「天才作家の受難」「2ブックマーク」
カメオはこのたび本を出版した。
彼の作品はこれまでにも高い評価を受けており、
国内外に彼の才能を買う者は多くいた。
しかし、今回本を読んだ者は口を揃えて
「#red#難しすぎる#/red#」と言ったのだという。
彼の才能は折り紙つきだったのだが、一体なぜ?
彼の作品はこれまでにも高い評価を受けており、
国内外に彼の才能を買う者は多くいた。
しかし、今回本を読んだ者は口を揃えて
「#red#難しすぎる#/red#」と言ったのだという。
彼の才能は折り紙つきだったのだが、一体なぜ?
17年09月21日 19:30
【ウミガメのスープ】 [上3]
【ウミガメのスープ】 [上3]
解説を見る
カメオは天才折り紙作家。
このたび、「#b#彼の才能〜亀屋カメオ折り紙作品集〜#/b#」と題した本を出版した。
そこには彼がこれまでに作った折り紙作品の折り方が紹介されており、
また、読者に実際に折ってもらえるよう、#red#付録として折り紙がついていた。#/red#
本自体は、人気折り紙作家の出した本として、国内外で多くの者が買った。
(折り紙の本なので日本語がわからなくてもある程度わかるため、海外の人も買った。)
しかし、プロの折り紙作家の作品を素人が真似するのは無理な話である。
本に書かれた折り方を読んだ者は口を揃えて「難しすぎる」と言ったのだった。
このたび、「#b#彼の才能〜亀屋カメオ折り紙作品集〜#/b#」と題した本を出版した。
そこには彼がこれまでに作った折り紙作品の折り方が紹介されており、
また、読者に実際に折ってもらえるよう、#red#付録として折り紙がついていた。#/red#
本自体は、人気折り紙作家の出した本として、国内外で多くの者が買った。
(折り紙の本なので日本語がわからなくてもある程度わかるため、海外の人も買った。)
しかし、プロの折り紙作家の作品を素人が真似するのは無理な話である。
本に書かれた折り方を読んだ者は口を揃えて「難しすぎる」と言ったのだった。
「正気か貴様ッッッ」「2ブックマーク」
カメオ「何だっけ、ほら、じゃんじゃん出してきてさ。店とかでさ、すごい出てくるやつ。いや店で出るっけ? んー、店じゃ出ないかな? 出ない的な? とにかく、じゃんじゃん、じゃんじゃん、どんどん出してくるみたいな。
そんでグルグル巻いてさ。なんかすごいグルグル巻いてたのは印象に残ってんだよな、とにかく、グルグルグルグル、めっちゃハジケ祭りだった感じ。でもそんなようなことを言ったらキムタカに怒られたっけか。
あと碁盤の目がどうとか。囲碁好きだからさ、碁盤がどうのこうのは覚えてる。いや、違うかな? タコみたいな感じだっけか? どっちかがどっちかで、どっちかがどっちかなんだよな。もしかしたらタコがどうとか、そっちの方だったかもしれない。でもそのどっちかなのは確かだよ。たぶん。いやでもごめん、よく分かんね。
あとなんか、食ってみたい感じのあれだったよな、確か。やたらと食ってみたい感じを呼び起こさせる何かがそこにあったような感じだったのは覚えてるんよ。俺だけじゃなく、みんなもそう言って笑いあってたような気がするし。ほら、何だったっけな、あれ。どうしても思い出せない。んー、何だったっけなー、ホント喉まで出かかってるんだけどなー」
カメオの頭がおかしくなったのでないとすれば、カメオは何を言おうとしているのだろうか?
要知識です。
そんでグルグル巻いてさ。なんかすごいグルグル巻いてたのは印象に残ってんだよな、とにかく、グルグルグルグル、めっちゃハジケ祭りだった感じ。でもそんなようなことを言ったらキムタカに怒られたっけか。
あと碁盤の目がどうとか。囲碁好きだからさ、碁盤がどうのこうのは覚えてる。いや、違うかな? タコみたいな感じだっけか? どっちかがどっちかで、どっちかがどっちかなんだよな。もしかしたらタコがどうとか、そっちの方だったかもしれない。でもそのどっちかなのは確かだよ。たぶん。いやでもごめん、よく分かんね。
あとなんか、食ってみたい感じのあれだったよな、確か。やたらと食ってみたい感じを呼び起こさせる何かがそこにあったような感じだったのは覚えてるんよ。俺だけじゃなく、みんなもそう言って笑いあってたような気がするし。ほら、何だったっけな、あれ。どうしても思い出せない。んー、何だったっけなー、ホント喉まで出かかってるんだけどなー」
カメオの頭がおかしくなったのでないとすれば、カメオは何を言おうとしているのだろうか?
