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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

オセロで接戦している田中とたか君。

なかなか決着が付かない。

しかし母親の「おやつは戸棚にありまーす」というメモを見て
田中は勝利を確信した。

いったい何故?
15年10月09日 21:07
【ウミガメのスープ】 [水上]



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あと一手。

接戦だった両者の試合もあと一手で決まる。

その最後の一手は白田中の番。ここに白を置けば一個差で白田中の勝利が決まる。
しかし無いのだ。最後の隙間を埋めるオセロの駒が一個無くなっている。

「駒がないんじゃ勝負は決められないな。賭けもノーカンだ」
「馬鹿いうな! 駒が無くたって数えればわかるじゃないか!」

賭けが賭けだけに素直に負けを認めない黒たか君。
賭けが賭けだけになんとか勝利を収めたい白田中。

そんな時、田中は冷蔵庫に張ってあるメモを見つけた。
「おやつは戸棚にありまーす」
そのメモを落ちないように支えているのがマグネット。
いま白田中が探していたオセロの駒だった。

白田中と黒たか君が興じているオセロゲームはマグネット式。
母親はそこらへんに落っこちていたマグネットタイプのオセロの駒を
メモを押さえる為に使用したのだった。

こうして兄弟である白田中と黒たか君の勝敗にようやく白黒が付いた。

しかし賭けの対象であったおやつは今日に限ってたまごボーロだった。口ん中パッサパサ。
恋に朽ちなむ「9ブックマーク」
ボクシング部のゴウキ先輩と両想いであることを知ったモエは、それゆえ急に、
明日の試合でゴウキ先輩が負けてしまうのではないかと不安になった。
どういうことだろう?
15年08月20日 00:36
【ウミガメのスープ】 [牛削り]

瞬殺されたって自信作なんです。




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ボクシング部のゴウキ先輩に憧れていたモエ。
大事な試合を翌日に控えた先輩に、手作りの#red#御守り#/red#を渡した。

「先輩、明日、頑張ってくださいね」
「ん、おう、サンキュな!」
ゴウキ先輩は御守りを受け取り、そのまま道場へ走って行った。
一世一代の勇気をふり絞ったモエ、ちょっとだけ先輩の手に触れてしまった小指が、いつまでも熱かった。

#red#御守りには小さな紙に書いたメッセージを入れてある。#/red#
尊敬する気持ち、幸運を祈る気持ち、そして#red#大好きだという気持ち#/red#……。
先輩がそれを身につけて頑張ってくれたら、どんなに幸せだろう。

その晩、ゴウキ先輩から電話がかかってきた。
以前に事務的なことで関わって連絡先だけは知っていたのだが、電話で話すのは初めてだった。

「は、はい、モエです」
「あ、えと、ゴウキです。ボクシング部の」
先輩が普段と違って少しおどおどしているのに気がついた。

「あのさ、モエ、さん。俺#red#も#/red#、その、モエさんのこと、実は少し、気になってたんだ」
「え……」
「それで、もしよかったらだけど、今度映画でも行きませんか?」

心臓が飛び出すんじゃないかと思った。
モエはしばらく、息をするのを忘れた。

「もしもし? モエさん?」
「あ、はい。もちろん、喜んで!」

しかし、とモエは思う。
こういう電話を掛けてくるということは、#red#ゴウキ先輩は御守りを開けてしまった#/red#ということである。
#red#御守りを開けるとバチが当たる#/red#と聞く。

明日の試合、大丈夫かなあと心配になるモエであった。


#big5#【要約解説】#/big5#
#b#明日の試合で勝てるよう、手作りの御守りをプレゼントしたモエ。#/b#
#b#中には愛のメッセージを入れておいたのだが、ゴウキ先輩はそれを試合前に開けて見てしまった。#/b#
#b#御守りは開けてしまうとバチが当たるとよく言うので、モエは不安になった。#/b#
歳月人を待たず「9ブックマーク」
男には長年大切にしている宝物がある。
宝は時と共に、色あせるどころか益々美しくなった。
男はがむしゃらに働き、宝はいっそう光り輝いたが、
男はさらに宝を好きになるどころか、かえって嫌いになってしまった。

なぜ男は宝物を嫌いになったのか?


