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そうこなくちゃ

砂時計で時を巻き戻した魔術師は、少女を失う前に戻ることができた。
しかし、彼は彼女を救うことができなかった。
なぜならば、#red#自身の記憶も巻き戻ってしまったから#/red#である。
なぜ自分は彼女に会いにきたのか、いや、自分が未来からやってきたことすら、彼は忘れてしまっていた。

仲良しだった少年と少女は、こっそりと街を抜け出し、禁じられた森を探検する。
そして数時間後、この地域には生息しないはずの魔物によって、彼女の命は奪われてしまった。
自分の責任だとひどく後悔した少年は、人知れず決意する。
いつか時を戻す魔法を発明し、必ず少女の命を救ってみせると…



それから数十年の月日が経った。



ある魔術師が、長年にわたる研究の末、時戻しの砂時計を発明した。
この時計を使えば、少女を救えなかったあの日へ時間を巻き戻すことができる。
彼は深呼吸をして、今は亡き彼女の笑顔を思い浮かべ、目を閉じて時計をひっくり返した。



何度も………何度も………

カメオからのメール「#b#槍ヶ岳に盗聴仕掛けたわ#/b#」
ラテオ「槍ヶ岳なんて奴いたっけ？それに盗聴じゃなくて盗聴器だろ」

じゃんけん仙人は思考を読むので｢それが意図して出した書き込みである｣場合は普通にじゃんけんをしても勝てない。
自分も何を出すか意図しないようにじゃんけんの手を出せば、
それはただの公平なじゃんけんになり、勝つ可能性が出てくる。
それを踏まえた解答手順は以下の通りである。

①ラテシンあるあるの｢二重質問｣をうっかりやってしまう。
(2重質問の形で例えば｢グー｣を出す。)
→一つ目の｢グー｣は｢意図した書き込み｣だが、二つ目の｢グー｣は｢意図していない書き込み｣になる。

(※ここで、もしそのままにした場合、一つ目の｢グー｣には思考を読んで｢パー｣を出す。
二つ目の｢グー｣を読むことは仙人にはできないが、SoMRは質問番号と時間も仙人に伝えるので、仙人は｢2重質問かな？｣と予想をし、二つ目も｢パー｣を出す。)

②一つ目の質問を適当に編集。

③ルールにより編集が入った質問は無視され、仙人には伝わらない。

④仙人には二つ目の｢グー｣のみが伝えられ、
これは二重投稿により意図していない質問=仙人が思考を読むことができない→仙人は適当な手を出すしかない。

-以下メタ部分捕捉-
※本来は④で仙人の出す手は三通りランダムのはずだが、
この問題では④にたどり着くと必ず負ける手を出す。
※仙人はこの弱点を知っている設定でYESNOクエスチョンに回答する。

「あなた大変。#red#詰め替え用のシャンプーとボディソープ、あべこべに入れちゃった#/red#」
シャンプーとボディソープの減り具合が偶然同じくらいだったとはいえ、かなりのおっちょこちょいである。

ジロウは妻のミスを知ると、#red#シャンプーのボトル（ボディソープ入り）#/red#に「ボディソープ」、
#red#ボディソープのボトル（シャンプー入り）#/red#に「シャンプー」と書き込んだ。

別容器に一旦移してから正しく入れ直すという手もなくはないが、文字を上書きする方が手間がかからないだけ合理的である。
娘のトモコはそう思った。