要知識です。
17年08月25日 20:07
【20の扉】 [からす山]
【20の扉】 [からす山]
解説を見る
ウミオ「……もしかして、ベートーヴェンの#red#『運命』#/red#のことか?」
カメオ「……うんめい?…………。……あ、あー、それだ! それ! それそれ! 『うんめええ』~~!!」
ウミオ「『運命』な」
喫茶店で雑談中のカメオとウミオ。カメオが、「曲名は分からないしフレーズもど忘れしたけど割と好きな、ある曲」に関して、思いつく限りのことを口にしつつ、曲名を何とか思い出そうとしていた。そうこうするうちに、ウミオが先に曲名を言い当てたのだった。
【カメオの発言解説】
カメオが言う「ジャンジャン出してくる」は、「運命」の冒頭の「ジャジャジャジャーン」の音のこと。喫茶店などの店で、BGMとしてクラシックが流れることはあっても、「運命」のような深刻な曲が店のBGMに使われることはほとんどない。
カメオの記憶では、ベートーヴェンなどの肖像画で髪をぐるぐる巻きにしている様子がよく印象に残っている。しかしそれに関して学校の音楽教師の木村たかし先生(愛称:キムタカ)に「髪型すごいっすね! ハジケてますね!」などと言ったところ、木村先生に「そういう言い方は良くない」などと注意された。
「運命」はベートーヴェンの5番目の交響曲で、カメオは「5番」と「碁盤」をごっちゃにしている。また交響曲第9番「合唱付き」も有名だが、これもカメオはタコなどの「吸盤」と「9番」をごっちゃにしており、「運命」は「碁盤」か「タコ」のどちらか、などという覚え方をしている。
「運命」を「うんめええ~~」と伸ばすことで、美味な感じが出てくる。カメオの友達と「うんめええ~~」とふざけあって言って、盛り上がったりした経験もある。
いろいろ考えたが、結局ウミオに指摘されるまで、自分が「運命」の話をしているのだとは分からなかったカメオなのだった。
#b#答え:「運命」#/b#
カメオ「……うんめい?…………。……あ、あー、それだ! それ! それそれ! 『うんめええ』~~!!」
ウミオ「『運命』な」
喫茶店で雑談中のカメオとウミオ。カメオが、「曲名は分からないしフレーズもど忘れしたけど割と好きな、ある曲」に関して、思いつく限りのことを口にしつつ、曲名を何とか思い出そうとしていた。そうこうするうちに、ウミオが先に曲名を言い当てたのだった。
【カメオの発言解説】
カメオが言う「ジャンジャン出してくる」は、「運命」の冒頭の「ジャジャジャジャーン」の音のこと。喫茶店などの店で、BGMとしてクラシックが流れることはあっても、「運命」のような深刻な曲が店のBGMに使われることはほとんどない。
カメオの記憶では、ベートーヴェンなどの肖像画で髪をぐるぐる巻きにしている様子がよく印象に残っている。しかしそれに関して学校の音楽教師の木村たかし先生(愛称:キムタカ)に「髪型すごいっすね! ハジケてますね!」などと言ったところ、木村先生に「そういう言い方は良くない」などと注意された。
「運命」はベートーヴェンの5番目の交響曲で、カメオは「5番」と「碁盤」をごっちゃにしている。また交響曲第9番「合唱付き」も有名だが、これもカメオはタコなどの「吸盤」と「9番」をごっちゃにしており、「運命」は「碁盤」か「タコ」のどちらか、などという覚え方をしている。
「運命」を「うんめええ~~」と伸ばすことで、美味な感じが出てくる。カメオの友達と「うんめええ~~」とふざけあって言って、盛り上がったりした経験もある。
いろいろ考えたが、結局ウミオに指摘されるまで、自分が「運命」の話をしているのだとは分からなかったカメオなのだった。
#b#答え:「運命」#/b#
「この駅どこだ2」「2ブックマーク」
次の1〜6の都市から浮かび上がる#red#あるJRの駅#/red#の名前を答えてください。
但し、正解に辿り着くためにはヒントに沿って答えを導く必要があります。
もし、答えに行き詰まった際にはヒントを活用してみましょう。
#red#***基礎問題***#/red#
以下の6市は日本である共通点のある市全てを列挙したものである。
