「【確信を求める旅路】」「8ブックマーク」
とある海の見えるレストランで男はウミガメのスープを1口食べると、
『これは本当にウミガメのスープですか?』
と尋ねた。
『はい、これはウミガメのスープで間違いありません。』
と店員が答えると、
男は泣きながらスープを完食した。
会計を済ませた後、男は胸ポケットからある物を取り出し、店員に見せた。
店員が首を横に振ると、男は会釈して店を出た。
そして男は歩き続けた。
状況を推理してください。
『これは本当にウミガメのスープですか?』
と尋ねた。
『はい、これはウミガメのスープで間違いありません。』
と店員が答えると、
男は泣きながらスープを完食した。
会計を済ませた後、男は胸ポケットからある物を取り出し、店員に見せた。
店員が首を横に振ると、男は会釈して店を出た。
そして男は歩き続けた。
状況を推理してください。
13年02月26日 22:43
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
ありがとうございました^^
解説を見る
とある海の見えるレストランで男はウミガメのスープを1口食べると、
『これは本当にウミガメのスープですか?』
と尋ねた。
『はい、これはウミガメのスープで間違いありません。』
と店員が答えると、
『………ああ………
そうだ………この味だ………
…あれは、やはり本物のウミガメのスープだったんだ………
良かった………本当に良かった……………
俺が食べたのは………
………本当にウミガメのスープだったんだ………』
男は泣きながらスープを次から次へと口に運び、
一口一口を確かめる様に、その味を噛み締める様に………
そして綺麗に完食した。
−−−数年前、
男の乗った船は遭難してしまった。
船乗り仲間達数名と救難ボートに乗ったまま漂流…
不運にも、嵐に遭った………
………気が付くと、男はどこかの浜にいた…
仲間の声が聴こえた。
仲間は男に【しっかりしろ】【生きろ】と言い、
意識が朦朧としていた男の口を無理矢理こじ開け、
何かモノを注ぎ込むと、力ずくで噛ませ、飲ませた。
仲間は言った。
【これはウミガメのスープだ、
しっかり食え!
命ある者は…生きなきゃいけない!!!
命を失ってしまった者の分まで…
俺達は生きて帰らなきゃいけない!!!!!】
…仲間は泣いていた。
…男も泣いていた。
その時は全身に力が入らず、
視界もぼやけていて、仲間に抱き抱えられ、ただ【生きる為の糧】を口に流し込まれていた。
男はそれを噛んだ。
そして飲んだ。
そして、生きた。
どれ位か時間が経った頃、偶然通りかかった船に助けられた。
…仲間の数名が力尽きて死亡し、
行方不明者も数名いた。
その中に、一緒に船に乗っていた男の息子の名前もあった………
故郷に帰り、療養し、
男はずっと考えていた。
息子の遺体は実際にあがっていない。
息子は流されたのか…
まだどこかで生きている可能性だってある…
そして、仲間が食べさせてくれた【ウミガメのスープ】の事も、
ずっと頭から離れなかった。
あれは…本当に………
【絶望】の闇の中に身をさらしていた、あの状況下………
男は…仲間が【ウミガメのスープ】だと言ったあの食べ物が…
本当は………
【考えたくもなかった事】を想像してしまい、
身震いし、困惑していた………
それから、男には2つの【やるべき事】が出来た。
1つは、【息子を探す旅】に出る事。
男は実際に息子と対面するまで、絶対に希望を失わないと決めた。
もう1つは、あの時、男が生きる為に食べたあの【ウミガメのスープが本当に『ウミガメ』の味だったのか…
この口で実際に確かめる】事。
それから男の旅は始まった。
息子はきっと生きている。
そして、俺は決して…【仲間を食べてなどいない】…という【真実の確信】が欲しい…
『…ご馳走さま。
【ウミガメのスープ】、本当に美味しかったよ。』
会計を済ませた後、男は胸ポケットから大切な息子の写真を取り出し、心当たりがないか、店員に見せた。
店員が首を横に振ると、男は会釈して店を出た。
そして男はまた歩き、
長い長い旅を続けた。
『これは本当にウミガメのスープですか?』
と尋ねた。
『はい、これはウミガメのスープで間違いありません。』
と店員が答えると、
『………ああ………
そうだ………この味だ………
…あれは、やはり本物のウミガメのスープだったんだ………
良かった………本当に良かった……………
俺が食べたのは………
………本当にウミガメのスープだったんだ………』
男は泣きながらスープを次から次へと口に運び、
一口一口を確かめる様に、その味を噛み締める様に………
そして綺麗に完食した。
−−−数年前、
男の乗った船は遭難してしまった。
船乗り仲間達数名と救難ボートに乗ったまま漂流…
不運にも、嵐に遭った………
………気が付くと、男はどこかの浜にいた…
仲間の声が聴こえた。
仲間は男に【しっかりしろ】【生きろ】と言い、
意識が朦朧としていた男の口を無理矢理こじ開け、
何かモノを注ぎ込むと、力ずくで噛ませ、飲ませた。
仲間は言った。
【これはウミガメのスープだ、
しっかり食え!
