「新説・ラクダの分配」「4ブックマーク」
アラブの富豪である父を亡くし、遺産分割をしようとしている3兄弟がいました。
父の遺言に従うと、ラクダの1/2は長男へ、1/3は次男へ、1/9は三男へ分配されることになります。
しかし遺されたラクダは全部で17頭。2でも3でも9でも割れません。なので兄弟はこの分け方で揉めていました。
そこへ旅人がやってきてこう言いました。
「おい、どうしてお前たちのお父さんはそんな変な遺言を残したんだい?」
そういえば何故なんでしょう?
父の遺言に従うと、ラクダの1/2は長男へ、1/3は次男へ、1/9は三男へ分配されることになります。
しかし遺されたラクダは全部で17頭。2でも3でも9でも割れません。なので兄弟はこの分け方で揉めていました。
そこへ旅人がやってきてこう言いました。
「おい、どうしてお前たちのお父さんはそんな変な遺言を残したんだい?」
そういえば何故なんでしょう?
17年10月03日 15:47
【ウミガメのスープ】 [ShiMa]
【ウミガメのスープ】 [ShiMa]
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長男「これが遺言状の全文だ」
旅人「なになに、『私のラクダの1/2は長男に、1/3は次男に、1/9は三男に相続する。残りは#b#四男#/b#に相続する。』ん? 四男もいるのか?」
次男「ああ、そうだ。ただ、父の病気が伝染ったせいで、四男も#red#死んじまった#/red#んだ」
旅人「そいつは気の毒だな。でも17頭は2でも3でも9でも割り切れないのに、なぜこんな遺言を?」
三男「実はさっき厩を開けるまでは18頭いたつもりだったんだが、今開けたら#red#1頭死んでた#/red#んだ……」
その言葉を聞くと、旅人は少し考え、こう言いました。
旅人「なるほどな。じゃあこうしよう。遺言が書かれた時の状況を尊重して18頭いることにする。まず長男であるお前は、18頭の1/2である9頭相続することになる。欲しい9頭を選んでくれ」
長男「このラクダは肉つきがいいな。もらってくぜ」
旅人「次男は18頭の1/3である6頭を相続することになる。選んでくれ」
次男「このラクダは俺が手塩をかけて育てたんだから、もらってもいいよな」
旅人「最後に、三男は18頭の1/9である2頭を相続する。選んでいいぞ」
三男「選ぶも何もここには2頭しかいないぜ」
旅人「そう、ここまでで17頭だ。最後に、四男は残りのラクダ、つまり死んだラクダを相続することになる。これでぴったり分けられたが、異存はないな?」
長男「ああ、助かったぜ」
次男「そもそも最初考えてた取り分よりは多いし、まあいいだろう」
三男「なんか狐につままれた気分だが、ありがとよ!」
旅人「やれやれ、ラクダなしでもなんとかやっていける良い時代になったねえ」
そう独り言ちて、旅人は車でその場を後にしました。
旅人「なになに、『私のラクダの1/2は長男に、1/3は次男に、1/9は三男に相続する。残りは#b#四男#/b#に相続する。』ん? 四男もいるのか?」
次男「ああ、そうだ。ただ、父の病気が伝染ったせいで、四男も#red#死んじまった#/red#んだ」
旅人「そいつは気の毒だな。でも17頭は2でも3でも9でも割り切れないのに、なぜこんな遺言を?」
三男「実はさっき厩を開けるまでは18頭いたつもりだったんだが、今開けたら#red#1頭死んでた#/red#んだ……」
その言葉を聞くと、旅人は少し考え、こう言いました。
旅人「なるほどな。じゃあこうしよう。遺言が書かれた時の状況を尊重して18頭いることにする。まず長男であるお前は、18頭の1/2である9頭相続することになる。欲しい9頭を選んでくれ」
長男「このラクダは肉つきがいいな。もらってくぜ」
旅人「次男は18頭の1/3である6頭を相続することになる。選んでくれ」
次男「このラクダは俺が手塩をかけて育てたんだから、もらってもいいよな」
旅人「最後に、三男は18頭の1/9である2頭を相続する。選んでいいぞ」
三男「選ぶも何もここには2頭しかいないぜ」
旅人「そう、ここまでで17頭だ。最後に、四男は残りのラクダ、つまり死んだラクダを相続することになる。これでぴったり分けられたが、異存はないな?」
長男「ああ、助かったぜ」
次男「そもそも最初考えてた取り分よりは多いし、まあいいだろう」
三男「なんか狐につままれた気分だが、ありがとよ!」
旅人「やれやれ、ラクダなしでもなんとかやっていける良い時代になったねえ」
そう独り言ちて、旅人は車でその場を後にしました。
「芳香性の違い」「4ブックマーク」
良い香りの芳香剤を買おうと雑貨屋に入ったカメオは、新商品の「ラテラル香」という芳香剤が良い香りだったので別の芳香剤を買おうと思った。
一体何故?
