「張り込みのお約束」「4ブックマーク」
張り込みの際は「あんパンと牛乳」が常のカメオ刑事。もう何年もそうだったのに、その日の張り込みに持ってきたのは、サンドウィッチとカフェラテだった。何故だろう?
16年08月29日 23:26
【ウミガメのスープ】 [az]
【ウミガメのスープ】 [az]
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人気刑事ドラマ『片棒』の主人公・亀山カメオ刑事。その手のドラマのお約束に違わず、カメオ刑事が張り込みのお供にするのはいつもあんパンと牛乳だった。
ところが、#b#今年放送の新シーズンから新しく付いたスポンサー企業#/b#が、宣伝のため張り込みには是非うちの商品を、と要望。結果、その企業の売れ筋商品であるサンドウィッチとカフェラテを張り込みの際に持ち込むよう、脚本が書き換えられたのだった。
「張り込みっつったら、あんパ……サンドウィッチとぎゅ……カフェラテって決まってんだよ!」
「はいカット! いい加減慣れてよねー。あとね、カフェラテじゃなくて、カフェ“ラッテ”でお願いできるかなー」
(勝手なこと言ってんじゃねえよ……)
ところが、#b#今年放送の新シーズンから新しく付いたスポンサー企業#/b#が、宣伝のため張り込みには是非うちの商品を、と要望。結果、その企業の売れ筋商品であるサンドウィッチとカフェラテを張り込みの際に持ち込むよう、脚本が書き換えられたのだった。
「張り込みっつったら、あんパ……サンドウィッチとぎゅ……カフェラテって決まってんだよ!」
「はいカット! いい加減慣れてよねー。あとね、カフェラテじゃなくて、カフェ“ラッテ”でお願いできるかなー」
(勝手なこと言ってんじゃねえよ……)
「孤独の旅路」「4ブックマーク」
トコトコトコトコ トコトコトコトコ
トコトコ........
私は、このまま進んで行くと雨になりそうな気がした。
なぜだろう?
トコトコ........
私は、このまま進んで行くと雨になりそうな気がした。
なぜだろう?
17年07月11日 20:52
【ウミガメのスープ】 [立派なうさぎ]
【ウミガメのスープ】 [立派なうさぎ]
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カメオがクイズの本を片手に、ウミコに10回クイズを出している。
カメオ 「ウミコちゃん、床(トコ)って10回言ってみて。」
ウミコ 「トコトコ...」
カメオ 「冬に空から降って来る水はなあに?」
ウミコ 「雨?」
私(心の声)『"床(ゆか)"って言わないと"雪(ゆき)"って言わせるのは無理でしょ...』
---補足---
10回クイズ出題をミスってる姿を見て、このまま進行すると答えが普通に「雨」になりそうな気がした。
カメオ 「ウミコちゃん、床(トコ)って10回言ってみて。」
ウミコ 「トコトコ...」
カメオ 「冬に空から降って来る水はなあに?」
ウミコ 「雨?」
私(心の声)『"床(ゆか)"って言わないと"雪(ゆき)"って言わせるのは無理でしょ...』
---補足---
10回クイズ出題をミスってる姿を見て、このまま進行すると答えが普通に「雨」になりそうな気がした。
「死期死期チキンレース」「4ブックマーク」
男は砂漠で遭難していた。
しばらく歩くと、自分の足跡を見つけた。
まっすぐ歩いていたつもりなのに。
歩いた道は円を描いていた。
しかし、男は喜んで自分の足跡をたどった。
何故?
しばらく歩くと、自分の足跡を見つけた。
まっすぐ歩いていたつもりなのに。
歩いた道は円を描いていた。
しかし、男は喜んで自分の足跡をたどった。
何故?
17年03月18日 21:52
【ウミガメのスープ】 [八重歯]
【ウミガメのスープ】 [八重歯]
【30過ぎても結婚楽勝ってマジ!?:PR】
解説を見る
男は後悔していた。
何故さっき、飲まなかったのか?食べなかったのか?
男の足跡をたどった先には、同じく遭難した友人が倒れていた。
途中で体力がつきで死んでしまい、泣く泣くその場に置いてきたのだ。
しかし、今は違う。
彼は今、私の喉をうるおし、私の胃袋を満たす。
最高の存在となってくれるだろう。
男は、途中で死んでしまい置いてきた友人を食べようと思って足跡をたどったのでした。
何故さっき、飲まなかったのか?食べなかったのか?