命ある者は…生きなきゃいけない!!!
命を失ってしまった者の分まで…
俺達は生きて帰らなきゃいけない!!!!!】
…仲間は泣いていた。
…男も泣いていた。
その時は全身に力が入らず、
視界もぼやけていて、仲間に抱き抱えられ、ただ【生きる為の糧】を口に流し込まれていた。
男はそれを噛んだ。
そして飲んだ。
そして、生きた。
どれ位か時間が経った頃、偶然通りかかった船に助けられた。
…仲間の数名が力尽きて死亡し、
行方不明者も数名いた。
その中に、一緒に船に乗っていた男の息子の名前もあった………
故郷に帰り、療養し、
男はずっと考えていた。
息子の遺体は実際にあがっていない。
息子は流されたのか…
まだどこかで生きている可能性だってある…
そして、仲間が食べさせてくれた【ウミガメのスープ】の事も、
ずっと頭から離れなかった。
あれは…本当に………
【絶望】の闇の中に身をさらしていた、あの状況下………
男は…仲間が【ウミガメのスープ】だと言ったあの食べ物が…
本当は………
【考えたくもなかった事】を想像してしまい、
身震いし、困惑していた………
それから、男には2つの【やるべき事】が出来た。
1つは、【息子を探す旅】に出る事。
男は実際に息子と対面するまで、絶対に希望を失わないと決めた。
もう1つは、あの時、男が生きる為に食べたあの【ウミガメのスープが本当に『ウミガメ』の味だったのか…
この口で実際に確かめる】事。
それから男の旅は始まった。
息子はきっと生きている。
そして、俺は決して…【仲間を食べてなどいない】…という【真実の確信】が欲しい…
『…ご馳走さま。
【ウミガメのスープ】、本当に美味しかったよ。』
会計を済ませた後、男は胸ポケットから大切な息子の写真を取り出し、心当たりがないか、店員に見せた。
店員が首を横に振ると、男は会釈して店を出た。
そして男はまた歩き、
長い長い旅を続けた。
「【小さな器の無いレストラン】」「8ブックマーク」
注目を集める男は小さな器でウミガメのスープを注文したが、
差し出されたのは普通の大きさの皿に注がれたスープだった。
翌日、男は皿を洗っていた。
状況を推理してください。
差し出されたのは普通の大きさの皿に注がれたスープだった。
翌日、男は皿を洗っていた。
状況を推理してください。
13年03月31日 21:16
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
ありがとうございました^^
解説を見る
ホームレスだろう。
薄汚れた衣服に無精ヒゲ。
憔悴しきった感のある初老の男に、
店員、客、ほとんどの視線が集まる。
だが店長はそんな事は一切気にせず、
レストランを訪れてくれた【大切なお客様】を笑顔で迎え入れ、席へ案内した。
自分を案内してくれた店長に深々と一礼すると、男はよろめきながら席に座り、
『わ・・・私の様な者が・・・来店して・・・・・
迷惑ですよね・・・・・ すいません、すいません・・・・・
お腹が・・・減ってしまって・・・・・
どうか、少しだけで・・・いいんです・・・
ち、小さな器でいいです・・・
私は・・・昔、このレストランに・・・来たことが・・・あって・・・・・
その・・・時に 食べた・・・・・ウミガメのスープが・・・
ほ、本当・・・に美味しくて・・・・・
また食べたいと・・・思っていました・・・・・』
店長は男の一言一句をしっかりと聞き受け、
『左様ですか、ありがとうございます。
では本日はウミガメのスープを?』
ホームレスは答えた。
『ええ・・・ ですが、私は・・・・・
笑ってやってください・・・ その・・・・・
今は・・・ その・・・・・お恥ずかしいんですが・・・
す・・・数十円しか・・・ 持ち合わせが・・・・・
すいません・・・・・本当に すいませ・・・・・
む・・・無理でしょう・・・が・・・・・
小さな・・・器が・・・ありましたら・・・・・
ほんの、ほんの ちょっとで・・・いいんです・・・・・
小さなお皿に・・・・・ ウミガメのスー・・・・・ ぅぅっ・・・』
涙を零した男に胸ポケットから取り出したハンカチを差し出し、店長は語りかけた。
『かしこまりました、お客様。
どうか涙をお拭きになられてください。
少々、お待ちくださいませ^^』
数分後、男の前に出されたのは、通常の食器に注がれた【ウミガメのスープ】だった。
男は、
『こ・・・こんな・・・・・大きな・・・・・そんな、