M市、Y市、K市は何処か。
1 札幌市
2 M市
3 Y市
4 盛岡市
5 K市
6 福島市
#red#***ヒント***#/red#
16時25分34秒
#red#***注意事項***
注1)リスト聞きや駅の路線を絞る質問は禁止とします。
注2)ヒントを正しく使うために、時刻を無視しなければならない場合があります。
注3)検索可とします。
但し、正解に辿り着くためにはヒントに沿って答えを導く必要があります。
もし、答えに行き詰まった際にはヒントを活用してみましょう。
#red#***基礎問題***#/red#
以下の6市は日本である共通点のある市全てを列挙したものである。
M市、Y市、K市は何処か。
1 札幌市
2 M市
3 Y市
4 盛岡市
5 K市
6 福島市
#red#***ヒント***#/red#
16時25分34秒
#red#***注意事項***
注1)リスト聞きや駅の路線を絞る質問は禁止とします。
注2)ヒントを正しく使うために、時刻を無視しなければならない場合があります。
注3)検索可とします。
17年10月18日 12:51
【20の扉】 [エルナト]
【20の扉】 [エルナト]
ご参加ありがとうございました!
解説を見る
まず基礎問題を、質問を駆使して解きます。
1〜6の都市は、#red#都道府県には海があるが、都道府県庁所在地には海がない6市#/red#です。
これを探して残り3市をイニシャルの該当する場所に当てはめると、
M=水戸市
Y=山形市
K=京都市
となります。
さて、基礎問題が解けたところでヒントを使います。
16時25分34秒・・・
数字がちょうど1〜6まであること、#red#時刻を無視しなければならない場合がある#/red#との注釈から、
#red#時刻の単位を無視して#/red#上記6市を162534 の順に並び替えます。
1札幌市
6福島市
2水戸市
5京都市
3山形市
4盛岡市
次にわざわざイニシャルが表示されていたことをヒントに、#red#都市名をアルファベットに直して162534文字目#/red#をそれぞれ拾ってみると・・・
1#red#S#/red#APPORO
6FUKUS#red#H#/red#IMA
2M#red#I#/red#TO
5KYOT#red#O#/red#
3YA#red#M#/red#AGATA
4MOR#red#I#/red#OKA
「#red#SHIOMI#/red#」→「#red#しおみ#/red#」
最後に、日本にJRのしおみ駅は北海道の#red#汐見駅#/red#と、東京の#red#潮見駅#/red#とがありますが、#red#16時25分34秒なので、「夕方」の「汐」見駅が正解#/red#です。
※2015年の高潮被害以降、汐見駅に電車は運行されていませんが、代行バスにて駅の運営自体は続けられています。
余談ですが、#red#上記6市には海が無いので、どれだけ頑張っても「汐」が「見」えるような海に近い駅は設置できないでしょう#/red#。
(札幌市は割と海近いですが)
#red#***答え***#/red#
汐見駅
#red#***議論で出た内容の補足***#/red#
1.東北地方に内陸型都市が多い
→地形的な問題もあり、古くから発達した奥州街道が現在の仙台市などを除き内陸地を通るため、東北地方の県庁所在地や人口の多い都市はこの奥州街道に沿った内陸都市が多いようです。
1〜6の都市は、#red#都道府県には海があるが、都道府県庁所在地には海がない6市#/red#です。
これを探して残り3市をイニシャルの該当する場所に当てはめると、
M=水戸市
Y=山形市
K=京都市
となります。
さて、基礎問題が解けたところでヒントを使います。
16時25分34秒・・・
数字がちょうど1〜6まであること、#red#時刻を無視しなければならない場合がある#/red#との注釈から、
#red#時刻の単位を無視して#/red#上記6市を162534 の順に並び替えます。
1札幌市
6福島市
2水戸市
5京都市
3山形市
4盛岡市
