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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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血に染まった赤「8ブックマーク」
俺は目の前の容器に入った赤い液体を見つめる。
妻は俺が殺したも同然だ。
息子が扉を激しく叩いている。破られるのも時間の問題だろう。
孫の顔が見れないのが心残りだが、俺はもう疲れちまった。もうこれ以上、人殺しに加担したくないんだ。
妻よ。苦しかったろう。俺だけ楽には逝かないからな。
俺は赤い液体を一気に飲み干す。苦しい。辛い。気が狂いそうになる。
もうすぐそっちに行くからな。

息子が扉を破る頃には既に俺は息絶えていた。
状況を説明して下さい。
13年01月23日 02:24
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]

★★★★★




解説を見る
私の父は、近隣の集落で唯一の鍛冶屋でした。
外を歩けば父が作った農具、道具があふれていて、子供ながらに誇らしかったのを覚えています。

ある時、長老の使いがやってきて、武器の製作を依頼されました。部落間での戦争が起こったのです。
父の作った武器は飛ぶように売れ、いつしか父は剣などの武器ばかりを作るようになりました。

そんな時、事件は起こりました。集落が盗賊団に襲われたのです。
私と父を含めた数十人は生き残ったものの、母を含む大勢の人は剣で斬り殺されてしまいました。
そう、それは紛れも無く、父が作った剣でした。
盗賊たちは戦争で落ち延びた敗残兵たちによって構成されたものだったのです。
父は母の死を自分のせいだと悔み、人殺しの凶器を作り続けていた自分を激しく憎みました。
それからというもの、父はまるで抜け殻のようになってしまいました。

ある朝、工房の煙突から煙が立っているのを見ました。あの一件で父は仕事を辞めたはずなのに、なぜ?
工房を見に行くと、内側から鍵がかかっていました。
妙な胸騒ぎがします。普段は鍵をかけて仕事をすることはありません。
扉の小窓から中を覗くと、父がうつろな目で剣を鋳造しています。その剣を何に使うのかは容易に予測出来ました。
「親父!何するつもりだ!やめろ!」
父を止めなくては。私は無我夢中で扉を破ろうとします。
声に気づいた親父は、見つかったか。というような困った笑みを浮かべ、残念そうに目を閉じます。

そして、口を開け―――

―――ドロドロの液体になった、赤く燃えるソレを、口に流し込みました。

肉と内蔵が焦げる香ばしい嫌な音と、声にならない叫びを発しながら、父は悶え苦しみます。
私が扉を破る頃には、父は既に息絶えていました。
わざわざこんな死に方をしたのは、母への罪滅ぼしのつもりなのでしょうか。それとも、私が父の自殺を止めようとしたからなのでしょうか。
いずれにせよ、私が止めに入らなければ、父はきっと、母の後を追って、自ら作った剣で自害していたことでしょう。
それならいっそ、好きなように死なせてやればよかったと、今では後悔しています。

今日もどこかで、父は人殺しの手助けをしているのでしょうか。
神様どうか、罪深き私の父を許してあげてください。
神業「8ブックマーク」
それはまるで神の所業。
本来使い道が限られていたはずのそれは
ある男が手にする事で無限の可能性を得る。

男はそれを使って飲み食いをし、
ある時はそれで文字を読み書きし、
ある時はそれで獲物を捕まえ、
ある時はそれで敵と戦い、
ある時はそれで相手と連絡をとることができる。

男はなぜそんな事ができるのか?
17年06月14日 14:23
【ウミガメのスープ】 [とむわん]

要知識?閃き次第では簡単かもしれません




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「それ」とは扇子である。
扇子は風をあおいだり舞踊で使用したりするものだ。

しかし落語家である男は
扇子を箸に見立ててそばを食べ、
盃に見立てて酒を飲み
手紙に見立てて文章を読み
筆に見立てて文字を書き
釣り竿に見立てて魚を釣り
刀に見立てて敵を切ることができる。
最近は携帯電話に見立てて連絡をとるような事もするらしい。

全ては表現力のなす業である。



■男は落語家であり、扇子を様々な表現に使っていた。

【あまりの恐怖にパニクるカメオ】「8ブックマーク」
無人島に流れ着いたカメオ。

カメオは“姿が見えない”からこそ、余計に恐怖する。

とにかく恐怖でパニクるカメオに、
“正体不明のやつら”の事を教え、
上手くなだめてやって欲しい。

14年04月23日 18:47
【亀夫君問題】 [のりっこ。]



解説を見る
カメオが恐怖するのも当然だ…

何故なら、

“カメオがたった1人で流れ着いた無人島なのにも関わらず、

姿の見えない【あなた達参加者】が
次から次へとカメオに質問を投げかける”からだ………

カメオの立場になって想像してみて欲しい………

自分しかいないはずの空間で………
次々と聴こえてくる“謎の質問”の数々………



そりゃカメオは怖いだろう……………
(((;゚Д゚)))



勇者は優秀な仲間をかき集め、伝説の武器や防具を揃え、何年もかけて修行を重ねたが、魔王を倒すことができずにいた。
しかし、勇者の仲間の一人であった賢者は、たった一週間で世界を平和にしてしまった。

どういうことだろう?

