「【ラテクエ34-2】狂ってますか?」「1Good」
「ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!!!!ナスナスナスナスナスナスナスナスナスナス!!!!!!!!!!」
ナスを一心不乱に集める管理人さん
「大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!!!」
大根を一心不乱に集める管理人さん
「大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!!!」
大葉を一心不乱に集める管理人さん
「エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!!!」
エノキを一心不乱に集める管理人さん
最後にオクラが1つ残り、管理人さんは哀しくなった。なぜ?
ナスを一心不乱に集める管理人さん
「大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!!大根大根大根大根大根大根大根大根大根大根!!!!!!!!!!」
大根を一心不乱に集める管理人さん
「大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!!大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉大葉!!!!!!!!!!」
大葉を一心不乱に集める管理人さん
「エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!!エノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキエノキ!!!!!!!!!!」
エノキを一心不乱に集める管理人さん
最後にオクラが1つ残り、管理人さんは哀しくなった。なぜ?
13年09月29日 22:13
【ウミガメのスープ】 [tsuna]
【ウミガメのスープ】 [tsuna]

ビックリしないでね
解説を見る
蕨市長選。
#red#那須#/red##b#一吾#/b#候補は「若者のための政治。未来を見つめる政治も必要#b#じゃ。が、異も#/b#あるじゃろう。
ワシは若い時に苦労をしそして、年をとったら、老後を楽しく暮らす。その為に政治と言うものがあるのです。」
高齢者に絞った選挙戦を繰り広げた。
#red#大根#/red#(おおね)貴候補は「皆様の為に#b#尽くし#/b#ます」と大#b#株#/b#主のクセにドブ板選挙で復活を狙う。
#red#大葉#/red##b#ミズナ#/b#候補は庶民派が売り。移動は全て電車。#b#Suika#/b#を使う。
キャッチコピーは「私に一票を下さい。いや#b#クレ。損#/b#はさせません。」
#red#榎木#/red#ゆり候補(愛称:#b#ゆりね#/b#ぇ)は#b#護摩#/b#行のパフォーマンスで盛り上げる。
(熱かったので途中からは#b#禰宜#/b#に頼みこっそり熱くない処へ移動。#b#誤魔#/b#化していた。)
・
・
・
稀にみるデッドヒートを繰り広げた選挙。選挙管理#b#人、参#/b#十人で、集計をしていた。
榎木ゆり候補は「ウ#b#チ、コリ#/b#がひどいねん。竹山肩揉んで」榎木ゆり候補の傍らで結果を#b#待つ竹#/b#山秘書に肩をもませている。
有効投票数は4001。那須、大根、大葉、榎木は全員1000票獲得していた。
固唾を呑む4人。最後の一票は・・・「オクラ」と書いてあった。
「#b#キャー別#/b#の名前が書いてあるぅ」大葉ミズナ候補はヒステリックに叫んだ。
那須一吾候補は開票#b#後ぼう#/b#っとしている。
イライラして爪を噛む大根貴候補、#b#タカの爪#/b#はボロボロだ。
「オクラぁ?そんなもの無効や!と言う事は、4人でくじ引きやな。OK!#b#ゴーや#/b#!」
「いえ、無効ではありません。忘れていらっしゃるかもしれませんが、この市長選の立候補者は五人。そしてあちらにいらっしゃる小倉候補です。」
ソコには影の薄い男がいた。「あ、ども」
「そういう事なので、有効投票数の4分の1を誰も獲得しておりませんので、この選挙は無効になりました。」
「何とかならんのか?」4人は異口同音に唱えた。
「も#b#う、ど#/b#うしようもないです。公職選挙法に定めてある通りです。」#b#九里#/b#選挙管理人は言った。
小倉候補は「俺が自分に入れるのは#b#しょうが#/b#ないだろ。」
「全くお前みたいなやつがいるからこの国はダメなんだ!」
「何よ!ジジイは黙ってなさい!」
「五月蝿いオバサンだ!」
「そう言うアンタ#b#は臭い#/b#のよ!」
