「マイナスから生まれるプラス」「5ブックマーク」
海亀製菓がラテチョコに使用されているチョコの量を減らしたところ、ラテチョコの売り上げが伸びたという。
代わりに何かを付加したわけではなく、値段もそのままなのだが、なぜ売り上げが伸びたのだろう?
代わりに何かを付加したわけではなく、値段もそのままなのだが、なぜ売り上げが伸びたのだろう?
17年02月28日 16:19
【ウミガメのスープ】 [ホルス]
【ウミガメのスープ】 [ホルス]
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ラテチョコは元々、細長いクッキー生地全体にチョコがコーティングしてあるものであったため、
「手に取って食べるとチョコが付いてしまうので何とかしてほしい。」
という要望が相次いだ。
そこで海亀製菓は、チョコを全体にコーティングするのではなく、先端から3分の2だけコーティングした結果、
「手に取って食べやすい!」
とたちまち評判になり、売り上げが伸びたのである。
「手に取って食べるとチョコが付いてしまうので何とかしてほしい。」
という要望が相次いだ。
そこで海亀製菓は、チョコを全体にコーティングするのではなく、先端から3分の2だけコーティングした結果、
「手に取って食べやすい!」
とたちまち評判になり、売り上げが伸びたのである。
「とかげのスープW」「5ブックマーク」
ある女が、知る人ぞ知るレストランで「とかげのスープ」を注文しました。
彼女はその「とかげのスープ」を美味しそうに飲み、シェフに聞きました。
「これは本当にとかげのスープですか?」
「はい……とかげのスープに間違いございません」
それを見ていた男は、絶対に美味しいと思っていた「とかげのスープ」を飲むことを諦めました。
何故でしょう?
彼女はその「とかげのスープ」を美味しそうに飲み、シェフに聞きました。
「これは本当にとかげのスープですか?」
「はい……とかげのスープに間違いございません」
それを見ていた男は、絶対に美味しいと思っていた「とかげのスープ」を飲むことを諦めました。
何故でしょう?
15年11月05日 21:27
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
スープおかわり!
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森の中のレストラン、というフレーズを聞いた瞬間、嫌な予感がした。
交通の便が悪く、近隣に他の建物もないせいか、知る人ぞ知るレストランと言われているその店は、メニューも変わっているのだとか。
ログハウス風のこじんまりした店の名は、「アルマジロトカゲ亭」。
注文する料理はもともと決まっていたらしく、女が席に着くとすぐにウエイターが湯気の立つ皿を運んできた。
「わー! これが例のスープですか!?」
女は甲高い声をあげる。ややオーバーリアクションではあるが、愛嬌のある笑顔に嘘はなさそうだ。運ばれてきた料理に目を輝かせ、ウエイターの説明を熱心に聞いている。
彼女は「例のスープ」と言っていた。この店で、そんな風に呼ばれるメニューはおそらく。
「見た目は普通のコンソメスープに見えますね……」
張り切った様子で、女は大げさにスプーンを構える。スープをすくいあげたスプーンを丁寧に目線の高さまで持ち上げ、そして、彼女は何の躊躇いもなくそれを口にした。
口に含んだ一口で、彼女の表情は更に和らぎ、美味しそうにほほ笑んだ。
これは、『不味い』かもしれない。
不安と焦りがあったが、女から目を離すことはできなかった。
彼女は傍に控えていたシェフに思わせぶりに視線を送り、シェフもそれに応えてすっと前に出る。
溜めに溜めてから、彼女は尋ねた。
「これは本当にとかげのスープですか?」
一拍置いて、シェフが頷く。
「はい……とかげのスープに間違いございません」
女はもう一度スープを掬い、黄金色の綺麗な液体を掲げた。
「『とかげのスープ』……これ、『美味しい』です! すごい、何これ、美味しい!」
相変わらず甲高い声のまま、優しい味がする、お肉は意外と柔らかい、など感想を呟きながら、スープを飲み続ける。
そこまで見て、男はがっかりして、ため息を吐いた。
「残念でしたねー……珍しいゲテモノ料理だと思ったんですが」
他にもあの女が『とかげのスープ』を飲むのを見た人間がいたらしく、ミーティングではすぐにその話になった。
「爬虫類は嫌いな人多いからなあ。ほんと良いネタだったんだけどなあ……」
悔しそうに嘆く声に、同調する声。
