「10万円」「2ブックマーク」
ここは都内の隠れ家的バー。
そこで一人の男がうなだれていた。
「どうしましたお客さん?浮かない顔して」
「いやこれを見てくれよ」
男はビニールで出来た巾着袋(よく縁日の金魚すくいで見かけるアレだ)をマスターに見せた。
「ん?ただの金魚じゃなですか。こんなものどうしたんです?」
「買った。」
「買った?あなたのような上から下までブランド品で揃える紳士が? 失礼ですが、おいくらで?」
男は吐き捨てるように言った。
「10万円」
なぜは男は10万円で買ったのでしょうか?
【この問題はゴルムさんに手伝ってもらいました。】
そこで一人の男がうなだれていた。
「どうしましたお客さん?浮かない顔して」
「いやこれを見てくれよ」
男はビニールで出来た巾着袋(よく縁日の金魚すくいで見かけるアレだ)をマスターに見せた。
「ん?ただの金魚じゃなですか。こんなものどうしたんです?」
「買った。」
「買った?あなたのような上から下までブランド品で揃える紳士が? 失礼ですが、おいくらで?」
男は吐き捨てるように言った。
「10万円」
なぜは男は10万円で買ったのでしょうか?
【この問題はゴルムさんに手伝ってもらいました。】
13年03月23日 13:58
【ウミガメのスープ】 [tsuna]
【ウミガメのスープ】 [tsuna]
featuring ゴルムさんです
解説を見る
「今日、出張で地方に行ったんだよ。そこで昼飯を食べようと思ったのだが、生憎ミシュランに載っているような俺にふさわしい店はない。
仕方なく近くの定食屋に入ったんだ。まぁやっぱり私の口には合わなかったんだ。
でもそこは俺、ただでは転ばない。こいつが目に入ったんだ。」
そう言ってケータイを取り出し、写真を見せてきた。
「ん?金魚が写ってるだけじゃないですか」
「チッチッチッ、違うんだよマスター…金魚じゃなくてこっちを見てよ」
そう言って金魚の入っている器を指差した。
「これは、唐高麗染付鉢と言って、室町中期の代物で・・・」
「はぁ、なるほど」
「だからこんな風に金魚鉢の代わりにするものじゃないんだよ。
出すトコ出したら100いや、200万は下らない素晴しい代物。いや作品なんだ。
このままにしておいたらいつ処分されるかわからない。
ならば、いっそ俺が買い取って、正しく使ってやる。それが親心。いや正義ってヤツでしょ」
「はぁ…(コイツうぜぇ)、でも200万は軽々出せないでしょう?」
「マスターは良い人だね…。でも、これは世直しだよ。むざむざ罰当たりな奴にそんな大金をやる必要はないよ。
まぁ、俺も流石にポンと200万出すって訳にはいかないしね。
そこで金魚に目を付けたワケよ。金魚をはした金で買ってだ。ついでにその住処である茶碗を戴こう。って考えた。
どうせ物の価値が判らない奴だ。はした金でも喜んで差し出すだろう。そう思ったんだ。」
「店主、この金魚は素敵だね。実は娘が金魚が大好きでね。(本当は独身だよ)出来れば譲ってくれないか。
タダとは言わない1万円でどうだ。」
「申し訳ありません。ウチの息子がずっと大事に育てている金魚なんでちょっと…」
「うん?ま、まぁそうだろうなぁ。この金魚見たらどんだけ大切にしているかわかるよ。
じゃ、じゃあ10万円でどうですか。申し訳ないが正直この店さほど繁盛しているとは思えません。
私はこれでもある程度の収入を得て、幸せに暮らしております。
これでご子息や奥方様に大した事は出来ないかも知れないが、幸せのおすそ分けが出来たらどうかと思うのだが…」
「うーん。正直ウチの経営が芳しくないのは確か。…解りました。お譲りしましょう。」
「解ってもらえて、私も幸せあなたも幸せ。じゃあ早速、金魚だけを持って行くのは不可能だからこの器ごと貰って行きますよ。」
「いえいえ。お見かけした所こちらへは出張か何かで来られたかと。そうであるならば、かさ張っては何かとご不便。
ただいまビニール製の巾着をお持ちいたしますので。」
「俺がいいって言うんだからこれでいいのですよ。金魚も急に住処が変わったら吃驚して体調崩したら可哀相じゃないですか。」
「なんと、お客様はお優しい方なんでしょう。しかしそういう訳には行かないんです。」
「俺がこれがいいんだよ」
「いえ、お客様はご存じないかと思いますが、この器は唐高麗染付鉢と言って、室町中期の代物でございまして、出すトコ出したら100いや、200万円は下らないモノなんですよ。」
