「怪しい部屋」「2ブックマーク」
四
つ目の正方形の部屋を怪しむ人が居る
何故?
【参加テーマ・怪しい部屋。何がある?】
つ目の正方形の部屋を怪しむ人が居る
何故?
【参加テーマ・怪しい部屋。何がある?】
16年05月24日 21:11
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
【ウミガメのスープ】 [アザゼル]
解説を見る
四
つにまじきられた形の部屋
三つまでは長方形なのに何故 四つ目は正方形なのか?
やはり・・・奥の壁を壊すとそこには・・・・・・
つにまじきられた形の部屋
三つまでは長方形なのに何故 四つ目は正方形なのか?
やはり・・・奥の壁を壊すとそこには・・・・・・
「笑顔」「2ブックマーク」
メアリーはある時を境に笑わなくなった。
彼女の家族とも一言も話そうとしなかった。
メアリーの誕生日パーティーが開かれたときも、メアリーは一切笑わなかった。
それから数日後、メアリーが一人で家にいると、見知らお婆さんが訪ねてきて、こう言った。
「誕生日おめでとう、メアリー。」
メアリーは数年ぶりに笑った。
#b#なぜか?#/b#
彼女の家族とも一言も話そうとしなかった。
メアリーの誕生日パーティーが開かれたときも、メアリーは一切笑わなかった。
それから数日後、メアリーが一人で家にいると、見知らお婆さんが訪ねてきて、こう言った。
「誕生日おめでとう、メアリー。」
メアリーは数年ぶりに笑った。
#b#なぜか?#/b#
16年01月04日 15:34
【ウミガメのスープ】 [ごがつあめ涼花]
【ウミガメのスープ】 [ごがつあめ涼花]
解説を見る
メアリーは幼い時に肉親に捨てられた。
幸い、メアリーは拾われたが、メアリーは自分を捨てた家族を愛していたため、その家族に心を許すことができなかった。
メアリーは家族と一言も話さなかったため、メアリーの家族はメアリーの誕生日を知らず、メアリーの誕生日パーティーはメアリーが拾われた日に行われた。
お婆さんはメアリーの実の母親だった。
メアリーを捨てたことを反省し、メアリーをずっと探していたのだ。
そして、お婆さんはメアリーを見つけ、メアリーの本当の誕生日の日に、その家を訪れた。
そしてメアリーはお婆さんが自分の誕生日を知っていたことから、そのお婆さんが自分の実の母親であることに気付き、笑った。
#red#メアリーの笑顔は、実の母親に会えたことによる嬉しさだったのだ。#/red#
幸い、メアリーは拾われたが、メアリーは自分を捨てた家族を愛していたため、その家族に心を許すことができなかった。
メアリーは家族と一言も話さなかったため、メアリーの家族はメアリーの誕生日を知らず、メアリーの誕生日パーティーはメアリーが拾われた日に行われた。
お婆さんはメアリーの実の母親だった。
メアリーを捨てたことを反省し、メアリーをずっと探していたのだ。
そして、お婆さんはメアリーを見つけ、メアリーの本当の誕生日の日に、その家を訪れた。
そしてメアリーはお婆さんが自分の誕生日を知っていたことから、そのお婆さんが自分の実の母親であることに気付き、笑った。
#red#メアリーの笑顔は、実の母親に会えたことによる嬉しさだったのだ。#/red#
「【要知識問題】消えたカメコと奇妙な行動」「2ブックマーク」
カメオは私に言った。
「飼い猫のカメコがいなくなったのに、おばあちゃんは探そうとしないんだ。
しかも、#b#絶対に誰にも見られないようなところに貼り紙を貼ったんだよ。#/b#
そんなことしても意味なんてないのに、一体何故?」
「飼い猫のカメコがいなくなったのに、おばあちゃんは探そうとしないんだ。
しかも、#b#絶対に誰にも見られないようなところに貼り紙を貼ったんだよ。#/b#
そんなことしても意味なんてないのに、一体何故?」
16年02月09日 19:23
【ウミガメのスープ】 [ごがつあめ涼花]
【ウミガメのスープ】 [ごがつあめ涼花]
かなり要知識です。
解説を見る
#b#たち別れ いなばの山の 峰に生ふる#/b#
#b#まつとし聞かば 今帰り来む#/b#
百人一首の1つであるこの歌は、別れを惜しむ歌であるが、一方で#red#いなくなった人や動物が戻ってくるように願う、おまじないの歌#/red#でもある。
#b#飼い猫が居なくなったときは、この歌を短冊に書いて、猫の皿を伏せてその下に置いておく#/b#といったことをする家も、多々ある。
そんなことは迷信だと言う人も居るだろう。
しかし、数日後、カメオは私にこう言った。
「おばあちゃんすごい………猫が戻ってきたんだ!」
貴方も、飼い猫が居なくなったときには、試してみてはいかがだろうか。
#b#まつとし聞かば 今帰り来む#/b#
百人一首の1つであるこの歌は、別れを惜しむ歌であるが、一方で#red#いなくなった人や動物が戻ってくるように願う、おまじないの歌#/red#でもある。
#b#飼い猫が居なくなったときは、この歌を短冊に書いて、猫の皿を伏せてその下に置いておく#/b#といったことをする家も、多々ある。
そんなことは迷信だと言う人も居るだろう。
しかし、数日後、カメオは私にこう言った。
「おばあちゃんすごい………猫が戻ってきたんだ!」
貴方も、飼い猫が居なくなったときには、試してみてはいかがだろうか。
「幸せはあなたのすぐ隣りに」「2ブックマーク」
ドン! ドン! ドン! ドン!
