「目には見えない贈りもの」「9ブックマーク」
#red#薔薇#/red#が大好きなマリーは、愛する夫との間に授かった娘にローズと名付け可愛がった。
ローズはやがて結婚し家を出たが、マリーの誕生日には欠かさず#red#薔薇#/red#を添えたプレゼントを贈っていた。
ある年ローズはマリーに#red#薔薇#/red#を贈らなかったのだが、マリーはいつにも増して喜んだという。
マリーはなぜ喜んだのだろうか?
ローズはやがて結婚し家を出たが、マリーの誕生日には欠かさず#red#薔薇#/red#を添えたプレゼントを贈っていた。
ある年ローズはマリーに#red#薔薇#/red#を贈らなかったのだが、マリーはいつにも増して喜んだという。
マリーはなぜ喜んだのだろうか?
13年06月04日 23:58
【ウミガメのスープ】 [解答ルパン]
【ウミガメのスープ】 [解答ルパン]
解説を見る
マリーはこの年バラ花粉症にかかったのだが、娘との絆を失いたくないがため、ローズには打ち明けられずにいた。
ローズは久しぶりに里帰りしたおり、すぐに#red#薔薇#/red#が一輪もないことに気付いた。
普段から#red#薔薇#/red#を飾り、客を招くときはたとえ娘であってもたくさんの#red#薔薇#/red#でもてなしたマリーに何かあったのだろうか。
気になったものの、ローズはマリーから打ち明けられるまではそっとしておこうと心に決めた。
恐る恐るプレゼントの包みを開けたローズは最初戸惑ったが、すぐに全てを悟った。
遠く離れ、年に一度顔を合わせるだけの関係でも、娘は私の変化に気付き、そして何も言わず見守ってくれていた。
ローズには、包みの中に#big5#目には見えない贈りもの#/big5#が詰まっているように思え、その包みを捨てることなく大切にしまった。
後日、主治医の診察を受けたマリーは主治医にこう切り出した。
「先生、目に見えるバラは鼻にくるけど、目に見えない#red#薔薇#/red#は目にくるってご存知でした?」
主治医にはマリーの言葉の意味が理解できなかったが、マリーのうれしそうな顔を見て、微笑みながらこう応えたという。
#big5#「それは知りませんでした、もしよろしければ症状が出たときのお話を詳しく聞かせていただけますか?」#/big5#
ローズは久しぶりに里帰りしたおり、すぐに#red#薔薇#/red#が一輪もないことに気付いた。
普段から#red#薔薇#/red#を飾り、客を招くときはたとえ娘であってもたくさんの#red#薔薇#/red#でもてなしたマリーに何かあったのだろうか。
気になったものの、ローズはマリーから打ち明けられるまではそっとしておこうと心に決めた。
恐る恐るプレゼントの包みを開けたローズは最初戸惑ったが、すぐに全てを悟った。
遠く離れ、年に一度顔を合わせるだけの関係でも、娘は私の変化に気付き、そして何も言わず見守ってくれていた。
ローズには、包みの中に#big5#目には見えない贈りもの#/big5#が詰まっているように思え、その包みを捨てることなく大切にしまった。
後日、主治医の診察を受けたマリーは主治医にこう切り出した。
「先生、目に見えるバラは鼻にくるけど、目に見えない#red#薔薇#/red#は目にくるってご存知でした?」
主治医にはマリーの言葉の意味が理解できなかったが、マリーのうれしそうな顔を見て、微笑みながらこう応えたという。
#big5#「それは知りませんでした、もしよろしければ症状が出たときのお話を詳しく聞かせていただけますか?」#/big5#
「不連続殺人事件」「9ブックマーク」
カメオは、一か月前からある男を殺すために計画を練っていた。
計画は完璧だった。絶対に成功する自信があった。
しかし、テレビに出ていた見たことも聞いたこともない新人タレントのせいで、
カメオは急遽、殺す人物を変えることになってしまった。
一体何があったのだろう?
計画は完璧だった。絶対に成功する自信があった。
しかし、テレビに出ていた見たことも聞いたこともない新人タレントのせいで、
カメオは急遽、殺す人物を変えることになってしまった。
一体何があったのだろう?
