「いたいほどにあまい」「1ブックマーク」
夜寝る前に彼女は一杯のホットチョコレートを入れ、
それを片手に手紙を書いた。
さて、手紙を受け取った彼は、
甘い言葉が書き連ねられたその手紙を、
彼以外にも多くの人が受け取っていたことを知って激怒したのだが、
どうしてそんなに怒るのだろう?
それを片手に手紙を書いた。
さて、手紙を受け取った彼は、
甘い言葉が書き連ねられたその手紙を、
彼以外にも多くの人が受け取っていたことを知って激怒したのだが、
どうしてそんなに怒るのだろう?
17年07月10日 22:54
【ウミガメのスープ】 [娘虎]
【ウミガメのスープ】 [娘虎]
解説を見る
ちょうどコーヒーを飲んでいたときだった。
一つの郵便が届いた。
なんとなく、嫌な予感がして、それは当たっていた。
中には世界最高峰のラテラル山に挑んでいた娘が死んだという知らせと、
彼と妻あての遺書が入っていた。
娘はほかにも親しい友人や恋人にも同様に遺書を書いたと知らせにあった。
自分にあてられていたものを開く。
「
大好きなお父さんへ
お父さんがこの手紙を読むとき、私はこの世にいないでしょう。
親不孝な娘をどうかお許しください。
馬鹿だって、笑いますか? いくら諫められたって治らなかった、私の冒険心を。
でもね、私はこれで幸せだったんです。
こんなに美しい大地にのまれて死ねるんですから。
冒険を愛する幸福な娘より
」
いつかはこうなると漠然と思っていた。
あの子にはなんにでも向かっていく強い意志が、
悪く言うなら無鉄砲なところがあったから。
ふと、彼の鼻腔に甘い香りが届いた。
それは、チョコレートの香りだった。
どこだろうと見まわす。彼も妻も甘いものは好まない。
好むのは娘で……。
手紙を見直して愕然とした。
その手紙は、チョコレートで書かれていた。
「ふざけるな!」
こんなものを何枚も書いたのか、娘は。
こんなものに生きる可能性を費やしたのか、あの子は。
こんなものを書くくらいなら、そのチョコレートを食べればよかった。
食べて、少しでも生き延びようとあがいてほしかった。
自分の死を、幸福だなんて言ってほしくなかった。
悲しみとないまぜの怒りが渦巻く中で彼は、随分冷めてしまった苦いコーヒーを飲み込んだ。
一つの郵便が届いた。
なんとなく、嫌な予感がして、それは当たっていた。
中には世界最高峰のラテラル山に挑んでいた娘が死んだという知らせと、
彼と妻あての遺書が入っていた。
娘はほかにも親しい友人や恋人にも同様に遺書を書いたと知らせにあった。
自分にあてられていたものを開く。
「
大好きなお父さんへ
お父さんがこの手紙を読むとき、私はこの世にいないでしょう。
親不孝な娘をどうかお許しください。
馬鹿だって、笑いますか? いくら諫められたって治らなかった、私の冒険心を。
でもね、私はこれで幸せだったんです。
こんなに美しい大地にのまれて死ねるんですから。
冒険を愛する幸福な娘より
」
いつかはこうなると漠然と思っていた。
あの子にはなんにでも向かっていく強い意志が、
悪く言うなら無鉄砲なところがあったから。
ふと、彼の鼻腔に甘い香りが届いた。
それは、チョコレートの香りだった。
どこだろうと見まわす。彼も妻も甘いものは好まない。
好むのは娘で……。
手紙を見直して愕然とした。
その手紙は、チョコレートで書かれていた。
「ふざけるな!」
こんなものを何枚も書いたのか、娘は。
こんなものに生きる可能性を費やしたのか、あの子は。
こんなものを書くくらいなら、そのチョコレートを食べればよかった。
食べて、少しでも生き延びようとあがいてほしかった。
自分の死を、幸福だなんて言ってほしくなかった。
悲しみとないまぜの怒りが渦巻く中で彼は、随分冷めてしまった苦いコーヒーを飲み込んだ。
「酔う注意人物」「1ブックマーク」
カメオ酒造のワイナリーで、そのオーナーであるカメオ氏の#red#他殺体#/red#が見つかった!
現場で刑事カメオが
・#b#現場保存#/b#
・#b#職務規定#/b#
の観点から上司のウミオを注意したのは、
なぜ?
現場で刑事カメオが
・#b#現場保存#/b#
・#b#職務規定#/b#
の観点から上司のウミオを注意したのは、
なぜ?
