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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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すっきりさせたくて「1ブックマーク」
すっきりさせたくて

彼女は寝ていた。
彼女は潮を吹いた。(変な意味ではなく)
失明した。

何故か?
11年02月01日 22:38
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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私は目が悪い。
歳を重ねるごとにどんどん悪くなっている気がする。

先日お医者さんから貰った目薬はなかなかいい感じだ。
市販のすっきり感はないものの、差してからしばらく経つと効果が歴然なのだ。
少しでもすっきりさせたくて、私は冷蔵庫に保管をしておいた。

今日もパソコンの前で目を酷使した。
目薬を差して、しばらく休もう。
いつも通り私は両目に二滴ずつ点眼し、ベットに向かうのであった。


二時間後、携帯のアラームが鳴る。
さて仕事しなくては……瞼が重い。
仕事のしすぎかな?疲れてんのかな?

ベットの上で背伸びをする。
身体に血が巡っていく。
しかし眼が開かない。

これは夢なのか?
それとも周りの世界が真っ暗で、目を閉じているように感じるだけ?
私は自分の目を触ってみる。
やはり閉じている。
恐らく夢でも無いだろう。

私は必死で母を呼んだ。
周りは真っ暗で本当に怖い。心細い。
階段駆け上がる音がする。
誰だ?母か?強盗か?
怖い。怖い怖い怖い。

ガチャリ。「あんた大丈夫?」

母の声だ。
私は安心のあまり泣き出した。
しかし涙が瞳から流れてくれない。
眼が膨張する。

痛い。イタタタタタタ!

そして私は眼から潮を吹いて気絶した。
私は病院へ連れてかれた。


お医者さんの話によれば、私は目薬ではなく瞬間接着剤を点眼していたようだ。
母は電池やら薬やらを冷蔵庫に入れる癖があって、瞬間接着剤も例外ではなかった。
お医者さんから貰った目薬の容器と瞬間接着剤の容器が酷似していたので、私は間違えてしまったのだ。

そのまま眠ってしまったので、眼を閉じた状態で定着してしまい、私は目を開けられなくなってしまった。
そして恐怖で涙を流した時、その涙の逃げ場がなかった。
そこで少しだけ空いていた隙間から涙が逃げていった訳だ。

私は失明してしまった。
網膜が剥離してしまっていたのだ。
今私は網膜移植の順番待ちをしている。

まさか目を労わる行動で失明するとは思わなかった。
未だに私は目が見えない恐怖から立ち直ることが出来ずにいる。
手の届かないもの「1ブックマーク」
女は毎日その店のショーウィンドウを見つめている。
お金はたくさん持っている。
しかし女は何も買うこと無く、その場を去るのだった。

一体何故だろう?
12年05月05日 23:54
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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女は数年前まで結婚していた。
幸せな結婚生活だった。

しかし女はその生活に疑問を感じるようになっていた。
価値観の相違なのか、理由ははっきりしなかったのだが。
こうして女は夫と離婚。
10数年間連れ添った二人の関係は終わった。

女はバリバリ働いた。
これが自分の生きる道だと信じて、がむしゃらにやった。
そして今では会社の社長になった。
自分一人の力で何とか食べていけるようになった。

自分のやりたかったことを1つ達成して、ふと力を抜くと思い浮かぶのは夫の顔だった。
いや”元”夫か。
女のわがままで離婚した手前、今更よりを戻そうだなんて虫のいい話だ。
でもどんなに忘れようとしても、あの優しかった元夫の顔が思い浮かぶ。

後悔なんてしないはずだったのに、なんか嫌だなあ。


女はそれから写真館に通うようになった。
結婚10周年を記念して、二人で撮ってもらった写真を店の主人に頼まれて飾られている。
「本当に幸せそうなお二人だから。見てる人まで幸せになっちゃいますよ」

離婚前の写真は前の家から持ってきていない。
お店に焼き増しを頼もうかとも思ったが、プライドが邪魔をして素直になれない。
もう終ったことだ、何度も心に言い聞かせている。
それでも毎日来てしまう。

今日も何気ない感じで店の前を通る。
写真が入れ替えられていた。
若い幸せそうな夫婦だった。
あの写真はもう色あせていたから仕方がない。

色あせてしまったのだから。

女は同じく肩を落としていた隣の男性に話しかけた。

「写真、変わってしまいましたね」
「…ええ、もう古い写真でしたから」
「よかったら今から一緒に撮りませんか?」
「いいですね、撮りましょうか。また新しい写真を」

その日から女は写真屋通いをやめた。
真新しいデジタル一眼レフで撮られた写真は、色あせること無く永遠にその情景を映し出すことだろう。
Trick&Trap「1ブックマーク」
Trick&Trap

