「嫌いにならないで・・・」「1ブックマーク」
金太郎は、高校の同窓会で ずっと思いを寄せていた敦子と10年振りの再会を果たした。
金太郎はその同窓会の席で、敦子が自分の写真を大事に持ち歩いているのを知った。
そこで、金太郎は思い切って敦子に告白をした。
しかし、金太郎は敦子にフラレてしまった。
【状況を推理して下さい】
金太郎はその同窓会の席で、敦子が自分の写真を大事に持ち歩いているのを知った。
そこで、金太郎は思い切って敦子に告白をした。
しかし、金太郎は敦子にフラレてしまった。
【状況を推理して下さい】
13年02月27日 23:34
【ウミガメのスープ】 [ビル・ワトソン]
【ウミガメのスープ】 [ビル・ワトソン]
解説に挿絵追加しました(挿絵協力:阿瓜さん)
解説を見る
金太郎は、特撮ヒーロー番組で着ぐるみを着てヒーローを演じる、
いわゆる「スーツアクター」である。
高校卒業後、すぐにこの世界に足を踏み入れ早10年。
今では大人気番組「仮免ライダー」の主役、
仮免ライダーのスーツアクターを演じるまでになった。
そんな金太郎が、高校の同窓会の誘いを受け、出席した。
金太郎には、高校の時からずっと思いを寄せている一人の女性がいた。
クラスのセンター的存在だった敦子だ。
その敦子も同窓会に出席していた。
しかし、金太郎は敦子にうまく声をかけられないでいた。
和やかな雰囲気で同窓会が進む中、
金太郎はトイレに行くために席を立った。
すると金太郎はトイレの前で一冊の手帳を見つけた。
持ち主に申し訳ないと感じつつも、金太郎は手帳を開いてみた。
それは、まぎれもなく敦子の手帳だった。
しかもその手帳の中には、金太郎が演じる仮免ライダーの写真が挟んであった!
金太郎の気持ちは一気に高揚した。
金太郎は席に戻ると、それとなく皆に手帳が落ちていたことを伝えた。
すると敦子が「それ、私の!」と取りにきた。
敦子は金太郎に「ねぇ、中見た?」と聞いた。
金太郎は反射的に「み、見てないよ!」と嘘をついてしまった。
一次会が終わり会場の外に出た時、金太郎は思い切って敦子に告白した。
「あのさ・・・俺、ずっと敦子のことが好きだったんだ!」
「え・・・?」
「俺 今さ、スーツアクターって仕事してんだ。
ほら!仮免ライダー!あれ、実は俺が中に入って演じてるんだぜ?
良かったら今度ゆっくり仮免ライダーの話しないか?」
金太郎がおそるおそる敦子の反応を伺うと、敦子は顔色を曇らせていた。
「なんで私が仮免ライダー好きだって知ってんの?
あ!あんたやっぱり私の手帳見たんでしょ?! サイテー!!」
金太郎は自らの失態に気付くと同時に、敦子の罵声に身を凍らせた。
「あんたと私が付き合う?!無い無い!ゼッッタイ無い!!
あぁ~超キモっ!こんな奴が仮免ライダーの中に入ってたなんて・・・。
はぁ、、、もう仮免ライダー見るのヤメよっかなぁ~。」
そう言うと敦子は金太郎に背を向け、友人の優子たちの元へかけよっていった。
金太郎は呆然と立ち尽くしたまま、二次会に向う一行を見送った。
そして最後に、遠ざかる敦子の背中に向けて叫んだ。
「金太郎の事は嫌いでも、仮免ライダーの事は嫌いにならないでください!!」
【完】
※この物語はフィクションです。特定の個人を誹謗中傷する意思はまったくありません。ですが、万が一気をされた方がいらっしゃいましたら心からお詫び申し上げます。
いわゆる「スーツアクター」である。
高校卒業後、すぐにこの世界に足を踏み入れ早10年。
今では大人気番組「仮免ライダー」の主役、
仮免ライダーのスーツアクターを演じるまでになった。
そんな金太郎が、高校の同窓会の誘いを受け、出席した。
金太郎には、高校の時からずっと思いを寄せている一人の女性がいた。
クラスのセンター的存在だった敦子だ。
その敦子も同窓会に出席していた。
しかし、金太郎は敦子にうまく声をかけられないでいた。
和やかな雰囲気で同窓会が進む中、
金太郎はトイレに行くために席を立った。
すると金太郎はトイレの前で一冊の手帳を見つけた。
持ち主に申し訳ないと感じつつも、金太郎は手帳を開いてみた。
それは、まぎれもなく敦子の手帳だった。
しかもその手帳の中には、金太郎が演じる仮免ライダーの写真が挟んであった!