「えっ!知って…いや、そうなんですか…じっ、じゃあ、何でそんなモン入れておくのですか?」
「はい。こうしておくとたまに金魚が10万円で売れるのです。」
おあとがよろしいようで。
「なぁ聞いてくれよぉ~、マスタァー。俺は何か悪い事したか?俺一切悪くないよなぁ。じゃあ何でこんな目に…。
第一さぁ、判ってて金魚入れておくなんてさぁ・・・」
「(ホントうぜぇな)判りますよ。お客さん。」
「マスターだけだよ。判ってくれるの。でさぁ・・・・・」
「はいはい。(あーあ、早く帰らないかなぁコイツ)」
仕方なく近くの定食屋に入ったんだ。まぁやっぱり私の口には合わなかったんだ。
でもそこは俺、ただでは転ばない。こいつが目に入ったんだ。」
そう言ってケータイを取り出し、写真を見せてきた。
「ん?金魚が写ってるだけじゃないですか」
「チッチッチッ、違うんだよマスター…金魚じゃなくてこっちを見てよ」
そう言って金魚の入っている器を指差した。
「これは、唐高麗染付鉢と言って、室町中期の代物で・・・」
「はぁ、なるほど」
「だからこんな風に金魚鉢の代わりにするものじゃないんだよ。
出すトコ出したら100いや、200万は下らない素晴しい代物。いや作品なんだ。
このままにしておいたらいつ処分されるかわからない。
ならば、いっそ俺が買い取って、正しく使ってやる。それが親心。いや正義ってヤツでしょ」
「はぁ…(コイツうぜぇ)、でも200万は軽々出せないでしょう?」
「マスターは良い人だね…。でも、これは世直しだよ。むざむざ罰当たりな奴にそんな大金をやる必要はないよ。
まぁ、俺も流石にポンと200万出すって訳にはいかないしね。
そこで金魚に目を付けたワケよ。金魚をはした金で買ってだ。ついでにその住処である茶碗を戴こう。って考えた。
どうせ物の価値が判らない奴だ。はした金でも喜んで差し出すだろう。そう思ったんだ。」
「店主、この金魚は素敵だね。実は娘が金魚が大好きでね。(本当は独身だよ)出来れば譲ってくれないか。
タダとは言わない1万円でどうだ。」
「申し訳ありません。ウチの息子がずっと大事に育てている金魚なんでちょっと…」
「うん?ま、まぁそうだろうなぁ。この金魚見たらどんだけ大切にしているかわかるよ。
じゃ、じゃあ10万円でどうですか。申し訳ないが正直この店さほど繁盛しているとは思えません。
私はこれでもある程度の収入を得て、幸せに暮らしております。
これでご子息や奥方様に大した事は出来ないかも知れないが、幸せのおすそ分けが出来たらどうかと思うのだが…」
「うーん。正直ウチの経営が芳しくないのは確か。…解りました。お譲りしましょう。」
「解ってもらえて、私も幸せあなたも幸せ。じゃあ早速、金魚だけを持って行くのは不可能だからこの器ごと貰って行きますよ。」
「いえいえ。お見かけした所こちらへは出張か何かで来られたかと。そうであるならば、かさ張っては何かとご不便。
ただいまビニール製の巾着をお持ちいたしますので。」
「俺がいいって言うんだからこれでいいのですよ。金魚も急に住処が変わったら吃驚して体調崩したら可哀相じゃないですか。」
「なんと、お客様はお優しい方なんでしょう。しかしそういう訳には行かないんです。」
「俺がこれがいいんだよ」
「いえ、お客様はご存じないかと思いますが、この器は唐高麗染付鉢と言って、室町中期の代物でございまして、出すトコ出したら100いや、200万円は下らないモノなんですよ。」
「えっ!知って…いや、そうなんですか…じっ、じゃあ、何でそんなモン入れておくのですか?」
「はい。こうしておくとたまに金魚が10万円で売れるのです。」
おあとがよろしいようで。
「なぁ聞いてくれよぉ~、マスタァー。俺は何か悪い事したか?俺一切悪くないよなぁ。じゃあ何でこんな目に…。
第一さぁ、判ってて金魚入れておくなんてさぁ・・・」
「(ホントうぜぇな)判りますよ。お客さん。」
「マスターだけだよ。判ってくれるの。でさぁ・・・・・」
「はいはい。(あーあ、早く帰らないかなぁコイツ)」
「ぷりーずりーどみー」「2ブックマーク」
僕の父さんの趣味は、読書なんだ。
でも、ずっと読書ばっかりしてて、僕と遊んでくれないんだ。
だから、ある時、父さんにイタズラしてやったんだ。
そしたら父さん、
それからすっかり読書しなくなっちゃって、なんだか僕にも冷たくなっちゃった。
やり過ぎたかな?
