「覆面舞踏会」「4ブックマーク」
あるところに、覆面をつけた男がいた。
すると、当然、別の男に覆面を引き剥がされた。
男は涙を流した。
状況を説明してください。
すると、当然、別の男に覆面を引き剥がされた。
男は涙を流した。
状況を説明してください。
13年07月21日 12:04
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
【ウミガメのスープ】 [シチテンバットー]
いろいろとスイマセンでした。批評は、よろしければ「五臓六腑七転八倒」からルームに入ってください。
解説を見る
俺は売れっ子レスラーだ。
いや、「だった」のほうが適切かもしれない。
俺は一回は引退したからだ。
俺には唯一無二の友がいた。
有名ではなかったが、そいつもレスラーだった。
俺が無名なころから、一緒に練習や特訓を重ねてきた。
どんなにキツイときだって・・・
俺らには夢があった。
#b#「二人でタッグを組んで、最強のコンビになろうぜ」#/b#
俺たちは、最強を目指し続けた。
俺は、目立ったり、派手な技を使うタチだった。
そのため、だんだん名前が広がり、いつの間にか有名になった。
対して、アイツは地味に攻めるのが好きだったな。
だから、さほど有名にならず、一部のファンの間で「天才」と呼ばれる程度だった。
しかし、一歩ずつ、一歩ずつ、夢に近づいていった・・・
そんなあるときだった・・・
ある試合があった。
対戦相手は、姑息な手を使うことで有名なコンビだった。
だから、もう少し警戒するべきだったのに・・・
試合は圧倒的に有利に進んでいった。まあ、実力勝負じゃ勝てないから、卑怯な手を使うんだな。タブン。
そのときだった・・・
相手が後ろから、パイプ椅子で俺を殴ろうとしていた!
警戒してなかった俺は、何もできなかった。
それを見たアイツが、とっさに・・・
アイツは病院送りになった。
頚椎を傷めたらしく、下手すると下半身不随・・・
アイツや、ファンのみんなは「気にするな」と言ってくれたが、
おそらく現役復帰は絶望的
下手すると一生寝たきり
気にしないほうが無理だ。
#b#俺がウッカリしてたせいで・・・#/b#
俺は俺を攻めた。
あとで聞いた話だが、仕事ができなくなったから、妻や子に逃げられたらしい。
アイツの親も金を出してくれてはいるが、もう還暦を迎えていて、そこまで支援はできないらしい。
その話を聞いたとき、ますます自分を責めた・・・
考えて、考えて、考えた末に・・・
#b#俺は引退を決意した。#/b#
発表したとき?そりゃ、驚かれたさ。
#b#アイツがダメになったのは、アンタのせいじゃないのに・・・#/b#
世間中がそう思ってたからな。
だが違った。どう考えても、俺が注意を怠ったからだ。
あのとき、どうして油断したのか、今でも分からない。あまりにも圧勝ペースだったからか?
引退した後、俺は塞ぎこんでいた。
頭の中には「後悔」という文字しかなかった。
なぜかって?
引退したことではない。
ファンを裏切ったことでもない。
俺のせいで、アイツが、とんでもない苦労を強いているからだ・・・
自業自得で始まった、プロレスから離れた生活。
しかし、長くは続かなかった。
引退して、ある程度吹っ切れた後は、貯金を削って暮らしていったが、もともと努力をするのが苦手な性分、貯金はとても少なかった。
これではイカン、と働き始めたが、これも長くは続かなかった。
ある程度、名前と顔が知られていたのが災いして、ファンの人に声をかけられるのだ。
#b#「あ、お前、●●(←俺の名前)じゃないか?なんで辞めたんだ?お前のせいじゃないのに」#/b#
嬉しかった。こんな俺にまだ気遣いしてくれる人がいて。
でも、それ以上に辛かった。あの光景が思い出されるようで・・・
客にプロレスのことを聞かれるたび、バイトを辞めてった。客が#b#「あのバイト、どこ行ったんだ?」#/b#と店員と話しているところも聞いたことがある。
働くことができない。しかし、働かないと生きていけない。切羽詰ったとき、ある考えが浮かんだ。
#b#「バレないように、もう一度プロレスをすればいいのでは?」#/b#
初めは気乗りしなかった。しかし、ほかにどうしようもなかった。
だが、バレないようにするには?俺は顔が知られているしな・・・
顔?
そうだ!
#b#顔を隠せばバレない!!#/b#
#b#覆面レスラーとして活動すればいいんだ!!#/b#
ほら、神父が顔を隠して、レスラーとして活躍したって言う話があるし、アレ、なかったっけ?
