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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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パーフェクトスーパーな悪!「1ブックマーク」
俺はパーフェクトでスーパーな悪だよ!

だっていうのに悪人のほうが俺のこと聞くたびビビるやつはなんなんだい!

あるところでは俺のことを楽しみに待ってるやつもいるらしいし…

まったくパーフェクトスーパーなぼくは悪人さえもこわがらしちゃうとは

俺ってば最強ね!

どういうこと?
16年09月15日 15:06
【ウミガメのスープ】 [raiun]



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俺=パーフェクトスーパーな悪

パーフェクトスーパーな悪 = 完全 超 悪

完全 超 悪 = 勧善懲悪

意味 勧善懲悪とは、善良な人や行いを褒めて勧め、悪い人や行いは懲らしめ戒めること。
注釈 芝居などで、最終的に善人が栄え、悪は滅びるという筋書きに使われることも多い。

自分の悪に自覚があるやつがこれを聞けばビビることもあるだろう
勧善懲悪のアニメや芝居を楽しみにしてるやつもいつる

まったくやっぱりパーフェクトスーパーな悪じゃないか!
ジローは殺人願望のある危険人物である。しかし、今まで人を殺せたことがなく、連続殺人未遂犯でしかない。
最近は先人達の技を真似ることでスキルアップを、と考え、怪談や恐怖話に沿った殺人方法にハマっている。

今回真似するのは「ベッドの下の男」。
隙を見て部屋に侵入し、ベッドの下で包丁を持って隠れるという方法。被害者は脱出できても一生ベッドで寝られなくなるトラウマを抱え、気付かずに寝てしまえば寝込みを襲われ絶命する。
無事では返さない、かなり安定して成功率も高いとシリアルキラー界では有名な方法でもある。失敗が付き物のジローにぴったりだ。

この方法を知って早速実行することにしたジロー。無事、ある家の寝室に二階の窓から侵入し、手際よくベッドの下に隠れることにも成功。住人も気付いておらず、部屋に帰るやいなやすぐに就寝した。
絶好のチャンス。折角の機会なので足からじわりじわり恐怖を与えていこう。そうしてジローはニヤつきながらベッドに飛び乗った。
しかし、結局彼は寝込みを襲えなかった。
何故?
16年04月14日 23:19
【ウミガメのスープ】 [相須 楽斗]



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ジローはベッドに飛び乗った!そうするとベッドが傾き、その勢いで住人の頭突きがジローを襲う!
そのままジローは窓から投げ出された!

自分に足りないのは慎重さ辺りだろうな、と奇跡的に木に引っかかりながら思うジローであった。
『再出題』ある王子の死「1ブックマーク」
ある王国で、王族が流行り病で次々と亡くなり、生き残った末っ子の王子が弱冠5歳にして王位を継いだ。
彼は容姿も声も大変美しく、既にそのカリスマ性は国の誰からも強く愛されていた。
心優しい召使いと大臣、強い国軍、明るい国民達に恵まれ、王子は王位継承後も恵まれた環境下ですくすくと育った。

数年後、成長した王子は自国の現状を知り、自らの命を絶った。
いったいなぜ?
16年04月15日 11:55
【ウミガメのスープ】 [Arcanum]

昔出題の仕方と進行の仕方に問題があったものを出題者の訓練を兼ねて再出題します。




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ある王国の王子は、弱冠5歳にして王位を継いだ。
両親と4人の兄が、流行り病で次々と亡くなってしまったのである。
彼は容姿も声も大変美しく、そのカリスマ性は国の誰からも強く愛されていた。
心優しい召使いと大臣、強い国軍、明るい国民達に恵まれ、王子はとても恵まれた生活を送っていた。

国民達はその王子に強い同情を寄せていた。
年端のいかぬ美しい王子が両親と4人の兄を一度に全て失い、
王位後継者としての教育もほとんど受けないまま国王となったのだ。
国民はこの幼き王を守ってやらねばならないという異様な信念を持ち始めた。
大臣達は王子が政治を動かせる人格者になるまで、代わりに国政を執り行うことになった。

王子は賢王となるための清く正しい教育を受け、真面目で聡明な少年に成長した。
やがて思春期を迎えた彼には国王としての自覚が芽生え始めていた。
そんな矢先、王子は大臣達に黙って国政についての記録を初めて閲覧した。
そして彼は、そこに書かれていたことに言葉を失った。

そこには自国と貿易を結ぼうとして衝突した数々の異国を一方的に侵略して滅ぼしたことや、
その王族を見るも無残な刑に処したこと、その影響で他国との一切の交流が無くなったために食糧が不足し、
食糧を王族最優先にして国民が困窮した生活を強いられていること、
自国で反乱が起こった際に、信じられないことに軍のみならず大勢の国民が一緒になって武力で抑え込んだこと、
他にも数々の残酷な記録がそこにはあった。
そのような政治はもう何十年も行われていなかったのに、それらの記録は彼が王位に就いてから急増していた。
王子は困惑して大臣に問い詰めた。
すると大臣は、とても優しい笑顔で言った。