17年05月07日 21:08
【ウミガメのスープ】 [滝杉こげお]
【ウミガメのスープ】 [滝杉こげお]
解説を見る
カメオ「被害者はウミガメカメオ氏。このワイナリーを経営するウミガメ酒造のオーナーです」
ウミオ「ここで製造されるウミガメのワインと言えば、
崖から突き落とされたような衝撃を味わえるとして大人気だそうだな。
それで、#red#死因#/red#は?」
カメオ「さすがに#red#試飲#/red#はしちゃダメでしょ!」
ウミオ「ここで製造されるウミガメのワインと言えば、
崖から突き落とされたような衝撃を味わえるとして大人気だそうだな。
それで、#red#死因#/red#は?」
カメオ「さすがに#red#試飲#/red#はしちゃダメでしょ!」
「可視の毒」「1ブックマーク」
レキシアル王国。数千年の歴史を数える大国である。
王国主催の舞踏会には、王子を狙い毎年多くの女性が参加する。#b#ジュリ江#/b#もその一人だ。
お気に入りのドレスに身を包み、青空のもと王子とともに舞う姿を思い浮かべていた。
ふと、#b#ジュリ江#/b#が窓の外を見ると、そこには#red#あるもの#/red#を手にこちらに向かい駆けてくる#b#ロミ夫#/b#の姿が。
#b#ジュリ江#/b#はその姿を見ると慌ててバルコニーに出て、#b#ロミ夫#/b#の方に手を伸ばす。
「ああ、王子様。あなたとは今日会えそうもありません」
#red#あるもの#/red#とは?
王国主催の舞踏会には、王子を狙い毎年多くの女性が参加する。#b#ジュリ江#/b#もその一人だ。
お気に入りのドレスに身を包み、青空のもと王子とともに舞う姿を思い浮かべていた。
ふと、#b#ジュリ江#/b#が窓の外を見ると、そこには#red#あるもの#/red#を手にこちらに向かい駆けてくる#b#ロミ夫#/b#の姿が。
#b#ジュリ江#/b#はその姿を見ると慌ててバルコニーに出て、#b#ロミ夫#/b#の方に手を伸ばす。
「ああ、王子様。あなたとは今日会えそうもありません」
#red#あるもの#/red#とは?
17年04月26日 22:18
【20の扉】 [滝杉こげお]
【20の扉】 [滝杉こげお]
解説を見る
解説
「王子様~」
綺麗なドレスに身を包むジュリ江。
彼女は王子との甘いひと時を思い浮かべていた。
ふと、視線を向けると窓の外には#red#傘#/red#を手に駆けるロミ夫の姿が。
ジュリ江は慌ててバルコニーに出ると、手を伸ばす。
――ポツン
そんな彼女の手には雨粒が当たる。
青空のもと開かれる舞踏会は当然、屋外での開催だ。
雨では延期となるだろうとジュリ江は思ったのだ。
解答: #red#傘#/red#(雨具なら可)
「王子様~」
綺麗なドレスに身を包むジュリ江。
彼女は王子との甘いひと時を思い浮かべていた。
ふと、視線を向けると窓の外には#red#傘#/red#を手に駆けるロミ夫の姿が。
ジュリ江は慌ててバルコニーに出ると、手を伸ばす。
――ポツン
そんな彼女の手には雨粒が当たる。
青空のもと開かれる舞踏会は当然、屋外での開催だ。
雨では延期となるだろうとジュリ江は思ったのだ。
解答: #red#傘#/red#(雨具なら可)
「リストライキ決算」「1ブックマーク」
カメオは上司が娘から誕生日にお手製の肩たたき権をプレゼントされたという話しを聞かされると
カメオは一生この上司に従って行こうと決めた。
一体なぜ?
カメオは一生この上司に従って行こうと決めた。
一体なぜ?
17年04月25日 21:29
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]

肩たたき券が肩たたき権になっていますが肩たたき券なのです
解説を見る
娘から貰ったと言う手作りの肩たたき権を見せびらかしてくる上司。
一瞬、こんなに酔っぱらってお前の娘っていま年いくつだよ (`・ω・´)
とカメオは思いましたが
その肩たたき権(CDとかについてくるとか言うアレ)が人気アイドルグループのカメコのものであると気付いた瞬間
カメオはお義父さん!!と上司を呼び
どうにか気に入られようと媚びを売る気満々なのです
一瞬、こんなに酔っぱらってお前の娘っていま年いくつだよ (`・ω・´)
とカメオは思いましたが
その肩たたき権(CDとかについてくるとか言うアレ)が人気アイドルグループのカメコのものであると気付いた瞬間
カメオはお義父さん!!と上司を呼び
どうにか気に入られようと媚びを売る気満々なのです
「【ラテクエ75リサイクル】嘘発見器」「1ブックマーク」
人間の嘘を確実に見破る嘘発見器のせいで
犯罪者が増加したというが一体何故だろう?
*ラテクエ75問題文決定戦 shizukuさんの問題文のリサイクルです。
犯罪者が増加したというが一体何故だろう?