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※この問題は「賢者」「しゅうかん」「カキ」のお題をもとに作られた三題噺の問題です。

~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、掲示板『ラテシンチャットルーム』の『無茶振り三題噺』をご覧ください。

過去問一覧:http://chat.kanichat.com/chat?roomid=SandaiBanashi
14年11月16日 23:12
【ウミガメのスープ】 [とかげ]

三題噺デビュースープ




解説を見る
数多の魔王が登場し、数多の勇者が生まれた。一人の魔王を倒すのに、何人もの勇者が必要だったこともあれば、たった一人の勇者が何代も魔王を倒し続け、最後は老衰で静かに息を引き取るようなこともあった。倒されても倒されても、新たな魔王は必ずどこかに現れ、新たな勇者が必ずどこかで魔王討伐を胸に立ち上がるのだった。

そして、現代――

相も変わらず、勇者と魔王という対立は続いていた。
勇者は魔王を倒そうと意欲的だったし、それに賛同する仲間もたくさんいた。
違ったのは、彼らを取り巻く一般人……世論とでもいうべきだろうか。勇者でも魔王でもなく、彼らに仕える魔族や仲間でもなく、ただそこに存在して日々の平和な暮らしだけを望む、何の変哲もないその他大勢の人々だった。
人々は……戦いなど、望んでいなかった。正義と悪の対立には興味がなかった。自分達が毎日を平和に過ごすことができるならば、魔王が世界を支配したって構わないとすら思っていた。
時代によって変わる勇者・魔王事情に、翻弄されるのはいつも一般人である。幾度となく繰り返される争いに、人々は疲弊していた。そして、勇者が勝たずとも、魔物が出歩く山奥を避け、自分達の小さな土地を堅実に守っていけば、十分平和に暮らせることに気付き始めていたのだった。
そして現代の魔王もまた、争いを好まぬ平和主義の変わり者であった。強靭な肉体と恐るべき魔力を持ちながら、それを戦に使う気はさらさらなかった。手下の魔物達をむやみに人里へ送り込むこともせず、ただ魔王城に乗り込もうとする命知らずな輩を、自分達の命を守るために攻撃していただけだった。魔王はただ、自分と自分の可愛い手下達が幸せに暮らせればいいと、それだけを願う実に平凡な思想の持ち主だったのだ。
人々は思った。この魔王ならば、共存できるのではないだろうか。勇者が魔王を倒さずとも、争いのない平和な世界が訪れるのではないだろうか。魔王を倒す必要がなければ、魔王討伐のためと銘打って徴収される税金も払わずに済むのではないか。訪問してくる勇者とその仲間達に気を使い、食事を用意し、労い、村の秘宝や先祖の遺跡を明け渡さずにいられるのではないか。勇者に誘われて村を出て行った若者達が、悲しい骸となって戻ってきて、激昂することさえ許されず悔し涙を流す日も、なくなるのではないか……。

そんな人々の心の内に薄々勘付き始めていたのが、勇者の仲間の一人である、賢者であった。鈍感な勇者はひたすらに魔王討伐を目指し、日々努力していたが、賢者はこの状況に違和感を覚えつつあった。

『勇者こそ正義である』
『悪の象徴である魔王を倒すことが世界平和への道だ』

そう唱えた王の言葉を疑うこともせず、人々が勇者という存在に感謝していると信じ込んで、何年も魔王討伐だけを考え続けてきた勇者。魔王が戦いを望まぬという書簡を送ってきても、王はそれを罠だとはねのけ、一層の努力を勇者に望むのだ。

賢者は、決断した。
それがこの世界をひっくり返してしまうことだとしても。今目の前にいる人々の平和を守らずして、何のための世界であろうか。何のための、我が頭脳であろうか――