そう思って今日、イタズラのことを父さんに謝ったんだ。
そしたら父さん、
イタズラの事を怒るどころか、逆に僕に謝ってきたんだ。
どうして?
でも、ずっと読書ばっかりしてて、僕と遊んでくれないんだ。
だから、ある時、父さんにイタズラしてやったんだ。
そしたら父さん、
それからすっかり読書しなくなっちゃって、なんだか僕にも冷たくなっちゃった。
やり過ぎたかな?
そう思って今日、イタズラのことを父さんに謝ったんだ。
そしたら父さん、
イタズラの事を怒るどころか、逆に僕に謝ってきたんだ。
どうして?
13年08月20日 22:06
【ウミガメのスープ】 [クレーマー]
【ウミガメのスープ】 [クレーマー]
誘導下手だったけど好き★★★★☆
解説を見る
息子は、私の日記を盗み、どこかに隠してしまったのだ。
その日記は、私の「最初の日記」。私が日記をつけ始めたのは数年前だった。
・・・
私の時は、未だあの日に止まったままだ。
数年前の事故で、私の記憶は9時間しか持たないのだ。
事故以降の記憶は、全て日記に記してある。
だから、朝起きてからすぐ、私は「記憶の整理」を始める。
9時間ごとに失われる記憶を、日記を読み返すことでつないでいく。
毎朝、長い時間をかけて、膨大な量の「記憶」を読み返す。決して容易なことではない。
しかし、「記憶」がなければ、息子の顔も、
いや、息子がいることさえ、私にはわからない。
・・・事故以前の記憶は、昨日のことのように思い出せるのに。
そして、
私の枕元には、一番最初の日記。
朝起きた時に、真っ先に目につくところにおいてある。
明日の自分へ、今日の自分からの記憶のバトンを託し、私は眠りにつく。
・・・
目が覚めると、いつもの部屋。
事故以前と何も変わらぬ風景。
ただ数カ所、違う部分があった。
昨日切ったはずの髪が伸びている。
一昨日買ったはずの缶詰が無い。
・・・知らない男の子が、家の中にいる。
不気味な男の子だ。私の事を「父さん」と呼ぶ。
家の中を私より把握している。
何より、何故か馴れ馴れしいのが不愉快だった。
そう思っていると、男の子が不意に謝ってきた。
「これ、隠してたの僕なの。ごめんなさい!」
手には、古びた日記帳。筆跡からして、私のものだ。
表紙には『Read me!(私を読んで!)』の文字。
日記にはこう書いてあった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はじめに
「あなたの記憶は9時間しか持ちません。数年前の事故の影響です。」
「あなたの記憶は金庫にしまってあります。暗証番号は****です。必ず読み返して下さい。」
「寝る前に、今日の日記をつけて下さい。それがあなたの記憶です。」
「家にいる男の子、もう大人かもしれませんが、彼はあなたの息子です。」
「事故の数日後に生まれました。名前はカメオ。好きな食べ物はハンバーグ。好きなスポーツは・・・」
「あなたには記憶が無いかもしれませんが、正真正銘、あなたの息子です。」
「愛してあげて下さい。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は全てを理解した。
ごめんな。大事なものなのに、失くしちゃって。愛してあげなきゃいけないのに、忘れちゃって。
・・・私は息子を抱きしめたまま、ただただ泣きながら謝ることしか出来なかった。
私は今日のことを、忘れずに「記憶」に書き記した。
そして、最初の日記の『はじめに』の一番下にこう書き足した。
「たまには息子と遊んであげて下さい。」
その日記は、私の「最初の日記」。私が日記をつけ始めたのは数年前だった。
・・・
私の時は、未だあの日に止まったままだ。
数年前の事故で、私の記憶は9時間しか持たないのだ。
事故以降の記憶は、全て日記に記してある。
だから、朝起きてからすぐ、私は「記憶の整理」を始める。
9時間ごとに失われる記憶を、日記を読み返すことでつないでいく。
毎朝、長い時間をかけて、膨大な量の「記憶」を読み返す。決して容易なことではない。
しかし、「記憶」がなければ、息子の顔も、
いや、息子がいることさえ、私にはわからない。
・・・事故以前の記憶は、昨日のことのように思い出せるのに。
そして、
私の枕元には、一番最初の日記。
朝起きた時に、真っ先に目につくところにおいてある。
明日の自分へ、今日の自分からの記憶のバトンを託し、私は眠りにつく。
・・・
目が覚めると、いつもの部屋。
事故以前と何も変わらぬ風景。
ただ数カ所、違う部分があった。
昨日切ったはずの髪が伸びている。
一昨日買ったはずの缶詰が無い。
・・・知らない男の子が、家の中にいる。
不気味な男の子だ。私の事を「父さん」と呼ぶ。