「まさか『とかげのスープ』がダブるとはね。他局のグルメ番組で先に使われちゃうとは……『アルマジロトカゲ亭』って聞いた瞬間凍りついたよ……」
「いや、むしろ撮影前にわかって良かったですよ。バラエティ番組の罰ゲームで芸人の僕が飲むスープを、グルメ番組で可愛い女性タレントに美味しそうに飲まれちゃったら、たまらないですからね……」
あの日から幾分立ち直った男がフォローする。
「確かに、放送しちゃってたらネットで叩かれるでしょうね」
「他の罰ゲーム考えなきゃなあ……」
「しかし、『とかげのスープ』を普通にグルメとして扱う番組があるとは……あのタレントも度胸があるというかなんというか……」
非常に珍しい、『とかげのスープ』を出すレストランを見つけたときは、番組スタッフ一同、これだと思った。
ゲテモノ料理は、バラエティ番組にとってありがたいネタである。タレントや芸人が、嫌がって叫び、泣き、顔をしかめながら無理に食べる映像は、よくある罰ゲームとして視聴者にウケるからだ。しかしながら、全く同じ料理を、可愛らしい女性タレントにグルメとして食べられてしまっては……どう考えても分が悪いのはこちらだろう。
『美味しい』ネタを諦めるしかなかった男は、『不味い』表情を浮かべて、ぼやく。
「そういえば、どんな味がするんだろうなあ、『とかげのスープ』……」
END
#b#男はバラエティ番組の罰ゲームで「とかげのスープ」を飲むことになっていたが、先に女がグルメ番組でその「とかげのスープ」を美味しそうに飲んでいたため、罰ゲームに使えなくなってしまったから。#/b#
交通の便が悪く、近隣に他の建物もないせいか、知る人ぞ知るレストランと言われているその店は、メニューも変わっているのだとか。
ログハウス風のこじんまりした店の名は、「アルマジロトカゲ亭」。
注文する料理はもともと決まっていたらしく、女が席に着くとすぐにウエイターが湯気の立つ皿を運んできた。
「わー! これが例のスープですか!?」
女は甲高い声をあげる。ややオーバーリアクションではあるが、愛嬌のある笑顔に嘘はなさそうだ。運ばれてきた料理に目を輝かせ、ウエイターの説明を熱心に聞いている。
彼女は「例のスープ」と言っていた。この店で、そんな風に呼ばれるメニューはおそらく。
「見た目は普通のコンソメスープに見えますね……」
張り切った様子で、女は大げさにスプーンを構える。スープをすくいあげたスプーンを丁寧に目線の高さまで持ち上げ、そして、彼女は何の躊躇いもなくそれを口にした。
口に含んだ一口で、彼女の表情は更に和らぎ、美味しそうにほほ笑んだ。
これは、『不味い』かもしれない。
不安と焦りがあったが、女から目を離すことはできなかった。
彼女は傍に控えていたシェフに思わせぶりに視線を送り、シェフもそれに応えてすっと前に出る。
溜めに溜めてから、彼女は尋ねた。
「これは本当にとかげのスープですか?」
一拍置いて、シェフが頷く。
「はい……とかげのスープに間違いございません」
女はもう一度スープを掬い、黄金色の綺麗な液体を掲げた。
「『とかげのスープ』……これ、『美味しい』です! すごい、何これ、美味しい!」
相変わらず甲高い声のまま、優しい味がする、お肉は意外と柔らかい、など感想を呟きながら、スープを飲み続ける。
そこまで見て、男はがっかりして、ため息を吐いた。
「残念でしたねー……珍しいゲテモノ料理だと思ったんですが」
他にもあの女が『とかげのスープ』を飲むのを見た人間がいたらしく、ミーティングではすぐにその話になった。
「爬虫類は嫌いな人多いからなあ。ほんと良いネタだったんだけどなあ……」
悔しそうに嘆く声に、同調する声。
「まさか『とかげのスープ』がダブるとはね。他局のグルメ番組で先に使われちゃうとは……『アルマジロトカゲ亭』って聞いた瞬間凍りついたよ……」
「いや、むしろ撮影前にわかって良かったですよ。バラエティ番組の罰ゲームで芸人の僕が飲むスープを、グルメ番組で可愛い女性タレントに美味しそうに飲まれちゃったら、たまらないですからね……」
あの日から幾分立ち直った男がフォローする。
「確かに、放送しちゃってたらネットで叩かれるでしょうね」
「他の罰ゲーム考えなきゃなあ……」
「しかし、『とかげのスープ』を普通にグルメとして扱う番組があるとは……あのタレントも度胸があるというかなんというか……」
非常に珍しい、『とかげのスープ』を出すレストランを見つけたときは、番組スタッフ一同、これだと思った。
ゲテモノ料理は、バラエティ番組にとってありがたいネタである。タレントや芸人が、嫌がって叫び、泣き、顔をしかめながら無理に食べる映像は、よくある罰ゲームとして視聴者にウケるからだ。しかしながら、全く同じ料理を、可愛らしい女性タレントにグルメとして食べられてしまっては……どう考えても分が悪いのはこちらだろう。
