きかれた瞬間、俺は3分後の自分の未来を正確に予測した。
後に残ったのは星と耳鳴りと溶けかけたろうそく。
俺の未来とは?
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※ ラテクエ33問題決定戦から、ムクさんの問題文をリサイクルさせていただきました。ムクさんの素敵な問題はこちら→http://sui-hei.net/mondai/show/8267
【ウミガメ】
ムクさんおめでとうございます☆その2
非現実要素はありますか?
Yes!!!!! [良い質問]
俺は人間ですか?
No!!!!! [良い質問]
星とは空にあるアレのことですか?
No!!! チカチカ光る残像でした [良い質問]
非現実要素はおれが未来を予測したことですか?
No!
俺はろうそくですか?
No!
きいたのは人間ですか?
No!!!! 『きいた』ではありません! 『きかれた』です! ※ミスリード注意! [良い質問]
きかれたは聴かれたまたは聞かれたですか?
No!! き・かれたです!
俺は生物ですか?
YesNo!! 俺は非現実な存在です!
問題文のセリフは「俺」に向けられたセリフですか?
Yes!
木枯れたですか?
Yes!!!! [良い質問]
10より、燃やされましたか?
Yes!!! 結果的に燃えました [良い質問]
物語や伝承に登場するような木(エデンのリンゴの木とか)が枯れましたか?
Yes!!! 村の聖樹が燃え枯れました [良い質問]
俺=木ですか?
No!! 俺と木に親密な関係はありますが、『=』ではありません!
トレントなど、木の化け物は出て来ますか?
YesNo!!! 化け物ではなく、精霊が出ます! [良い質問]
おれはエデンの園にいる蛇ですか?
No!
俺は虫ですか?
No! ですが、俺は聖樹と依存関係にあります
俺は鳥ですか?
No!
俺は生物ですか?
No!! 生物とは言えない存在です
耳鳴りは「俺」がしますか?
No!!
聖樹を管理していた男が死んで聖樹が枯れてしまったので、俺は消滅しますか?
YesNo!!!! その村では聖樹=男として崇められていました。後半、聖樹が燃え枯れて死んだから俺が消滅したYes! [良い質問]
俺は村の守り神的な存在ですか?
Yes!!!! 俺は村の聖樹から生まれた村の守護者でした! [良い質問]
村は戦争に巻き込まれましたか?
No!
村が空襲されて聖樹も焼けてしまいましたか?
No!
蝋燭の比が燃え移りましたか?
No! ろうそくは人間が聖樹のある暗い聖域へ足を踏み入れるためのものでした
ヒントより、儀式的な事がありますか?
Yes!!! [良い質問]
木に雷が落ちましたか?
Yes!!!!! 眼のチカチカ星と耳鳴りはそれが原因です! [良い質問]
木にお祈りすると、病気が治ったりするはずでしたか?
No!
伝説の勇者が雷の魔法で木を燃やしてしまいましたか?
YesNo!! 勇者は出てきませんが、聖樹は魔法(不思議な力)による雷で燃やされました!
「なんか知らないけど木が枯れたから、原因を調べようぜ」→「じゃあ、この枯れ木を雷で吹っ飛ばして、地面を調べてみっぺ」と、こんな流れですか?
No! どこの悪ガキ集団だw
雷は木に落ちるはずではありませんでしたか?
No! 魔法を使った者の思い通りに落ちました ※ミスリード注意!
その樹は卒業式の日にその樹の下で女の子から告白して生まれたカップルは永遠に幸せになれるっていう伝説がありましたか?
No! 学園ロマンスNo w
トールハンマーは関係ありますか?
No! ミョルニルもピルクルも出ません!w
波平が昼寝中に顔に落書きをしたらそのまま出掛けたので、その後カツオに雷が落ちますか??
No! 神々の怒りませんwww (ネタ良質) [良い質問]
俺は精霊ですか?
Yes!!!! ある者を守護する精霊です! [良い質問]
聖樹や俺以外に死者はいますか? [編集済]
No!!
気を燃やしたのは村の長老ですか?
No!
村を滅ぼすために、木を燃やしましたか?
No!
34について 俺はその者の身代わりとなりましたか?
YesNo!!! ある者を守るために結果的に自分が消滅しました! [良い質問]
俺が魔法を使いましたか?
Yes!!! [良い質問]
雷を自分に落として周囲に被害を与えることが目的でしたか?
No!
世界樹の葉ですか?
No! 俺はある一人を助けることしか考えていませんでした
死んだ人物を生き返らせるため、精霊が木をもやしましたか?
No!!! 死なせないために燃やしました [良い質問]
ある者が生贄に捧げられようとしていたため、生贄の必要性をなくすために雷を落として樹を枯らしましたか?
Yes!!!!!!! 正解です! [正解]
この村の巫女様の齢12の誕生日、そして聖なる大樹との婚礼の日
俺は聖樹から生まれ聖樹と運命を共にする存在、巫女様が生まれてからずっと守護してきた精霊だ
婚礼とは聞こえが良いが、巫女は昔からの慣わしで、齢12で自らの命を絶ち
樹の栄養としなければならないここではそれを聖樹と巫女の婚礼と呼んでいた
「よき日じゃ、よき日じゃ」嬉しそうに見送る皆に笑顔で応えるその巫女の
小さく震える手を俺はじっと見つめていた
燭台を手に聖域へと向かう一人の少女と一匹の守護者
少女が歪んだ笑みを浮かべ腰刀を抜く その目にはうっすらと涙
覚悟を決めて自らに振り下ろす刀
その瞬間、轟音と閃光が広がった
気づいたら、俺は咄嗟に雷へと姿を変え刀を弾き大樹を裂いていた
「聖樹さまが死んでしまわれた。一体なぜ、お主はかようなことを?」
理解できないと目を丸くしながら巫女様が俺に問いかける
俺は消えかけながら最期に笑った
---この村が、いや世界がどうなろうと知ったこっちゃないね。俺はただあんたが死ぬなんて耐えられなかった
そんな恥ずかしいこと言える訳なかった。代わりに俺の口から出た言葉は、
「ハッピーバースデー巫女様。あんたの人生、自由に生きな。」
そこには残像がチカチカと星の様に光る眼と、雷鳴残る耳鳴りと、ろうそくの溶けかけた燭台を持って佇む一人の少女だけがとり残された
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