金太郎の気持ちは一気に高揚した。
金太郎は席に戻ると、それとなく皆に手帳が落ちていたことを伝えた。
すると敦子が「それ、私の!」と取りにきた。
敦子は金太郎に「ねぇ、中見た?」と聞いた。
金太郎は反射的に「み、見てないよ!」と嘘をついてしまった。
一次会が終わり会場の外に出た時、金太郎は思い切って敦子に告白した。
「あのさ・・・俺、ずっと敦子のことが好きだったんだ!」
「え・・・?」
「俺 今さ、スーツアクターって仕事してんだ。
ほら!仮免ライダー!あれ、実は俺が中に入って演じてるんだぜ?
良かったら今度ゆっくり仮免ライダーの話しないか?」
金太郎がおそるおそる敦子の反応を伺うと、敦子は顔色を曇らせていた。
「なんで私が仮免ライダー好きだって知ってんの?
あ!あんたやっぱり私の手帳見たんでしょ?! サイテー!!」
金太郎は自らの失態に気付くと同時に、敦子の罵声に身を凍らせた。
「あんたと私が付き合う?!無い無い!ゼッッタイ無い!!
あぁ~超キモっ!こんな奴が仮免ライダーの中に入ってたなんて・・・。
はぁ、、、もう仮免ライダー見るのヤメよっかなぁ~。」
そう言うと敦子は金太郎に背を向け、友人の優子たちの元へかけよっていった。
金太郎は呆然と立ち尽くしたまま、二次会に向う一行を見送った。
そして最後に、遠ざかる敦子の背中に向けて叫んだ。
「金太郎の事は嫌いでも、仮免ライダーの事は嫌いにならないでください!!」
【完】
※この物語はフィクションです。特定の個人を誹謗中傷する意思はまったくありません。ですが、万が一気をされた方がいらっしゃいましたら心からお詫び申し上げます。
「【ラテクエ27オウンリサイクル】燃え尽きたランナー」「1ブックマーク」
男は後ろを振り向く事なく走っている。
頭の中で女の告白を反芻している。
右手には刃が飛び出したカッターナイフ。
やがて下半身がいう事を聞かなくなった時に男は誓いを破った。
どういう事だろう?
頭の中で女の告白を反芻している。
右手には刃が飛び出したカッターナイフ。
やがて下半身がいう事を聞かなくなった時に男は誓いを破った。
どういう事だろう?
13年02月22日 23:03
【ウミガメのスープ】 [水上]
【ウミガメのスープ】 [水上]
解説を見る
意識が朦朧としている。
担架で救急車に運び込まれた男は重度の火傷を全身に負っていた。
男を載せた救急車が全速で最寄りの病院へ走る。
あいつは無事だったろうか?