いや・・・・・私は・・・・・お金が・・・ありませんので・・・・・』
店長は首を横に振り、
『お客様、申し訳ありませんが、当店ではこのお皿でしかウミガメのスープを提供しておりません。
ささ、スープが冷めてしまいますので、どうぞお早めにお召し上がりください^^
まずはお客様のお腹が少しでも満たされる事が先決です。
それでは、ごゆっくりどうぞ^^』
男の目からはまた涙が溢れ、
『あっ・・・・・あ・・・・・ ありがとうございます・・・・・
本当に・・・本当に・・・・・ ありがとうございます・・・・・!!!』
男はスープを次から次へと口へ運んだ。
・・・その昔、素朴な日常ではあったがサラリーマンとして働き、
妻子も傍に居てくれた幸せな頃に家族で来店して
【美味しいね】と言い合って食べた、あの懐かしい味だった・・・・・
全額払えるお金も持たずにスープを食してしまった事を何度も謝ろうとする男に対し、
店長は【良ければ明日からでも、うちで働いてみませんか? それならすぐにでも本日分の料金は払っていただけるでしょうし^^】
と提案してくれた。
男は心底店長に感謝し、
翌日にはこのレストランで皿を洗う男の姿があった。
薄汚れた衣服に無精ヒゲ。
憔悴しきった感のある初老の男に、
店員、客、ほとんどの視線が集まる。
だが店長はそんな事は一切気にせず、
レストランを訪れてくれた【大切なお客様】を笑顔で迎え入れ、席へ案内した。
自分を案内してくれた店長に深々と一礼すると、男はよろめきながら席に座り、
『わ・・・私の様な者が・・・来店して・・・・・
迷惑ですよね・・・・・ すいません、すいません・・・・・
お腹が・・・減ってしまって・・・・・
どうか、少しだけで・・・いいんです・・・
ち、小さな器でいいです・・・
私は・・・昔、このレストランに・・・来たことが・・・あって・・・・・
その・・・時に 食べた・・・・・ウミガメのスープが・・・
ほ、本当・・・に美味しくて・・・・・
また食べたいと・・・思っていました・・・・・』
店長は男の一言一句をしっかりと聞き受け、
『左様ですか、ありがとうございます。
では本日はウミガメのスープを?』
ホームレスは答えた。
『ええ・・・ ですが、私は・・・・・
笑ってやってください・・・ その・・・・・
今は・・・ その・・・・・お恥ずかしいんですが・・・
す・・・数十円しか・・・ 持ち合わせが・・・・・
すいません・・・・・本当に すいませ・・・・・
む・・・無理でしょう・・・が・・・・・
小さな・・・器が・・・ありましたら・・・・・
ほんの、ほんの ちょっとで・・・いいんです・・・・・
小さなお皿に・・・・・ ウミガメのスー・・・・・ ぅぅっ・・・』
涙を零した男に胸ポケットから取り出したハンカチを差し出し、店長は語りかけた。
『かしこまりました、お客様。
どうか涙をお拭きになられてください。
少々、お待ちくださいませ^^』
数分後、男の前に出されたのは、通常の食器に注がれた【ウミガメのスープ】だった。
男は、
『こ・・・こんな・・・・・大きな・・・・・そんな、
いや・・・・・私は・・・・・お金が・・・ありませんので・・・・・』
店長は首を横に振り、
『お客様、申し訳ありませんが、当店ではこのお皿でしかウミガメのスープを提供しておりません。
ささ、スープが冷めてしまいますので、どうぞお早めにお召し上がりください^^
まずはお客様のお腹が少しでも満たされる事が先決です。
それでは、ごゆっくりどうぞ^^』
男の目からはまた涙が溢れ、
『あっ・・・・・あ・・・・・ ありがとうございます・・・・・
本当に・・・本当に・・・・・ ありがとうございます・・・・・!!!』
男はスープを次から次へと口へ運んだ。
・・・その昔、素朴な日常ではあったがサラリーマンとして働き、
妻子も傍に居てくれた幸せな頃に家族で来店して
【美味しいね】と言い合って食べた、あの懐かしい味だった・・・・・
全額払えるお金も持たずにスープを食してしまった事を何度も謝ろうとする男に対し、
店長は【良ければ明日からでも、うちで働いてみませんか? それならすぐにでも本日分の料金は払っていただけるでしょうし^^】
と提案してくれた。
男は心底店長に感謝し、
翌日にはこのレストランで皿を洗う男の姿があった。
「【勝手にコラボ祭】フローラルな香り」「8ブックマーク」
同
僚に家に送ってもらうことになった私は、目の前の女が路地に入って行くのを見て、コンビニでミミガーを買った。
一体なぜ?
