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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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真実を奏でるピアノ「1ブックマーク」
とある家の地下室。
見るからに殺風景であるが、ここにはピアノが一台置かれている。
しかし、このピアノは全く音が出ない。

いったいなぜ?
17年08月01日 22:48
【ウミガメのスープ】 [gnik]



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この地下室に一人の少女が軟禁される事件があった。
その犯人は家の主で、誘拐してきた少女を地下室に閉じ込めることにしたのだった。
コンクリートの壁で六面が囲まれた部屋。
中から助けを呼べる可能性のある物はたいてい外に出した。
しかし、1つだけ外に持ち運べないものがあった。
今はこの家にいない家族が使っていたピアノだ。
男だからといって1人では運ぶには重量がありすぎる。
このピアノで音を出されると、犯罪が露見する確率が高いと思った男はそのピアノの弦を全て切ってしまったのだ。
よかった、これで安心。

後日談
少女は3日間ほどその地下室ですごす羽目になったが、男の留守を見計らい、切られたピアノの弦を用いて、地下室の扉に掛けられた南京錠を外し、外に出た。
結局、その男は、少女の通報により逮捕されたのだった。

「正解要素」
①その部屋に誰かが軟禁されていた
②助けを呼べないように家主が弦を切った

ジュウのツキ「1ブックマーク」
何度も響く破裂音。
身の安全を乞う人々の姿を前に男は微笑んでいた。

結局そこにいた人の命に別条はなかったのだが、
人々の金品を回収した男は罪に問われなかったという。


なぜ?
17年07月14日 22:55
【ウミガメのスープ】 [滝杉こげお]



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パンッ パンッ

人々の手を叩く音が響く。
「一年間無事過ごすことができました。ありがとうございます。また今年もお守りください」
参拝する人々を見て神主の男は微笑んでいる。

賽銭を回収する神主を罪に問うものはいない。
「さっさと捕まえろ!だから早く縛って殺せといったんだ!」

私は必死で逃げる、だが非情にも奴らはどんどん距離を詰めてくる。

その時だった、彼が現れ男たちを次々倒していく、彼は英雄のようで私は喜んだ。

だがその後、彼を歓迎しようとした私の家の主人も彼に殺されることになった。

いったいなぜ彼は主人を殺したのだろう?
16年05月24日 20:02
【ウミガメのスープ】 [ゴルム]



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私は豚だ、今日も家の家畜小屋でゆっくり寝ていたのだが
なにやら人間どもがいきなり踏み込んできて私をどこかに連れて行こうとする。
直感で私は悟る、私・・・殺されるだろ、これ。
私の兄弟もこんな感じで連れて行かれて戻ってこなかったのだ。
同じ運命をたどるのはごめんこうむりたいのだが・・・・




曹操は一息ついた、とある要人の暗殺に失敗し、彼は指名手配犯として追われる身だったが
父の義兄弟であるこの家の主人がかくまってくれることになり、張り詰めた逃亡生活を終えられそうだ。
主人は自分を歓迎するために酒を買いに行くと言って出て行った、もどってくるまでくつろ・・・・


#big5#「逃がすな!!!、ちんたらすんな!!、あっバカ」#/big5#

#big5#「さっさと捕まえろ!だから早く縛って殺せといったんだ!」#/big5#



曹操は瞬時のうちに察した。
主人が酒を買いに行くといったのは嘘で、この部屋に案内した目的は指名手配犯の自分を殺すことだ
いくら義兄弟の息子とはいえ、莫大な恩賞の前には無力な絆だ。

#red#先手必勝、表で走り回っている男たちを曹操は次々に切り殺した。#/red#




私は後ろで追ってくる男たちを振り払えず諦めかけた。
しかしその瞬間、謎の乱入者が男たちを次々切り殺していく。
私は逃げ切る事ができ彼に感謝した、誰だか知らないが彼は私の英雄だ。




再び曹操は瞬時に察した。
男たちが追いかけていたのは縛られかけの状態で走り回っていた豚
彼らは自分を歓迎する宴会の為に豚を捌こうとしたところだったのだ。


主人に合わす顔がないこの家を去ろう・・・そう考え家を出たところで主人とばったり会ってしまう。

にこやかに話しかけてくる主人に曹操は指名手配の自分がいてはあなたに迷惑がかかるといい
主人は感動しつつ引き留める、やがて引き留めるのをあきらめ笑顔で別れる二人。




#red#主人が後ろを向いたその瞬間、曹操は主人の胸を刺し貫いた。#/red#

彼が帰って惨殺された自分の家族を見たら、自分に復讐しようと考えるだろう。
敵は少ない方がいい。


乱世の英雄・・・いや、奸雄として知られる曹操の恐ろしくまで合理的で冷酷な判断であった。



ちなみにこの話は三国志演義という三国史をベースに創作の部分を付け加えた物語に乗っているお話しであり。
実話ではないです、たぶん。
鋼鉄の花、薄暗い大地「1ブックマーク」
男は居場所を求めた。