男は燃え盛る家から死ぬ気で助け出した幼馴染の心配をした。
最後に聞いた彼女の言葉を反芻する。
「私の為にこんな無茶をして… バカ、なんだから… ずっと… ずっとあんたのことが好きでした。 だから生きて戻ってきて! 私のことフってもいいから、生きて、戻ってきて、返事をして!」
「わかった…必ず…戻る、から…」
救急隊員がカッターナイフを持っている。男の着衣を剥ぎ取るためだが、服が皮膚に焼き付いて手こずっている。
その作業を他人事のように眺めながら、男は幼馴染に謝罪した。
(あぁ下半身の感覚がすでにもうないや… 俺はもうここまでだと思う… 俺もお前のことがずっと大好きだったよ… 直接口で言えなくてごめん…な…)
男は不本意ながら救急車の中でその生涯を終えた。
担架で救急車に運び込まれた男は重度の火傷を全身に負っていた。
男を載せた救急車が全速で最寄りの病院へ走る。
あいつは無事だったろうか?
男は燃え盛る家から死ぬ気で助け出した幼馴染の心配をした。
最後に聞いた彼女の言葉を反芻する。
「私の為にこんな無茶をして… バカ、なんだから… ずっと… ずっとあんたのことが好きでした。 だから生きて戻ってきて! 私のことフってもいいから、生きて、戻ってきて、返事をして!」
「わかった…必ず…戻る、から…」
救急隊員がカッターナイフを持っている。男の着衣を剥ぎ取るためだが、服が皮膚に焼き付いて手こずっている。
その作業を他人事のように眺めながら、男は幼馴染に謝罪した。
(あぁ下半身の感覚がすでにもうないや… 俺はもうここまでだと思う… 俺もお前のことがずっと大好きだったよ… 直接口で言えなくてごめん…な…)
男は不本意ながら救急車の中でその生涯を終えた。
「奇跡を信じる?pt.2」「1ブックマーク」
男たちが脱出に成功してから数ヶ月後のこと。
ふたりの男は再びあの声の主に捕えられていた。男たちは今、あの部屋の外の廊下で、ふたつ並んだ椅子に縛りつけられている。
やがて廊下のスピーカーから声が聞こえてきた。
声の主「どうも納得がいかなかったものでね。赤いボタンの仕組みはきっちり改善させてもらったよ。今度はボタンを押しても反応するのはせいぜい1秒間程度だ。押したままキープしても意味はないよ。ルールは前回と同じ。ふたり同時に押すことができれば扉は開く。失敗すれば死が待っている。タイムリミットは一時間後、ボタンを押せるのは一度きりだ。ただし、これは私の勝手なリベンジだからね。ハンデとして、今回は君たちがそれぞれの部屋に入る前にふたりで話し合う時間を10分だけ差し上げよう。」
男A「ふざけるな!意味も分からずこんなところへ連れて来られて。お前は一体何者なんだ?」
声の主「早く話し合わないと、すぐに10分経ってしまうよ。ははは。部屋に入れば1時間もある。冥土の土産に、ゆっくり私の話でもしてやろうじゃないか。」
男A「ちくしょう、絶対に脱出してやる。」
ふたりはしばらく無言のまま時間を過ごしたが、最後の数分で何度か耳うちし合った。
10分が経過したところで、ふたりは何者かに拘束を解かれ、あのふたつの部屋に放り込まれた。
すぐに1時間のカウントが始まった。
男たちは再び脱出に成功した。
一体どうなったのでしょう。
ふたりの男は再びあの声の主に捕えられていた。男たちは今、あの部屋の外の廊下で、ふたつ並んだ椅子に縛りつけられている。
やがて廊下のスピーカーから声が聞こえてきた。
声の主「どうも納得がいかなかったものでね。赤いボタンの仕組みはきっちり改善させてもらったよ。今度はボタンを押しても反応するのはせいぜい1秒間程度だ。押したままキープしても意味はないよ。ルールは前回と同じ。ふたり同時に押すことができれば扉は開く。失敗すれば死が待っている。タイムリミットは一時間後、ボタンを押せるのは一度きりだ。ただし、これは私の勝手なリベンジだからね。ハンデとして、今回は君たちがそれぞれの部屋に入る前にふたりで話し合う時間を10分だけ差し上げよう。」