『全てはあなた様のため。先代の王様と妃様、4人の王子達の美しい忘れ形見を守るため。
そのためにこの国は強くなくてはならない、決して弱みを見せてはいけないのです。
王が幼いことに付け込んだ異国も全て排除致しましたし、その国が復活することも二度とありません。
食糧不足に関しましては、今自国で食糧生産をもっと盛んにできないかと国民が努力しております。
一度は愚かにも信念を失った非国民どもが反乱を起こしましたが、今はもうご心配はいりません。
そもそも、そやつらは少数派なのです。軍が動くよりも早く、多くの国民達が反乱を抑えてくれました。
彼らは愚かで、あの制圧は正しかったと、今の国民達は思っております。
王が健やかでいられることが国民の一番の願いなのです。皆あなた様を強く愛し、守ろうとしているのです。』

王子はただ絶望するしかなかった。
今までそんな話は一切聞いたことが無く、聞かせてもくれなかった。
自分は他国の侵略など望んでなどいない。ましてや、自国の民を手にかけるなど。
それどころか、国民同士に殺し合いをさせるような羽目になってしまっていたのだ。
それも自分が幼かったせいで。国政に関われなかったせいで。
そして、全ての残酷な所業は、『愛する王子を守るため』という名目で行われていた。
本来なら自分が守らなければならない愛する国民達を、知らずのうちに手にかけてしまっていたのだ。


翌日、国民全員が傾聴するようにと強く命じられた王子の演説が行われることになった。
やがて国民の前に王子が現れると、彼は泣きながら国民に許しを請う言葉を叫んだ。
自分が幼かったせいで、数えきれない犠牲が払われてしまった。
一生償っても償いきれない、取り返しのつかないことをしてしまった───……

大臣や国民達は、王子が一体何のことを言っていてなぜ謝罪しているのか、全く理解できず困惑した。
その様子を見て全てを悟った王子は、懐に隠し持っていた短剣で自らの首を切って倒れた。


全てが狂った王国で、その狂気に過保護にされた王子は、ただ独りまともな存在であった。
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過酷なバスケの練習を終えて帰ってきた私たち。
でも、カメオとカメスケはまだこの後も自主トレーニングをするんだって。
「疲れてるんだからケガなんてしないようにね」
そんなことを言いながら、私たちは彼らを見送った。
それからしばらくして、カメオ、カメスケはボロボロの姿で発見された。

この二人に何があったのか?
16年04月13日 00:12
【ウミガメのスープ】 [けんこうこつ]



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私たちは高校のバスケ部。男女みんなで合宿に来ています。

「じゃあ、ちょっと俺らはまだ運動し足りないから!」
バスケの練習の後、そんなことを言いながら宿舎の外へ向かうカメオ、カメスケを見送った。
あんなキツい練習の後だったのに、自主練なんてあの二人やる気あるなぁ…。

今日は疲れたね、私たちはもうお風呂入っちゃおう?
そんなことを話しながら女子みんなでお風呂に向かう途中、ふとあることに気付く。
宿舎の外にコートはない。それに、だんだん外は暗くなっている。何の練習ができるんだろう?

嫌な予感がしながらも私たちが女子露天風呂の裏手に行くと、そこには、
「もうこれ以上無理だって…」
「あとちょっとなんだ、もうちょっとだけ上に!」
なんて、カメスケの肩の上に乗りながら騒いでるカメオの姿。

「…何してるの?」
冷え切った私の声に、カメオは、
「いや…あの…組体操の練習を。」
とだけ答えた。

後になって、傷だらけの二人の姿が顧問の先生によって見つけられた、らしい。
ポシャ「1ブックマーク」
会社の定例会議。提出された企画の採用不採用を決める重要な会議である。
カメコもこの会議に企画を提出したが、ものの見事に落とされてしまった。
しかしカメコは胸をほっと撫で下ろし、上司に企画の改善策を求めた。
何故?
16年04月08日 19:52
【ウミガメのスープ】 [相須 楽斗]



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それは友人からの頼みだった。
「あんたの会社って○○でしょ?私の企画力が通じるか試してみてよー」
酒が入っていたこともあり、二つ返事で承諾してしまった。後日断ろうと電話を入れたが聞く耳を持たない。
このままでは私はゴーストライターを利用したことになってしまうのに。ミスを作るのはそれはそれで問題だし、このまま提出しなくても証拠がなければ疑われるだろう。

万事休す。その矢先に企画は落ちた。
杞憂だったか。カメコは胸を撫で下ろして上司に改善策を求めた。こうしておけば証拠にはなるだろう。