ドン! ドン! ドン! ドン! ドンドン!!
隣の部屋から、もの凄い音が鳴り響き女は恐怖に脅かされたが、警察は当てにならなかった。
またこの恐怖に襲われるのではないかと女は怯えた。
しかし陰口のお陰で、彼女は平穏な生活を取り戻す事ができた。
状況を説明してください。
この問題は、みんさんの【恐怖ハ アナタノ スグ 側ニ(http://sui-hei.net/mondai/show/7807)】のオマージュです。
みんさん、ありがとうございました^^
ドン! ドン! ドン! ドン! ドンドン!!
隣の部屋から、もの凄い音が鳴り響き女は恐怖に脅かされたが、警察は当てにならなかった。
またこの恐怖に襲われるのではないかと女は怯えた。
しかし陰口のお陰で、彼女は平穏な生活を取り戻す事ができた。
状況を説明してください。
この問題は、みんさんの【恐怖ハ アナタノ スグ 側ニ(http://sui-hei.net/mondai/show/7807)】のオマージュです。
みんさん、ありがとうございました^^
15年05月28日 23:59
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
【ウミガメのスープ】 [ノックスR]
SPは耳たぶ犬さんです! 本当にありがとうございました!^^
解説を見る
↓少々エグい表現があります。注意してください。(下に簡易解説もあります)
この世には様々なアイの形があっていいと、私は思う。
相思相愛で二人きりの世界を作るのが至上だとする人も、ただ、愛しいあの人を見守っているだけでいいという人も、果ては全て自分のものにしないと気が済まないという人もいるだろう。
どれも私は否定しない。それは個性だ。
だからどうか、私のアイの形も認めてください。
さらりとした黒い髪をとかした後、きゅっと一つにまとめて私は玄関へと向かった。
「いってきます」
そう言って、家を出た。
仕事場には余裕を持って着くように、いつも早めに出るようにしている。早起きは三文の得だ。
「あら、おはよう」
「おはようございます」
犬の散歩をする、私の隣に住む中年のおばちゃん。
この時間帯に彼女と会うのはお決まりだ。
「今日もお仕事頑張ってね」
「ふふ、ありがとうございます」
「それにしても、若いっていいわあ。私なんてホラ、もうお肌が荒れちゃって。後十年若かったらねえ」
「あら、今も十分お綺麗ですよ」
「あらいやだ! お世辞はやめとくれよ、照れるじゃないの。そう言うのは彼氏に言ってやんな」
「彼氏なんて……そんな……」
「あら、いないの? もったいない」
「いや……いないとは、別に。でも……」
私が赤くなって照れていると何かを察したのか、おばちゃんはニヤニヤとして、もう一度言った。
「若いっていいわあ」
仕事が終わり、帰路につく。
この辺りは夜になると暗くなる。一応電灯はついているものの、今ではすっかり時代遅れの蛍光灯で、ジジと時折点滅するのはむしろ不気味さを引き立てている気がする。
帰り道。私の足は自然と早足になる。
ただ、別に怖いというわけではない。もしこの道がパチンコやコンビニの明かりで照らされる日が来ようとも、私のこの足は今と変わらず自然と早くなっていくだろう。
早く家へと帰りたいのだ。
「ただいまあ」
ドン! ドン! ドン! ドン!