家の中を私より把握している。
何より、何故か馴れ馴れしいのが不愉快だった。
そう思っていると、男の子が不意に謝ってきた。
「これ、隠してたの僕なの。ごめんなさい!」
手には、古びた日記帳。筆跡からして、私のものだ。
表紙には『Read me!(私を読んで!)』の文字。
日記にはこう書いてあった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はじめに
「あなたの記憶は9時間しか持ちません。数年前の事故の影響です。」
「あなたの記憶は金庫にしまってあります。暗証番号は****です。必ず読み返して下さい。」
「寝る前に、今日の日記をつけて下さい。それがあなたの記憶です。」
「家にいる男の子、もう大人かもしれませんが、彼はあなたの息子です。」
「事故の数日後に生まれました。名前はカメオ。好きな食べ物はハンバーグ。好きなスポーツは・・・」
「あなたには記憶が無いかもしれませんが、正真正銘、あなたの息子です。」
「愛してあげて下さい。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は全てを理解した。
ごめんな。大事なものなのに、失くしちゃって。愛してあげなきゃいけないのに、忘れちゃって。
・・・私は息子を抱きしめたまま、ただただ泣きながら謝ることしか出来なかった。
私は今日のことを、忘れずに「記憶」に書き記した。
そして、最初の日記の『はじめに』の一番下にこう書き足した。
「たまには息子と遊んであげて下さい。」
「水平思考の旅」「2ブックマーク」
・01221→01219
・01204→01208→01207
・02202→02206
・05201→03201→03202
・03201→04100
・20201→10201
・20202→19201
・22212→14100→08201
・31201→28201
・36201→30201→29201
これらの数字は一体何を表しているでしょうか?
・01204→01208→01207
・02202→02206
・05201→03201→03202
・03201→04100
・20201→10201
・20202→19201
・22212→14100→08201
・31201→28201
・36201→30201→29201
これらの数字は一体何を表しているでしょうか?
16年09月07日 21:36
【20の扉】 [ホルス]
【20の扉】 [ホルス]
解説を見る
上記の番号は市町村コードであり、番号を都市名に変換すると、
・1名寄市→2紋別市
・3旭川市→4北見市→5帯広市
・6弘前市→7十和田市
・8秋田市→9盛岡市→10宮古市
・9盛岡市→11仙台市
・12長野市→13前橋市
・14松本市→15甲府市
・16焼津市→17横浜市→18水戸市
・19鳥取市→20姫路市
・21徳島市→22和歌山市→23奈良市
となる。
次にGoogleマップで、名寄市と紋別市の地点を繋いでみてください。同様に旭川市と北見市と帯広市の地点、それ以下の都市の地点も繋いでいくと…
左の図のように「ラテシン」という文字が浮かび上がります。
・1名寄市→2紋別市
・3旭川市→4北見市→5帯広市
・6弘前市→7十和田市
・8秋田市→9盛岡市→10宮古市
・9盛岡市→11仙台市
・12長野市→13前橋市
・14松本市→15甲府市
・16焼津市→17横浜市→18水戸市
・19鳥取市→20姫路市
・21徳島市→22和歌山市→23奈良市
となる。
次にGoogleマップで、名寄市と紋別市の地点を繋いでみてください。同様に旭川市と北見市と帯広市の地点、それ以下の都市の地点も繋いでいくと…
左の図のように「ラテシン」という文字が浮かび上がります。
「再会の挨拶を強制終了」「2ブックマーク」
えねこー☆さんととかげさんは幼少期からの唯一無二の親友。
お互いにずっと一緒にいたいと思っていたのだが、次第に生活も忙しくなり、連絡も全く取れず、会えない日々が長く続いていた。
そんなある日、道端で偶然再会したえねこー☆さんととかげさん。えねこー☆さんがとかげさんに近づくと、#red#とかげさんはえねこー☆さんをいきなり殺した。#/red#
いったいなぜ?
(えねこー☆さん、とかげさん、名前を使用させていただきます!ありがとうございます!)
お互いにずっと一緒にいたいと思っていたのだが、次第に生活も忙しくなり、連絡も全く取れず、会えない日々が長く続いていた。
そんなある日、道端で偶然再会したえねこー☆さんととかげさん。えねこー☆さんがとかげさんに近づくと、#red#とかげさんはえねこー☆さんをいきなり殺した。#/red#
いったいなぜ?
