「【蜂の巣には蜂暮らすのさ】」「2ブックマーク」
9クラス目の担任である男はある時、
教室内から初々しい生徒達の為に用意された椅子を1つ減らした。
何やら、1クラス目だと思われない様にする為らしい。
これは一体どういう事だろう?
教室内から初々しい生徒達の為に用意された椅子を1つ減らした。
何やら、1クラス目だと思われない様にする為らしい。
これは一体どういう事だろう?
16年01月16日 16:23
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
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1-Aからアルファベット順に続く1学年のクラス。
比較的大規模なこの学校に勤務する教師である男の受け持ちは、
9クラス目の【1-I】だ。
ただ、出入り口の戸の上に設置されたそのプレートに表記されている【I】は、
シンプルでストレートな見た目のフォントが使われている為、
他のクラス編成を知らない来校者や父兄の方々にとっては、
パッと見、【1-1】(いちのいち・いちねんいちくみ)であるという誤認をされ兼ねない。
そこで、この【I】表記にもっとしっかりアルファベットの【アイ】であるという区別を施す為、
【I】の上下部に短い横線を加えたフォントの【 I 】に変更すべく、
担任の男は【教室内の椅子を1つ廊下に出し、踏み台にしてプレートを取った】(もしくは交換した)のである。
比較的大規模なこの学校に勤務する教師である男の受け持ちは、
9クラス目の【1-I】だ。
ただ、出入り口の戸の上に設置されたそのプレートに表記されている【I】は、
シンプルでストレートな見た目のフォントが使われている為、
他のクラス編成を知らない来校者や父兄の方々にとっては、
パッと見、【1-1】(いちのいち・いちねんいちくみ)であるという誤認をされ兼ねない。
そこで、この【I】表記にもっとしっかりアルファベットの【アイ】であるという区別を施す為、
【I】の上下部に短い横線を加えたフォントの【 I 】に変更すべく、
担任の男は【教室内の椅子を1つ廊下に出し、踏み台にしてプレートを取った】(もしくは交換した)のである。
「メイクの意味」「2ブックマーク」
外
出の予定が無い女性が、メイクをしだした。
理由を聞いて合点がいった。
一体どのような理由に納得したのだろう?
出の予定が無い女性が、メイクをしだした。
理由を聞いて合点がいった。
一体どのような理由に納得したのだろう?
15年07月02日 19:31
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
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あ
る日の夕方。
シオリ「あれ、ママ今晩どこかに出かけるっけ?」
アオ「出かけないわよ?」
シオリ「お客さん来る予定?」
アオ「その予定は無いわねぇ」
シオリ「…なんで化粧してるの?」
アオ「だって、疲れて帰ってきたのに、ヨレヨレの妻がダラダラしてたらパパしょんぼりしちゃうでしょ?」
シオリ「でも化粧までしなくてもwすぐお風呂入ってスッピンでしょ?」
アオ「ずっとスッピンなのと、スッピンになるのはちがうのよ~。ん、出来た♪」
シオリ「そんなもんですか…」
シオリは納得した。
ママはパパに、未だにアピールし続けているから、仲良しのままなのだ、と。
る日の夕方。
シオリ「あれ、ママ今晩どこかに出かけるっけ?」
アオ「出かけないわよ?」
シオリ「お客さん来る予定?」
アオ「その予定は無いわねぇ」
シオリ「…なんで化粧してるの?」
アオ「だって、疲れて帰ってきたのに、ヨレヨレの妻がダラダラしてたらパパしょんぼりしちゃうでしょ?」
シオリ「でも化粧までしなくてもwすぐお風呂入ってスッピンでしょ?」
アオ「ずっとスッピンなのと、スッピンになるのはちがうのよ~。ん、出来た♪」
シオリ「そんなもんですか…」
シオリは納得した。
ママはパパに、未だにアピールし続けているから、仲良しのままなのだ、と。
「3重の靴下。」「2ブックマーク」
カメオが靴下を3重にはいているのを見て、これは私のせいだ、と私は思った。
私は何をした?
私は何をした?