男は苦心した。

男は羨ましがられた。

そして男は大事件を起こす。


いったいなぜ?
11年02月07日 19:42
【ウミガメのスープ】 [部屋の隅]



解説を見る
男の最愛の妻が死んで数年経ったある日。
男はこの家に引っ越した。

静かな山の中の家。
周りは木々に囲まれ、庭の近くを流れる小川のせせらぎがその静かさをより引き立たせていた。
妻という心の支えを失い、そのすっぽり空いた心の穴を埋めるのに、この静かな環境は十分だった。
男はひたすらに妻を忘れようと努力した。
妻の顔を思い出すたびに、男は涙を流し、そしてその度にこの山に助けられた。
平静が男を包むたび、妻への悲しみは少しずつ薄れ、しだいに男の心は開放に向かった。

そんな矢先、男の住む家の近くに巨大なテーマパークが建設されることになった。
もちろん、男はそれを拒んだ。
役所の職員や建設作業員が男の家を訪れる度、彼は怒声を放つ。
この心の支えを壊さないでくれ。私はこの環境が無いと生きていけない。
時には工事現場に乗り込んで中止を要求した。
しかし、その度に作業員から鬱陶しがられ、最終的には立ち入り禁止になってしまった。
男が住む家から次々に木が消えていき、その跡にアスファルトの硬い大地が拡がった。
その大地から次々に鉄の木が植えられていき、山が次第に蝕まれていく。

ある日、息子家族が男の家にやってきた。
まだ幼い男の孫は、なんとも愛くるしい顔で男にこう言い放った。
「おじいちゃんの家の近くに遊園地ができるの? いいなぁ。こんな近くに遊園地があって。」
男は若干顔を引きつらせながら、なんとか微笑みの顔を作った。
孫は男の心情など理解はしてないだろう。孫の純粋な気持ちは男のスカスカになった心に突き刺さった。

男は、もう限界だった。
その時既に巨大な観覧車がその木の上から顔を覗かせており、男をあざ笑うかのようにゆっくり廻っていた。

壊してしまおう。
私を苦しめるもの、全て。

深夜のテーマパークに、男の姿はあった。
警備のいない時間をつき、男は中にもぐりこんだのだ。
男の先には空高く聳え立つ観覧車。
男は観覧車の下に爆弾を仕掛け、その場を後にした。

僅かに明るくなった空に爆発音が鳴り響く。
灰色の大地に聳えるそれは音をたてて崩れ落ちた。
砂埃を撒き散らし、やっと静かになったと思うと、男の家からはそれはもうけたたましい笑い声が聞こえた。
歓喜と、少しの虚無感を男は抑制しようとはしなかった。

この事件は大々的に報じられ、ワイドショーを暫く独占した。
ただ悲しいかな、この事件は数週間のうちに何事も無かったかのように報道されなくなった。
何時しか人々の心からもこの事件の記憶は忘れ去られようとしていた。


独房の中で、時折叫び声が聞こえるようになった。
「あいつらは、寄って集って私を殺そうとしたのだ!正当防衛だ!人殺し!人殺し!」
【ラテクエ69リサ】見事な技術力「1ブックマーク」

金繰りが悪化し、自転車操業するしかなかったウミガメ商事社長カメオ。
ある日、独自技術の地球儀(1基3万円)を開発した事から、カメオの会社は再興を果たした。

地球儀はほんの数基しか売れなかったのに、何故?

*ラテクエ69セルフリサイクル 
16年10月24日 19:58
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



解説を見る
*経営者としては落第のカメオが、地球儀の失策に伴い引責辞任。後釜がいい経営をしたから。


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資金繰りが悪化し、自転車操業するしかなかったウミガメ商事社長カメオ。
ある日、独自技術の地球儀(1基3万円)を開発した事から、カメオの会社は決定的な打撃を受けた。

息子で専務のカメスケはついに怒りをあらわにした。

「このバカオヤジ!あのベアリング(回転軸)の技術を勝手に地球儀にしやがったんだよ!あれは宇宙開発用だっつただろが!!」

「ウチは文房具の金具屋だ!そんなもん宇宙開発なんぞ畑違いだ!」

「あーもういい、リコールだ、次の理事会で解任だ!」

「出来るもんならやって見やがれこのドラ息子が!!」

結果、会社の資金や技術をの私的開発に私用した事が問題視されたカメオは解任され、継いだカメスケの手腕によってあっという間に再興した。