15年08月25日 23:49
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
【ウミガメのスープ】 [みたらし]
解説を見る
カメオは推理作家。
一か月前に斬新な殺人トリックとストーリーを思いつき、
これを形にできれば小説は必ず成功すると確信し、書き始めた。
その折、テレビを見ていたカメオは驚いた。
テレビに出ていた新人タレントは「ミタヤマ ウミスケ」
偶然にも#big5#書きかけの小説の被害者と同じ名前ではないか。#/big5#
いくら偶然とはいえ、
タレントと同じ名前のまま発表するというのは問題がある。
そう考えたカメオは、
被害者の名を「ラテガワ シンジ」という別人に変えたのだった。
一か月前に斬新な殺人トリックとストーリーを思いつき、
これを形にできれば小説は必ず成功すると確信し、書き始めた。
その折、テレビを見ていたカメオは驚いた。
テレビに出ていた新人タレントは「ミタヤマ ウミスケ」
偶然にも#big5#書きかけの小説の被害者と同じ名前ではないか。#/big5#
いくら偶然とはいえ、
タレントと同じ名前のまま発表するというのは問題がある。
そう考えたカメオは、
被害者の名を「ラテガワ シンジ」という別人に変えたのだった。
「裸の王に喝采を」「9ブックマーク」
その男は、#red#300年に一人の天才#/red#と世間で称されている作家である。
高校時代に書いた処女作も含め、彼の本が出版されれば、常に売上は独走ともいえる1位となる。
#b#そんな中、ある雑誌がこのような企画を立てた。#/b#
----------
現在の小説売上、上位3位。
1位の『ある日、海の見えるレストランで』の作者である彼。
2位の『海の青よりも深くあざやかに』の作者。
3位の『鯨がPONと鳴くのを聞いた?』の作者。
この3名の作品の中から、平均的と思われる出来の短編を1作ずつ選ぶ。
それらを作者名を伏せて何人かに読んでもらい、どの作品が面白かったか、順位をつけて選んでもらう。
----------
その結果。
なんと彼の作品は、#red#評価が最下位になった。#/red#しかも、差をつけられて。
その雑誌が発売されてすぐに、彼はあるイベントに出演した。
満員の聴衆の前、司会者がその雑誌企画について触れると、彼は静かに、しかしはっきりと答えた。
#b#「そんな企画はどうでもいいです。その中で小説というものが分かっているのは私だけですから」#/b#
この言葉を聞き、眉をひそめた聴衆も少なからずいた。
#b#しかし多くの聴衆は、彼に対して大きな拍手を送ったという。#/b#
どういうことか。
高校時代に書いた処女作も含め、彼の本が出版されれば、常に売上は独走ともいえる1位となる。
#b#そんな中、ある雑誌がこのような企画を立てた。#/b#
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現在の小説売上、上位3位。
1位の『ある日、海の見えるレストランで』の作者である彼。
2位の『海の青よりも深くあざやかに』の作者。
3位の『鯨がPONと鳴くのを聞いた?』の作者。
この3名の作品の中から、平均的と思われる出来の短編を1作ずつ選ぶ。
それらを作者名を伏せて何人かに読んでもらい、どの作品が面白かったか、順位をつけて選んでもらう。
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その結果。
なんと彼の作品は、#red#評価が最下位になった。#/red#しかも、差をつけられて。
その雑誌が発売されてすぐに、彼はあるイベントに出演した。
満員の聴衆の前、司会者がその雑誌企画について触れると、彼は静かに、しかしはっきりと答えた。
#b#「そんな企画はどうでもいいです。その中で小説というものが分かっているのは私だけですから」#/b#
この言葉を聞き、眉をひそめた聴衆も少なからずいた。
#b#しかし多くの聴衆は、彼に対して大きな拍手を送ったという。#/b#
どういうことか。
15年08月09日 22:52
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
また長くなった6問目です。
解説を見る
人#b#工知能が、チェスで人間のチャンピオンを負かしたのは1997年。将棋で人間のプロを負かしたのは2013年。#/b#
最初は人間に失笑されるような戦いぶりを示してから、しばらくの時間が過ぎたあと。
#b#その後、人工知能は「芸術」と呼ばれる領域へも進出していく。#/b#
音楽。絵画。彫刻。映画。そして……#red#小説#/red#。
人間に失笑されるような作品を作ることから始まり、しばらくの時間が過ぎたあと、#red#「人工知能の作成した小説は人間を超えた」#/red#。
もはや普通の作家では太刀打ちできないと、誰の目にも明らかになった。
#red#そこに天才たる彼、人の王たる彼が登場した。#/red#
彼が、彼だけが……人工知能の作成した作品に#b#「対抗」#/b#しえた。
人々は彼の作品を支持した。
それは、純粋な作品の良し悪しを超えた、郷愁とも言うべきもののためだったか……
それとも、人工知能が芸術を土足で踏み荒らしたことへの反感のためだったか……
#red#いずれにしても、聴衆はイベントにおける彼の言葉に「人間の作家」としての気概を感じ、拍手を送ったのである。#/red#
その後、人工知能がどれだけ進歩したか?