仕事の心配事でイライラしていると
帰るなりいきなり相方に
「Trick or Treat!!!!」そう声をかけられた。

こちらの気も知らないでいい気なものだ・・
怒鳴りつけてやりたい気持ちもあったが、とりあえずそれは飲み込んで
「Trickを・・」
そう答えてやった。

なぜ?
13年10月11日 23:03
【ウミガメのスープ】 [Ratter]



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週刊少年ラテラ
そこに、偽名探偵・湖南少年の事件簿 を連載している漫画家「悪成本儚十」
それが俺だ。
正確に言えば、半分だけだが。

相方とは学生の時からのコンビで
原作担当の相方、作画担当の俺、二人で1つのペンネームをつかい、
二人で1つの部屋を借りて作業場としている。

まあ、一蓮托生の相方というわけだ。

で・・原作担当の相方に・・彼女ができやがった・・
(こっちは・・アニメ化しないとゴニョゴニョ・・)
そのうえ、今日はもう〆切りも近いというに、
某ねずみの国にハロウィンデートとやらに出かけて行ったっきり携帯もつながらないときたもんだ。

原作・作画の役割分担上、原作者である相方がストーリーを決めてくれないと
コチラとしては作業に入ることが出来ない。
その上先週時点で、殺人事件の冒頭を書き始めて、今週は解決編だというのに
どんなトリックで犯行が行われたのかすらまだ聞かされていない。。

とりあえず、探偵湖南が犯行を説明するシーンを除いて書き上げてみたものの・・
最も大事なトリック説明シーンがまるまる3ページ白紙だ・・・
どんどんと減っていく作画時間にイライラしつつ相方の帰りを待つ。

5時間後、やっと帰ってきた相方は、帰るなりいきなり
「Trick or Treat!!!!」
と大声をかけてきた。

げ・・・こいつ・・酔ってやがる・・
こちらの気も知らないでいい気なものだ・・
怒鳴りつけてやりたい気持ちもあったが、とりあえずそれは飲み込んで
「Trickを・・」
そう答えてやる。相方は不思議そうな顔で「ん?イタズラか?」などといっていやがる。

「〆切りに間に合わんだろうか!!Trickをはよかんがえやがれ~」


原稿落ちたらお前のせいだからな・・
なにこの中年ども……(´・_・`)「1ブックマーク」
男は公衆の面前で、いきなりこんなことを私に言ってきた。

「おっぱいのところはどんな感じですか?」

突然こんなことを言われて赤面してしまったが、何故こんなことを言われたのだろう?
11年05月04日 23:15
【ウミガメのスープ】 [ふわっふぁするよ]



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ここは海亀健康ランド。
公衆浴場に、フィットネスセンター、映画館まで完備されている総合健康施設。
そこに現れたのが我らが主人公、源助だ。

「ほうほう、ウエストエリアはジムがあるのか」
この健康ランドは三つのエリアに分かれており、ウエストエリアがフィットネスセンター、イーストとサウスエリアは映画館と公衆浴場となっている。

だが源助はそのことを全く知らなかった。

"ウエストということは、残るはバストとヒップか。この施設のメインターゲットは女性。女性が敏感なのは体型、つまりスリーサイズだ。バストエリア、ウエストエリア、ヒップエリアと分けることで、女性の心をディープなところから鷲掴みというわけだな。考えたな!"

源助はひとり納得している。

そして残る施設の概要を聞きたくなり、受付に話を聞いたのだ。

「お姉さん、ちょっと聞きたいんだけど。おっぱいのところはどんな感じ?あと尻のところも教えて欲しい」
「え///(やだ、この人渋い///、でも私には夫と子供が……)」

「あの///私そんなつもりで受付やってません!」
40過ぎのベテランが、職場で始めて慌てふためいた姿だ。
これには隣にいた若い子もびっくり。

「?(´・_・`)あ、パンフレット貰うね。……バスト、ヒップじゃねえな、東、西、南なのか!?お騒がせして悪かったよ、ごめんねお姉さん」
「え!?あ、はい(´・_・`)」

源助とお姉さん(仮名)はお互い赤面しながら離れていくのを、隣の若い子が冷ややかな目で見送った。
間違えたけど間違えてない「1ブックマーク」

惨な事故のニュースを見た。

「一人でも気の毒だ」と感じたが、間違いに気づいた。

「一人でも気の毒だ」と感じた。

いったいどういうこと?
14年05月17日 14:25
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



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事故のニュースはいわゆるケータイなどのフラッシュニュース(一行ニュース)で、速報が出ていた。

「民家で爆発一人やけど」

一人しかいないけど、民家で爆発 を倒置して関西弁にしたのか?
ニュースには珍しいなぁ。
でも、一人しかいなかったとはいえ気の毒だ…。
ちょっと詳しく読んでみよう。

うん?
あ、うん、そうですよね。

一人やけどってどう考えても一人#red#火傷#/red#ですね本当にありがとうございました。


でも、やっぱり怪我をしたのは一人とはいえ気の毒だなぁ。