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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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「男が死んだ。なぜ?」
きかれた瞬間、俺は3分後の自分の未来を正確に予測した。
後に残ったのは星と耳鳴りと溶けかけたろうそく。

俺の未来とは?

*************
※ ラテクエ33問題決定戦から、ムクさんの問題文をリサイクルさせていただきました。ムクさんの素敵な問題はこちら→http://sui-hei.net/mondai/show/8267
14年07月07日 18:09
【ウミガメのスープ】 [アマレット]

ムクさんおめでとうございます☆その2




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今日はめでたい祝言の日
この村の巫女様の齢12の誕生日、そして聖なる大樹との婚礼の日
俺は聖樹から生まれ聖樹と運命を共にする存在、巫女様が生まれてからずっと守護してきた精霊だ

婚礼とは聞こえが良いが、巫女は昔からの慣わしで、齢12で自らの命を絶ち
樹の栄養としなければならないここではそれを聖樹と巫女の婚礼と呼んでいた

「よき日じゃ、よき日じゃ」嬉しそうに見送る皆に笑顔で応えるその巫女の
小さく震える手を俺はじっと見つめていた


燭台を手に聖域へと向かう一人の少女と一匹の守護者
少女が歪んだ笑みを浮かべ腰刀を抜く その目にはうっすらと涙
覚悟を決めて自らに振り下ろす刀

その瞬間、轟音と閃光が広がった
気づいたら、俺は咄嗟に雷へと姿を変え刀を弾き大樹を裂いていた

「聖樹さまが死んでしまわれた。一体なぜ、お主はかようなことを?」
理解できないと目を丸くしながら巫女様が俺に問いかける

俺は消えかけながら最期に笑った
---この村が、いや世界がどうなろうと知ったこっちゃないね。俺はただあんたが死ぬなんて耐えられなかった
そんな恥ずかしいこと言える訳なかった。代わりに俺の口から出た言葉は、
「ハッピーバースデー巫女様。あんたの人生、自由に生きな。」

そこには残像がチカチカと星の様に光る眼と、雷鳴残る耳鳴りと、ろうそくの溶けかけた燭台を持って佇む一人の少女だけがとり残された
当確です!「1ブックマーク」
ムクはLatethinビル@13階建の屋上から見下ろして叫んだ。「これで、この街は俺のものだ!」
---

ムクはラテシン市のスラムで生まれ、地をはう様に日々を送っていた。
それでもムクは時代の潮流に乗り、ラテシン市の市長候補に推挙される。
苦しい選挙戦の末に迎えた投票日、現市長シータートルを破り当選確実の連絡が入った。
後は支援者やマスコミの前で勝利演説を行えば、彼の夢は現実になる。

しかし、結局ムクの望みが叶うことはなかった。
一体なぜ?


※ 耳たぶ犬さんにSPをお願いしました。また問題『面接試験の水平思考』『1/900=13』からビル名オマージュさせて頂いています。
  耳たぶ犬さん、くだらない問題ですがご協力ありがとうございました!
13年07月20日 19:19
【ウミガメのスープ】 [ムク]

なんとか投票日中に解決しました。ありがとうございますm(_ _)m




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野心だけは人一倍のムクの前に、悪魔lateが現れた!

late「お前の望みを叶えてやろう。何なりと言ってみろ…」
ムク「本当にそんなことが出来るのか?俺の望みはこの街の実権を握って、全市民の頂点に立つことだ」
late「簡単だ。ただし条件がある。一度上に上ったら下ってはならない。文字通りな。もし守れなかったら、お前の魂を頂くぞ…」
ムク「それこそ簡単だな。上に上らなければいいんだろう。よし、契約成立だ」


それからムクは決して高いところに上らず、地を這うようなバリアフリー生活で選挙を迎えた。

「ムクさん、速報出ました。当確ですよ!おめでとうございます!」
ムクは喜びのあまり我を忘れて、選挙対策本部のあるLatethinビル(しつこいけど13階建・ラテシン市の最高層ビルである)の屋上に駆け上がった。
「これでこの街は俺のものだ!!フォーー!!……まずはビシッと演説決めるか! トットットッ…………………あれ?…」



late「あいつバカだからな。やると思ったぜ。まあ、この街の一番高いビルの頂点に立てたから満足かな?ヒヒッ」

fin.