『美味しい』ネタを諦めるしかなかった男は、『不味い』表情を浮かべて、ぼやく。
「そういえば、どんな味がするんだろうなあ、『とかげのスープ』……」
END
#b#男はバラエティ番組の罰ゲームで「とかげのスープ」を飲むことになっていたが、先に女がグルメ番組でその「とかげのスープ」を美味しそうに飲んでいたため、罰ゲームに使えなくなってしまったから。#/b#
「できそこないの冒険譚」「5ブックマーク」
冒険家クロコは、「ついに私は人類初となるワニワニ山登頂に成功した」と発表した。
記録ビデオにはっきりクロコが登頂を果たす様子が映っていたので、彼女を応援していた人々は、「クロコの発表は嘘だ。嘘じゃないのならガッカリだ」と落胆した。
どういうことだろう?
記録ビデオにはっきりクロコが登頂を果たす様子が映っていたので、彼女を応援していた人々は、「クロコの発表は嘘だ。嘘じゃないのならガッカリだ」と落胆した。
どういうことだろう?
15年07月19日 13:29
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
アウトドアスープ
解説を見る
冒険家クロコは、女性ながら数々の危険に挑戦してきた、今流行りの「美人すぎる冒険家」である。
たくさんのファンに応援されており、冒険から帰ってくると各種メディアに引っ張りダコだ。
今回の冒険も、本当に成功したのであれば人類初登頂という快挙であるため、もちろん注目されていた。
一方で、「そんな危険な冒険が、本当に女性にできたのか?」と半信半疑な人々も多かった。
そんな疑いがかかることを想定していたクロコは、登山の全行程をビデオに撮影していたのだ。そうすればクロコが確かに登頂したという証拠になる。しかも、「美人すぎる冒険家」の映像はメディアにも大ウケだろう。
クロコは妥協を許さない――冒険にも、映像にもだ。彼女が実際にどんな苦難を乗り越えていくかをリアルにかつ美しく伝えるため、クロコの冒険にはプロの取材班が同行していた。
登頂成功という発表とともに、クロコは撮影した記録ビデオも公開した。
すぐに特番で、それらの映像を編集したドキュメンタリーが流された。
『蛇です……! これは大きいですね、人間一人くらい丸のみできるでしょう』
『今、崖崩れがすぐそこで起こって、ここも危ないです! 逃げます! 最低限の荷物だけ持って! ○×▲※……!?』
『現地の村人に歓迎していただきました。これはこの村のごちそうだそうです。蜥蜴のステーキかな?』
記録ビデオの中で、クロコはレポーターさながらに、珍しい動植物や文化を紹介していく。危険が襲いかかるリアルな冒険に、美しい冒険家が立ち向かう絵に、人々は釘づけになった。彼女の冒険譚を訝しげに聞いていた人々もいつしか彼女の努力に心を打たれ、誰もがクロコの冒険を称え始めていた。
最後のシーンを、見るまでは。
『ついに……ここが、ゴールですね……』
汗や泥にまみれ、息も絶え絶えのクロコが、それでも目的地を目指して前へ前へと進み続ける。薄汚れていても、彼女は美しかった。
『ここに到達できた冒険家は、これまで誰もいません。私が、初めてということに、なります』
息も途切れ途切れに語るクロコの顔が、正面からアップになる。
『あそこです、あそこがこの山の頂上……!』
最後の最後に立ちはだかったロッククライミングのシーンは、下からクロコがこちらに向かって這いあがってくる様子がよくわかり、臨場感あふれる絵になっていた。
感動的な場面だ。
感動的な場面になる、はずだった。
「ん? これおかしくないか?」
「どうしたの?」
「これさ、頂上を目指してるクロコの顔が、ばっちり映ってるよね」
「うん、だから替え玉とかじゃなく、本当にクロコがちゃんとここまで登ってきたってことだよね!」
「そりゃそうだけど……撮影してるカメラの方が、先に頂上登ってるよね」
「……確かに」
「それって……クロコが初登頂って言えるの?」
「えーと……一旦クロコが登ってから、このシーン撮り直してるとか……」
「それはそれで幻滅だろ」
この映像が本当に証拠となる記録ビデオなら、クロコより先にカメラマンが初登頂を果たしているので、「ついに私は人類初となるワニワニ山登頂に成功した」というクロコの発表は嘘である。
もし発表が嘘でないのなら、この映像はメディアのために撮り直したもの――すなわち完全にヤラセであるということになる。
いずれにせよ、記録ビデオとしての役割よりも効果的な映像を優先してしまったクロコに対し、彼女を応援していた人々は心底落胆した。