次にわざわざイニシャルが表示されていたことをヒントに、#red#都市名をアルファベットに直して162534文字目#/red#をそれぞれ拾ってみると・・・
1#red#S#/red#APPORO
6FUKUS#red#H#/red#IMA
2M#red#I#/red#TO
5KYOT#red#O#/red#
3YA#red#M#/red#AGATA
4MOR#red#I#/red#OKA
「#red#SHIOMI#/red#」→「#red#しおみ#/red#」
最後に、日本にJRのしおみ駅は北海道の#red#汐見駅#/red#と、東京の#red#潮見駅#/red#とがありますが、#red#16時25分34秒なので、「夕方」の「汐」見駅が正解#/red#です。
※2015年の高潮被害以降、汐見駅に電車は運行されていませんが、代行バスにて駅の運営自体は続けられています。
余談ですが、#red#上記6市には海が無いので、どれだけ頑張っても「汐」が「見」えるような海に近い駅は設置できないでしょう#/red#。
(札幌市は割と海近いですが)
#red#***答え***#/red#
汐見駅
#red#***議論で出た内容の補足***#/red#
1.東北地方に内陸型都市が多い
→地形的な問題もあり、古くから発達した奥州街道が現在の仙台市などを除き内陸地を通るため、東北地方の県庁所在地や人口の多い都市はこの奥州街道に沿った内陸都市が多いようです。
「彼氏が手を繋いでくれません」「2ブックマーク」
エレナ さん 2017年2月14日
彼氏が手を繋いでくれません。
私には交際6ヶ月になる遠距離恋愛中の彼氏がいます。今日チョコレートを渡すためにデートしたのですが、一度も手を繋いでくれませんでした。
付き合い始めた頃には、腕を組んだり、エスコートしたりもしてくれていたのに……。
何か私が悪いことをしてしまったのでしょうか。それなら直して謝りたいたいので、
彼が手を繋いでくれなかった理由を解き明かしてください!
※当問題の事象が発生した時間は、右上に書いた通り「2017年2月14日」です。誰が何と言おうと、バレンタイン当日の夜ですので、そのつもりでご参加ください。
彼氏が手を繋いでくれません。
私には交際6ヶ月になる遠距離恋愛中の彼氏がいます。今日チョコレートを渡すためにデートしたのですが、一度も手を繋いでくれませんでした。
付き合い始めた頃には、腕を組んだり、エスコートしたりもしてくれていたのに……。
何か私が悪いことをしてしまったのでしょうか。それなら直して謝りたいたいので、
彼が手を繋いでくれなかった理由を解き明かしてください!
※当問題の事象が発生した時間は、右上に書いた通り「2017年2月14日」です。誰が何と言おうと、バレンタイン当日の夜ですので、そのつもりでご参加ください。
17年10月09日 20:34
【亀夫君問題】 [黒井由紀]
【亀夫君問題】 [黒井由紀]
解説を見る
ベストアンサー
「彼、静電気のビリッてやつが、怖いのとちゃいますか?」
質問者より
皆さんの回答で勇気が出て、彼に「もしかして手を繋げなかったのは静電気のせい?」って聞いてみることができました!
そうしたら彼は「俺、静電気体質なんだ。この間のデートでは手を繋げなくてごめん。今度こそ手を繋ぎたいから、もっと暖かくなったらまたデートしよう」って言ってくれました。私が嫌われちゃったんじゃなくて、ホッとしました。
暖かくなるのを待つんじゃなくて、彼の故郷に行っちゃおうかな。
皆さん、相談に乗って下さりありがとうございました!
「彼、静電気のビリッてやつが、怖いのとちゃいますか?」
質問者より
皆さんの回答で勇気が出て、彼に「もしかして手を繋げなかったのは静電気のせい?」って聞いてみることができました!
そうしたら彼は「俺、静電気体質なんだ。この間のデートでは手を繋げなくてごめん。今度こそ手を繋ぎたいから、もっと暖かくなったらまたデートしよう」って言ってくれました。私が嫌われちゃったんじゃなくて、ホッとしました。
暖かくなるのを待つんじゃなくて、彼の故郷に行っちゃおうかな。
皆さん、相談に乗って下さりありがとうございました!