とにかく、俺は「覆面レスラー」として、復帰した。
いや、表向きは「新人」として、リングに上がった。
俺の噂は、たちまち広まった。
何せ、彗星の如く現れて、数多のレスラーを倒していったからだ。
自分で言うのもなんだが、まあ実力はあるほうだった。
表向きは「新人」なので、初めは弱い相手ばかりで、ファイトマネーも少なかった。
しかし、勝ち続けていくと、次第に評判が広まり、強い相手と対戦できるようになり、ファイトマネーも増えていった。
今度はちゃんと貯金していった。いつ、バレルか分からないからな。
勝ち続け、評判が広まるにつれて、
#b#「あの覆面の中身は誰だ?」#/b#
という議論が、当然ながらなされていた。
なかには、
#b#「あの覆面レスラーの正体は、この前引退した●●だ!」#/b#
という、ピンポイントの意見もあったので、気が気でなかった。
幸いなことに少数意見だったらしいが。
ファイトマネーの一部は、アイツの口座に、匿名で振り込んだ。せめてもの罪の償いってやつだ。
そんなある日だ。
#b#突然、俺が覆面を取る日が来た。#/b#
いや、「取られる」のほうがいいかな?
とある会場で試合があった。
なんと、久しぶりのタッグマッチということだった。
相手は、アイツを病院送りにし、俺を引退に追い込んだ、アノ憎い姑息ペア・・・
ペアは・・・覆面レスラーか?俺は聞いたことがないレスラーだった。
だが、期待の新人であることは確からしい。
こうして、始まりのコングが鳴った。
試合は圧倒的に有利で進んでいった。
なんか、イヤな予感がする・・・
予感は当たった。アイツは、またしてもパイプ椅子で俺を後ろから襲ってきた。
しかし、あの日とは違う。
今度は油断せずに避けて、パイプ椅子を取り上げ、リングから放り投げる。
#b#―もう、繰り返さない―#/b#
その後もアイツらは反則行為を繰り返したが、俺らには一切通用せず、結局、優勢のまま勝利した。
決着がついた直後、俺はアイツの横顔を眺めた。
ひょっとすると、いいコンビになれるかも・・・
そう思った矢先だった。
アイツは突然、俺のほうに近づき・・・
#red#なんと俺の覆面を引き剥がしたのだ!!#/red#
どよめく観客。ざわつく俺の心。
怒りやら、悔しさやらで、ソイツを殴り飛ばしてやろうと思ったそのとき・・・
#b#「俺だよ」#/b#
ソイツは声をかけた。
ん?この声・・・#b#ま、まさか・・・#/b#
ソイツは自分の覆面を取った。
そこから現れたのは、間違いなく#b#アイツの顔だった。#/b#
―ど、どうして―
#b#「リハビリして、直ったんだ。もう今までどおりに動けるぞ」#/b#
―そ、そうか―
#b#「どうして引退したんだ?気にする必要なかったのに・・・」#/b#
―どうしてって・・・俺のせいでお前が―
#b#「いや、そんなことはない。アイツらが・・・」#/b#
―ゴ、ゴメン・・・―
#b#「それはコッチからのほうだ。わざわざ入院費を振り込んでくれて・・・」#/b#
これ以上言葉が続かなかった。
俺たちは、人目もはばからずに泣き出すと、どちらからとも言わず、抱き合った。
観客からは暖かい拍手が送られた。
#red#P.S.#/red#
その後、二人はコンビを復活させて、活躍してるそうです。
また、ここまで解説を見てくれた方はありがとうございました。
あと、色々と誤解を与える言動をしてしまい、申し訳ございませんでした。
いや、「だった」のほうが適切かもしれない。
俺は一回は引退したからだ。
俺には唯一無二の友がいた。
有名ではなかったが、そいつもレスラーだった。
俺が無名なころから、一緒に練習や特訓を重ねてきた。
どんなにキツイときだって・・・
俺らには夢があった。
#b#「二人でタッグを組んで、最強のコンビになろうぜ」#/b#
俺たちは、最強を目指し続けた。
俺は、目立ったり、派手な技を使うタチだった。
そのため、だんだん名前が広がり、いつの間にか有名になった。
対して、アイツは地味に攻めるのが好きだったな。
だから、さほど有名にならず、一部のファンの間で「天才」と呼ばれる程度だった。
しかし、一歩ずつ、一歩ずつ、夢に近づいていった・・・
そんなあるときだった・・・
ある試合があった。
対戦相手は、姑息な手を使うことで有名なコンビだった。
だから、もう少し警戒するべきだったのに・・・
試合は圧倒的に有利に進んでいった。まあ、実力勝負じゃ勝てないから、卑怯な手を使うんだな。タブン。
そのときだった・・・
相手が後ろから、パイプ椅子で俺を殴ろうとしていた!
