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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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みんなのブックマーク

巡りめく「9ブックマーク」
私の曾祖父はおよそ100年ほど前、あの悲劇の豪華客船、カメタニック号の事故にて亡くなった。

岩にぶつかり乗員乗客は全員死亡、遺品もそのほとんどが回収不能でその事故がどれほど壮絶な事故であったか物語っていた。

そんな折、奇跡的に曾祖父の遺品と思われる1つの腕時計が私のもとへと届けられたのだ。

100年もの時を経てここへたどり着いたであろうそれはなぜかひどい傷もなく当時の輝きを保った綺麗な状態であった。

一体なぜ?
17年06月14日 19:28
【ウミガメのスープ】 [かめくに]



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西暦2112年に起きた豪華宇宙旅行客船カメタニック号隕石衝突事件は当時の人々に衝撃を与えた。

乗員乗客は全員死亡し、遺品の多くは遠い宇宙のちりとなりほとんどが残らなかった。

時は進み2217年。

地球軌道上に漂っていた1つの腕時計が発見された。

実に100年もの間宇宙空間を漂ったその腕時計が奇跡的にもこの地球へと帰還し、宇宙ごみと共に回収されたのだ。

巡り巡って私のもとへ。

【正解】
カメタニックは宇宙船で腕時計は宇宙空間に漂っていたため傷まず、100年経っても綺麗な状態であった。
Oh!!!嫉妬!!!「9ブックマーク」
ショキン…ショキン…
とカメコがハサミで小気味良く髪を切る音が室内に響く。

やがてカメコは満足そうに髪の仕上がりを見て心の中で呟く。
(完璧だ…これなら問題ない。)

だがいざ散髪代を受け取ろうというときになってカメコは散髪の腕前を誉められたので自分が何かとんでもないミスをしたことを確信した。

一体何故?
16年11月28日 22:04
【ウミガメのスープ】 [松神]



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母「へえ、あんたいつの間にこんなに髪切るの上手くなったのかしら?」

カメコ「え、お、お母さん何言ってるの?これは美容院でやってもらって…」

母「へえ?じゃあこの紙袋に入ってる大量の髪は何なのかしら?」


しまった。ばれないようにこっそり可燃ごみと一緒に出すつもりだったのに、まさか中身を見られるとは。
というか母よ、それはあまりにも不躾なのではないだろうか。

母「あんたが最近妙に高い美容院に行きたがるから何事かと思ってたけど、まさかこんなこととはね。
これじゃあ散髪代は渡せないわねー」

カメコ「そ、そんな!そんな御無体な!私このためにかなり頑張ったんだよ!」

母「あんたどんだけがめついのよ…はあ、仕方ないわね。」

母「…じゃああげても良いけど、条件があります。」

カメコ「う…それで本当に、お金くれるなら…良いよ。」

母「私の髪を切りなさい。毎回私の髪をあなたが切ってくれるなら、私もその度に散髪代をあげましょう。
上手く出来たら色もつけてあげるわよ。」

カメコ「お…お母さん!いや、お母様!!ありがとうございます!不肖カメコ、精一杯切らせていただきます!」
竜、斯く潤ぶ琵琶こそ剥げ。「9ブックマーク」




【竜、斯く潤ぶ琵琶こそ剥げ。】

 上の頼りにならぬ文を頼りとして、少女が手にしている物が何かを推理した上で、少女が行こうとしている場所を明らかにせよ。



 *推理を書き込む時は根拠と共に書くこと。
 *問題文の一行目の「問」、および「注」以下は解説に影響しない。
 *回答はYESを「正」、NOを「否」とするが、これにトリックは仕込まない。
 *嘘はない。
15年08月26日 22:04
【20の扉】 [KUZUHARA]



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 神社。

【】内を平仮名に直すと【たつ、かくほとぶびはこそへげ】となる。頼りにならないということは必要ないので、五十音図から上の文字を抜く。すると図の通りになり、「五円」と読むことができる。五円玉を使う場所はどこか考え、神社を導き出す。 
余命3日「9ブックマーク」
占い師に余命3日だと宣告されたカメオは途方にくれていた・・・。
そこに黒い羽の天使が現れこう言った。

『寿命が1年延びる薬をあげようかい?値段は1万ドルだヨ。
さらに1万ドル上乗せするごとに効果を1年延長してあげるヨ』

カメオは村中の人々から金を50万ドル集め、寿命が50年伸びる薬を手にした。

3日後カメオは死んだ。

なぜ?
16年02月28日 01:18
【ウミガメのスープ】 [イツキ]

フィーカス様、MVS投票ありがとうございます!