延々と続く罵りあい。
九里選挙管理人は思った。こいつ等誰がなってもダメだ。
#red#那須#/red##b#一吾#/b#候補は「若者のための政治。未来を見つめる政治も必要#b#じゃ。が、異も#/b#あるじゃろう。
ワシは若い時に苦労をしそして、年をとったら、老後を楽しく暮らす。その為に政治と言うものがあるのです。」
高齢者に絞った選挙戦を繰り広げた。
#red#大根#/red#(おおね)貴候補は「皆様の為に#b#尽くし#/b#ます」と大#b#株#/b#主のクセにドブ板選挙で復活を狙う。
#red#大葉#/red##b#ミズナ#/b#候補は庶民派が売り。移動は全て電車。#b#Suika#/b#を使う。
キャッチコピーは「私に一票を下さい。いや#b#クレ。損#/b#はさせません。」
#red#榎木#/red#ゆり候補(愛称:#b#ゆりね#/b#ぇ)は#b#護摩#/b#行のパフォーマンスで盛り上げる。
(熱かったので途中からは#b#禰宜#/b#に頼みこっそり熱くない処へ移動。#b#誤魔#/b#化していた。)
・
・
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稀にみるデッドヒートを繰り広げた選挙。選挙管理#b#人、参#/b#十人で、集計をしていた。
榎木ゆり候補は「ウ#b#チ、コリ#/b#がひどいねん。竹山肩揉んで」榎木ゆり候補の傍らで結果を#b#待つ竹#/b#山秘書に肩をもませている。
有効投票数は4001。那須、大根、大葉、榎木は全員1000票獲得していた。
固唾を呑む4人。最後の一票は・・・「オクラ」と書いてあった。
「#b#キャー別#/b#の名前が書いてあるぅ」大葉ミズナ候補はヒステリックに叫んだ。
那須一吾候補は開票#b#後ぼう#/b#っとしている。
イライラして爪を噛む大根貴候補、#b#タカの爪#/b#はボロボロだ。
「オクラぁ?そんなもの無効や!と言う事は、4人でくじ引きやな。OK!#b#ゴーや#/b#!」
「いえ、無効ではありません。忘れていらっしゃるかもしれませんが、この市長選の立候補者は五人。そしてあちらにいらっしゃる小倉候補です。」
ソコには影の薄い男がいた。「あ、ども」
「そういう事なので、有効投票数の4分の1を誰も獲得しておりませんので、この選挙は無効になりました。」
「何とかならんのか?」4人は異口同音に唱えた。
「も#b#う、ど#/b#うしようもないです。公職選挙法に定めてある通りです。」#b#九里#/b#選挙管理人は言った。
小倉候補は「俺が自分に入れるのは#b#しょうが#/b#ないだろ。」
「全くお前みたいなやつがいるからこの国はダメなんだ!」
「何よ!ジジイは黙ってなさい!」
「五月蝿いオバサンだ!」
「そう言うアンタ#b#は臭い#/b#のよ!」
延々と続く罵りあい。
九里選挙管理人は思った。こいつ等誰がなってもダメだ。
「【ラテクエ34リサイクル】我はヴラドの末裔なり~」「1Good」
私のあだ名は『吸血鬼』。
別に夜型じゃないし他人の首筋に噛み付いたりしないし多分死ぬ。
何故私にそんなあだ名がついたのでしょう?
*ラテクエ34選考会、アザゼルさんの作品です
別に夜型じゃないし他人の首筋に噛み付いたりしないし多分死ぬ。
何故私にそんなあだ名がついたのでしょう?
*ラテクエ34選考会、アザゼルさんの作品です
13年10月10日 21:03
【20の扉】 [tsuna]
【20の扉】 [tsuna]

アザゼルさんのです
解説を見る
私のあだ名が吸血鬼の理由?それはこれだ!!
Ⅰ、毎日トマトジュースをストローでチューチュー飲む
Ⅱ、オレンジジュースよりブラッドオレンジのほうが好き
Ⅲ、ステーキは血の滴るぐらいレアが好き
Ⅳ、カツオの血合いが好き
Ⅴ、血のソーセージも好き
Ⅵ、スッポンの生き血を飲んだ事がある
Ⅶ、にんにくが嫌い
Ⅷ、蝙蝠傘を愛用している
Ⅸ、歯並びがさほど良くなく、両犬歯が吸血鬼みたい
Ⅰ~Ⅸの通り私と吸血鬼は共通点が多いだからそう呼ばれているのだー!!
あーウソウソ。んな訳無いじゃないですかw
あいつ授業中に『九ヶ月』を『キュウケツキ』と読んだんですよ。それでクラス中大爆笑それから吸血鬼ってあだ名が着いたんですよw(友人談)
Ⅰ、毎日トマトジュースをストローでチューチュー飲む
Ⅱ、オレンジジュースよりブラッドオレンジのほうが好き
Ⅲ、ステーキは血の滴るぐらいレアが好き
Ⅳ、カツオの血合いが好き
Ⅴ、血のソーセージも好き
Ⅵ、スッポンの生き血を飲んだ事がある
Ⅶ、にんにくが嫌い
Ⅷ、蝙蝠傘を愛用している
Ⅸ、歯並びがさほど良くなく、両犬歯が吸血鬼みたい
Ⅰ~Ⅸの通り私と吸血鬼は共通点が多いだからそう呼ばれているのだー!!