警戒してなかった俺は、何もできなかった。
それを見たアイツが、とっさに・・・
アイツは病院送りになった。
頚椎を傷めたらしく、下手すると下半身不随・・・
アイツや、ファンのみんなは「気にするな」と言ってくれたが、
おそらく現役復帰は絶望的
下手すると一生寝たきり
気にしないほうが無理だ。
#b#俺がウッカリしてたせいで・・・#/b#
俺は俺を攻めた。
あとで聞いた話だが、仕事ができなくなったから、妻や子に逃げられたらしい。
アイツの親も金を出してくれてはいるが、もう還暦を迎えていて、そこまで支援はできないらしい。
その話を聞いたとき、ますます自分を責めた・・・
考えて、考えて、考えた末に・・・
#b#俺は引退を決意した。#/b#
発表したとき?そりゃ、驚かれたさ。
#b#アイツがダメになったのは、アンタのせいじゃないのに・・・#/b#
世間中がそう思ってたからな。
だが違った。どう考えても、俺が注意を怠ったからだ。
あのとき、どうして油断したのか、今でも分からない。あまりにも圧勝ペースだったからか?
引退した後、俺は塞ぎこんでいた。
頭の中には「後悔」という文字しかなかった。
なぜかって?
引退したことではない。
ファンを裏切ったことでもない。
俺のせいで、アイツが、とんでもない苦労を強いているからだ・・・
自業自得で始まった、プロレスから離れた生活。
しかし、長くは続かなかった。
引退して、ある程度吹っ切れた後は、貯金を削って暮らしていったが、もともと努力をするのが苦手な性分、貯金はとても少なかった。
これではイカン、と働き始めたが、これも長くは続かなかった。
ある程度、名前と顔が知られていたのが災いして、ファンの人に声をかけられるのだ。
#b#「あ、お前、●●(←俺の名前)じゃないか?なんで辞めたんだ?お前のせいじゃないのに」#/b#
嬉しかった。こんな俺にまだ気遣いしてくれる人がいて。
でも、それ以上に辛かった。あの光景が思い出されるようで・・・
客にプロレスのことを聞かれるたび、バイトを辞めてった。客が#b#「あのバイト、どこ行ったんだ?」#/b#と店員と話しているところも聞いたことがある。
働くことができない。しかし、働かないと生きていけない。切羽詰ったとき、ある考えが浮かんだ。
#b#「バレないように、もう一度プロレスをすればいいのでは?」#/b#
初めは気乗りしなかった。しかし、ほかにどうしようもなかった。
だが、バレないようにするには?俺は顔が知られているしな・・・
顔?
そうだ!
#b#顔を隠せばバレない!!#/b#
#b#覆面レスラーとして活動すればいいんだ!!#/b#
ほら、神父が顔を隠して、レスラーとして活躍したって言う話があるし、アレ、なかったっけ?
とにかく、俺は「覆面レスラー」として、復帰した。
いや、表向きは「新人」として、リングに上がった。
俺の噂は、たちまち広まった。
何せ、彗星の如く現れて、数多のレスラーを倒していったからだ。
自分で言うのもなんだが、まあ実力はあるほうだった。
表向きは「新人」なので、初めは弱い相手ばかりで、ファイトマネーも少なかった。
しかし、勝ち続けていくと、次第に評判が広まり、強い相手と対戦できるようになり、ファイトマネーも増えていった。
今度はちゃんと貯金していった。いつ、バレルか分からないからな。
勝ち続け、評判が広まるにつれて、
#b#「あの覆面の中身は誰だ?」#/b#
という議論が、当然ながらなされていた。
なかには、
#b#「あの覆面レスラーの正体は、この前引退した●●だ!」#/b#
という、ピンポイントの意見もあったので、気が気でなかった。
幸いなことに少数意見だったらしいが。
ファイトマネーの一部は、アイツの口座に、匿名で振り込んだ。せめてもの罪の償いってやつだ。
そんなある日だ。
#b#突然、俺が覆面を取る日が来た。#/b#
いや、「取られる」のほうがいいかな?