【221aの住人さんとのコラボ問題】
【原案、221aの住人。問題文、解説、Taka】
僚に家に送ってもらうことになった私は、目の前の女が路地に入って行くのを見て、コンビニでミミガーを買った。
一体なぜ?
【221aの住人さんとのコラボ問題】
【原案、221aの住人。問題文、解説、Taka】
14年10月08日 21:58
【ウミガメのスープ】 [Taka]
【ウミガメのスープ】 [Taka]
解説を見る
飲
み会の帰り。少しだけ酔った私を同僚が優しく介抱し、家まで送ってくれることになった。
店から出て、タクシーを捕まえた。同僚が道を指示してくれている。超優しい。
タクシードライバーの女は同僚の指示通りに運転していたが、私の家とは逆の方向の路地へハンドルを切った。
私はこの先にあるものが何か知っている。夜の大人のアレだ。それを察した私は、
「そこのコンビニで降ろしてください。家にいる父にミミガー買って帰らないといけないの。忘れたら怒られちゃう。」
そう言ってコンビニで降ろしてもらい、ミミガーを買い、ドアがあいたままのタクシーの外からドライバーの女に
行ってください。
そう言ってドアを閉めた。その時の同僚の顔が今でも笑える。
み会の帰り。少しだけ酔った私を同僚が優しく介抱し、家まで送ってくれることになった。
店から出て、タクシーを捕まえた。同僚が道を指示してくれている。超優しい。
タクシードライバーの女は同僚の指示通りに運転していたが、私の家とは逆の方向の路地へハンドルを切った。
私はこの先にあるものが何か知っている。夜の大人のアレだ。それを察した私は、
「そこのコンビニで降ろしてください。家にいる父にミミガー買って帰らないといけないの。忘れたら怒られちゃう。」
そう言ってコンビニで降ろしてもらい、ミミガーを買い、ドアがあいたままのタクシーの外からドライバーの女に
行ってください。
そう言ってドアを閉めた。その時の同僚の顔が今でも笑える。
「こころ ぽかぽか あったかい」「8ブックマーク」
冷たい、感情の欠落した彼のために、少女はそれを持ってきた。
それは間違いだったのだが、彼は胸が暖かくなるのを感じた。
状況を補完してください!
それは間違いだったのだが、彼は胸が暖かくなるのを感じた。
状況を補完してください!
