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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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青いスープ「5ブックマーク」
ある男が海を眺めながらウミガメのスープを飲んでいたのだが、
男は隣の席に座っていた船長に質問した。
「これは、本当にウミガメのスープでしょうか?」
「ああ……そうだ」

その後、男は船長とともに海に落ちてしまうのだが、
男は多くの人々に感謝されることとなる。

いったい何が起きたのだろう?
15年09月10日 22:40
【ウミガメのスープ】 [xxx]



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昔、宇宙飛行士をしている男がいた。
男は味気ない宇宙食に辟易していて、あるとき無断でウミガメのスープを持ち込んだ。
足元の青い地球を眺めながら飲むスープの味は格別だ。
だが、宇宙船は精密機器の塊である。安全面の観点から、当初船長はそれを咎めた。

すると、男は宇宙食(ウミガメのスープもどきチューブ)を指して主張した。
「これは、本当にウミガメのスープでしょうか?(反語)……こんな偽物で我々の食が、命が、満たされるはずがない。」
「ああ……そうだ、その通りだ。半端な飯じゃあ半端な仕事になる。よし、そいつを飲み干せ!仕事はそれからだ!」
船長は一旦この件について忘れることを決め、宇宙での活動に集中することにし――そのミッションは過去最高の成果をあげた。

その後、活動を終えた彼らは大気圏に突入、海に着水し、無事地球へと帰ってきた。
それから男の下には、搭乗者の安全を蔑ろにした罰を与えよと、様々な方面から批判が集まった。
だが、当の船長をはじめとした搭乗者達からは男の主張に賛同する者も多く、流れは男への批判から宇宙食の改善へと変わり始める。

そして、現在。
栄養だけではなく、美味しさや娯楽性・嗜好性をも兼ね備えたものへと宇宙食は進化した。
宇宙で働く者は皆、食事をするたびに男へ感謝するのであった。


【参考】ジェミニ3号にサンドイッチを持ち込んだジョン・ヤング氏
和解「5ブックマーク」

雪姫の美しさを妬む王妃。

毒リンゴで邪魔な白雪姫殺害を決意した王妃だが、実行の後に王妃は白雪姫と抱き合いながら和解した。

いったいなぜ?
15年08月31日 18:30
【ウミガメのスープ】 [ツォン]



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大嫌いだと言っていた王妃が、白雪の好物がリンゴだと知っていたから。

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原典どおり、王妃は狩人による暗殺に失敗し、業を煮やして直接手を下す事にした。

ご存知の通り、毒殺。

彼女の#red#好物#/red#であるリンゴに、毒を盛っての殺害を計画した。

そして、毒リンゴを食し、通りすがりの隣国の王子のキスにより蘇った。

これはその後のお話です。

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「お義母様」
「しっ、白雪?!生きていたのですか?」
「ええ。この王子様に助けていただきました。」
「くっ。…ここまでね。さあ、煮るなり焼くなり好きにするがいいわ。」
「…何もしません。」
「え?」
「だって、お義母様、私のことが嫌いだって、興味ないって仰っていたのに、知っていたのでしょう?私の大好物が#red#リンゴ#/red#だって。」

「…え?」

「私が絶対に食べるって、信じていたからリンゴを選んだんでしょう?私のこと、知ってくださっているじゃないですか。」

「っ!」

「お母様は、私のことを知ってくださっていた。でも私は、お母様の気持ちをわかっていなかった。…これからでも遅くない。お互いを知り合っていきませんか?」

一瞬、誰も声を発せずしんとする。

王子が続ける。

「僭越ながら、私も協力しましょう。まあ、私もお二人をもっと知りたいですし、この国のことももっと知らねばならない。」

「…良いのですか?私は、あなたを殺そうとしたのですよ?」

「何を言っているのですか?私は、勝手にリンゴを喉に詰まらせて死にそうになった、只のドジ娘ですよ。」

「白…雪…」

「お母様!」

涙を流しながら抱き合う二人。

ふと王子が言う。

「…美しさと言う主観的なものを、鏡ごときに判定させるなんて意味がないと思うのです。こんなものがあるから、お二人は争う事になったのですから、破壊させていただきますね」

「それもそうね。私は美しい、この子も美しい。私の中では私が一番であればいいのよね。」

「ソイヤァ!」

がしゃーん!

鏡は破壊され、何も映さなくなった。






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<世界で一番美しいのは、白雪姫とグリムヒルデ女王のと愛です…>
感謝の気持ち「5ブックマーク」
男はサイクリングをしていたが走行中にパンクをしてしまった。
自宅から遠く離れ、人気(ひとけ)のない道だったので途方に暮れていた。

そんな時に一台の車が通りかかるのが見えたので、男はすぐさまその車に駆け寄り、運転手に「お願いです、乗せてください!」と必死に頼んだ。その結果、男の自宅まで車で乗せてもらうことになった。

1時間後、男の自宅に到着。
男は「本当にありがとうございます」とお礼を言った。
すると運転手も「ありがとうな」と返した。

なぜ運転手は男にお礼を言ったのか?