とある会場で試合があった。
なんと、久しぶりのタッグマッチということだった。
相手は、アイツを病院送りにし、俺を引退に追い込んだ、アノ憎い姑息ペア・・・
ペアは・・・覆面レスラーか?俺は聞いたことがないレスラーだった。
だが、期待の新人であることは確からしい。
こうして、始まりのコングが鳴った。
試合は圧倒的に有利で進んでいった。
なんか、イヤな予感がする・・・
予感は当たった。アイツは、またしてもパイプ椅子で俺を後ろから襲ってきた。
しかし、あの日とは違う。
今度は油断せずに避けて、パイプ椅子を取り上げ、リングから放り投げる。
#b#―もう、繰り返さない―#/b#
その後もアイツらは反則行為を繰り返したが、俺らには一切通用せず、結局、優勢のまま勝利した。
決着がついた直後、俺はアイツの横顔を眺めた。
ひょっとすると、いいコンビになれるかも・・・
そう思った矢先だった。
アイツは突然、俺のほうに近づき・・・
#red#なんと俺の覆面を引き剥がしたのだ!!#/red#
どよめく観客。ざわつく俺の心。
怒りやら、悔しさやらで、ソイツを殴り飛ばしてやろうと思ったそのとき・・・
#b#「俺だよ」#/b#
ソイツは声をかけた。
ん?この声・・・#b#ま、まさか・・・#/b#
ソイツは自分の覆面を取った。
そこから現れたのは、間違いなく#b#アイツの顔だった。#/b#
―ど、どうして―
#b#「リハビリして、直ったんだ。もう今までどおりに動けるぞ」#/b#
―そ、そうか―
#b#「どうして引退したんだ?気にする必要なかったのに・・・」#/b#
―どうしてって・・・俺のせいでお前が―
#b#「いや、そんなことはない。アイツらが・・・」#/b#
―ゴ、ゴメン・・・―
#b#「それはコッチからのほうだ。わざわざ入院費を振り込んでくれて・・・」#/b#
これ以上言葉が続かなかった。
俺たちは、人目もはばからずに泣き出すと、どちらからとも言わず、抱き合った。
観客からは暖かい拍手が送られた。
#red#P.S.#/red#
その後、二人はコンビを復活させて、活躍してるそうです。
また、ここまで解説を見てくれた方はありがとうございました。
あと、色々と誤解を与える言動をしてしまい、申し訳ございませんでした。
「遅れてきたエイプリルフール」「4ブックマーク」
カメコは歌手を目指す精錬実直な女の子。けれども彼女には死が迫っていた。
カメオはカメコの姿を見ながら、最後の歌を楽しみにしている。
カメコの話の嘘が明かされた後、カメオはあるものを手にする。
もう一度、あの歌を聴くために。
上の文章から明かされた#red#嘘#/red#の内容を推理せよ。
カメオはカメコの姿を見ながら、最後の歌を楽しみにしている。
カメコの話の嘘が明かされた後、カメオはあるものを手にする。
もう一度、あの歌を聴くために。
上の文章から明かされた#red#嘘#/red#の内容を推理せよ。
17年04月11日 21:31
【20の扉】 [滝杉こげお]
【20の扉】 [滝杉こげお]
解説を見る
解説
『#b#カメコ闘病記#/b#』
歌手を目指すカメコが必死に病魔と闘う話題のドラマだ。
ドラマのエンディング曲も有名歌手の歌うもので、歌手のファンであるカメオは
ドラマの最後に流れるその曲をいつも楽しみにしている。
「ああ、面白かった」
エンディング曲を聴き終わり、ほっと一息つくカメオ。
「よし、もう一回聴くか」
エンディング曲をもう一度聴くため、リモコンに手を伸ばすカメオ。
その時、画面には
『#b#この物語はフィクションです#/b# #b#作中に登場する人物、団体はすべて架空のものです#/b#』と
カメコの話が#red#フィクション#/red#であることを告げる表示が出ていたのだった。
『#b#カメコ闘病記#/b#』
歌手を目指すカメコが必死に病魔と闘う話題のドラマだ。
ドラマのエンディング曲も有名歌手の歌うもので、歌手のファンであるカメオは
ドラマの最後に流れるその曲をいつも楽しみにしている。
「ああ、面白かった」
エンディング曲を聴き終わり、ほっと一息つくカメオ。
「よし、もう一回聴くか」
エンディング曲をもう一度聴くため、リモコンに手を伸ばすカメオ。
その時、画面には
『#b#この物語はフィクションです#/b# #b#作中に登場する人物、団体はすべて架空のものです#/b#』と
カメコの話が#red#フィクション#/red#であることを告げる表示が出ていたのだった。
「第七段目:男女の情」「4ブックマーク」
カメコとウミオは仲良し夫婦で
ウミオは仕事をバリバリこなし
家に帰ってからも炊事洗濯育児をするのですが
カメコは実家に帰らせて頂きますと宣告した。
一体なぜ?