*ラテクエ75問題文決定戦 shizukuさんの問題文のリサイクルです。
17年04月16日 23:36
【ウミガメのスープ】 [ホルス]
【ウミガメのスープ】 [ホルス]
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嘘発見器が一般家庭に普及したことで浮気などの隠し事がバレやすくなり、人間関係のもつれが原因で罪を犯す者が増えたから。
~事件例~
妻「ちょっとあなた!このスーツに付いているブロンドの長い髪の毛は誰のなの?」
夫「えっ……、知らないうちに誰かのが付いたんじゃないかな……」
妻「よくそんな偶然が3度も起こるわね!」
夫「えっ?」
妻「これまで黙っていたけど、もうこれで3度目なのよ!それでもしらを切るの?ちゃんと説明しなさいよ!!」
夫「そ、そういえば、電車に乗るときよくブロンドの長い髪の毛をした女性が横に座るんだよ。その時だよ!うん、きっとその時に付いたんだ!」
妻「そこまで言うなら#big5#嘘発見器#/big5#を使おうじゃない!それで白黒つけましょうよ!」
夫「そ、そこまでする必要ないじゃないか……。な?信じてくれよ……」
妻「いやよ! ほら、早くこれを頭につけて!嫌がるってことはやっぱり浮気してるの?」
夫「分かったよ……。」
(嘘発見器を使うのを拒み続けたら浮気を認めたようなものだし、こうなったら嘘発見器が何かの間違いで「嘘はついてない」と判断することを祈ろう……)
夫は意を決して頭に機械をつけた。
妻「質問に『いいえ』と答えて。あなたは浮気をしていますね?」
夫「いいえ」
妻「この髪の毛は浮気相手の髪だよね?」
夫「いいえ」
妻「私のことはもう愛していないの?」
夫「いいえ、愛してるよ!」
妻「許せない!やっぱり浮気しているじゃない!それに最後の質問も嘘をついてるじゃない!!もう愛していないってことなの!?」
夫「ご、ごめん……俺が悪かった。もう彼女とは縁を切る。それにずっと愛してるさ。浮気はしてたけど、君が一番好きだ。だから許してくれ! な?頼む!」
妻「絶対許さない!!お前なんか死んでしまえばいい!!」
怒り狂った妻はキッチンに置いてあった包丁を取ると、夫のお腹めがけて突進した。
#red#グサッ!#/red#
「う、うっ……、ゴメン……うっ……」
その後、我に返った妻は自ら警察に通報した。
#red#「私……夫を……夫を殺してしまいました……」#/red#
~事件例~
妻「ちょっとあなた!このスーツに付いているブロンドの長い髪の毛は誰のなの?」
夫「えっ……、知らないうちに誰かのが付いたんじゃないかな……」
妻「よくそんな偶然が3度も起こるわね!」
夫「えっ?」
妻「これまで黙っていたけど、もうこれで3度目なのよ!それでもしらを切るの?ちゃんと説明しなさいよ!!」
夫「そ、そういえば、電車に乗るときよくブロンドの長い髪の毛をした女性が横に座るんだよ。その時だよ!うん、きっとその時に付いたんだ!」
妻「そこまで言うなら#big5#嘘発見器#/big5#を使おうじゃない!それで白黒つけましょうよ!」
夫「そ、そこまでする必要ないじゃないか……。な?信じてくれよ……」
妻「いやよ! ほら、早くこれを頭につけて!嫌がるってことはやっぱり浮気してるの?」
夫「分かったよ……。」
(嘘発見器を使うのを拒み続けたら浮気を認めたようなものだし、こうなったら嘘発見器が何かの間違いで「嘘はついてない」と判断することを祈ろう……)
夫は意を決して頭に機械をつけた。
妻「質問に『いいえ』と答えて。あなたは浮気をしていますね?」
夫「いいえ」
妻「この髪の毛は浮気相手の髪だよね?」
夫「いいえ」
妻「私のことはもう愛していないの?」
夫「いいえ、愛してるよ!」
妻「許せない!やっぱり浮気しているじゃない!それに最後の質問も嘘をついてるじゃない!!もう愛していないってことなの!?」
夫「ご、ごめん……俺が悪かった。もう彼女とは縁を切る。それにずっと愛してるさ。浮気はしてたけど、君が一番好きだ。だから許してくれ! な?頼む!」
妻「絶対許さない!!お前なんか死んでしまえばいい!!」
怒り狂った妻はキッチンに置いてあった包丁を取ると、夫のお腹めがけて突進した。
#red#グサッ!#/red#
「う、うっ……、ゴメン……うっ……」
その後、我に返った妻は自ら警察に通報した。
#red#「私……夫を……夫を殺してしまいました……」#/red#