SPの耳たぶ犬さん、正解&お名前をお借りしたlateさん、ありがとうございました!
不可視の落とし穴「1ブックマーク」
何気ない会話から仲良くなった私とあなた
バイバイと手を振るあなたを見て恐怖に震えた
なぜ?
14年07月04日 18:40
【ウミガメのスープ】 [アマレット]

即席スープ~もったいないお化けを添えて~その①w




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身動きのとれない満員電車の中
思わずよろけて隣の男の人に
倒れかかってしまった
『あ、すみません』
『いやいや、構いませんよ。それにしても
今朝は混んでますねぇ・・・』
それから話に華が咲いた
15分ほど話しただろうか
大きな駅に到着し、かなりの人が降りていく
『あっ!僕ここなんで、またノシ』

手を振りながら降りていく男
私も手を振りながら、その全身を見て固まった
袖から覗く腕、ハーフパンツから覗く足に
びっちりと、いかつい刺青が施されていた
---ひょっとして、アッチの人?!

ぎこちない笑顔で手を振りながら
明日からは一本電車をずらそうと心に決めた
母は、殺せなかった。

子は、なんとか殺した。

父は、殺さざるを得なかった。

さて、どういうことか?
11年02月15日 22:32
【ウミガメのスープ】 [yan]



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夜も更けたころ。 3人の家族は、同じ部屋で過ごしていた。
母はこたつでウトウト。子は風呂上りで、ちょっと湯冷め気味だった。

母は、睡魔に襲われ、必死であくびをかみ殺そうとした。
でも、かみ殺せず、おおきなあくびをすると、そのままコタツで寝てしまった。

子は、そんな母の様子を見て、起こさないようにと、寒気に襲われながらも、必死でくしゃみをかみ殺した。

父は、そんな子の様子を見て、ほほえましいやら、我慢する顔がおかしくてしょうがなかったが、
母を起こさないように、また、近所に迷惑をかけないよう、笑いをかみ殺さざるを得なかった。

…この中で一番、殺すのが難しいのは、笑いだと思う。
だって、我慢すればするほど、急激に襲ってくるんだもの…

の見えるレストランに入ったカメオは、
注文もしていないのに、いきなりウミガメのスープを出された。
もちろんカメオは「頼んでませんが」と断ったが、
ウエイターは「きっと来るであろう貴方の為にご用意した物です」と答えた。

ウミガメのスープが出されたのは何故だろう?
14年07月02日 17:19
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



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ェイターは続けた。

「お帰り、カメオ義兄さん。」
「顔隠してるのによくわかったな。カイト」
「当たり前でしょ。」
「…。」

目の前のスープを一口すする。

「ああ、変わらないな。うまい。」
「そりゃそーでしょー。バカメオー。」

厨房の奥から女性の声が聞こえた。
「はは。口の悪さも変わりませんね。ウミエお嬢さん」
「約束したでしょ?帰ってくるまでこの味のままで、ここで待ってるって。」
「本当に待ってるなんて、なんてお人好しなんですか。」
「しょうがないでしょ。愛してるんだもの。」
「惚気乙、甘ったるい雰囲気なので僕は消えます(笑)」
脱兎のごとく逃げ出すカイト。
「待てこらー!バカイト!」
怒鳴るだけのウミエ。
ニヤニヤしている。

「はぁ…。相変わらずですね。」
優しい笑みを浮かべながらつぶやく。
「カメオ、あんたいつまで私をお嬢様扱いするの?いつになったら奥さんになれるの?お父さんはとっくに認めてくれてるんだよ?だからこの店を持たせてくれたの。」
「わかっています。だから、内心待ってもらえるなんて思ってませんでしたが、約束を果たすためここに戻ったんです。」

真顔になったカメオに気づき、ウミエもつられて真顔になる。
いや、ウミエはシェフの顔から、夫を待ちわびていた妻の女の顔になった。

「カメオ、もうどこにも行かない?」
「ええ、いきません。ウミエ。」
「本当に?このお店も忙しいし、寂しかった。」
「済みませんでした。二度と離れません。」

スープはとっくにさめていたが、二人の愛は、三人の絆は、決してさめたりはしていなかった。
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*とある事情(重要ではない)で離れ離れになっていた夫婦・恋人が、再会を約束していた。
その待ち続けた証拠として、約束していた「ウミガメのスープ」を出した。