せっかくの偉大な業績にも関わらず、できそこないの冒険譚になってしまったことは、言うまでもない。
END
#b#クロコが目的地に到達するシーンは、彼女を上から見下ろすように撮られていた。つまり「クロコではなく撮影しているカメラマンが初登頂」となるので発表は嘘である。嘘でないなら「映像は初登頂後に撮り直したヤラセ」であるため、ガッカリである。#/b#
たくさんのファンに応援されており、冒険から帰ってくると各種メディアに引っ張りダコだ。
今回の冒険も、本当に成功したのであれば人類初登頂という快挙であるため、もちろん注目されていた。
一方で、「そんな危険な冒険が、本当に女性にできたのか?」と半信半疑な人々も多かった。
そんな疑いがかかることを想定していたクロコは、登山の全行程をビデオに撮影していたのだ。そうすればクロコが確かに登頂したという証拠になる。しかも、「美人すぎる冒険家」の映像はメディアにも大ウケだろう。
クロコは妥協を許さない――冒険にも、映像にもだ。彼女が実際にどんな苦難を乗り越えていくかをリアルにかつ美しく伝えるため、クロコの冒険にはプロの取材班が同行していた。
登頂成功という発表とともに、クロコは撮影した記録ビデオも公開した。
すぐに特番で、それらの映像を編集したドキュメンタリーが流された。
『蛇です……! これは大きいですね、人間一人くらい丸のみできるでしょう』
『今、崖崩れがすぐそこで起こって、ここも危ないです! 逃げます! 最低限の荷物だけ持って! ○×▲※……!?』
『現地の村人に歓迎していただきました。これはこの村のごちそうだそうです。蜥蜴のステーキかな?』
記録ビデオの中で、クロコはレポーターさながらに、珍しい動植物や文化を紹介していく。危険が襲いかかるリアルな冒険に、美しい冒険家が立ち向かう絵に、人々は釘づけになった。彼女の冒険譚を訝しげに聞いていた人々もいつしか彼女の努力に心を打たれ、誰もがクロコの冒険を称え始めていた。
最後のシーンを、見るまでは。
『ついに……ここが、ゴールですね……』
汗や泥にまみれ、息も絶え絶えのクロコが、それでも目的地を目指して前へ前へと進み続ける。薄汚れていても、彼女は美しかった。
『ここに到達できた冒険家は、これまで誰もいません。私が、初めてということに、なります』
息も途切れ途切れに語るクロコの顔が、正面からアップになる。
『あそこです、あそこがこの山の頂上……!』
最後の最後に立ちはだかったロッククライミングのシーンは、下からクロコがこちらに向かって這いあがってくる様子がよくわかり、臨場感あふれる絵になっていた。
感動的な場面だ。
感動的な場面になる、はずだった。
「ん? これおかしくないか?」
「どうしたの?」
「これさ、頂上を目指してるクロコの顔が、ばっちり映ってるよね」
「うん、だから替え玉とかじゃなく、本当にクロコがちゃんとここまで登ってきたってことだよね!」
「そりゃそうだけど……撮影してるカメラの方が、先に頂上登ってるよね」
「……確かに」
「それって……クロコが初登頂って言えるの?」
「えーと……一旦クロコが登ってから、このシーン撮り直してるとか……」
「それはそれで幻滅だろ」
この映像が本当に証拠となる記録ビデオなら、クロコより先にカメラマンが初登頂を果たしているので、「ついに私は人類初となるワニワニ山登頂に成功した」というクロコの発表は嘘である。
もし発表が嘘でないのなら、この映像はメディアのために撮り直したもの――すなわち完全にヤラセであるということになる。
いずれにせよ、記録ビデオとしての役割よりも効果的な映像を優先してしまったクロコに対し、彼女を応援していた人々は心底落胆した。
せっかくの偉大な業績にも関わらず、できそこないの冒険譚になってしまったことは、言うまでもない。
END
#b#クロコが目的地に到達するシーンは、彼女を上から見下ろすように撮られていた。つまり「クロコではなく撮影しているカメラマンが初登頂」となるので発表は嘘である。嘘でないなら「映像は初登頂後に撮り直したヤラセ」であるため、ガッカリである。#/b#
「お酒は二十歳になってから」「5ブックマーク」
たまにはオシャレなお酒を飲もうと、BAR LATEthinkにやってきたOL・とかげさん。
出されたカクテルはどれも可愛らしい見た目で美味しいものばかり、マスターは粋でカッコいい、もう大満足! とかげさんは、早速その日のうちに、自分のブログ「とかげのしっぽ」にBAR LATEthinkの記事を投稿した。
すると、知らない人から「その記事をすぐに削除してください」とメッセージが送られてきたのだ。
なんで削除しなきゃいけないの?