「無茶振り三題噺36×魔導師探偵・T「深夜の畑に動く影」」「2ブックマーク」
★この問題は前置きが長いため、本題に入りたい方は下部の矢印から下をお読みください。
ここはとある異世界。
中世ヨーロッパを髣髴とさせる、いわゆるファンタジー世界である。
その世界の小さな村に、その世界中から依頼が舞い込む有名な魔導師にして探偵稼業を営む男が居た。
名はテト…おっと、魔導師探偵・Tと呼ばれている。
自宅兼事務所で娘トーコが淹れてくれたコーヒーをすすりながら、平和な時間を過ごしていた。
「パパ、依頼来ないね…」
「…トーコ、事務所ではパパとは呼ばないでくれと言ってるだろう」
「テト様、別にお客様がいらしてるわけじゃないんですから、構わないじゃないですか。」
妻のアカネが優しくたしなめる。
なお、アカネは諸事情により火気との相性が非常に悪いため火を扱う作業はしないそうだ。
お気づきだろうが、この事務所はTの家族だけで運営されている。
元々が超一流の魔導師であったTが、その力を活かしてやっていた探偵の仕事の依頼の中で出逢ったのがアカネで、半ば押しかけ状態で二人は結ばれたのだ。
「クエエエエエエ!!」
この世界において郵便物を届けている大型の鳥、ドードル便の鳴き声だ。
「あら、依頼かしらね。行ってきますね」
「だといいね!」
「探偵なんぞ暇なほうが良い。私とアカネの薬売りで十分稼げているからな。」
「ぶー。私の力もつかいたいよー」
「テト様、どうやら依頼のようですよ。」
アカネが手紙の差出人を見ながら先ほどの穏やかな表情とは打って変わって、凜とした声色で告げた。
--------------
↓↓↓ここから下が本題↓↓↓
--------------
さて、Tの元に届いた手紙は、隣国の国境にある小さな村の村長からのものだった。
中には、村人が描いたという絵ともに、こう書かれていた。
#b#深夜、村のハズレにある、持ち主の居ないはずの畑のど真ん中で、動く人影が多数の村人に目撃されている。
まるで、頭の髪の毛を一~二本自ら抜くような仕草をしてから、地面を殴るような奇行をしており、あまりに不気味で誰も近づけない、どうにかして欲しい#/b#、と。
「おお、本格的な事件っぽい!早速準備していかなきゃ!」
いきり立つトーコ。
「いや、現場に行くまでもない。」
全く意にも介さず言い返す。
「おお?どういうこと?パパ」
「畑は持ち主が居ないんだ。」
Tはこの事件の真実にたどり着いています。
この事件の真実とはいったい?
~問題文の末尾につけよう~
--------------------------------
※この問題は「ニホン」「髪の毛」「動く」
のお題をもとに作られた三題噺の問題です。
~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』をご覧ください。
--------------------------------
過去問一覧:http://chat.kanichat.com/chat?roomid=SandaiBanashi
ここはとある異世界。
中世ヨーロッパを髣髴とさせる、いわゆるファンタジー世界である。
その世界の小さな村に、その世界中から依頼が舞い込む有名な魔導師にして探偵稼業を営む男が居た。
名はテト…おっと、魔導師探偵・Tと呼ばれている。
自宅兼事務所で娘トーコが淹れてくれたコーヒーをすすりながら、平和な時間を過ごしていた。
「パパ、依頼来ないね…」
「…トーコ、事務所ではパパとは呼ばないでくれと言ってるだろう」
「テト様、別にお客様がいらしてるわけじゃないんですから、構わないじゃないですか。」
妻のアカネが優しくたしなめる。
なお、アカネは諸事情により火気との相性が非常に悪いため火を扱う作業はしないそうだ。
お気づきだろうが、この事務所はTの家族だけで運営されている。
元々が超一流の魔導師であったTが、その力を活かしてやっていた探偵の仕事の依頼の中で出逢ったのがアカネで、半ば押しかけ状態で二人は結ばれたのだ。
「クエエエエエエ!!」
この世界において郵便物を届けている大型の鳥、ドードル便の鳴き声だ。
「あら、依頼かしらね。行ってきますね」
「だといいね!」
「探偵なんぞ暇なほうが良い。私とアカネの薬売りで十分稼げているからな。」
「ぶー。私の力もつかいたいよー」
「テト様、どうやら依頼のようですよ。」
アカネが手紙の差出人を見ながら先ほどの穏やかな表情とは打って変わって、凜とした声色で告げた。
--------------
↓↓↓ここから下が本題↓↓↓
--------------
さて、Tの元に届いた手紙は、隣国の国境にある小さな村の村長からのものだった。
中には、村人が描いたという絵ともに、こう書かれていた。
#b#深夜、村のハズレにある、持ち主の居ないはずの畑のど真ん中で、動く人影が多数の村人に目撃されている。
まるで、頭の髪の毛を一~二本自ら抜くような仕草をしてから、地面を殴るような奇行をしており、あまりに不気味で誰も近づけない、どうにかして欲しい#/b#、と。
「おお、本格的な事件っぽい!早速準備していかなきゃ!」
いきり立つトーコ。
「いや、現場に行くまでもない。」
全く意にも介さず言い返す。
「おお?どういうこと?パパ」
「畑は持ち主が居ないんだ。」
Tはこの事件の真実にたどり着いています。
この事件の真実とはいったい?