(えねこー☆さん、とかげさん、名前を使用させていただきます!ありがとうございます!)
15年01月31日 11:23
【ウミガメのスープ】 [えつこ]
【ウミガメのスープ】 [えつこ]
えねこー☆さんが登場すると文面がキラキラ☆
解説を見る
えねこー☆さんはモンシロチョウで、とかげさんはエリマキとかげである。
体に障害があり、仲間はずれにされていたとかげさん(とかげ)とえねこー☆さん(青虫)は、お互いの穴を埋め合うようにして親友となった。しかし、お互い生活が忙しくなり(というか主にえねこー☆さんがサナギになったことで)会えない日々が続いていた。
そして偶然再会したとき、えねこー☆さんは立派なモンシロチョウであった。えねこー☆さんがとかげさんに気付いて嬉々として近づいたのに対して、幼少期の姿(青虫)しか知らないとかげさんは、「おっエサじゃん」と思ってえねこー☆さんを食べたのであった。
そして食べた後も、とかげさんはえねこー☆さんに気付くことはなかった……
省略:青虫であったえねこー☆さんが成長したら変体していたので、とかげさんは気づかずに食べてしまった。
体に障害があり、仲間はずれにされていたとかげさん(とかげ)とえねこー☆さん(青虫)は、お互いの穴を埋め合うようにして親友となった。しかし、お互い生活が忙しくなり(というか主にえねこー☆さんがサナギになったことで)会えない日々が続いていた。
そして偶然再会したとき、えねこー☆さんは立派なモンシロチョウであった。えねこー☆さんがとかげさんに気付いて嬉々として近づいたのに対して、幼少期の姿(青虫)しか知らないとかげさんは、「おっエサじゃん」と思ってえねこー☆さんを食べたのであった。
そして食べた後も、とかげさんはえねこー☆さんに気付くことはなかった……
省略:青虫であったえねこー☆さんが成長したら変体していたので、とかげさんは気づかずに食べてしまった。
「美しいとは…」「2ブックマーク」
カメコは綺麗になりたくて整形手術を受けた。
手術から目覚めた時、お世辞にも美しいとはほど遠いほど惨めな姿に変わっていたのにカメコ喜び微笑んだ。
いったいなぜ?
手術から目覚めた時、お世辞にも美しいとはほど遠いほど惨めな姿に変わっていたのにカメコ喜び微笑んだ。
いったいなぜ?
15年05月03日 21:40
【ウミガメのスープ】 [華]
【ウミガメのスープ】 [華]
解説を見る
夫の亀男は美しい女性とばかり浮気をしていた。
そこでカメコは美しくなろうと決め手術に望んだ・・・
手術は成功したのだがカメコは全身麻酔から目覚めなかった。
美しくはなったが、眠り続けるカメコ…。
亀男は、カメコの大切さに気付き、ずっとカメコの傍にいた
カメコが長い長い眠りから覚めるまで・・・
何十年もの月日が経ちカメコがやっと眠りから覚めた時
二人はすっかり年を取り、風貌も全く変わってしまった。けれど・・・
カメコの傍に居た亀男は微笑みながら言った
『カメコ、おはよう。
君はずっと眠り続けていて・・・見た目は婆さんになってしまったよ、
けれども・・・・・・やっと君の笑顔に出会えたよ。
どんなに美しくても笑ってくれなければ人形と一緒だ
君の笑顔に出会えなくなって、僕は本当の君の大切さを知った、
外見などどうでもいいんだ・・・僕は君と言う魂を心から愛してる 』
カメコは亀男に微笑み返した。
そこでカメコは美しくなろうと決め手術に望んだ・・・
手術は成功したのだがカメコは全身麻酔から目覚めなかった。
美しくはなったが、眠り続けるカメコ…。
亀男は、カメコの大切さに気付き、ずっとカメコの傍にいた
カメコが長い長い眠りから覚めるまで・・・
何十年もの月日が経ちカメコがやっと眠りから覚めた時
二人はすっかり年を取り、風貌も全く変わってしまった。けれど・・・
カメコの傍に居た亀男は微笑みながら言った
『カメコ、おはよう。
君はずっと眠り続けていて・・・見た目は婆さんになってしまったよ、
けれども・・・・・・やっと君の笑顔に出会えたよ。
どんなに美しくても笑ってくれなければ人形と一緒だ
君の笑顔に出会えなくなって、僕は本当の君の大切さを知った、
外見などどうでもいいんだ・・・僕は君と言う魂を心から愛してる 』
カメコは亀男に微笑み返した。