ウミオは仕事をバリバリこなし
家に帰ってからも炊事洗濯育児をするのですが
カメコは実家に帰らせて頂きますと宣告した。
一体なぜ?
17年04月01日 22:04
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
【ウミガメのスープ】 [天童 魔子]
解説を見る
本当に愛し合ってはおらず家族の真似事をしていたのです。
「雨女、晴れ女。」「4ブックマーク」
わたしを選べば雨になる。
あの子を選べば晴れになる。
あとから来た君は、どっちを選ぶの?
あの子を選べば晴れになる。
あとから来た君は、どっちを選ぶの?
17年03月30日 02:42
【20の扉】 [[規制]おじさん]
【20の扉】 [[規制]おじさん]
おつかれさまでした
解説を見る
答 #big5#わたし#/big5#
「あの子を選べば晴れになる。」「わたしを選べば雨になる。」の状態を文字群で表すと「h・a・r・e・m・e」となる。
実際、「her」を選んで「me」が立ち去ると「晴れ(hare)」になり、「me」を選んで「her」が立ち去ると「雨(ame)」になる。
さて、「あとから来た君」という指示に従って「君(=you)」をここへ足すと、文字列は「youhareme」
並べ替えると#big5#「ameyohure=雨よ降れ」#/big5#となるので、選ばれたのは#big5#「わたし」#/big5#である。
※綾鷹ではない。
(選ぶ「対象」なので「わたし」は目的格の「me」、「あの子」は目的格の「her」であることに注意!)
「あの子を選べば晴れになる。」「わたしを選べば雨になる。」の状態を文字群で表すと「h・a・r・e・m・e」となる。
実際、「her」を選んで「me」が立ち去ると「晴れ(hare)」になり、「me」を選んで「her」が立ち去ると「雨(ame)」になる。
さて、「あとから来た君」という指示に従って「君(=you)」をここへ足すと、文字列は「youhareme」
並べ替えると#big5#「ameyohure=雨よ降れ」#/big5#となるので、選ばれたのは#big5#「わたし」#/big5#である。
※綾鷹ではない。
(選ぶ「対象」なので「わたし」は目的格の「me」、「あの子」は目的格の「her」であることに注意!)
「Q.カニバリますか?A.YES!!!」「4ブックマーク」
人肉を食べることが許されている国は少ない。
その数少ない国であるカニバリ国では、ラテ族の肉は食べてはならないが、シン族の肉なら食べてもいいという。
現地へ取材に行ったカメオも初めは憤慨していたが、その理由を聞き深く納得した。
何故?
その数少ない国であるカニバリ国では、ラテ族の肉は食べてはならないが、シン族の肉なら食べてもいいという。
現地へ取材に行ったカメオも初めは憤慨していたが、その理由を聞き深く納得した。
何故?