~問題文の末尾につけよう~
--------------------------------
※この問題は「ニホン」「髪の毛」「動く」
のお題をもとに作られた三題噺の問題です。
~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、チャット『三題噺』をご覧ください。
--------------------------------
過去問一覧:http://chat.kanichat.com/chat?roomid=SandaiBanashi
16年10月10日 20:29
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
【ウミガメのスープ】 [ツォン]
解説を見る
T
は娘トーコと一緒に村を訪れた。
「ねえ、パパ、どういうこと?」
「…仕事に入ったら所長にと呼んでくれと言っているだろうが」
「えへへ」
「畑には、何がある?」
「え?野菜とか、果物?」
「他には?」
「え?えええ?」
「#red#カカシ#/red#だよ。」
「かかし?あの、鳥除けの?」
「ああ。この畑の持ち主は最近無くなったそうだが、かなり魔術に長けていたそうだ。」
「…あ、もしかして、魔法で動いてたの?」
会話をしながら、Tが問題にしたカカシの前までやってきた。
「そういう事だ。」
トーコにカカシを観察するよう告げたT。
いくつか特徴的なものに気付いた。
頭には何かの植物の芽野菜(スプラウト)が生えている。
そして腕に当たる棒にはめられた軍手は、土で汚れている。
加えて周囲にはカカシを支える足と同じ程度の穴が空いていた。
「もしかして、髪の毛になってるこのスプラウトを抜いて、植えてたのかな。」
「恐らくな。そして動力はこの胸の宝珠だ。こもった魔力の量からすると、一年ほどは畑仕事をしてくれるだろうな。」
「…自分が動けなくなる事を予測してカカシをゴーレムにしたんだね。」
「うむ。報告をして村長に委ねよう。」
報告を受けた村長は、そのカカシを停止させる代わりに、頭の芽を育てることにした。
畑の持ち主のトレードマークだった、アフロヘアーにそっくりな、巨大なカリフラワーが出来たそうだ。
は娘トーコと一緒に村を訪れた。
「ねえ、パパ、どういうこと?」
「…仕事に入ったら所長にと呼んでくれと言っているだろうが」
「えへへ」
「畑には、何がある?」
「え?野菜とか、果物?」
「他には?」
「え?えええ?」
「#red#カカシ#/red#だよ。」
「かかし?あの、鳥除けの?」
「ああ。この畑の持ち主は最近無くなったそうだが、かなり魔術に長けていたそうだ。」
「…あ、もしかして、魔法で動いてたの?」
会話をしながら、Tが問題にしたカカシの前までやってきた。
「そういう事だ。」
トーコにカカシを観察するよう告げたT。
いくつか特徴的なものに気付いた。
頭には何かの植物の芽野菜(スプラウト)が生えている。
そして腕に当たる棒にはめられた軍手は、土で汚れている。
加えて周囲にはカカシを支える足と同じ程度の穴が空いていた。
「もしかして、髪の毛になってるこのスプラウトを抜いて、植えてたのかな。」
「恐らくな。そして動力はこの胸の宝珠だ。こもった魔力の量からすると、一年ほどは畑仕事をしてくれるだろうな。」
「…自分が動けなくなる事を予測してカカシをゴーレムにしたんだね。」
「うむ。報告をして村長に委ねよう。」
報告を受けた村長は、そのカカシを停止させる代わりに、頭の芽を育てることにした。
畑の持ち主のトレードマークだった、アフロヘアーにそっくりな、巨大なカリフラワーが出来たそうだ。