男の足跡をたどった先には、同じく遭難した友人が倒れていた。
途中で体力がつきで死んでしまい、泣く泣くその場に置いてきたのだ。
しかし、今は違う。
彼は今、私の喉をうるおし、私の胃袋を満たす。
最高の存在となってくれるだろう。
男は、途中で死んでしまい置いてきた友人を食べようと思って足跡をたどったのでした。
「覆面舞踏会」「4ブックマーク」
あるところに、覆面をつけた男がいた。
すると、当然、別の男に覆面を引き剥がされた。
男は涙を流した。
状況を説明してください。
すると、当然、別の男に覆面を引き剥がされた。
男は涙を流した。
状況を説明してください。
13年07月21日 12:04
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
いろいろとスイマセンでした。批評は、よろしければ「五臓六腑七転八倒」からルームに入ってください。
解説を見る
俺は売れっ子レスラーだ。
いや、「だった」のほうが適切かもしれない。
俺は一回は引退したからだ。
俺には唯一無二の友がいた。
有名ではなかったが、そいつもレスラーだった。
俺が無名なころから、一緒に練習や特訓を重ねてきた。
どんなにキツイときだって・・・
俺らには夢があった。
#b#「二人でタッグを組んで、最強のコンビになろうぜ」#/b#
俺たちは、最強を目指し続けた。
俺は、目立ったり、派手な技を使うタチだった。
そのため、だんだん名前が広がり、いつの間にか有名になった。
対して、アイツは地味に攻めるのが好きだったな。
だから、さほど有名にならず、一部のファンの間で「天才」と呼ばれる程度だった。
しかし、一歩ずつ、一歩ずつ、夢に近づいていった・・・
そんなあるときだった・・・
ある試合があった。
対戦相手は、姑息な手を使うことで有名なコンビだった。
だから、もう少し警戒するべきだったのに・・・
試合は圧倒的に有利に進んでいった。まあ、実力勝負じゃ勝てないから、卑怯な手を使うんだな。タブン。
そのときだった・・・
相手が後ろから、パイプ椅子で俺を殴ろうとしていた!
警戒してなかった俺は、何もできなかった。
それを見たアイツが、とっさに・・・
アイツは病院送りになった。
頚椎を傷めたらしく、下手すると下半身不随・・・
アイツや、ファンのみんなは「気にするな」と言ってくれたが、
おそらく現役復帰は絶望的
下手すると一生寝たきり
気にしないほうが無理だ。
#b#俺がウッカリしてたせいで・・・#/b#
俺は俺を攻めた。
あとで聞いた話だが、仕事ができなくなったから、妻や子に逃げられたらしい。
アイツの親も金を出してくれてはいるが、もう還暦を迎えていて、そこまで支援はできないらしい。
その話を聞いたとき、ますます自分を責めた・・・
考えて、考えて、考えた末に・・・
#b#俺は引退を決意した。#/b#
発表したとき?そりゃ、驚かれたさ。
#b#アイツがダメになったのは、アンタのせいじゃないのに・・・#/b#
世間中がそう思ってたからな。
だが違った。どう考えても、俺が注意を怠ったからだ。
あのとき、どうして油断したのか、今でも分からない。あまりにも圧勝ペースだったからか?
引退した後、俺は塞ぎこんでいた。
頭の中には「後悔」という文字しかなかった。
なぜかって?
引退したことではない。
ファンを裏切ったことでもない。
俺のせいで、アイツが、とんでもない苦労を強いているからだ・・・
自業自得で始まった、プロレスから離れた生活。
しかし、長くは続かなかった。
引退して、ある程度吹っ切れた後は、貯金を削って暮らしていったが、もともと努力をするのが苦手な性分、貯金はとても少なかった。
これではイカン、と働き始めたが、これも長くは続かなかった。
ある程度、名前と顔が知られていたのが災いして、ファンの人に声をかけられるのだ。
#b#「あ、お前、●●(←俺の名前)じゃないか?なんで辞めたんだ?お前のせいじゃないのに」#/b#
嬉しかった。こんな俺にまだ気遣いしてくれる人がいて。
でも、それ以上に辛かった。あの光景が思い出されるようで・・・
客にプロレスのことを聞かれるたび、バイトを辞めてった。客が#b#「あのバイト、どこ行ったんだ?」#/b#と店員と話しているところも聞いたことがある。
働くことができない。しかし、働かないと生きていけない。切羽詰ったとき、ある考えが浮かんだ。
#b#「バレないように、もう一度プロレスをすればいいのでは?」#/b#
初めは気乗りしなかった。しかし、ほかにどうしようもなかった。
だが、バレないようにするには?俺は顔が知られているしな・・・
顔?
そうだ!