彼がどうなったか?
そして読者はどうしたか?
それらはみな……また別の話。
#b#【要約】#/b#
#b#2位と3位の作者は進歩した人工知能だった。#/b#
#b#聴衆は彼の言葉に「人間の作家」としての気概を感じ、拍手を送った。#/b#
※
蛇足ですが……
「海の青よりも深くあざやかに」は、チェスのチャンピオンを負かしたコンピュータ「ディープ・ブルー」。
「鯨がPONと鳴くのを聞いた?」は、将棋の現役プロを初めて負かしたソフト「ponanza」から取っています。
最初は人間に失笑されるような戦いぶりを示してから、しばらくの時間が過ぎたあと。
#b#その後、人工知能は「芸術」と呼ばれる領域へも進出していく。#/b#
音楽。絵画。彫刻。映画。そして……#red#小説#/red#。
人間に失笑されるような作品を作ることから始まり、しばらくの時間が過ぎたあと、#red#「人工知能の作成した小説は人間を超えた」#/red#。
もはや普通の作家では太刀打ちできないと、誰の目にも明らかになった。
#red#そこに天才たる彼、人の王たる彼が登場した。#/red#
彼が、彼だけが……人工知能の作成した作品に#b#「対抗」#/b#しえた。
人々は彼の作品を支持した。
それは、純粋な作品の良し悪しを超えた、郷愁とも言うべきもののためだったか……
それとも、人工知能が芸術を土足で踏み荒らしたことへの反感のためだったか……
#red#いずれにしても、聴衆はイベントにおける彼の言葉に「人間の作家」としての気概を感じ、拍手を送ったのである。#/red#
その後、人工知能がどれだけ進歩したか?
彼がどうなったか?
そして読者はどうしたか?
それらはみな……また別の話。
#b#【要約】#/b#
#b#2位と3位の作者は進歩した人工知能だった。#/b#
#b#聴衆は彼の言葉に「人間の作家」としての気概を感じ、拍手を送った。#/b#
※
蛇足ですが……
「海の青よりも深くあざやかに」は、チェスのチャンピオンを負かしたコンピュータ「ディープ・ブルー」。
「鯨がPONと鳴くのを聞いた?」は、将棋の現役プロを初めて負かしたソフト「ponanza」から取っています。
「【さようなら、タカシ。】」「9ブックマーク」
祖母がバスではなくタクシーを利用した為、
孫は酷い目に遭った。
一体なぜ?
孫は酷い目に遭った。
一体なぜ?
15年06月11日 16:38
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
解説を見る
祖母『…もしもし? …え? …タカシなのかい?』
タカシ『うん、タカシだよ! ば、婆ちゃん、本当にごめん!!!
今、不良達に囲まれてて、い、今から10万円用意しないと酷い目に遭わせるって脅されてて………!!!』
祖母『ほっ、本当なのかい!? タカシ!?』
タカシ『本当なんだ!!! め、迷惑かけてごめん婆ちゃん!!!
い、今から言う場所に来れない!?』
祖母は動揺しながらも近くの銀行でお金を下ろし、
いつも利用しているバス停からではしばらくバスを待たなければならなかったので、
たまたま通り掛かったタクシーを拾った。
運転手『………お婆ちゃん、なんだか顔色が優れないみたいだけど、
どこか具合でも悪いの?』
祖母『え、ええ……… そのね、…………… 実は……………』
運転手『!!!!! お婆ちゃん、そりゃあダメだよ!!!!!