15年06月11日 22:08
【ウミガメのスープ】 [亜綾]
【ウミガメのスープ】 [亜綾]
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私には子どもが2人いる。ラテコが5才、カメオが2才。
ある朝。
「ラテコ、靴下履いて」
「いやだ」
「履きなさい」
「いやだよーだ」
「靴下を履きなさい、お母さん怒るわよ」
なかなか履いてくれない。それからそんなやり取りを何度も続け、ふとカメオを放置してしまっているのに気づいた。
えっと、カメオは……あ、いた。って、一度履いた靴下の上に更に靴下を履こうとしてるんだけど!?
脱がしてみたら右足だけ靴下を3枚も履いていた。
確かに靴下を履けとは言ったけど、あなたに言ったわけじゃないわ、カメオ。
あーなんだかおかし過ぎて笑える。
でも、肝心の……
「ラテコ、靴下」
「いやだ」
ある朝。
「ラテコ、靴下履いて」
「いやだ」
「履きなさい」
「いやだよーだ」
「靴下を履きなさい、お母さん怒るわよ」
なかなか履いてくれない。それからそんなやり取りを何度も続け、ふとカメオを放置してしまっているのに気づいた。
えっと、カメオは……あ、いた。って、一度履いた靴下の上に更に靴下を履こうとしてるんだけど!?
脱がしてみたら右足だけ靴下を3枚も履いていた。
確かに靴下を履けとは言ったけど、あなたに言ったわけじゃないわ、カメオ。
あーなんだかおかし過ぎて笑える。
でも、肝心の……
「ラテコ、靴下」
「いやだ」
「雨降っても地固まらず」「2ブックマーク」
カメコはカメオからラブレターを貰った。
もとからカメオのことが気になっていたカメコはお付き合いにOKの返事をするつもりだったが、そのラブレターに#red#自分の名前がしっかり書かれている#/red#のを見たためにカメオをフッた。
そのラブレターは間違いなくカメオが書いたもので、読んで気が悪くなるようなことは書かれていないし、誤字や言葉の誤用があったわけではない。
当然、そのラブレターはカメコ宛てである。
一体なぜカメコはカメオをフッたのだろう?
もとからカメオのことが気になっていたカメコはお付き合いにOKの返事をするつもりだったが、そのラブレターに#red#自分の名前がしっかり書かれている#/red#のを見たためにカメオをフッた。
そのラブレターは間違いなくカメオが書いたもので、読んで気が悪くなるようなことは書かれていないし、誤字や言葉の誤用があったわけではない。
当然、そのラブレターはカメコ宛てである。
一体なぜカメコはカメオをフッたのだろう?
15年05月18日 20:40
【ウミガメのスープ】 [甘木]
【ウミガメのスープ】 [甘木]
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カメオのラブレターはパソコンで書かれたものであった。
それだけでもどうかと思う人もいるだろうが、まだ字を書くのが下手だからすべてパソコン書きで……ということで納得できなくもない。
実際、すべてがパソコンで書かれていたならば問題ない内容のラブレターだと言えなくもなかった。
しかし、そのラブレターは明らかに自分の名前である「カメコ」の部分だけ手書きで書かれているのだ。
カメオはラブレターの様式を予めパソコンで書いておき、好きな女の子に渡す度にプリントアウトして空白にしてある名前欄の所にその時渡す相手の子の名前を入れて渡すようにしていたのである。(せめてプリントアウトする前に名前を入れればいいのに……。)
当然、カメコは貰ったラブレターからそのことに気付いた。
カメコ「私のためだけに書いたものじゃないのね、コレ……。」
書かれている内容は一見すると好感が持てるものだが、そう言った気持ちでよく読んでみれば誰にでもそこそこ当てはまりそうな当たり障りない褒め言葉を並べただけのもの。
もちろん、カメオは今までこの手を使ってはフラれることの繰り返しである。
カメオ「うーん、ラブレターの文章に問題はないと思うし……一体何が悪いんだろう?いや、『雨垂れ石を穿つ』とも言うし、諦めないぞ!……でも、隣のクラスのカメミさんもかわいいよなぁ。よし、カメミさんにもラブレターを……。」