*ツォンさん、BAR LATEthinkの使用許可、ありがとうございました!
出されたカクテルはどれも可愛らしい見た目で美味しいものばかり、マスターは粋でカッコいい、もう大満足! とかげさんは、早速その日のうちに、自分のブログ「とかげのしっぽ」にBAR LATEthinkの記事を投稿した。
すると、知らない人から「その記事をすぐに削除してください」とメッセージが送られてきたのだ。
なんで削除しなきゃいけないの?
*ツォンさん、BAR LATEthinkの使用許可、ありがとうございました!
15年02月02日 20:02
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
【ウミガメのスープ】 [とかげ]
BAR LATEthinkスープ
解説を見る
とかげさんが運営する「とかげのしっぽ」は、センスが良いと評判の、そこそこ人気のあるブログ。
#b#メッセージの送り主は、そのブログを「自分が書いている」と嘘をついて周囲に自慢していた未成年者だったので、削除依頼をした#/b#のだった。
え? とかげさんはその後どうしたって?
はっきりブログに書くのも、他の読者の手前やりにくい……とマスターに愚痴をこぼしたら、「こちらの写真を載せてみては?」と薄紫色の綺麗なカクテルを差し出された。
マスターに言われた通り、ブログにそのカクテル――ブルームーンの写真を載せ、「お酒の記事を削除して欲しいという方がいらっしゃいました。でもすみません、BAR LATEthinkが気に入っちゃったので……」とだけ投稿した。
ブルームーン……意味は、「出来ない相談」。
控えめな文章とは裏腹に、はっきりお断りという意志をカクテルで示した記事に、カクテル好きが食い付き、「とかげのしっぽ」は更に人気を高めることになったそうだ。
この一件から、とかげさんのブログは前よりもお酒の話――特に、BAR LATEthinkの話題が多くなったとか。
END
#b#メッセージの送り主は、そのブログを「自分が書いている」と嘘をついて周囲に自慢していた未成年者だったので、削除依頼をした#/b#のだった。
え? とかげさんはその後どうしたって?
はっきりブログに書くのも、他の読者の手前やりにくい……とマスターに愚痴をこぼしたら、「こちらの写真を載せてみては?」と薄紫色の綺麗なカクテルを差し出された。
マスターに言われた通り、ブログにそのカクテル――ブルームーンの写真を載せ、「お酒の記事を削除して欲しいという方がいらっしゃいました。でもすみません、BAR LATEthinkが気に入っちゃったので……」とだけ投稿した。
ブルームーン……意味は、「出来ない相談」。
控えめな文章とは裏腹に、はっきりお断りという意志をカクテルで示した記事に、カクテル好きが食い付き、「とかげのしっぽ」は更に人気を高めることになったそうだ。
この一件から、とかげさんのブログは前よりもお酒の話――特に、BAR LATEthinkの話題が多くなったとか。
END
「月がある空」「5ブックマーク」
女は「夜空を見ると良い」と言われ、「それではほとんど意味がない」と思った。
一体どういうことか。
一体どういうことか。
17年02月16日 00:05
【ウミガメのスープ】 [yuch]
【ウミガメのスープ】 [yuch]
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朝、テレビの星座占いで「夜空を見ると良い」とアドバイスされた女。
「一日が終わりかけの夜になってツキをあげても、ほとんど意味ないじゃん」
そう思いながらも、ちゃっかり夜には空を見上げたのだった。
「一日が終わりかけの夜になってツキをあげても、ほとんど意味ないじゃん」
そう思いながらも、ちゃっかり夜には空を見上げたのだった。