15年08月14日 16:13
【ウミガメのスープ】 [マリーン]



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仕事が終わり帰宅するとテーブルの上に置手紙があった。

「さようなら」

妻と子供に逃げられたのだ。
もう生きる価値がない。自殺しよう。私が必要としていることは「死」だ。
私はすぐ自殺スポットで有名な場所に車を走らせた。
しばらく運転していると急に男が道に飛び出してきた。
急ブレーキを踏み、車を止めると、男は駆け寄ってきた。
そしてここから1時間かかる自宅まで乗せてほしいと頼んできた。
私はそれどころではないのに。しかし断れず男を家まで送ることにした。

1時間か…。運転中、私は人生を振り返ることにした。

楽しいこと、辛いことがあった。そしていろいろな人に支えられた。
私が死んだら皆、悲しんでくれるだろう。本当に申し訳ない。
しかし様々なことを考えるなかで一つの疑問が浮かんだ。

「本当に私は死ぬべきなのか」

とても苦しいがこの選択でいいのか。いいや、生きる価値はまだある。

私は生きる決断をした。

私が本当に必要としていたことは「死」ではなく心を落ち着かせる「時間」だったのだ。
もう少しで男の家に到着する。この男がいなければ私は今頃…。
車が家に到着した。そして私は男に感謝の気持ちを伝えた。

「ありがとうな」と。

壊れた時計の方程式「5ブックマーク」
日付が変わったころの深夜に発見された他殺死体。
そのかたわらには、#red#血に染まった置時計#/red#が壊れて転がっていた。

駆けつけた警察の見立てでは推定死亡時刻は2~3時間前であり、それは止まった置時計が示した時刻と合致した。

ならば犯行時刻は時計が示した時刻……と誰でも思うところだが、実はほぼ30分ずれていた事実が後になって判明した。

#red#しかしそれが判明したとき、捜査関係者は誰もそれを意外に思わなかったという。#/red#
いったいなぜか。

なお、犯行時刻に物音や様子を聞いたり見たりした証人がいたわけではない。
17年06月08日 23:02
【ウミガメのスープ】 [ゴトーレーベル]

初闇スープ。おつきあいいただきありがとうございました!いろいろ不手際申し訳ありませんでした!




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殺害現場は時計屋であり、被害者は店主であった。

周囲には#red#10時10分前後を指したまま止まった時計#/red#が所狭しと並んでおり、壊れた時計が指している時刻もまた同じであった。

これでは「壊れた時計だけが事件当時も動いていた」とは、最初から誰も考えなかったのは当然である。


まめちしき:
時計屋さんの時計や通販サイトの時計画像が10時10分前後を指しているのは、
・左右対称で美しいから。
・メーカーロゴが12時の下あたりにあることが多いから。
などの理由があるそうです。


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画像素材提供:
https://prcm.jp/album/gazou1ro1ro/pic/53777144
むかしのアダ名はチョーコくとう「5ブックマーク」
今日は待ちに待ったバレンタインデー。
この日カメオは、学校でクラスメイトからたくさんのチョコレートを貰う事ができた。

家に持ち帰って、ウキウキ気分でチョコの包みを開けたカメオ。

トリュフ、生チョコ、ハート型、フルーツ入りのもの・・・
もらったチョコレート達は一つ一つ工夫が凝らしてあり、誰のチョコから食べようか迷ってしまう程だ。

しかし、カメオはあることに気づく。
カメオが貰ったチョコレート達はその尽くが「割れている」か、あるいは「形が崩れている」のだ。

一見無事そうなものでも、複数入っているうちの数個が割られていたりと、かなりの徹底ぶりである。


どうしてこんなことになったのだろう?
16年04月27日 00:05
【ウミガメのスープ】 [ruxyo]



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クラス一のイケメン男子、カメヒコ。

カメオはクラスメイト(≠複数)のカメヒコが受け取ったたくさんのチョコレートを、
『処分』という名目で貰うのが毎年の恒例になっていた。


実はカメヒコは甘いお菓子が大の苦手なのだ。
しかし、優しいカメヒコは「毎年送ってくれる女子達に悪いから」と、苦手であることをなかなか言い出せずにいた。

わざわざ手作りしてくれたプレゼントを断るのも気が引けるし、かと言って、嫌いなものは食べたくない。
そこで、彼は『チョコを割って中身を確認し、あたかもチョコを食べたかのように振る舞う』という裏ワザを考え出したのだった。

「カメヒコくん、私のあげたチョコ・・・美味しかった?」
「うん、トリュフの中にキャラメルが入っていて、香ばしかったよ。でも、もっとビターな方が好きかな。」

「ねぇねぇ、私のはどうだった?」
「オレンジの風味が爽やかだったよ。でも、もっとビターな方が好きかな。」

「わ、私のは・・・?」
「うん、不思議な食感だったよ。でも、もっとビターな方が好きかな。(髪の毛入ってたよ)」

・・・とまぁこんなふうに。

チョコレートの感想を聞かれた時に困らないように、女の子たちの作ったチョコとその中身を記憶するという地味な努力。
その努力と気づかいが、来年のチョコレートとラブレターの数を更に増やすことになるだろう。死ね。


要約:
チョコ嫌いなカメヒコがチョコ食べたフリをするために割って中身を見てたから。
カメオはそのおこぼれをもらっただけ。ついでにいうとクラスメイトは複数じゃない。
クラスメイツだったら複数だった。おしい。