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3日後に人類が絶滅する。
国中の人々の余命が全く同じだったことから、占い師はそれを予見した。
規模からして恐竜の絶滅ように隕石によるものだろうと。

カメオの村には悪政を貫く町長がいて、村人全員に憎まれていた。
そこでカメオは村人に天使の話をし、ありったけの金を集め、町長にこの薬をコッソリ飲ませた。

人類の滅亡したこの世界で、町長はたった一人死ぬことも出来ず、生き地獄をさまようだろう。
これからの日々「9ブックマーク」
引越し先へ向かう電車の車窓から、
「カナエ、また会おうね」
と書かれた横断幕と、それを持って手を振るクラスメイトたちの姿を見つけた山村カナエ。
彼女は感激し、すぐに窓際の席を離れた。

カナエのこの行動は、ある推理に基づいたものであるが、それはいったいどんな推理だろう?
17年10月28日 19:35
【ウミガメのスープ】 [牛削り]

最後のウミガメ問題




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亀山中学校で受ける最後の授業が終わると、山村カナエはその足で駅へ向かった。
親の仕事の都合での転校。仕方ないと思いつつも、やりきれない思いが残るのは、それだけこの学校での日々が濃密だったからだろう。
友人たちとの最後の挨拶は、軽めに済ませた。そうでないと、泣いてしまうから。駅まで行く気力がきっと萎えてしまうから。
両親はすでに転居先へ行っている。
「みんなとちゃんとお別れしてから来なさい」
母親からは朝、そう言われていた。

一人で電車に乗り込み、窓際の席に座った。プシューと音がして、ドアが閉まる。電車がのろのろと動き出す。
車窓に、見慣れた風景が映し出された。
あの本屋へは、ケイちゃんとよく学校帰りに寄った。
あの公園では、イッちゃんやタケ君とドッヂボールをした。
あのカフェで、マーちゃんの悩み相談に乗ってあげた。
車窓から見える街並みのあちこちに、思い出があった。
ちゃんお別れしてくればよかったな。
いまさらながら、カナエはちょっと後悔した。

その時だった。
#big5#「カナエ、また会おうね」#/big5#
視界にその文字が飛び込んできた。
横断幕をこちらに見せながら、草原で手を振るクラスメイトたちの姿。副担任の先生も一緒にいる。
彼らの顔を見てカナエは感激し、涙を流しそうになった。直前で涙腺をしめたのは、胸に浮かんだある疑問。

#red#──なぜ、私がこちら側に座るとわかったのか?#/red#

カナエが買ったのは自由席のチケットで、こちら側に座ったのは単なる気まぐれだ。予測できるはずがない。
ならばいたい、どうやって。
横断幕を持った生徒たちの人数を目算する。十人とちょっと。#red#クラスの人数の約半数#/red#だ。
そして付き添っているのが副担任……。

カナエはある答えを得た。
泣いている場合じゃない。
#red#急いで席を立ち、反対側の窓際に移動した#/red#。

いた。
#red#こちら側にも、横断幕を持つクラスメイトたちの姿#/red#。付き添っているのは担任だ。
#big5#「カナエ、忘れないよ」#/big5#
そう書かれていた。

彼らの姿は一瞬にして後ろへ消えていく。
しかしカナエの心に焼きついたふたつの車窓からの光景は、消えなかった。

「ありがとう」
カナエは呟き、涙をこらえるのをやめた。




これからの日々。
寂しくなることもあるだろう。
でもきっと大丈夫。

自分と過ごした日々を大切にしてくれる人たちが、
あの街にいるんだって、
カナエはずっとそう信じていることができるから。





【要約解説】
自分が電車のどちら側の席に座るか予測できるはずがない。
また、横断幕を持ったクラスメイトの人数は、全体の約半数。
そのことから、カナエがどちら側に座ってもメッセージが見えるよう、反対側にも横断幕を持った友人たちが待ち構えているはずだ。
カナエはそう推理し、最後に全員の顔を焼き付けておけるよう、反対側の窓際に移動した。