あーウソウソ。んな訳無いじゃないですかw
あいつ授業中に『九ヶ月』を『キュウケツキ』と読んだんですよ。それでクラス中大爆笑それから吸血鬼ってあだ名が着いたんですよw(友人談)
「無限と私」「1Good」
その部屋は私の体を無限にしてくれるはずだった。
しかし私が忘れ物をしたので私の視界は奪われた
状況を説明せよ
しかし私が忘れ物をしたので私の視界は奪われた
状況を説明せよ
13年10月17日 21:19
【ウミガメのスープ】 [あげぱん]
【ウミガメのスープ】 [あげぱん]
解説を見る
私は床も壁も天井も全面鏡の部屋に入ったが懐中電灯のような光を持ってきていなかった。 全面鏡のため外の光は遮られ中には光は一切入らないため私は何も見えなかったのだ もし何か照らすものを持ってきていたら私の体は合わせ鏡により無限に映し出されていただろう
「お金持ちだよ!兎美ちゃん!」「1Good」
兎美ちゃんには叶えたい夢があった。
そのために彼女は懸命に努力を重ねた。
しかし彼女の願いは叶うことはなく、たくさんのお金を手に入れ、死んだ。
状況を説明せよ。
そのために彼女は懸命に努力を重ねた。
しかし彼女の願いは叶うことはなく、たくさんのお金を手に入れ、死んだ。
状況を説明せよ。
13年10月19日 21:09
【ウミガメのスープ】 [彩蓮燈]
【ウミガメのスープ】 [彩蓮燈]

初出題です。未熟者ですがよろしくお願いします!
解説を見る
私こと兎美ちゃんは錬金術師だ。
人類の求める願い、不老不死を実現させる賢者の石。それを手に入れることを夢見ていた。
そのために志を同じくする者をスポンサーに、日夜研究を繰り返した。
でも…駄目だ。どんなに研究を繰り返しても、いや、研究を進めるほどに、私の目指すものが遠ざかって行くのを感じる。
その過程で、金の錬成技術なんかは完成したけど…こんなものになんの価値もない!
結局私は、不老不死を成し遂げられずに死んだ。
墓の底に持っていけない黄金だけを大量に生み出して…。
人類の求める願い、不老不死を実現させる賢者の石。それを手に入れることを夢見ていた。
そのために志を同じくする者をスポンサーに、日夜研究を繰り返した。
でも…駄目だ。どんなに研究を繰り返しても、いや、研究を進めるほどに、私の目指すものが遠ざかって行くのを感じる。
その過程で、金の錬成技術なんかは完成したけど…こんなものになんの価値もない!
結局私は、不老不死を成し遂げられずに死んだ。
墓の底に持っていけない黄金だけを大量に生み出して…。
「健康的だね!兎美ちゃん!」「1Good」
兎美ちゃんは礼儀正しく、みんなから目標にされる女性。
毎日朝早くに起き、健康的な食事をとり、仕事に向かう。
仕事の後は友人と過ごし、明日に備えて早くに寝る。
しかし、そんな生活は失われた。
彼女はお礼を言った。
そして顔を上げて泣いた。
状況を説明せよ。
毎日朝早くに起き、健康的な食事をとり、仕事に向かう。
仕事の後は友人と過ごし、明日に備えて早くに寝る。
しかし、そんな生活は失われた。
彼女はお礼を言った。
そして顔を上げて泣いた。
状況を説明せよ。
13年10月20日 02:48
【ウミガメのスープ】 [彩蓮燈]
【ウミガメのスープ】 [彩蓮燈]

第二弾。問題にミスがあったので再投下です。
解説を見る
この刑務所に入ってから、もう3年もの月日が流れました。
あの日、大切な人を守るためにストーカー女を殺してしまった私は、有罪判決を受けて壁の中の住人となりました。
定時の放送で起床し、質素な食事を頬張り。
ゆっくり味わう暇もなく、仕事の時間になり、工場で機械のように作業をこなす。
仕事を終えると僅かな自由時間。同房の友人との安らかな一時。しかしそれも就寝の合図ですぐ終わります。
最初は戸惑ったものの、今ではここでの暮らしも慣れました。
看守に逆らうことなく、相手を立てて自分を下げる。それが一番楽な方法で、そうするうちに私はいつしか模範囚となっていました。
私を見習え、目標にしろ、と看守はみんな言います…私も人殺しの囚人に過ぎないのに。なんだか滑稽です。
そして…また月日が流れて。
服役から5年後。私は出所しました。
前はなんとも思わなかった外の景色が眩しく見えます。
風に流れる髪はすっかり傷んでしまい、自分の失った時間の長さになんだか悲しい気持ちになってしまいます。
「もう来るなよ」
守衛のおじさんのドラマみたいな台詞。私もそれに倣って頭を下げます。
「ありがとうございました」
