしていた。

ある日テレビを見ていて、ふと知人の除霊師に連絡をした。

「なぁ、Tさ、お前#red#小豆洗い#/red#って、あったことある?」
「何だ藪から棒に。まあ、一度あるが」
「うちのアパートにいるかもしれないんだよ。」
「…調査に来いと?」
「…依頼料、掛かるよな。」
「飲み会一回おごれ。今のところそれで良しとしてやる。作業しだいでは追加料金も頂くがな。」
「頼みます。」

*波音じゃなくて小豆洗いが小豆をザラザラやってる音じゃないかと疑ったから。