男A「ふざけるな!意味も分からずこんなところへ連れて来られて。お前は一体何者なんだ?」
声の主「早く話し合わないと、すぐに10分経ってしまうよ。ははは。部屋に入れば1時間もある。冥土の土産に、ゆっくり私の話でもしてやろうじゃないか。」
男A「ちくしょう、絶対に脱出してやる。」
ふたりはしばらく無言のまま時間を過ごしたが、最後の数分で何度か耳うちし合った。
10分が経過したところで、ふたりは何者かに拘束を解かれ、あのふたつの部屋に放り込まれた。
すぐに1時間のカウントが始まった。
男たちは再び脱出に成功した。
一体どうなったのでしょう。
13年02月22日 17:18
【ウミガメのスープ】 [北一心]
【ウミガメのスープ】 [北一心]
続編です。
解説を見る
ふたりの男は、部屋に入ってからスピーカーの声がなにか長話をすると予測した。
声の主がしゃべり始めたら、ボタンに手をかけながら、慎重にその言葉を追った。
声の主のしゃべる内容を活字と考え、文の終わり、つまり「。」の数を追ったのだ。笑い声は省くなど、ある程度のルールを決め、例えば文が10回終わったあと、次のしゃべり出しで瞬時にボタンを押すようにした。
この方法でふたりは同時にボタンを押すことができ、脱出できました。
声の主がしゃべり始めたら、ボタンに手をかけながら、慎重にその言葉を追った。
声の主のしゃべる内容を活字と考え、文の終わり、つまり「。」の数を追ったのだ。笑い声は省くなど、ある程度のルールを決め、例えば文が10回終わったあと、次のしゃべり出しで瞬時にボタンを押すようにした。
この方法でふたりは同時にボタンを押すことができ、脱出できました。
「【ラテクエ65リサイクル】centerline」「1ブックマーク」
カメオが経営する動物病院は、治療の質を保つため、一日に診る動物の数を20までと決めている。
しかし、予防接種のために繁忙期となるはずの四月は、逆にその数を5まで減らすという。
なぜだろうか?
低空飛行便さんの問題のリサイクルなのです
しかし、予防接種のために繁忙期となるはずの四月は、逆にその数を5まで減らすという。
なぜだろうか?
低空飛行便さんの問題のリサイクルなのです
16年06月21日 22:03
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
解説を見る
上の文章が20
下の文章は5
約分すると4/1 エイプリルフール
つまりカメオなりのエープリルジョーク(嘘)なのですよ
下の文章は5
約分すると4/1 エイプリルフール
つまりカメオなりのエープリルジョーク(嘘)なのですよ
「【ラテクエ56リサイクル】特別です」「1ブックマーク」
息子のシンタと二人で買い物を楽しむラテミ。
ラテミは、八百屋の主人から「そこのお姉さん若いねー!」と言われて自分の老いを実感した。
どういうことだろう?
*ラテクエ56選考会、耳たぶ犬さんの作品です。
※ラテクエ56 本戦は9月26日(土)、27日(日)開催となっております。
また、ラテクエ56の詳細については下記の「ラテクエ56問題文決定戦」をご参照ください。
http://sui-hei.net/mondai/show/18616
ラテミは、八百屋の主人から「そこのお姉さん若いねー!」と言われて自分の老いを実感した。
どういうことだろう?
*ラテクエ56選考会、耳たぶ犬さんの作品です。
※ラテクエ56 本戦は9月26日(土)、27日(日)開催となっております。
また、ラテクエ56の詳細については下記の「ラテクエ56問題文決定戦」をご参照ください。
http://sui-hei.net/mondai/show/18616
15年09月19日 23:14
【ウミガメのスープ】 [tsuna]
【ウミガメのスープ】 [tsuna]
解説を見る
ラテミの結婚相手は、ラテミよりも40歳以上年上で、シンタは前妻との間の子供でラテミよりも10歳年上なのに八百屋の主人からするとそのシンタよりも年上に見られたので老いを実感しました。