12年01月19日 22:57
【ウミガメのスープ】 [yan]
【ウミガメのスープ】 [yan]
少女の心遣いが、彼を温かくする
解説を見る
「お嬢様、お茶が入りましたよ」
「ありがと、バト」
「えへへ、ねぇ、バト?」
「なんですか? お嬢様」
「あたし、バトだーい好き! バトは、あたしのこと好き?」
「…私は、主人に対して、特別な感情は持っていませんので」
「えー?なんか冷たーい!執事たるもの、主人を愛すべきじゃない?」
「…確かに、執事やメイド等、介護・世話をするタイプのアンドロイドは感情を持っていますが…
私には、その回路がないのです」
「…なーんだ!それならあるよ!もってきてあげる!」
そういって少女は、奥の部屋から小さな袋を持ってきた。
少女はそれを軽く握ると、バトの胸の辺りに軽く当てる。
「ほら!カイロ。これで暖かい感情を持てるようになるの?」
「…」
バトと呼ばれるそのアンドロイドは、返答に困っていた。
ジョーク等の苦手な彼が、少女が「回路」と「懐炉」を間違っていることに気づくのに、1分以上の時間を要した。
間違いを訂正するタイミングを逸した彼が逡巡している間、彼の温度センサーはヤンワリとした温かさを伝えてくる。
不思議な感じだった。
彼女の可愛らしい間違い、一生懸命さ、なにもかもが…
なんというか、好ましく感じられた。
「…ごめんね、バト。これ、半日くらいしか保たないの…」
「…いえ。ありがとう、お嬢様。おかげで、暖かくなりましたよ」
冷たかった鉄の体に、温もりが生まれたような気がした。
「ありがと、バト」
「えへへ、ねぇ、バト?」
「なんですか? お嬢様」
「あたし、バトだーい好き! バトは、あたしのこと好き?」
「…私は、主人に対して、特別な感情は持っていませんので」
「えー?なんか冷たーい!執事たるもの、主人を愛すべきじゃない?」
「…確かに、執事やメイド等、介護・世話をするタイプのアンドロイドは感情を持っていますが…
私には、その回路がないのです」
「…なーんだ!それならあるよ!もってきてあげる!」
そういって少女は、奥の部屋から小さな袋を持ってきた。
少女はそれを軽く握ると、バトの胸の辺りに軽く当てる。
「ほら!カイロ。これで暖かい感情を持てるようになるの?」
「…」
バトと呼ばれるそのアンドロイドは、返答に困っていた。
ジョーク等の苦手な彼が、少女が「回路」と「懐炉」を間違っていることに気づくのに、1分以上の時間を要した。
間違いを訂正するタイミングを逸した彼が逡巡している間、彼の温度センサーはヤンワリとした温かさを伝えてくる。
不思議な感じだった。
彼女の可愛らしい間違い、一生懸命さ、なにもかもが…
なんというか、好ましく感じられた。
「…ごめんね、バト。これ、半日くらいしか保たないの…」
「…いえ。ありがとう、お嬢様。おかげで、暖かくなりましたよ」
冷たかった鉄の体に、温もりが生まれたような気がした。
「要らないですが要ります」「8ブックマーク」
「袋お願いします。」
そう言ってコンビニの店員に買った商品をビニール袋に入れてもらったAさんは
コンビニから出てすぐに商品を取り出してビニール袋を捨てた。
一体どういうこと?
そう言ってコンビニの店員に買った商品をビニール袋に入れてもらったAさんは
コンビニから出てすぐに商品を取り出してビニール袋を捨てた。
一体どういうこと?
16年09月19日 00:02
【ウミガメのスープ】 [入れ子]
【ウミガメのスープ】 [入れ子]
解説を見る
部活終わりのAさんとその後輩たちは帰宅途中にコンビニの前を通りすがった。
A「コンビニでなんか買うか。お前ら飲み物で何が欲しい?」
後輩s「あ、じゃあスポドリで」「俺もそれで」「俺もっす」「コーラお願いできますか?」「じゃあ俺はサイダーで!」
A「スポドリ3にコーラとサイダーだな。買ってくるからちょっと外で待っとけ。」
後輩s「あざーす!」
1分後コンビニからペットボトル6本が入ったビニール袋を持ってAさんが出てきた。
A「よし、みんな取ってけ。」
後輩s「あざーす!」
Aさんが持つビニール袋に群がる後輩達。
後輩B「あれ、このお茶は?」
A「ああ、これは俺のだ。」
最後に残ったお茶をビニール袋から取り出し、用済みとなったビニール袋はコンビニ備え付けのゴミ箱に捨てたのだった。
A「コンビニでなんか買うか。お前ら飲み物で何が欲しい?」
後輩s「あ、じゃあスポドリで」「俺もそれで」「俺もっす」「コーラお願いできますか?」「じゃあ俺はサイダーで!」
A「スポドリ3にコーラとサイダーだな。買ってくるからちょっと外で待っとけ。」
後輩s「あざーす!」
1分後コンビニからペットボトル6本が入ったビニール袋を持ってAさんが出てきた。
A「よし、みんな取ってけ。」
後輩s「あざーす!」
Aさんが持つビニール袋に群がる後輩達。
後輩B「あれ、このお茶は?」
A「ああ、これは俺のだ。」
最後に残ったお茶をビニール袋から取り出し、用済みとなったビニール袋はコンビニ備え付けのゴミ箱に捨てたのだった。