それだけでもどうかと思う人もいるだろうが、まだ字を書くのが下手だからすべてパソコン書きで……ということで納得できなくもない。
実際、すべてがパソコンで書かれていたならば問題ない内容のラブレターだと言えなくもなかった。
しかし、そのラブレターは明らかに自分の名前である「カメコ」の部分だけ手書きで書かれているのだ。
カメオはラブレターの様式を予めパソコンで書いておき、好きな女の子に渡す度にプリントアウトして空白にしてある名前欄の所にその時渡す相手の子の名前を入れて渡すようにしていたのである。(せめてプリントアウトする前に名前を入れればいいのに……。)
当然、カメコは貰ったラブレターからそのことに気付いた。
カメコ「私のためだけに書いたものじゃないのね、コレ……。」
書かれている内容は一見すると好感が持てるものだが、そう言った気持ちでよく読んでみれば誰にでもそこそこ当てはまりそうな当たり障りない褒め言葉を並べただけのもの。
もちろん、カメオは今までこの手を使ってはフラれることの繰り返しである。
カメオ「うーん、ラブレターの文章に問題はないと思うし……一体何が悪いんだろう?いや、『雨垂れ石を穿つ』とも言うし、諦めないぞ!……でも、隣のクラスのカメミさんもかわいいよなぁ。よし、カメミさんにもラブレターを……。」
「純愛」「2ブックマーク」
あるところに貧しい暮らしをしている夫婦がいました。
二人の名前はジョンとサラ。彼らは互いのことを深く愛していました。
ある日、サラはジョンのために長く伸ばした美しい髪をバッサリと切りました。
同じ日、ジョンはサラのために高価な時計を売りました。
彼らは幸せな生活を夢見ていましたが、二人ともほどなくして死んでしまいました。
状況を説明してください。
二人の名前はジョンとサラ。彼らは互いのことを深く愛していました。
ある日、サラはジョンのために長く伸ばした美しい髪をバッサリと切りました。
同じ日、ジョンはサラのために高価な時計を売りました。
彼らは幸せな生活を夢見ていましたが、二人ともほどなくして死んでしまいました。
状況を説明してください。
14年10月30日 18:47
【ウミガメのスープ】 [金田一]
【ウミガメのスープ】 [金田一]
O.ヘンリー「賢者の贈り物」をオマージュしました。
解説を見る
「いない振りしたって無駄だからな!必ず金は返してもらうぞ、身ぐるみ剥がしてでもな!」
ジョンとサラは借金に苦しんでいました。セオドアという男に騙され、高金利で金を借りてしまったのです。そしてこの男は金を回収するためならいかなる手段も用いるという、狡猾で残忍な男でした。
セオドアが帰ったのを確認すると、ジョンが言いました。
「もう限界だ・・・。さっきのやつは弱者から巻き上げた金で豊かに暮らしている一方で、俺たちはこんなにも苦しんでいる。不平等じゃないか。」
「あなた一体何を・・・」
「俺は明日あいつの家に行く。貧しい人々が本来持っているべきものを取り戻すんだ。そこで君にも手伝ってほしい。いや、ただ家の外を見張ってくれるだけでいいんだ。」
サラは迷いました。ジョンがどんな言葉を並べようと、罪を犯そうとしている事には変わりはないからです。しかし彼女は夫が苦しむ姿もこれ以上見たくありませんでした。彼女は決意しました。
翌日の夜、二人はセオドアの家に向かいました。その日にセオドアが家にいないことはわかっていました。
ジョンは上手く中へ忍び込み、金目の物を盗めるだけ盗みました。そして外へ出ようとした時、突然「誰!」という声がしました。
そこにはセオドアの妻がいました。ジョンは焦りました。(まずい、顔を見られてしまった。このままだと・・・)
彼はとっさに目に入った壺を手に取りました。そして・・・。
家から出てきたジョンを見て、サラは驚愕しました。ジョンの服が血に染まっていたからです。しかし立ち止まっている場合ではありません。二人は急いで逃げ出しました。
その翌日、町はその話題で持ち切りでした。セオドアの妻が殺されたこと、犯人は二人組で一人は髪の長い女だということ。どうやら目撃者がいたようです。ただ幸い、二人の顔まではわからなかったみたいでした。