SPをディダムズさん、挿絵をタンクさんにお願いしました!
※タンクさんには問題文だけ見て描いて頂きました。
13年08月02日 21:10
【ウミガメのスープ】 [ムク]

SPをディダムズさん、挿絵をタンクさんにお願いしました。




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男には長年大切にしている宝物がある。
宝は時と共に、色あせるどころか益々美しくなった。
男はがむしゃらに働き、宝はいっそう光り輝いたが、
男はさらに宝を好きになるどころか、かえって嫌いになってしまった。

なぜ男は宝物を嫌いになったのか?


SPをディダムズさん、挿絵をタンクさんにお願いしました!
※タンクさんには問題文だけ見て描いて頂きました。



男は、幼い頃から自分の街の美しい夜景が大好きだった。
男が成長するにつれて、街は年々発展し、夜景は益々きらびやかになった。
成人した男は街で就職して夜遅くまで働くようになり、夜景にはまた一つ光が増えたが、
働く人々の残業で出来ているのだと思うと、もう以前の様に夜景を好きだとは思えなくなってしまったのだった。



社会人になると、いろいろとしょっぱいですね。
そんな時はご一緒に。「バ○ス!」

~~
でも、男はまたいつか気付くかもしれません。その光一つ一つが、街を支える皆や自分の誇りなのだと。
恋の誓い「9ブックマーク」
カメコが、一昨日は白いリボンを付けて、昨日は#red#赤い靴#/red#を履いていたから、カメオは今日、ピンクのバラの花束を買うことに決めた。なぜだろう?
16年01月10日 19:53
【ウミガメのスープ】 [大和守]



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同じ日に同じ病院で生まれたカメコと俺は、母親同士が仲が良く、いわゆる幼馴染みだ。カメコは大学生になっても風水やおまじないが好きで、長期休みのたびにパワースポットに行くような夢見がちなやつだけれど、俺は昔からあいつのことが好きだったりする。でも、会えばついつい照れ隠しの憎まれ口ばかりで、後一歩が踏み出せない。
ある日、朝ぼんやりとテレビのリモコンをいじっていると、占いのコーナーがやっていた。
「双子座のあなた!今日のラッキーカラーは白、いつもと違う髪型にしてみよう。」
…ちょうど自分の星座だったから耳に入ってきたけど、どうせ番組ごとに全然違う運勢なんだろうな。胡散臭いけどカメコはこういうの好きそうだ。
その日大学で会ったカメコはいつも下ろしている髪をポニーテールにして、白いリボンをつけていた。俺は「年考えろよ」と言った。
次の日もなんとなく同じ占いコーナーをつけてみた。
「ラッキーカラーは赤、買い物に行くと掘り出し物が見つかるかも」
その日会ったカメコは、赤い靴を履いて買い物袋をたくさん持っていた。俺は、「異人さんに連れ去られそうだな」と思った。

「今日の運勢1位は、双子座!ラッキーカラーはピンク。運命の相手が見つかるかも?」
俺は、ピンクの花束を買って、カメコの運命の相手になろうと決めた。

#b#要約#/b#:カメコが身につけているものから、カメコが朝の占いを信じていることにカメオは気付いた。「ラッキカラーがビンクで運命の相手が見つかる日」だったので、今日ピンクのものをプレゼントして告白すれば、カメコが自分を運命の相手だと信じてOKするのではないかという考えが、告白できずにいたカメオの背中を押した。
74×53「9ブックマーク」
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水平高校の競技かるた部は、週に1回、かるたの枚数をチェックしている。
部長が数え終えた後に顧問が再確認する、二重チェックが伝統のやり方だ。

部長が数十分かけてやっと確認したかるたを、顧問は一瞥しただけで、
間違いなく全部そろっていると判断できるという。

一体なぜ?
15年06月14日 19:09
【ウミガメのスープ】 [みん]



解説を見る
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この部のかるたの側面には、文字が書いてある。
百人一首の和歌番号順に札を重ねると、文字がつながって読める状態になる。
順番が違ったり1枚でも欠けていれば、文字が崩れるので一目瞭然なのだ。

並べ終わった後に文字を見るだけで、部長自身も間違いがない事を確認できるのだが、
顧問は、その文字を確認する事で、部長がちゃんと確認したかをチェックしている。