#b#顔を隠せばバレない!!#/b#
#b#覆面レスラーとして活動すればいいんだ!!#/b#
ほら、神父が顔を隠して、レスラーとして活躍したって言う話があるし、アレ、なかったっけ?
とにかく、俺は「覆面レスラー」として、復帰した。
いや、表向きは「新人」として、リングに上がった。
俺の噂は、たちまち広まった。
何せ、彗星の如く現れて、数多のレスラーを倒していったからだ。
自分で言うのもなんだが、まあ実力はあるほうだった。
表向きは「新人」なので、初めは弱い相手ばかりで、ファイトマネーも少なかった。
しかし、勝ち続けていくと、次第に評判が広まり、強い相手と対戦できるようになり、ファイトマネーも増えていった。
今度はちゃんと貯金していった。いつ、バレルか分からないからな。
勝ち続け、評判が広まるにつれて、
#b#「あの覆面の中身は誰だ?」#/b#
という議論が、当然ながらなされていた。
なかには、
#b#「あの覆面レスラーの正体は、この前引退した●●だ!」#/b#
という、ピンポイントの意見もあったので、気が気でなかった。
幸いなことに少数意見だったらしいが。
ファイトマネーの一部は、アイツの口座に、匿名で振り込んだ。せめてもの罪の償いってやつだ。
そんなある日だ。
#b#突然、俺が覆面を取る日が来た。#/b#
いや、「取られる」のほうがいいかな?
とある会場で試合があった。
なんと、久しぶりのタッグマッチということだった。
相手は、アイツを病院送りにし、俺を引退に追い込んだ、アノ憎い姑息ペア・・・
ペアは・・・覆面レスラーか?俺は聞いたことがないレスラーだった。
だが、期待の新人であることは確からしい。
こうして、始まりのコングが鳴った。
試合は圧倒的に有利で進んでいった。
なんか、イヤな予感がする・・・
予感は当たった。アイツは、またしてもパイプ椅子で俺を後ろから襲ってきた。
しかし、あの日とは違う。
今度は油断せずに避けて、パイプ椅子を取り上げ、リングから放り投げる。
#b#―もう、繰り返さない―#/b#
その後もアイツらは反則行為を繰り返したが、俺らには一切通用せず、結局、優勢のまま勝利した。
決着がついた直後、俺はアイツの横顔を眺めた。
ひょっとすると、いいコンビになれるかも・・・
そう思った矢先だった。
アイツは突然、俺のほうに近づき・・・
#red#なんと俺の覆面を引き剥がしたのだ!!#/red#
どよめく観客。ざわつく俺の心。
怒りやら、悔しさやらで、ソイツを殴り飛ばしてやろうと思ったそのとき・・・
#b#「俺だよ」#/b#
ソイツは声をかけた。
ん?この声・・・#b#ま、まさか・・・#/b#
ソイツは自分の覆面を取った。
そこから現れたのは、間違いなく#b#アイツの顔だった。#/b#
―ど、どうして―
#b#「リハビリして、直ったんだ。もう今までどおりに動けるぞ」#/b#
―そ、そうか―
#b#「どうして引退したんだ?気にする必要なかったのに・・・」#/b#
―どうしてって・・・俺のせいでお前が―
#b#「いや、そんなことはない。アイツらが・・・」#/b#
―ゴ、ゴメン・・・―
#b#「それはコッチからのほうだ。わざわざ入院費を振り込んでくれて・・・」#/b#
これ以上言葉が続かなかった。
俺たちは、人目もはばからずに泣き出すと、どちらからとも言わず、抱き合った。
観客からは暖かい拍手が送られた。
#red#P.S.#/red#
その後、二人はコンビを復活させて、活躍してるそうです。
また、ここまで解説を見てくれた方はありがとうございました。
あと、色々と誤解を与える言動をしてしまい、申し訳ございませんでした。
いや、「だった」のほうが適切かもしれない。
俺は一回は引退したからだ。
俺には唯一無二の友がいた。
有名ではなかったが、そいつもレスラーだった。
俺が無名なころから、一緒に練習や特訓を重ねてきた。
どんなにキツイときだって・・・
俺らには夢があった。
#b#「二人でタッグを組んで、最強のコンビになろうぜ」#/b#
俺たちは、最強を目指し続けた。
俺は、目立ったり、派手な技を使うタチだった。
そのため、だんだん名前が広がり、いつの間にか有名になった。
対して、アイツは地味に攻めるのが好きだったな。
だから、さほど有名にならず、一部のファンの間で「天才」と呼ばれる程度だった。
しかし、一歩ずつ、一歩ずつ、夢に近づいていった・・・
そんなあるときだった・・・
ある試合があった。
対戦相手は、姑息な手を使うことで有名なコンビだった。
だから、もう少し警戒するべきだったのに・・・
試合は圧倒的に有利に進んでいった。まあ、実力勝負じゃ勝てないから、卑怯な手を使うんだな。タブン。
そのときだった・・・
相手が後ろから、パイプ椅子で俺を殴ろうとしていた!