戸を開け、そう声をかける。部屋は真っ暗だ。よかった。たまに付けっぱなしにしていて電気代が高くつくことがあるから。
ぱちり、と。廊下の電気を付ける。一気に、私の普段の部屋の光景が目に入った。
ドン! ドン! ドン! ドン! ドンドン!!
ふうと溜め息をつき、かばんを玄関のしたにドサと置く。ここに帰ると、ようやく辛いOLの今日の仕事が終わったと実感できる。
靴を脱いで綺麗に二足のシューズの横に並べて、再びかばんを持って廊下の先を進む。
ドン! ドン! ドン! ドン!
ドン! ドン! ドン! ドン!
リビングのソファにかばんを置いて、一つにしていた髪をばさりとほどく。生まれ付きの若干の癖っ毛も、ここまで長かったらあまり関係ない。せいぜい乾燥の時期に静電気に気をつけるくらいだ。
「さて、と……」
ドン! ドン! ドン! ドン!
ドン! ドン! ドン! ドン!
ドン! ドン! ドン! ドンドン!!
高鳴る胸を抑え、リビングの奥の部屋をがちゃりと開けた。
そこには先程からドンドンと音を鳴らし続けている、彼が変わらずにいた。
ああ、やはり椅子から落ちたらしい。
もう、そんなことで解けるわけないのだから、ムダなのに。それとも、そんなに音を出して、私になにか伝えたいことがあるのかな?
後でまとめて聞くから我慢してね?
目の前の、椅子に縛り付けられて目隠し、猿ぐつわをしているのは、私の愛しの彼だ。
おっと、勘違いしないでもらいたい。これは監禁ではない。
これは私の愛情表現だ。彼に、私がどれだけ愛しているのかを教えているのだ。そして、彼も私を愛しているに違いない。だって、逃げないんだもの。そういうことでしょ?
目は感情を表現する重要な器官だ。従って、目隠ししている彼が今どんな表情をしているのか、私には分からない。
だけど、それがいいのだ。彼は今、どんな表情をしているのだろう。
それを考えるだけで、想像するだけで胸が震える思いだ。
ああ、だめだだめだ。また一人で悦に入るところだった。
ええと、今日のご飯を食べさせて、今日のアイを伝えなきゃ。
今、彼には私しかいない。私だけが、拠り所なのだ。
私は懐から、そっと注射器を取り出した。
「イイコにしててね……?」
一通り終えて、いったんリビングに戻った。
先程とは打って変わって、しんとしている。
……実は、悩みがないわけではない。
私にとっての一番の恐怖は、彼と引き離されて、離ればなれになる事だ。
それは怖い。想像したくない。
もし、彼がいなくなったことを周りが気にしたり、また、今日の『ドン! ドン! ドン! ドン!』という音を隣りの人。例えばあのおばちゃんが聞いて、「あらぬ誤解」を受けて離ればなれになるのだけはなんとしても避けねばならない。
それだけが恐怖であった。
警察も、あてにならない。私の言い分なんて聞かず、私から彼を奪い去るだろう。
今はあれのお陰で静かだけれど、また煩くされて、この蜜月が他の人に知られるのではないかと思うと、私は怯える。
「もう、いつもおとなしくしててね、とは言ってるんだけどなあ」
翌日。
さらりとした黒い髪をとかした後、きゅっと一つにまとめて私は玄関へと向かった。
「いってきます」
そう言って、家を出た。
仕事場には余裕を持って着くように、いつも早めに出るようにしている。早起きは三文の得だ。
「あら、おはよう」
「おはようございます」
犬の散歩をする、私の隣に住む中年のおばちゃん。
この時間帯に彼女と会うのはお決まりだ。
「今日もお仕事頑張ってね」
「ふふ、ありがとうございます」
そう言うと、おばちゃんはちょっと怪訝な顔をした。
「ねえ、知ってる? ご近所の○○さん、失踪したらしいわよ」
「……へえ、そうなんですかあ」
「まあ、なんでも。話によると少し借金をしていたらしくてね。それが原因で蒸発したんじゃないかって話らしいわよ」
「借金……ですか」
「そうなのよ。若いのに、友達に騙されちゃったらしくて。可哀想にねえ。一緒に住んでいた妹は遠い親戚に保護されたらしいわよ?」
「へえ」
「でも、なんだかんだ言っても蒸発なんて……ろくな人じゃなかったんでしょうねえ」
(──っせえ、ババア。×すぞ?)