今、全国的に流行ってる、オレオレ詐欺とか聴いた事あるでしょ!?
いや、私も長年タクシーのドライバーやってるけどね、
過去に何回もあったよー、お婆ちゃんみたいな人がひとりで顔色変えて乗り込んできてさ、
理由を訊いたら“案の定”だよ。
いやー、本当にこのタクシーに乗ってくれて良かった!!!!!
料金は要らないから、引き返しましょう。
お婆ちゃん騙されてるから、ね?』
祖母『ああ………やっぱりねぇ……… 私も早まった真似して、
本当に危ないところでした。
ありがとうございます、運転手さんにお話しして本当に良かったわ………』
一方、タカシ。
不良『おい、身内はまだ来ねぇのか!? 時間切れだな。』
タカシ『お………お…………… お婆ちゃああああああああああーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!』
タカシ『うん、タカシだよ! ば、婆ちゃん、本当にごめん!!!
今、不良達に囲まれてて、い、今から10万円用意しないと酷い目に遭わせるって脅されてて………!!!』
祖母『ほっ、本当なのかい!? タカシ!?』
タカシ『本当なんだ!!! め、迷惑かけてごめん婆ちゃん!!!
い、今から言う場所に来れない!?』
祖母は動揺しながらも近くの銀行でお金を下ろし、
いつも利用しているバス停からではしばらくバスを待たなければならなかったので、
たまたま通り掛かったタクシーを拾った。
運転手『………お婆ちゃん、なんだか顔色が優れないみたいだけど、
どこか具合でも悪いの?』
祖母『え、ええ……… そのね、…………… 実は……………』
運転手『!!!!! お婆ちゃん、そりゃあダメだよ!!!!!
今、全国的に流行ってる、オレオレ詐欺とか聴いた事あるでしょ!?
いや、私も長年タクシーのドライバーやってるけどね、
過去に何回もあったよー、お婆ちゃんみたいな人がひとりで顔色変えて乗り込んできてさ、
理由を訊いたら“案の定”だよ。
いやー、本当にこのタクシーに乗ってくれて良かった!!!!!
料金は要らないから、引き返しましょう。
お婆ちゃん騙されてるから、ね?』
祖母『ああ………やっぱりねぇ……… 私も早まった真似して、
本当に危ないところでした。
ありがとうございます、運転手さんにお話しして本当に良かったわ………』
一方、タカシ。
不良『おい、身内はまだ来ねぇのか!? 時間切れだな。』
タカシ『お………お…………… お婆ちゃああああああああああーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!』
「捨てる神あれば」「9ブックマーク」
ウミガメ株式会社の係長カメオは、会社のゴミ捨て場に捨ててある大量の用紙を見つけた。
カメオ「うわ!A4用紙とB3用紙がこんなに!まだ使える用紙があるじゃないか、もったいない!まったく、新しく入った部下ときたら資源の無駄というものを知らんのか!
一発ガツンと言ってやらんとな!」
もっともな理由でカメオは怒っていたが、捨ててある紙はそのままにしておき、その紙を捨てたことで部下を怒らなかった。
一体なぜだろう?
カメオ「うわ!A4用紙とB3用紙がこんなに!まだ使える用紙があるじゃないか、もったいない!まったく、新しく入った部下ときたら資源の無駄というものを知らんのか!
一発ガツンと言ってやらんとな!」
もっともな理由でカメオは怒っていたが、捨ててある紙はそのままにしておき、その紙を捨てたことで部下を怒らなかった。
一体なぜだろう?
15年06月04日 00:10
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
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その場に捨ててあったのは、最近部下が会社のお金で用紙を買った際の大量のレシート用紙。
カメオはそのレシートに書かれている「買った用紙の枚数」を見て、まだ使える用紙があるにも関わらず無駄遣いをしたことに怒ったのだ。
カメオはそのレシートに書かれている「買った用紙の枚数」を見て、まだ使える用紙があるにも関わらず無駄遣いをしたことに怒ったのだ。