警戒してなかった俺は、何もできなかった。
それを見たアイツが、とっさに・・・
アイツは病院送りになった。
頚椎を傷めたらしく、下手すると下半身不随・・・
アイツや、ファンのみんなは「気にするな」と言ってくれたが、
おそらく現役復帰は絶望的
下手すると一生寝たきり
気にしないほうが無理だ。
#b#俺がウッカリしてたせいで・・・#/b#
俺は俺を攻めた。
あとで聞いた話だが、仕事ができなくなったから、妻や子に逃げられたらしい。
アイツの親も金を出してくれてはいるが、もう還暦を迎えていて、そこまで支援はできないらしい。
その話を聞いたとき、ますます自分を責めた・・・
考えて、考えて、考えた末に・・・
#b#俺は引退を決意した。#/b#
発表したとき?そりゃ、驚かれたさ。
#b#アイツがダメになったのは、アンタのせいじゃないのに・・・#/b#
世間中がそう思ってたからな。
だが違った。どう考えても、俺が注意を怠ったからだ。
あのとき、どうして油断したのか、今でも分からない。あまりにも圧勝ペースだったからか?
引退した後、俺は塞ぎこんでいた。
頭の中には「後悔」という文字しかなかった。
なぜかって?
引退したことではない。
ファンを裏切ったことでもない。
俺のせいで、アイツが、とんでもない苦労を強いているからだ・・・
自業自得で始まった、プロレスから離れた生活。
しかし、長くは続かなかった。
引退して、ある程度吹っ切れた後は、貯金を削って暮らしていったが、もともと努力をするのが苦手な性分、貯金はとても少なかった。
これではイカン、と働き始めたが、これも長くは続かなかった。
ある程度、名前と顔が知られていたのが災いして、ファンの人に声をかけられるのだ。
#b#「あ、お前、●●(←俺の名前)じゃないか?なんで辞めたんだ?お前のせいじゃないのに」#/b#
嬉しかった。こんな俺にまだ気遣いしてくれる人がいて。
でも、それ以上に辛かった。あの光景が思い出されるようで・・・
客にプロレスのことを聞かれるたび、バイトを辞めてった。客が#b#「あのバイト、どこ行ったんだ?」#/b#と店員と話しているところも聞いたことがある。
働くことができない。しかし、働かないと生きていけない。切羽詰ったとき、ある考えが浮かんだ。
#b#「バレないように、もう一度プロレスをすればいいのでは?」#/b#
初めは気乗りしなかった。しかし、ほかにどうしようもなかった。
だが、バレないようにするには?俺は顔が知られているしな・・・
顔?
そうだ!
#b#顔を隠せばバレない!!#/b#
#b#覆面レスラーとして活動すればいいんだ!!#/b#
ほら、神父が顔を隠して、レスラーとして活躍したって言う話があるし、アレ、なかったっけ?
とにかく、俺は「覆面レスラー」として、復帰した。
いや、表向きは「新人」として、リングに上がった。
俺の噂は、たちまち広まった。
何せ、彗星の如く現れて、数多のレスラーを倒していったからだ。
自分で言うのもなんだが、まあ実力はあるほうだった。
表向きは「新人」なので、初めは弱い相手ばかりで、ファイトマネーも少なかった。
しかし、勝ち続けていくと、次第に評判が広まり、強い相手と対戦できるようになり、ファイトマネーも増えていった。
今度はちゃんと貯金していった。いつ、バレルか分からないからな。
勝ち続け、評判が広まるにつれて、
#b#「あの覆面の中身は誰だ?」#/b#
という議論が、当然ながらなされていた。
なかには、
#b#「あの覆面レスラーの正体は、この前引退した●●だ!」#/b#
という、ピンポイントの意見もあったので、気が気でなかった。
幸いなことに少数意見だったらしいが。
ファイトマネーの一部は、アイツの口座に、匿名で振り込んだ。せめてもの罪の償いってやつだ。
そんなある日だ。
#b#突然、俺が覆面を取る日が来た。#/b#
いや、「取られる」のほうがいいかな?