「ん? 何か言ったかしら?」
「え? なにがですか? あ。それよりもそろそろ行かないと」
「ええ。いってらっしゃい。気をつけてね」
「はい、いってきます」
よかった。音、聞こえなかったんだ。
通勤の道中。
ああ、今日からは早足で帰る事はなくなるかも。
そう思って、自然に顔がほころんだ。
簡易解説
女は、自身の好きな男を監禁していた。
ドン! ドン! ドン! ドン! という音は閉じ込められた男が出していた音。
この音を聞かれて、また、男がいなくなったのを誰か気にしてこの事がバレ、彼と離ればなれになることに恐怖を抱いていたが、男は借金で蒸発したといった内容の陰口をきいて誰も男がいなくなった事に関心を持っていないと感じ、安堵した。
この世には様々なアイの形があっていいと、私は思う。
相思相愛で二人きりの世界を作るのが至上だとする人も、ただ、愛しいあの人を見守っているだけでいいという人も、果ては全て自分のものにしないと気が済まないという人もいるだろう。
どれも私は否定しない。それは個性だ。
だからどうか、私のアイの形も認めてください。
さらりとした黒い髪をとかした後、きゅっと一つにまとめて私は玄関へと向かった。
「いってきます」
そう言って、家を出た。
仕事場には余裕を持って着くように、いつも早めに出るようにしている。早起きは三文の得だ。
「あら、おはよう」
「おはようございます」
犬の散歩をする、私の隣に住む中年のおばちゃん。
この時間帯に彼女と会うのはお決まりだ。
「今日もお仕事頑張ってね」
「ふふ、ありがとうございます」
「それにしても、若いっていいわあ。私なんてホラ、もうお肌が荒れちゃって。後十年若かったらねえ」
「あら、今も十分お綺麗ですよ」
「あらいやだ! お世辞はやめとくれよ、照れるじゃないの。そう言うのは彼氏に言ってやんな」
「彼氏なんて……そんな……」
「あら、いないの? もったいない」
「いや……いないとは、別に。でも……」
私が赤くなって照れていると何かを察したのか、おばちゃんはニヤニヤとして、もう一度言った。
「若いっていいわあ」
仕事が終わり、帰路につく。
この辺りは夜になると暗くなる。一応電灯はついているものの、今ではすっかり時代遅れの蛍光灯で、ジジと時折点滅するのはむしろ不気味さを引き立てている気がする。
帰り道。私の足は自然と早足になる。
ただ、別に怖いというわけではない。もしこの道がパチンコやコンビニの明かりで照らされる日が来ようとも、私のこの足は今と変わらず自然と早くなっていくだろう。
早く家へと帰りたいのだ。
「ただいまあ」
ドン! ドン! ドン! ドン!
戸を開け、そう声をかける。部屋は真っ暗だ。よかった。たまに付けっぱなしにしていて電気代が高くつくことがあるから。
ぱちり、と。廊下の電気を付ける。一気に、私の普段の部屋の光景が目に入った。
ドン! ドン! ドン! ドン! ドンドン!!
ふうと溜め息をつき、かばんを玄関のしたにドサと置く。ここに帰ると、ようやく辛いOLの今日の仕事が終わったと実感できる。
靴を脱いで綺麗に二足のシューズの横に並べて、再びかばんを持って廊下の先を進む。
ドン! ドン! ドン! ドン!
ドン! ドン! ドン! ドン!
リビングのソファにかばんを置いて、一つにしていた髪をばさりとほどく。生まれ付きの若干の癖っ毛も、ここまで長かったらあまり関係ない。せいぜい乾燥の時期に静電気に気をつけるくらいだ。
「さて、と……」
ドン! ドン! ドン! ドン!
ドン! ドン! ドン! ドン!
ドン! ドン! ドン! ドンドン!!
高鳴る胸を抑え、リビングの奥の部屋をがちゃりと開けた。
そこには先程からドンドンと音を鳴らし続けている、彼が変わらずにいた。
ああ、やはり椅子から落ちたらしい。
もう、そんなことで解けるわけないのだから、ムダなのに。それとも、そんなに音を出して、私になにか伝えたいことがあるのかな?
後でまとめて聞くから我慢してね?
目の前の、椅子に縛り付けられて目隠し、猿ぐつわをしているのは、私の愛しの彼だ。
おっと、勘違いしないでもらいたい。これは監禁ではない。
これは私の愛情表現だ。彼に、私がどれだけ愛しているのかを教えているのだ。そして、彼も私を愛しているに違いない。だって、逃げないんだもの。そういうことでしょ?