「勇者よ……気でも狂ったか……!!」
震える声で、それでも威厳を保とうとふんぞり返る王に、勇者は構わず剣の切先を向けた。
「黙れ、王よ……いや、魔王よ。何年も魔王の存在すら見つからないなど、おかしいと思っていた。お前が……お前こそが魔王だったのだな……!?」
「な、なんだと……?」
勇者はじりじりと間合いをつめ、王の喉元を狙う。王は……魔王などではない、ただの人間にしか過ぎない王は、それに抗う術を持たない。
「魔王討伐のためと言って税金を絞りとり、いたずらに争いを起こし、何の罪もない人々を死に追いやった。そうして民を苦しめていたことに、勇者である私が何年も気付けなかったとは、情けない。しかし、もう騙されないぞ!!」
「待て、違う、わしは魔王などでは……!?」
王の弁明は勇者に届かなかった。最後まで言うこともできなかった。賢者はただその様子を、静かに眺めているだけだった。

王の亡骸は魔王として葬られた。人々は今まで仕えていた王が魔王であったということに驚き、しかし最終的には納得した。誰もいなくなった王座には、勇者が座ることを望む者もいたが、結局空席のまま何十年も平和に過ぎて行った。
賢者は使命を果たした勇者を労い、平和になった世界を勇者と共に旅をして回った。
時折勇者の元から数日離れることがあったが、野暮用だと言いはり、その件については決して多くを語らなかった。


「しかし、王が魔王であったとは、なかなか面白いことを吹き込んだ」
「またそのような昔話を。もういいだろう、忘れてくれ」
「いやいや、忘れられんよ。お主が我が魔王城に単身でやってきて、我輩に頭を下げたときの光景が、昨日のことのように思い出される」
「あのときは必死だった。あのままでは人々は苦しみ続けるし、勇者はいつか無茶をしでかしてあなたに殺されただろう。……王には悪いことをしたが、王の愚行を止めるためにもああする他なかった」
「『王を魔王に仕立て上げるから、我輩には今後死ぬまで魔王であることを明かすな』、とはな。元より我輩も、穏やかに暮らせれば良いとは思っていたが、そんな手があるとは……さすが賢者だな。何年も拮抗していた状況を、たった一週間でひっくり返した」
「こちらはいつあなたの機嫌を損ねて消し炭にされるか、気が気じゃなかったがな」
「確かに、お主の頼み事はなかなか無理難題だった。歴代の魔王であれば即座に殺していただろう。魔王が死んだことにせねばらなんということは、城からもむやみに出られぬからな。さすがに退屈だ」
「そのために、こうして時折あなたの元へ話しに来ているんじゃないか。妙な習慣ができてしまったものだ」
「そうだったな。……しかし、お主が死んだあとはどう時間を潰せば良いのだ。我輩より長くは生きまい」
「私に命を与えてくれさえすればいい。あなたの魔力を貰えれば、この身体でもあなたと同じくらいは生きられる。魔王には簡単なことだろう?」
「確かに、そうだな……もしや、それが本来の目的だったのではあるまいな?」
「どうだろうか」
「全く、食えぬ奴だ」

残った魔物を全て閉じ込めた、ということにしてある、魔王城の庭で、賢者は魔王とくだらない会話を楽しむ。

世界は実に、平和だった。

END

#b#魔王は平和主義で無害だったため、魔王討伐へと消し掛ける王が実は魔王だったと、賢者は勇者に吹き込んだ。賢者を信じた勇者は王を魔王だと思って倒し、結果、搾取や徴兵に苦しんでいた人々に平和な生活が訪れたのだった。#/b#
バラバラになったカメオ「8ブックマーク」
カメコがカメオのバラバラになった写真を持ってきたので

カメコと別れようと考えていたカメオは180度考えをひっくり返しました。


一体なぜ?
14年11月07日 20:57
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]



解説を見る
カメオは今日戦争へ行く


戦地へ死にに行く


お国のためだ。


仕方がないことだ


自分が死んで家族が生きてくれるならそれでも構わない



しかし幼いカメコは自分のことを覚えてくれるだろうか?

c⌒っ。・ω・。)っあ”ーあ”ー



ただでさえ家族で過ごしてやった時間は僅かだった。



今更父親面することよりも


いっそはじめから父親などいなかったことのほうがカメコが寂しくないんじゃないか?

c⌒っ。・ω・。)っあ”~~う”



そうだ。帰ってこない父親を待ち侘びるよりも


初めから父親はいなかったことにすれば行く分かは悲しくはないはずだ。


新しい父親が出来るとき自分のせいで確執が出来るのも嫌だし


帰ってくることを信じられても困る。自分はもう過去の人となるのだから




カメオは自分の写っている写真を処分するべき切り刻み始めました。


すると娘のカメコがカメオの顔の部分の切れ落ちを持ってきて

           

              (´・ω・` )
 
 (。・ω・。) パ~パ   
 / つ ヽつ□
 |    |       っと言うと涙が
 . し ヽJ          止まらなくなりました。

そして生きて帰ろうと心に決めました。