とある会場で試合があった。
なんと、久しぶりのタッグマッチということだった。
相手は、アイツを病院送りにし、俺を引退に追い込んだ、アノ憎い姑息ペア・・・
ペアは・・・覆面レスラーか?俺は聞いたことがないレスラーだった。
だが、期待の新人であることは確からしい。
こうして、始まりのコングが鳴った。
試合は圧倒的に有利で進んでいった。
なんか、イヤな予感がする・・・
予感は当たった。アイツは、またしてもパイプ椅子で俺を後ろから襲ってきた。
しかし、あの日とは違う。
今度は油断せずに避けて、パイプ椅子を取り上げ、リングから放り投げる。
#b#―もう、繰り返さない―#/b#
その後もアイツらは反則行為を繰り返したが、俺らには一切通用せず、結局、優勢のまま勝利した。
決着がついた直後、俺はアイツの横顔を眺めた。
ひょっとすると、いいコンビになれるかも・・・
そう思った矢先だった。
アイツは突然、俺のほうに近づき・・・
#red#なんと俺の覆面を引き剥がしたのだ!!#/red#
どよめく観客。ざわつく俺の心。
怒りやら、悔しさやらで、ソイツを殴り飛ばしてやろうと思ったそのとき・・・
#b#「俺だよ」#/b#
ソイツは声をかけた。
ん?この声・・・#b#ま、まさか・・・#/b#
ソイツは自分の覆面を取った。
そこから現れたのは、間違いなく#b#アイツの顔だった。#/b#
―ど、どうして―
#b#「リハビリして、直ったんだ。もう今までどおりに動けるぞ」#/b#
―そ、そうか―
#b#「どうして引退したんだ?気にする必要なかったのに・・・」#/b#
―どうしてって・・・俺のせいでお前が―
#b#「いや、そんなことはない。アイツらが・・・」#/b#
―ゴ、ゴメン・・・―
#b#「それはコッチからのほうだ。わざわざ入院費を振り込んでくれて・・・」#/b#
これ以上言葉が続かなかった。
俺たちは、人目もはばからずに泣き出すと、どちらからとも言わず、抱き合った。
観客からは暖かい拍手が送られた。
#red#P.S.#/red#
その後、二人はコンビを復活させて、活躍してるそうです。
また、ここまで解説を見てくれた方はありがとうございました。
あと、色々と誤解を与える言動をしてしまい、申し訳ございませんでした。
「遅れてきたエイプリルフール」「4ブックマーク」
カメコは歌手を目指す精錬実直な女の子。けれども彼女には死が迫っていた。
カメオはカメコの姿を見ながら、最後の歌を楽しみにしている。
カメコの話の嘘が明かされた後、カメオはあるものを手にする。
もう一度、あの歌を聴くために。
上の文章から明かされた#red#嘘#/red#の内容を推理せよ。
カメオはカメコの姿を見ながら、最後の歌を楽しみにしている。
カメコの話の嘘が明かされた後、カメオはあるものを手にする。
もう一度、あの歌を聴くために。
上の文章から明かされた#red#嘘#/red#の内容を推理せよ。
17年04月11日 21:31
【20の扉】 [滝杉こげお]
【20の扉】 [滝杉こげお]
解説を見る
解説
『#b#カメコ闘病記#/b#』
歌手を目指すカメコが必死に病魔と闘う話題のドラマだ。
ドラマのエンディング曲も有名歌手の歌うもので、歌手のファンであるカメオは
ドラマの最後に流れるその曲をいつも楽しみにしている。
「ああ、面白かった」
エンディング曲を聴き終わり、ほっと一息つくカメオ。
「よし、もう一回聴くか」
エンディング曲をもう一度聴くため、リモコンに手を伸ばすカメオ。
その時、画面には
『#b#この物語はフィクションです#/b# #b#作中に登場する人物、団体はすべて架空のものです#/b#』と
カメコの話が#red#フィクション#/red#であることを告げる表示が出ていたのだった。
『#b#カメコ闘病記#/b#』
歌手を目指すカメコが必死に病魔と闘う話題のドラマだ。
ドラマのエンディング曲も有名歌手の歌うもので、歌手のファンであるカメオは
ドラマの最後に流れるその曲をいつも楽しみにしている。
「ああ、面白かった」
エンディング曲を聴き終わり、ほっと一息つくカメオ。
「よし、もう一回聴くか」
エンディング曲をもう一度聴くため、リモコンに手を伸ばすカメオ。
その時、画面には
『#b#この物語はフィクションです#/b# #b#作中に登場する人物、団体はすべて架空のものです#/b#』と
カメコの話が#red#フィクション#/red#であることを告げる表示が出ていたのだった。