ご迷惑をおかけしました、とどちらがそれっぽいでしょうか。少し悩みましたが、私が口にしたのは感謝のことばでした。謝るのには、飽きていましたから。
刑務所を離れ、俯いたまま街を歩きます。
これからどうしましょう。
家には戻れません。私のせいで苦労をかけたでしょう。今更、人殺しの私が戻っても気まずくなるだけです。
周りの楽しげな声が辛い。
自分が場違いな存在だと認識させられます。
私はあの壁から出てくるべきじゃなかったと、みんなが責めている気がします。
そんなものは錯覚とわかっています。わかっていても、顔を上げられない。
生きていても、私に居場所はありません。それならいっそのこと死んだ方が…。
そんな思いに囚われた時、誰かにぶつかるのを感じました。
「ごめんなさ…」
顔を上げた私は言葉を失いました。
ぶつかった彼は、まるで何かのお祝いのように両手に花束を抱えて立っていました。
その姿は5年前より少しくたびれているけれど…すぐに分かります。間違えるはずがありません。
私が大好きだった人。
私が守りたかった人。
私が…幸せにしたかった人。
「…なにやってるんですか」
どうしてこんなところにいるんですか。
あなたが住んでるのはずっと遠い場所でしょう。
私のことなんてさっさと忘れて、最初からいなかったものと思って、幸せになれって言ったじゃないですか。
顔色だって悪くて、ろくに食べてないのは明らかなのに、そんな花束を用意して…なんでそんな、泣きそうな顔で笑っているのです!
私の思いも知らず、彼は言いました。
おかえり。一緒に帰ろう。
もう我慢することはできませんでした。
私は年甲斐もなく声をあげて泣きました。
生まれて初めての、喜びの涙。
ーーーただいま。
あの日、大切な人を守るためにストーカー女を殺してしまった私は、有罪判決を受けて壁の中の住人となりました。
定時の放送で起床し、質素な食事を頬張り。
ゆっくり味わう暇もなく、仕事の時間になり、工場で機械のように作業をこなす。
仕事を終えると僅かな自由時間。同房の友人との安らかな一時。しかしそれも就寝の合図ですぐ終わります。
最初は戸惑ったものの、今ではここでの暮らしも慣れました。
看守に逆らうことなく、相手を立てて自分を下げる。それが一番楽な方法で、そうするうちに私はいつしか模範囚となっていました。
私を見習え、目標にしろ、と看守はみんな言います…私も人殺しの囚人に過ぎないのに。なんだか滑稽です。
そして…また月日が流れて。
服役から5年後。私は出所しました。
前はなんとも思わなかった外の景色が眩しく見えます。
風に流れる髪はすっかり傷んでしまい、自分の失った時間の長さになんだか悲しい気持ちになってしまいます。
「もう来るなよ」
守衛のおじさんのドラマみたいな台詞。私もそれに倣って頭を下げます。
「ありがとうございました」
ご迷惑をおかけしました、とどちらがそれっぽいでしょうか。少し悩みましたが、私が口にしたのは感謝のことばでした。謝るのには、飽きていましたから。
刑務所を離れ、俯いたまま街を歩きます。
これからどうしましょう。
家には戻れません。私のせいで苦労をかけたでしょう。今更、人殺しの私が戻っても気まずくなるだけです。
周りの楽しげな声が辛い。
自分が場違いな存在だと認識させられます。
私はあの壁から出てくるべきじゃなかったと、みんなが責めている気がします。
そんなものは錯覚とわかっています。わかっていても、顔を上げられない。
生きていても、私に居場所はありません。それならいっそのこと死んだ方が…。
そんな思いに囚われた時、誰かにぶつかるのを感じました。
「ごめんなさ…」
顔を上げた私は言葉を失いました。
ぶつかった彼は、まるで何かのお祝いのように両手に花束を抱えて立っていました。
その姿は5年前より少しくたびれているけれど…すぐに分かります。間違えるはずがありません。
私が大好きだった人。
私が守りたかった人。
私が…幸せにしたかった人。
「…なにやってるんですか」
どうしてこんなところにいるんですか。
あなたが住んでるのはずっと遠い場所でしょう。
私のことなんてさっさと忘れて、最初からいなかったものと思って、幸せになれって言ったじゃないですか。
顔色だって悪くて、ろくに食べてないのは明らかなのに、そんな花束を用意して…なんでそんな、泣きそうな顔で笑っているのです!
私の思いも知らず、彼は言いました。
おかえり。一緒に帰ろう。
もう我慢することはできませんでした。
私は年甲斐もなく声をあげて泣きました。
生まれて初めての、喜びの涙。
ーーーただいま。