一体何故?
17年10月17日 01:36
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
【ウミガメのスープ】 [フィーカス]
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カメオ「え、これちゃんと閉まってなくて香り漏れてるじゃん。芳香剤の量減ってるし、ちゃんと封がされている減ってない別の芳香剤買おうっと」
「豚に目がない」「4ブックマーク」
豚好きのカメオのせいで、豚肉が腐ってしまった。
どういうことだろう?
どういうことだろう?
17年10月14日 13:23
【ウミガメのスープ】 [かしーた]
【ウミガメのスープ】 [かしーた]
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豚さんが大好きな4歳児のカメオは、『豚さんのお鼻(コンセントの穴)が見えないでしょ!』という理由で、家電のコンセントプラグをコンセントから抜いて回るという悪癖を持つ。
今朝は、お出かけ前に冷蔵庫のコンセントを抜いてしまったので、冷蔵庫に入っていた『豚さん』のお肉が腐ってしまったのだった。
今朝は、お出かけ前に冷蔵庫のコンセントを抜いてしまったので、冷蔵庫に入っていた『豚さん』のお肉が腐ってしまったのだった。
「死を呼ぶカウンセリング」「4ブックマーク」
あるカウンセラーが、自殺願望を抱いた男の相談に乗った。
カウンセラーは必死に自殺を思いとどまらせようと説得したが、その結果男どころかカウンセラーまで死ぬことになった。
いったい何が起こったのだろう?
カウンセラーは必死に自殺を思いとどまらせようと説得したが、その結果男どころかカウンセラーまで死ぬことになった。
いったい何が起こったのだろう?
16年02月01日 22:58
【ウミガメのスープ】 [吉]
【ウミガメのスープ】 [吉]
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男は人生に疲れていた。仕事も恋愛もうまくいかない。もう何もかも嫌になって死にたいとすら思っていた。
疲れた男を見かねた父親が、カウンセラーの経験の生かして説得を続けるも、効果はあまりなさそうだった。
そして、親は最後に男にこう言った。
「いいかい、私は君の親だ。子供はね、親を見届けるものなんだよ。子供が親より先に死ぬなんてことがあっちゃいけない。それは悲しいことだよ。私たちが死ぬまで、君が死ぬのは許さない。いいね?」
「……わかった。父さんと母さんが死ぬまで、僕は死なない。」
(……そっか、父さんと母さんが死んだら…僕は自殺していいんだね。あはははっ、なあんだ、簡単なことだったんだ…。あははは…。)
翌日、男は両親を殺し、直後に自ら命を絶った。
疲れた男を見かねた父親が、カウンセラーの経験の生かして説得を続けるも、効果はあまりなさそうだった。
そして、親は最後に男にこう言った。
「いいかい、私は君の親だ。子供はね、親を見届けるものなんだよ。子供が親より先に死ぬなんてことがあっちゃいけない。それは悲しいことだよ。私たちが死ぬまで、君が死ぬのは許さない。いいね?」
「……わかった。父さんと母さんが死ぬまで、僕は死なない。」
(……そっか、父さんと母さんが死んだら…僕は自殺していいんだね。あはははっ、なあんだ、簡単なことだったんだ…。あははは…。)
翌日、男は両親を殺し、直後に自ら命を絶った。
「普通の男」「4ブックマーク」
男は毎日仕事に通い、毎日真面目に生活していた。
一つ異常があるとすれば、男はトイレも風呂もあるのに、家の一室だけ使って生活している。
さて、どうしてでしょう?
一つ異常があるとすれば、男はトイレも風呂もあるのに、家の一室だけ使って生活している。
さて、どうしてでしょう?
17年04月10日 20:14
【ウミガメのスープ】 [花鳥]
【ウミガメのスープ】 [花鳥]
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正解
家族が突然全員死んでしまった。
そのため、自分の部屋以外の部屋の中を触ることが出来なかったから
風呂には妻のシャンプーに子供のおもちゃがある。
トイレは妻が置いた置物、子どものためのキャラクターのトイレットペーパー
他の部屋も家族の痕跡がたくさんあった。
男はそれらに触れて、家族の居た痕跡を消すことが出来なかった。
だから、自分の部屋以外を男は使用しない。
そんな男は毎日仕事に通い、毎日真面目に生活している。
家族が突然全員死んでしまった。
そのため、自分の部屋以外の部屋の中を触ることが出来なかったから
風呂には妻のシャンプーに子供のおもちゃがある。
トイレは妻が置いた置物、子どものためのキャラクターのトイレットペーパー
他の部屋も家族の痕跡がたくさんあった。
男はそれらに触れて、家族の居た痕跡を消すことが出来なかった。
だから、自分の部屋以外を男は使用しない。
そんな男は毎日仕事に通い、毎日真面目に生活している。