サラはこのままだと自分たちが犯人であることがばれてしまうと思い、自慢の美しい髪をバッサリと切ってしまいました。
いえ、彼女は自分が捕まることを恐れたのではありません。むしろ罪を償おうとも考えていました。しかし自分のせいで、愛するジョンが捕まるのだけは許せなかったのです。
一方ジョンは手に入れた物、高価な時計や宝石などを売って金にしました。サラと幸せな生活を送るために。
しかし二人の時間は長くは続きませんでした。
「すいませーん。いらっしゃいますかー?」
玄関から警官の声が聞こえてきます。とうとう二人が犯人であることがわかってしまいました。
サラはジョンに言いました。
「私はあなた無しでは生きていけない。それにやっぱり罪を償わなきゃ。」
ジョンは静かにうなずきました。
二人は毒の入ったカプセルを同時に飲みました。その後警官が中に入ると、互いが互いを抱きかかえるように倒れている二人の死体があったそうです。
要約
・二人は強盗殺人を犯した。
・サラは目撃情報の特徴であった髪を切り、ジョンは盗んだ時計を売って金にした。
・犯人であることがばれ、また良心の呵責に耐えかねた二人は、自殺した。
ジョンとサラは借金に苦しんでいました。セオドアという男に騙され、高金利で金を借りてしまったのです。そしてこの男は金を回収するためならいかなる手段も用いるという、狡猾で残忍な男でした。
セオドアが帰ったのを確認すると、ジョンが言いました。
「もう限界だ・・・。さっきのやつは弱者から巻き上げた金で豊かに暮らしている一方で、俺たちはこんなにも苦しんでいる。不平等じゃないか。」
「あなた一体何を・・・」
「俺は明日あいつの家に行く。貧しい人々が本来持っているべきものを取り戻すんだ。そこで君にも手伝ってほしい。いや、ただ家の外を見張ってくれるだけでいいんだ。」
サラは迷いました。ジョンがどんな言葉を並べようと、罪を犯そうとしている事には変わりはないからです。しかし彼女は夫が苦しむ姿もこれ以上見たくありませんでした。彼女は決意しました。
翌日の夜、二人はセオドアの家に向かいました。その日にセオドアが家にいないことはわかっていました。
ジョンは上手く中へ忍び込み、金目の物を盗めるだけ盗みました。そして外へ出ようとした時、突然「誰!」という声がしました。
そこにはセオドアの妻がいました。ジョンは焦りました。(まずい、顔を見られてしまった。このままだと・・・)
彼はとっさに目に入った壺を手に取りました。そして・・・。
家から出てきたジョンを見て、サラは驚愕しました。ジョンの服が血に染まっていたからです。しかし立ち止まっている場合ではありません。二人は急いで逃げ出しました。
その翌日、町はその話題で持ち切りでした。セオドアの妻が殺されたこと、犯人は二人組で一人は髪の長い女だということ。どうやら目撃者がいたようです。ただ幸い、二人の顔まではわからなかったみたいでした。
サラはこのままだと自分たちが犯人であることがばれてしまうと思い、自慢の美しい髪をバッサリと切ってしまいました。
いえ、彼女は自分が捕まることを恐れたのではありません。むしろ罪を償おうとも考えていました。しかし自分のせいで、愛するジョンが捕まるのだけは許せなかったのです。
一方ジョンは手に入れた物、高価な時計や宝石などを売って金にしました。サラと幸せな生活を送るために。
しかし二人の時間は長くは続きませんでした。
「すいませーん。いらっしゃいますかー?」
玄関から警官の声が聞こえてきます。とうとう二人が犯人であることがわかってしまいました。
サラはジョンに言いました。
「私はあなた無しでは生きていけない。それにやっぱり罪を償わなきゃ。」
ジョンは静かにうなずきました。
二人は毒の入ったカプセルを同時に飲みました。その後警官が中に入ると、互いが互いを抱きかかえるように倒れている二人の死体があったそうです。
要約
・二人は強盗殺人を犯した。
・サラは目撃情報の特徴であった髪を切り、ジョンは盗んだ時計を売って金にした。
・犯人であることがばれ、また良心の呵責に耐えかねた二人は、自殺した。