「【必要以上に加熱する男】」「2ブックマーク」
慎重に歩く空腹の男は猫舌なのにも関わらず、
自分が食べようとしていた料理を必要以上に温めた。
一体なぜ?
自分が食べようとしていた料理を必要以上に温めた。
一体なぜ?
16年09月10日 11:02
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
【ウミガメのスープ】 [のりっこ。]
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空き巣中に空腹になり、台所で食料を物色して
ダイヤルを回すタイプのオーブンレンジで加熱していた男。
もうすぐでチン!と鳴りそうな時、
玄関で物音がした。
どうやら家の住人が帰宅したらしい。
隙をみて早急に家を出る必要性に迫られた男は咄嗟に、
その時点で台所から大きな音がしてしまわない様に
オーブンレンジのダイヤルを再度回したのであった。
ダイヤルを回すタイプのオーブンレンジで加熱していた男。
もうすぐでチン!と鳴りそうな時、
玄関で物音がした。
どうやら家の住人が帰宅したらしい。
隙をみて早急に家を出る必要性に迫られた男は咄嗟に、
その時点で台所から大きな音がしてしまわない様に
オーブンレンジのダイヤルを再度回したのであった。
「夏の色」「2ブックマーク」
少女の風貌の約七割ほどが母親の愛情一色に満たされるとき、父親は「今年も夏がやってきた」と想うのだという。
どういうことだろうか?
どういうことだろうか?
15年07月17日 22:52
【ウミガメのスープ】 [低空飛行便]
【ウミガメのスープ】 [低空飛行便]

思い出す夏の71杯目。
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少女が着ているのは#b#黒一色のワンピース#/b#。
#b#亡くなった#/b#母親が生前、少女のために、一枚の黒い布から#b#手づくり#/b#したものだ。
年に一度、夏の頃に行われる母親の法事のたびに、少女は黒いワンピースを身にまとう。
そのたびに父親は、母親――父親にとっては妻――が亡くなった夏を想うのだという。
そろそろ、ワンピースが小さくなってきた。
#b#少女の風貌は母親のそれへと近づいてきている。#/b#
#b#亡くなった#/b#母親が生前、少女のために、一枚の黒い布から#b#手づくり#/b#したものだ。
年に一度、夏の頃に行われる母親の法事のたびに、少女は黒いワンピースを身にまとう。
そのたびに父親は、母親――父親にとっては妻――が亡くなった夏を想うのだという。
そろそろ、ワンピースが小さくなってきた。
#b#少女の風貌は母親のそれへと近づいてきている。#/b#
「指」「2ブックマーク」
25階建てマンションの17階に住む女が旅行から帰ってきた。
女は17階でエレベーターを降りたとき、10分前にはなんら必要と思っていなかったスタンガンを買おうかどうか悩んでいた。
どういうことか。
女は17階でエレベーターを降りたとき、10分前にはなんら必要と思っていなかったスタンガンを買おうかどうか悩んでいた。
どういうことか。
16年05月01日 01:39
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]

深夜のスープ、25問目。
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旅行カバンで両手がふさがっていた女は、エレベーターに乗るとき、先にいた見知らぬ男に「すみません、17階を押してください」と言った。
男はそれを聞いて17階を押したが……
#red#「17階」の言葉を聞く前に、すでにその指はするすると上に伸びており、17階のボタンの上にあったのである。#/red#
以前乗り合わせたとき自分が17階のボタンを押したのを憶えていただけかもしれないが……
男の顔がどうしても思い出せなかった女は、薄気味悪さを覚えずにはいられなかったのである。
男はそれを聞いて17階を押したが……
#red#「17階」の言葉を聞く前に、すでにその指はするすると上に伸びており、17階のボタンの上にあったのである。#/red#
以前乗り合わせたとき自分が17階のボタンを押したのを憶えていただけかもしれないが……
男の顔がどうしても思い出せなかった女は、薄気味悪さを覚えずにはいられなかったのである。
「和菓子三点+お茶つき」「2ブックマーク」
私は和菓子が大好きで、よくラテシン和菓子店でお茶をする。
そこで、『和菓子三点+お茶つき』のセットを注文した。
そこで、赤い和菓子・金分のかかった和菓子・青い和菓子のを出されて、とても美味しく食べた。
五日後も、同じものを注文した。
そして、出された和菓子もお茶も #red#全く同じものだった#/red#のに、私は店の粋なはからいに笑みを浮かべた。
一体なぜ?
そこで、『和菓子三点+お茶つき』のセットを注文した。
そこで、赤い和菓子・金分のかかった和菓子・青い和菓子のを出されて、とても美味しく食べた。
五日後も、同じものを注文した。
そして、出された和菓子もお茶も #red#全く同じものだった#/red#のに、私は店の粋なはからいに笑みを浮かべた。
一体なぜ?
16年07月02日 16:07
【ウミガメのスープ】 [花鳥]
【ウミガメのスープ】 [花鳥]
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答え
この三点の和菓子は、赤が織姫・金粉が天の川・青が彦星をモチーフにしていた。
最初に7/2に行ったときは、織姫・天川・彦星という順番だった
五日後、店で出された和菓子は織姫・彦星・天川という順番だった
その日は調度七夕当日だった。
つまり、七夕の日に二人は天の川を超えたのだ。
この素敵なはからいに、私はにっこりとした。
今日は晴れるといいねと思いながら、私は天の川をぱっくり食べた
この三点の和菓子は、赤が織姫・金粉が天の川・青が彦星をモチーフにしていた。
最初に7/2に行ったときは、織姫・天川・彦星という順番だった
五日後、店で出された和菓子は織姫・彦星・天川という順番だった
その日は調度七夕当日だった。
つまり、七夕の日に二人は天の川を超えたのだ。
この素敵なはからいに、私はにっこりとした。
今日は晴れるといいねと思いながら、私は天の川をぱっくり食べた
「こいぶみ。」「2ブックマーク」
「一人で部室で読んでください。」
同じ部活の女の子にラブレターをもらった私だったが、
約束をやぶってしまったため読むことができなかった。
なぜ?
同じ部活の女の子にラブレターをもらった私だったが、
約束をやぶってしまったため読むことができなかった。
なぜ?
16年10月07日 22:37
【ウミガメのスープ】 [ねこです。]
【ウミガメのスープ】 [ねこです。]
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実はラブレターは全くの白紙になっている。
部室にはプロジェクターが置いてあり、
白紙の紙をスクリーンにすることで文章を読むことができる。
サプライズ好きな女の子が作った仕掛けなのだが、
私は初めてのラブレターに興奮してしまい、
こっそりラブレターを見てしまう。
白紙の手紙を見てイタズラだと勘違いした私は、
失意の中ラブレターをやぶってそのまま帰ってしまった。
部室にはプロジェクターが置いてあり、
白紙の紙をスクリーンにすることで文章を読むことができる。
サプライズ好きな女の子が作った仕掛けなのだが、
私は初めてのラブレターに興奮してしまい、
こっそりラブレターを見てしまう。
白紙の手紙を見てイタズラだと勘違いした私は、
失意の中ラブレターをやぶってそのまま帰ってしまった。