17年07月01日 18:49
【ウミガメのスープ】 [何故何]
【ウミガメのスープ】 [何故何]
カニバる問題を作りたい一心で書きました。解説長文です。
解説を見る
#b#長文です#/b#(下に簡易解説アリ)
#b#人口の100%がラテ族の#/b#カニバリ国では、「人葬」という独特の葬式が営まれている。
人間の死体を、残された家族や親戚が食べるのだ。
人道的にも衛生的にも大きく問題があり、国連からも非難されているこの文化。しかし、ラテ族は頑なに人葬を続けてきた。
ある日テレビの企画で、その理由を取材することになったカメオ。初めは彼も風習を「おぞましい」と思っていた一人だった。かなり気の進まない足取りで、現地の葬式に足を運ぶ。
厳かな雰囲気の中、泣きながら肉を食べている血塗れの集団はあまりにも異様で、これはテレビで放送できないぞ、と舌打ちしかけたその時——
「アナタ、テレビノ人?ワタシ、日本語、スコシデキル」
話しかけてきた男は、死んだ男の親友だという。カニバルと名乗った彼に、カメオは思っていたことを正直にぶつけた。
「......あなたは、あれで良いんですか?親友の身体が、あんな風に食われて、壊されて良いんですか?」
今思えば、かなり失礼な質問だったと思う。こっちの文化に口を出すな、と怒られても仕方がない場面だった。
しかし、カニバルは微笑んで、こう言ったのだ。
「......ニンゲンハ、皆イツカ死ヌ。デモソノ魂ハ、カラダニ残ル。カラダ食ベタラ、食ベタ人のカラダニ残ル。ソノ人ガ死ンダラ、マタソノ人ノカラダ食ベル。.......ソシタラ、アイツノ魂、ズット残ル」
カニバルは死んだ男との記憶を思い出したのか、ポロポロと涙をこぼしながら言った。
「......本当ハ、ワタシモアイツ、食ベタイ。デモ、ソレデキナイ。#b#シンゾク#/b#シカ、カラダ食ベレナイ。コレ、ラテ族ノ掟」
鼻水を垂らして泣きながら話すカニバルから、いつの間にかカメオはカメラを逸らしていた。
国連も、俺たちも、何を言ってるんだ。「人道的に間違っている」なんて、俺たちに決める権利なんてない。「衛生的に問題がある」ことくらい、ラテ族だって分かってるんだ。分かってるけど.......それでも、長い間繋いできた魂のバトンを、手放す事なんて出来ないに決まってる。
カメオはカニバルに頭を下げると、式場を出ていった。
この映像は、放送することなどできないだろう。だが、ここに来た事は、決して無駄じゃなかった。
カメオは人肉を食べてはいないが、自身の身体にも、ラテ族が受け継いできた魂が宿ったような気がした。
【簡易解説】
#b#親族#/b#の死体を食べる風習があるカニバリ国。
その理由——死んだ人間の魂をずっと残すため——を聞いたカメオは、深く納得した。
#b#人口の100%がラテ族の#/b#カニバリ国では、「人葬」という独特の葬式が営まれている。
人間の死体を、残された家族や親戚が食べるのだ。
人道的にも衛生的にも大きく問題があり、国連からも非難されているこの文化。しかし、ラテ族は頑なに人葬を続けてきた。
ある日テレビの企画で、その理由を取材することになったカメオ。初めは彼も風習を「おぞましい」と思っていた一人だった。かなり気の進まない足取りで、現地の葬式に足を運ぶ。
厳かな雰囲気の中、泣きながら肉を食べている血塗れの集団はあまりにも異様で、これはテレビで放送できないぞ、と舌打ちしかけたその時——
「アナタ、テレビノ人?ワタシ、日本語、スコシデキル」
話しかけてきた男は、死んだ男の親友だという。カニバルと名乗った彼に、カメオは思っていたことを正直にぶつけた。
「......あなたは、あれで良いんですか?親友の身体が、あんな風に食われて、壊されて良いんですか?」
今思えば、かなり失礼な質問だったと思う。こっちの文化に口を出すな、と怒られても仕方がない場面だった。
しかし、カニバルは微笑んで、こう言ったのだ。
「......ニンゲンハ、皆イツカ死ヌ。デモソノ魂ハ、カラダニ残ル。カラダ食ベタラ、食ベタ人のカラダニ残ル。ソノ人ガ死ンダラ、マタソノ人ノカラダ食ベル。.......ソシタラ、アイツノ魂、ズット残ル」
カニバルは死んだ男との記憶を思い出したのか、ポロポロと涙をこぼしながら言った。
「......本当ハ、ワタシモアイツ、食ベタイ。デモ、ソレデキナイ。#b#シンゾク#/b#シカ、カラダ食ベレナイ。コレ、ラテ族ノ掟」
鼻水を垂らして泣きながら話すカニバルから、いつの間にかカメオはカメラを逸らしていた。
国連も、俺たちも、何を言ってるんだ。「人道的に間違っている」なんて、俺たちに決める権利なんてない。「衛生的に問題がある」ことくらい、ラテ族だって分かってるんだ。分かってるけど.......それでも、長い間繋いできた魂のバトンを、手放す事なんて出来ないに決まってる。
カメオはカニバルに頭を下げると、式場を出ていった。
この映像は、放送することなどできないだろう。だが、ここに来た事は、決して無駄じゃなかった。
カメオは人肉を食べてはいないが、自身の身体にも、ラテ族が受け継いできた魂が宿ったような気がした。
【簡易解説】
#b#親族#/b#の死体を食べる風習があるカニバリ国。
その理由——死んだ人間の魂をずっと残すため——を聞いたカメオは、深く納得した。