目は感情を表現する重要な器官だ。従って、目隠ししている彼が今どんな表情をしているのか、私には分からない。
だけど、それがいいのだ。彼は今、どんな表情をしているのだろう。
それを考えるだけで、想像するだけで胸が震える思いだ。
ああ、だめだだめだ。また一人で悦に入るところだった。
ええと、今日のご飯を食べさせて、今日のアイを伝えなきゃ。
今、彼には私しかいない。私だけが、拠り所なのだ。
私は懐から、そっと注射器を取り出した。
「イイコにしててね……?」
一通り終えて、いったんリビングに戻った。
先程とは打って変わって、しんとしている。
……実は、悩みがないわけではない。
私にとっての一番の恐怖は、彼と引き離されて、離ればなれになる事だ。
それは怖い。想像したくない。
もし、彼がいなくなったことを周りが気にしたり、また、今日の『ドン! ドン! ドン! ドン!』という音を隣りの人。例えばあのおばちゃんが聞いて、「あらぬ誤解」を受けて離ればなれになるのだけはなんとしても避けねばならない。
それだけが恐怖であった。
警察も、あてにならない。私の言い分なんて聞かず、私から彼を奪い去るだろう。
今はあれのお陰で静かだけれど、また煩くされて、この蜜月が他の人に知られるのではないかと思うと、私は怯える。
「もう、いつもおとなしくしててね、とは言ってるんだけどなあ」
翌日。
さらりとした黒い髪をとかした後、きゅっと一つにまとめて私は玄関へと向かった。
「いってきます」
そう言って、家を出た。
仕事場には余裕を持って着くように、いつも早めに出るようにしている。早起きは三文の得だ。
「あら、おはよう」
「おはようございます」
犬の散歩をする、私の隣に住む中年のおばちゃん。
この時間帯に彼女と会うのはお決まりだ。
「今日もお仕事頑張ってね」
「ふふ、ありがとうございます」
そう言うと、おばちゃんはちょっと怪訝な顔をした。
「ねえ、知ってる? ご近所の○○さん、失踪したらしいわよ」
「……へえ、そうなんですかあ」
「まあ、なんでも。話によると少し借金をしていたらしくてね。それが原因で蒸発したんじゃないかって話らしいわよ」
「借金……ですか」
「そうなのよ。若いのに、友達に騙されちゃったらしくて。可哀想にねえ。一緒に住んでいた妹は遠い親戚に保護されたらしいわよ?」
「へえ」
「でも、なんだかんだ言っても蒸発なんて……ろくな人じゃなかったんでしょうねえ」
(──っせえ、ババア。×すぞ?)
「ん? 何か言ったかしら?」
「え? なにがですか? あ。それよりもそろそろ行かないと」
「ええ。いってらっしゃい。気をつけてね」
「はい、いってきます」
よかった。音、聞こえなかったんだ。
通勤の道中。
ああ、今日からは早足で帰る事はなくなるかも。
そう思って、自然に顔がほころんだ。
簡易解説
女は、自身の好きな男を監禁していた。
ドン! ドン! ドン! ドン! という音は閉じ込められた男が出していた音。
この音を聞かれて、また、男がいなくなったのを誰か気にしてこの事がバレ、彼と離ればなれになることに恐怖を抱いていたが、男は借金で蒸発したといった内容の陰口をきいて誰も男がいなくなった事に関心を持っていないと感じ、安堵した。
「人生を変える大事な質問」「2ブックマーク」
カメオは質問に正しく答えたため、カメコに酷く怒られた。
なぜか。
なぜか。
16年04月29日 17:35
【ウミガメのスープ】 [蓮華]
【ウミガメのスープ】 [蓮華]
ありがとうございました
解説を見る
カメコとカメオは付き合っている。
カメコがカメオにラテシンを教え、カメオはどっぷりとハマってしまった。
ラテシンのルールを教えた時に、カメコはカメオのアカウント名を知っている。
デートの翌日…
「これ、おとといアンタの出題した問題よね、で、回答してる時間って昨日のデート中だよね。なんでデート中に回答してんの?」
「え、いや……」
「あたしとラテシン、どっちが大切なの!?」
「それはもちろん、
カメコがカメオにラテシンを教え、カメオはどっぷりとハマってしまった。
ラテシンのルールを教えた時に、カメコはカメオのアカウント名を知っている。
デートの翌日…
「これ、おとといアンタの出題した問題よね、で、回答してる時間って昨日のデート中だよね。なんでデート中に回答してんの?」
「え、いや……」
「あたしとラテシン、どっちが大切なの!?」
「それはもちろん、